BRILLIANT CLASSICS


14件中 1-14件を表示
50件 100件 200件
※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

チェックした商品をまとめて

  • プロやマニアが称える個性派巨匠フィオレンティーノの世界

    フィオレンティーノ・ザ・レガシー(26CD)
    セルジオ・フィオレンティーノ(ピアノ)

    ピアノ作品集

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥12,870
    会員価格 (税込)
    ¥10,190
    発売日
    2025年05月31日
    まとめ買い価格(税込)
    ¥10,190

    若い頃にすでにミケランジェリに称えられていたフィオレンティーノは、1954年に不幸な飛行機事故に見舞われ、キャリアが大幅に損なわれてしまいます。しかし、フィオレンティーノの演奏に惚れ込んだエルンスト・A・ルンペの努力により、過去の音源発掘だけでなく、演奏会まで実現できるようになり、晩年になってさらに凄みを増していたその至芸を良い音で収録できたのは朗報でした。
     このセットはPiano Classicsから発売されていた「ベルリン録音集(10CD)」、「リスト録音集(6CD)」、「ラフマニノフ録音集(1CD)」、「初期録音集(10CD)」をまとめたもので、手軽にフィオレンティーノの演奏に接することが可能です。
     ブックレット(英語・16ページ)には、エルンスト・A・ルンペと、指揮者で音楽学者のクリストフ・シュリューレン、ピアニストのオッターヴィア・マリア・マチェラティーニによる解説などが掲載。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • 聖歌とオルガンのハイブリッドな美を優秀録音で堪能

    ファゾーロ:ミサ曲と聖歌集(3CD)
    フェデリコ・デル・ソルド(オルガン)、ノヴァ・スコラ・グレゴリアーナ・ヴェローナ

    親しみやすく美しい音楽により、宗教音楽好きには名を知られているバロック初期の作曲家ファゾーロの作品は、当時のカトリック教会で重視されていたオルガンの姿をわかりやすく伝えてくれるものです。
     ここでは4人の歌手による柔らかくピュアな歌唱と、表情豊かなオルガンの組み合わせにより、教会暦の年間行事曲を心地良い雰囲気で描き出しています。
     ブックレット(英語・12ページ)には、オルガンのフェデリコ・デル・ソルドによる解説などが掲載。

    ジョヴァンニ・バッティスタ・ファゾーロ
    ファゾーロは、1598年頃、北イタリアのトリノ近郊に誕生。修道士としてオルガンと作曲を学んだのち、29歳頃からローマの十二使徒教会で暮らし始め、ナポリでは若きシチリア貴族モンカダ公の知己を得て、このCDに収録されているOp.8の作品集を出版して献呈。51歳頃にはそのモンカダ公に同行して温暖なシチリア王国パレルモに移り住み、アッシジの聖フランチェスコ教会で暮らしながらモンレアーレ大聖堂の聖歌隊指揮者としても活動した人物。
     なお、ファゾーロが長く暮らしたシチリアでは、スペイン統治の影響もあってか、母音で挟まれた「S」が現在でも清音になるため、当時もファソーロと発音されていた可能性がありますが、このCDの収録作品はシチリア渡航以前に作曲されているのでファゾーロと表記しておきます。

    ミサ曲と聖歌集
    1630年代に作曲されたと推測されている曲集。推測の根拠として、教皇ウルバヌス8世(数十人が熱病に倒れ8人が死亡したコンクラーヴェで選出されたことで有名)の改革のことや、印刷地ヴェネツィアでのペストの流行のことなどが、オルガン奏者で指揮者、音楽学者のフェデリコ・デル・ソルドによりブックレット(英文・12ページ)で解説されています。

    演奏
    演奏はフェデリコ・デル・ソルドと、ヴェローナの「ノヴァ・スコラ・グレゴリアーナ」によるもので、指揮はグレゴリオ聖歌とアンブロジオ聖歌研究と指揮の大御所で、ヴェローナ大聖堂で60年働いているアルベルト・トゥルコ。

    録音
    録音会場にはヴェローナ大聖堂が選ばれています。この大聖堂は建物幅29.2メートル、長さ72.8メートルとほどよい大きさで音響も濁りの無い響きで優秀。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • ブックレットには各曲の解説も掲載

    ブクステフーデ:室内楽曲全集(3CD)
    アンサンブル・ファンタスティクス

    17枚組セットで発売されているものと同じ音源です。バッハやヘンデルに大きな影響を与えたブクステフーデはオルガン音楽で有名ですが、実際にはチェンバロも室内楽も声楽も得意で、それぞれの分野に優れた作品を遺しています。
     長く教会音楽家として活動していたため、室内楽に本格的に取り組むのは晩年になってからですが、そのため、どの作品も充実しており、バッハのブランデンブルク協奏曲への影響を感じさせる部分があったりするのも楽しく、出版までおこなったのも納得の仕上がりです。
     演奏はおなじみのチェンバロの巨人、ベルダーが結成した「アンサンブル・ファンタスティクス」によるもので、木村理恵(バロック・ヴァイオリン)、ロバート・スミス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、フレッド・ヤコブス(リュート)、上田朝子(テオルボ)、エリーセ・デュポン(バロック・ヴァイオリン)、ジュリオ・クイリチ(テオルボ)、チュンイェン・ヤン(楊 竣元)(コントラバス)が参加しています。
     ブックレット(英語・26ページ)には、チェンバロ奏者で音楽学者のジョン・バクセンデールによる詳細な解説などが掲載。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • 知られざるバロック作曲家の世俗声楽曲集

    マッツァフェッラータ:カンツォネッタとカンタータ集 Op.3より
    コロンボ、コルテ−ゼ、フマガッリ、フェッラリーニ、ボルジョーニ、ラ・ギルランダ・モージカレ

    バロック作曲家、マッツァフェッラータによる「カンツォネッタとカンタータ集 Op.3」全11曲から6曲を選んだアルバム。マッツァフェッラータはサヴォイア公国のヴェルチェッリ大聖堂で楽長を5年間務めていましたが、その後は教皇領フェラーラの有名な音楽家職能団体「アカデミア・デッラ・モルテ」で亡くなるまで16年間楽長を務めていました。
     作品の出版は主にフェラーラ時代におこなわれており、多くの作品が再出版されていたことから一定の需要があったと考えられます。このCDの収録曲も、1668年に教皇領ボローニャで出版されたのち、1675年と1680年の2回に渡って再印刷されているので、ヨーロッパ各地に出回っていた可能性もあります。実際、同時代の作曲家マウリツィオ・カッツァーティも1660年代にボローニャで印刷して各地に発送していましたし。
     面白いのは「ああ、希望よ、私はあなたに何をしたのか」の中の旋律(トラック5の1分26秒から約1分間)が、45年後の1713年にバッハがヴァイマールで作曲したカンタータ第21番「わが心に憂い多かりき」に登場することです。第9曲コラールで、マッツァフェッラータの旋律と、ゲオルク・ノイマルク(1621-1681)のコラール旋律が組み合わされているのです。バッハの仕えたヨハン・エルンスト王子はアムステルダムで楽譜を大量に収集していたので、その中に含まれていたのかもしれません。
     ブックレット(英語&イタリア語・16ページ)には、ポーランドの作曲家、音楽理論家、人文科学博士パヴェウ・スチェレツキによる解説などが掲載。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • フランス・バロック後期の華麗で堂々とした作品集

    シャルル・ドゥ・マルス:クラヴサン曲集
    シモーネ・ピエリーニ(チェンバロ)

    フランス・バロック後期の作曲家、シャルル・ドゥ・マルス(1702-1774)は、ブルターニュ随一のヴァンヌ大聖堂(建物全長110メートル、礼拝堂×10)で、オルガン奏者を46年間に渡って務めた人物。ときおり外部でも仕事をしており、1735年にはこのCDに収録されたクラヴサン曲集をパリで出版しています。作風はバロック後期の華麗さと厚い音が印象的なもので、堂々と押し出しの良いサウンドが作曲家の自信をあらわしているかのようです。
     演奏は初期鍵盤楽器音楽の研究・演奏に積極的に取り組むシモーネ・ピエリーニ。使用楽器はジューリオ・フラティーニが2014年に製作したミートケ・モデルで、ピッチはA=392Hz。今回も切れの良い技巧により、作品の可能性を表現力豊かに引き出す一方で、ブックレット(英文・8ページ)の解説もおこなうなど最良の紹介手腕を披露しています。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • モリコーネと親しかったギタリストの作品集

    ブルーノ・バッティスティ・ダマーリオ: ギター作品集
    アドリアーノ・セバスティアーニ(ギター)

    Bruno Battisti D'amario

    価格 (税込)
    ¥2,200
    会員価格 (税込)
    ¥1,540
    発売日
    2025年05月31日

    販売終了

    ローマの音楽一家に生まれたギタリスト兼作曲家のブルーノ・バッティスティ・ダマーリオは、サンタ・チェチーリア国立音楽院で学んだのち、1960年にエンニオ・モリコーネと出会い、彼の映画のサウンドトラックでリード・ギター奏者(クラシックおよびエレクトリック)として、数多くのコラボレーションに参加することになります。また、モリコーネから作曲のレッスンも受け、20年以上にわたって強固な協力関係を築いてもいました。
     ギタリストのアドリアーノ・セバスティアーニは、1986年にブルーノ・バッティスティ・ダマリーオと出会い、ナポリで5年間彼のもとで学んでいます。
     このアルバム制作のアイデアは、2022年9月にダマーリオがセバスティアーニに、彼のためにソロ・ギターのための新作「コントラスツ」を献呈したと知らせたときに生まれており、以後、作曲家との綿密な作業を経て、ダマーリオのソロ・ギター作品レコーディング・プロジェクトが実現。
     ブックレット(英語・8ページ)には、演奏のセバスティアーニによる解説などが掲載。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • トランペットとシンフォニック・オルガンの饗宴

    ジャン・ラングレー:トランペットとオルガンのための作品全集
    ベルナール(トランペット)、マッツォレッティ(オルガン)

    20世紀フランスの作曲家でオルガン奏者のジャン・ラングレー(1907-1991)の作風は、半世紀以上も教会オルガニストとして在職したこともあって、基本的には親しみやすいものです。戦後は新古典主義、1960年代にはセリー主義など、同時代作曲界のイディオムを多少なりとも取り込む進取の姿勢が反映されているものもあり、時には驚くような音が聴こえてきたりして変化もあります。
     アルバムの冒頭と最後を飾るのは壮大なスケールで建築的なフォルムを持つ「トランペットのためのソナチネ」と「トランペットのための小品」。その間に挟まれる「7つのコラール」ではトランペットがプロテスタント・コラールの主題を、オルガンが和声と対位法の変化を担い、「9つの小品」では、親しみやすい旋律をトランペットとオルガンが奏でています。
     演奏はフランスのトランペット奏者ベルナールと、イタリアのオルガン奏者マッツォレッティによるもので、スイスのヴォー州グランにある聖パウロ・プロテスタント教会でレコーディングをおこなっています。録音に使用したのはシンフォニック・オルガンのブロンディーノ・ヴェジェッツィ・ボッシ・オルガンです。
     ブックレット(英語・12ページ)には、演奏者のマッツォレッティによる解説などが掲載。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • ショスタコーヴィチは原詩のイタリア語に戻しての歌唱!

    ショスタコーヴィチ、ブリテン:ミケランジェロ歌曲集
    パラッツィ(バス)、ミルホーファー(テノール)、スコラストラ(ピアノ)

    絵画・彫刻・建築で活躍したフィレンツェの天才、ミケランジェロ・ブオナローティ(1475-1564)は詩人でもあり、約300のソネットやマドリガーレを遺しています。作品にはさまざまな感情やできごと、風刺、抗議、愚痴、下ネタから宗教的なものまでさまざまなことが描かれていて、親しい人とのやり取りに使われたほか、詩人同士のソネット交換も多かったようです。
     それら韻文作品は作曲家の創作意欲もかき立てるようになり、同時代から現代まで数多くの作品が書かれていますが、ここではショスタコーヴィチとブリテンによる作品を収録。
     歌はブリテン作品が、イギリス人テノールのマーク・ミルホーファーで、ショスタコーヴィチ作品がイタリア人バス歌手のミルコ・パラッツィ。ショスタコーヴィチでは、エフロスによるロシア語翻訳を原語のイタリア語に戻してリズムを調整して歌っています。  ブックレット(英語・8ページ)には、音楽評論家のサンドラ・カッペレットによる解説などが掲載。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • 20世紀の聴きやすいフルート作品を収録

    もうひとつの20世紀 1903-1986
    ジャン=ルーカ・ペトルッチ(フルート)、パオラ・ピーザ(ピアノ)

    近年は20世紀作品の見直しが進み、さまざまな作風の作品が受け入れられるようになったのは喜ばしいことです。このアルバムでは聴きやすい作品が選ばれ、フルート本来の美しい音を素直に楽しめる作品が多数収録されています。
     ブックレット(英語・8ページ)には、ペトルッチによる解説などが掲載。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • ロマン派の個性的ファゴット名曲を4曲収録!

    ファゴットとピアノのためのロマン派音楽
    パオロ・カルリーニ(ファゴット)、ファブリツィオ・ダッテリ(ピアノ)

    ロマン派の時代はファゴットの出番が増え、その独特の表情を生かした味のある作品が書かれるようになります。
     33歳で結核により亡くなったフランスのジュール・ドゥメルスマンはフルートの天才でしたが、「序奏とポロネーズ」は、ファゴットを芝居っ気たっぷりに登場させたりおもしろい内容です。
     20世紀最初のトーマスカントルだったグスタフ・シュレックは、シューマンの幻想小曲集 Op.73が好きすぎてファゴット・ソナタをオマージュ作品にしてしまっています。
     アントワーヌレイシャ(アントン・ライヒャ)のファゴット・ソナタは、パリ音楽院時代に作曲しながらなぜか未出版だった「デュオ」を、音楽学者のレーバーマンが「ソナタ」として世に問い直したもの。
     イグナーツ・モシェレスの「協奏的大ソナタ」は、初版楽譜は「ソナタ」なのに、ブライトコップ&ヘルテルでは「デュオ」に変えられているなどなかなかカオスな状況ですが、曲は非常に表情豊かな傑作です。
     以上、ここでは聴いて心地よい作品ばかり4曲を集めており、イタリアの演奏家による旋律線の克明な演奏で作品の魅力を細部まで楽しむことができます。
     ブックレット(英語・8ページ)には、音楽学者のレンツォ・クレスティによる解説などが掲載。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • ヴァイオリン・ソナタ、チェロ・ソナタ、管楽器ソナタほかを高度な演奏で

    サン=サーンス:ソナタ全集
    トルトレッリ、ファヴァレッサ、サンタ・チェチーリア・ローマ・アカデミア・ソリスト、ほか

    サン=サーンスの天才ぶりがよく示されているのが各楽器のために書かれたソナタ集です。サン=サーンスは86歳で亡くなるまで現役で作曲も演奏もおこなっており、このソナタ集に収録されているオーボエ・ソナタ、クラリネット・ソナタ、ファゴット・ソナタはどれも85歳のときの作品ですが、豊富な楽想と多様な形式のアイデアが変化に富む音楽を生み出し、現在でも管楽器界隈で人気があります。
     2曲のヴァイオリン・ソナタ、2曲のチェロ・ソナタも多彩な要素を盛り込んで「ソナタ」という伝統的な形式に変化をもたらしています。
     組み合わせの「ヴァイオリンとピアノのための子守唄」、「ヴァイオリンとピアノのためのトリプティーク(三幅画)」、「ホルンとピアノのためのロマンス」、「フルートとピアノのためのロマンス」、「フルート、オーボエ、クラリネット、ピアノのためのデンマークとロシアの歌によるカプリース」は、それぞれ工夫が凝らされた曲調で、サン=サーンスの発想の豊かさが証明されています。
     こうしたサン=サーンスの魅力は、いわゆる「雰囲気系」のぼんやりした演奏や録音では伝わりにくいので、このセットのような、はっきりくっきり系の演奏&録音で聴くと面白さも増す印象です。
     ブックレットには単売時の英文解説が掲載(12ページ)。ヴァイオリン・ソナタ集は、現在、大阪からDa Vinci Classicsレーベルを運営する音楽学者のエドモンド・フィリッピーニ、チェロ・ソナタ集はピアノ演奏者のマリア・セメラーロ、管楽器ソナタ集はピアノ演奏者の蒔田朱音がそれぞれ執筆しています。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • ピアノ・ミニマリズムの傑作をLP化

    マックス・リヒター:ソロ・ピアノ・ミュージック
    イェローン・ファン・フェーン(ピアノ)

    マックス・リヒターは、アンビエントやミニマリズムのインストゥルメンタル・バリエーションで最も成功した作曲家の一人です。1966年に西ドイツのハーメルンに生まれ、イギリスのベッドフォードで育ち、エディンバラ大学と英国王立音楽院でピアノと作曲を学んだ後、フィレンツェでルチアーノ・ベリオに作曲を師事。
     このソロ・ピアノ曲集はピアノ・ミニマリズムの巨匠、イェローン・ファン・フェーンによるマックス・リヒター作品のLPトランスファーを聴くことができます。リヒターの柔らかな美しさはLPという媒体によって補完され、穏やかでムーディーな雰囲気を与えています。


    詳細は商品ページをご覧ください。

  • バーバリズムも印象主義も盛り込まれた親しみやすい音楽

    ジャン・フランチェスコ・マリピエロ:ピアノ作品集
    アレッサンドロ・リッカルディ(ピアノ)

    20世紀イタリアの作曲家で音楽学者の、ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882-1973)は、父の仕事の都合で子供の頃からウィーンやベルリン、パリとイタリアを行き来しながら生活し、ブゾーニやカゼッラ、ラヴェル、ダンヌンツィオらとも交流、1909年に「エレクトラ」初演、1913年に「春の祭典」初演を見て刺激を受けてもいました。一方でマリピエロはモンテヴェルディなどイタリア古楽の手稿譜研究により古い旋法にも通じていたので、当時の彼が書いたピアノ曲は、ドビュッシーやラヴェル、カゼッラ、ストラヴィンスキー、スクリャービンなどに連なる迫力も美しさも兼ね備えながらも独自の雰囲気を醸し出すものとなっており、しかも楽想も豊富なため聴き応えがあります。
     マリピエロ家は、祖父フランチェスコ(1824-1887)がオペラ作曲家、父ルイージ(1853?1918)が指揮者でピアニスト、弟リッカルド(1886-1975)がチェロ奏者、甥(弟リッカルドの子。同名)のリッカルド(1914-2003)が作曲家、ピアニストという音楽家の血筋。
     このCDには、1905年から1920年に作曲されたマリピエロ23歳から38歳にかけての作品を収録。イタリアのピアニスト、アレッサンドロ・リッカルディは、マリピエロ没後50周年記念レクチャー・コンサートを2023年にマリピエロゆかりの地アーゾロでおこなっており、ここでの演奏はその翌年に収録されたものです。
     装丁はデジパック仕様で、差し込みブックレット(英語・12ページ)には、音楽学者フェデリコ・フォグリッツォによる各作品の解説などが掲載。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • スカルラッティ、ソレールを継承するスペイン鍵盤楽曲の精華

    ネーブラ: ピアノ作品全集 (3CD)
    ペドロ・ピケロ(ピアノ)

    18世紀スペインの作曲家、マヌエル・ブラスコ・デ・ネーブラ(1750-1784)は、職場がマドリードの南西約400kmに位置するセビリア大聖堂でメインの仕事がオルガニスト、しかもわずか34歳で亡くなってしまったことから知名度が低く、現存する楽譜も170曲作曲したうちの30曲のみと限られています。
     これらの作品は、主にチェンバロまたはフォルテピアノ用に作曲されており、優雅な旋律線、複雑な装飾、突然のダイナミックなコントラスト、ロマン主義の傾向を予感させる革新的なテクスチャーの使用などを特徴とするソナタとパストレラで構成されています。

    セビリア大聖堂オルガニスト
    セビリア大聖堂は世界最大級の大聖堂で、大司教の座には枢機卿が就くことも多く、ネーブラがセビリアに生まれた頃の大司教はのちにボッケリーニの雇い主になるドン・ルイス枢機卿(1727-1785)でした。
     ネーブラは18歳で父ホセの部下としてセビリア大聖堂のオルガニストになり、28歳のときには父の後を継いでいます。オルガンだけでなく、チェンバロ、フォルテピアノの優れた演奏と即興演奏でも有名でしたが、34歳で急死しています。
     ネーブラ在職中の大司教は、1768年から1775年までがフランシスコ・デ・ソリス・イ・フォルチ・デ・カルドナ枢機卿(1713-1775)、1776年から1781年までがフランシスコ・ハビエル・デルガド・ベネガス枢機卿(1714-1781)、1783年から1784年までがアロンソ・マルコス・デ・ヤネス・アルグエイェス(1732-1795)の3人。

    ボッケリーニと同世代
    ネーブラはボッケリーニ(1743-1805)とほぼ同世代で作風も古典派的という共通点がありますが、宮廷で長く働いていたボッケリーニに対し、ネーブラはセビリア大聖堂で18歳から亡くなるまで16年間働いており、マドリードの王室礼拝堂にいたのは修業時代の1766年から1768年頃の2年間のみ。しかも当時ボッケリーニはイタリアからフランス、スペインと移動している時期だったので接点は無さそうです。

    スペインの鍵盤楽曲
    スペインの鍵盤楽器作品といえば、バロック後期の1729年から1757年までの28年間に渡って宮廷でドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)が働き鍵盤ソナタ500曲以上を作曲、修道院ではアントニオ・ソレール(1729-1783)が1744年から1783年まで39年間働いて鍵盤ソナタ150曲以上を作曲していたことが大きなトピックとして挙げられます。

    スペイン王室の日常
    スペイン王室は年に何度も国内各地の宮殿や修道院を移り住んだり訪れたりするのが習慣になっていたので、修道院でも世俗音楽が演奏されており、スカルラッティ → ソレール → ネーブラという流れが存在しても不思議ではありません。

    装丁・ブックレット
    装丁は8面デジパック仕様で、差し込みブックレット(英語&スペイン語・16ページ)には、音楽学者のロベルト・モンテスによる解説などが掲載。

    詳細は商品ページをご覧ください。

チェックした商品をまとめて