◆19世紀から20世紀初頭にかけてのオランダ作曲家によるフルート協奏曲集。知られざるレパートリーを名手の演奏で聴ける貴重な記録です。
◆元々はNM Classicsレーベルが制作して2001年に発売していたもので、発売当時、グラモフォン誌などのレビューでは、ジャック・ゾーンの演奏について「驚くべき技巧と、木製フルートならではの温かく柔らかな音色が、これらのロマン派作品に完璧にマッチしている」と評されていただけに、今回のライセンス発売は歓迎されるところです。
【収録作品】
◆フェルヘイ:フルート協奏曲 第1番 Op.43(1898):19世紀末の作品ですが古典的な形式とハーモニーを重んじた作風。第3楽章にはフェルヘイが好んだ「ジプシー風」のスタイルが取り入れられています。
◆ヴィルムス:フルートと管弦楽のためのコンチェルティーノ(c.1814):古典派とロマン派の境界に位置する作品で、ベートーヴェンのような力強さが随所に感じられます。ヴィルムス自身も優れたフルート奏者であったため、技巧的な心地よさも備わっています。
◆クーネン:フルートと管弦楽のためのノクターン:メンデルスゾーン風なところもある雰囲気豊かな楽曲。ベッリーニの世界に通じる要素もあり、クーネンがオペラやバレエの作曲家でもあったことを思い起こさせます。
◆フェルヘイ:フルート協奏曲 第2番 Op.57(c.1905):第1番とは7年違いですが、作風はより重厚で緊密なものとなり管弦楽パートもさらに充実しています。
【演奏者】
◆ジャック・ゾーン(フルート): 世界的に有名なオランダの名手。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団やボストン交響楽団の首席奏者を歴任。モダンなベーム式システムの木製フルートを使用して独特の音色を追求していることでも知られています。
◆オランダ放送室内管弦楽団:オランダの公共放送(NOS)に属していた室内オーケストラ。バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、多くの録音を残しましたが、後の組織改編により現在はオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団などに統合されています。
◆ティエリー・フィッシャー:スイス出身の指揮者。元々はフルート奏者としてキャリアをスタートさせ、クラウディオ・アバド率いるヨーロッパ室内管弦楽団の首席奏者を務めていました。現在は指揮者として国際的に活躍。
【録音】
◆1999年、オランダ、ユトレヒトのムジークセントルム・フレーデンブルフと、ヒルフェルスムのオランダ放送音楽センター、スタジオ MCO1(ヴィルムスのみ)で収録。
詳細は商品ページをご覧ください。