BRILLIANT CLASSICS


14件中 1-14件を表示
50件 100件 200件
※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

チェックした商品をまとめて

  • 室内オーケストラによる小気味良いモーツァルト

    モーツァルト:ディヴェルティメント&セレナーデ全集(9CD)
    マンハイム室内管、チェコ室内フィル、アマティ室内管、ノイエス・バッハ・コレギウム・ムジクム

    モーツァルトのセレナーデやディヴェルティメントの演奏では、軽快さや切れの良さが求められることが多いですが、その点、このセットはCD1のディヴェルティメントK136から絶好調。ほかのCDもすべて心地良い仕上がりで、BGMとして使っても実に快適です。

    ■トラックリスト (収録作品と演奏者)
    ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト [1756-1791]
    CD1
    ◆ ディヴェルティメント ニ長調 K136
    ◆ ディヴェルティメント 変ロ長調 K137
    ◆ ディヴェルティメント ヘ長調 K138
    ◆ ディヴェルティメント ニ長調 K334
     マンハイム室内管弦楽団
     オルガ・ノーデル(ヴァイオリン)
     フローリアン・ヘイエリック(指揮)
     録音:2002年6月、ドイツ、シュヴェツィンゲン、ザンクト・マリア

    CD2
    ◆ 4つのオーケストラのためのノットゥルノ ニ長調 K286
    ◆ 音楽の冗談 ヘ長調 K522 (村の音楽家の六重奏)
    ◆ セレナーデト長調 K525 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
     マンハイム室内管弦楽団
     フローリアン・ヘイエリック(指揮)
     録音:2002年7月、ドイツ、シュヴェツィンゲン、ザンクト・マリア

    CD3
    ◆ カッサシオン ト長調 K63 (終業式用音楽)
    ◆ カッサシオン 変ロ長調 K99
     マンハイム室内管弦楽団
     フローリアン・ヘイエリック(指揮)
     録音:2002年7月、ドイツ、シュヴェツィンゲン、ザンクト・マリア(K63 & 99)

    ◆ ディヴェルティメント ニ長調 K251
     ノイエス・バッハ・コレギウム・ムジクム
     ブルクハルト・グレッツナー(指揮)
     録音:1989年ライプツィヒ(K251)

    CD4
    ◆ ディヴェルティメント ニ長調 K205
    ◆ ディヴェルティメント 変ホ長調 K113
    ◆ ディヴェルティメント ニ長調 K131
     マンハイム室内管弦楽団
     イエジー・マラート(指揮)
     録音:2002年6月、ドイツ、シュヴェツィンゲン、ザンクト・マリア

    CD5
    ◆ セレナーデ ニ長調 K100
    ◆ セレナーデ ニ長調 K204
     マンハイム室内管弦楽団
     オルガ・ノーデル(ヴァイオリン)
     イエジー・マラート(指揮)
     録音:2002年6月、ドイツ、シュヴェツィンゲン、ザンクト・マリア

    CD6
    ◆ ディヴェルティメント ヘ長調 K247
    ◆ ディヴェルティメント 変ロ長調 K287
     チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
     ヴァハン・マルディロシアン(指揮)
     録音:2023年4月20日、チェコ、パルドゥビツェ、音楽の家スーク・ホール

    CD7
    ◆ ノットゥルノ ニ長調 K239
     アマティ室内管弦楽団
     ギル・シャロン(指揮)
     録音:1998年4月、オランダ、ローンの教会(K239)

    ◆ セレナーデ ニ長調 K320 「ポストホルン」
    ◆ クォドリベット「ガリマティアス・ムジクム」 K32
     チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
     ヴァハン・マルディロシアン(指揮)
     録音:2023年4月19日、チェコ、パルドゥビツェ、音楽の家スーク・ホール(K32、K320)

    CD8
    ◆ セレナーデニ長調 K250「ハフナー」
     アマティ室内管弦楽団
     ギル・シャロン(ヴァイオリン&コンサートマスター)
     録音:1999年5月、オランダ、マーストリヒト

    CD9
    ◆ セレナーデ ニ長調 K185
     チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
     ヴァハン・マルディロシアン(指揮)
     録音:2023年7月、チェコ、パルドゥビツェ音楽院スーク・ホール(K185)

    ◆ セレナーデ ニ長調 K203
     アマティ室内管弦楽団
     ギル・シャロン(ヴァイオリン&コンサートマスター)
     録音:1996年、オランダ、ケルクラーデ(K203)

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • アンナ・フェドロワによる2014年と2016年の演奏

    ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、第3番
    アンナ・フェドロワ、北西ドイツ・フィルハーモニー

    2014年にPiano Classicsで録音していたピアノ協奏曲第2番と、2016年にDRC(Dutch Record Company)が録音していたピアノ協奏曲第3番の組み合わせ。どちらも既発売ですが20代なかばのフェドロワによる魅力的なラフマニノフを1枚のCDで楽しめるのは朗報です。

    【演奏者情報】
    ◆ アンナ・フェドロワ(ピアノ)
    1990年2月27日、ウクライナ・ソヴィエト社会主義共和国のキエフに誕生(ウクライナは翌年に独立)。父ボリス・フェドロフ、母タチアーナ・アバイェワは共に演奏会ピアニスト・教育者。アンナは2歳からピアノで遊び、5歳から本格的なレッスンを受け始め、6歳で初リサイタル、7歳でウクライナ国立フィルハーモニック協会に所属して全国デビューを果たしています。2003年から2008年にかけてキエフ国立音楽院付属のM.ルイセンコ記念キエフ音楽学校で学んだのち、イタリアのイモラ国際アカデミー、ロンドンの王立音楽アカデミーで学んでいます。
     その間、2005年、第2回トビリシ国際若手ピアニスト・コンクール第1位および特別賞受賞、2009年、アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール第1位など各地のコンクールで入賞。
     以後、ソロと室内楽で、ヨーロッパ、アメリカ、日本などで世界的に活躍。
     CDは、Brilliant Classics、Piano Classics、Champs Hill Records、Channel Classics、J&R Productions、DiscAuvers、Dutch Record Companyなどから発売。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • ゆったりかまえた美しい演奏で味わうマニャールの室内楽

    マニャール:チェロ・ソナタ、ピアノ三重奏曲
    カミッラ・パトリア(チェロ)、トリオ・メッゼーナ、パトリア、バッラーリオ

    フランス近代の作曲家マニャールの音楽は、フランクの影響を感じさせる骨太系の親しみやすいもの。このCDに収められたチェロ・ソナタ、ピアノ三重奏曲はマニャールの室内楽の代表的な作品で、特にチェロ・ソナタは美しい旋律から情熱的な盛り上がりまで起伏も大きく聴きごたえがあります。ブックレット(英語)には、ピアニストのエレナ・バッラーリオによる解説が掲載されています。

    マニャール
    マーラーと同世代の作曲家、アルベリック・マニャール[1865-1914]は、近代フランス音楽にドイツ後期ロマン派の語法を取り入れたような独特の作風で知られています。マニャールは最初、法律学校を出て学位を取得しますが、その後、パリ音楽院に入学してデュボアに和声を、マスネに作曲を学び、卒業後は、ヴァンサン・ダンディに4年間作曲を師事します。作曲家の道を選んだ直接のきっかけは、バイロイトでワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を聴いたことだったとも伝えられています。
     マニャールは交響曲における後期ロマン主義的作風とコラールの使用などにより、「フランスのブルックナー」などと呼ばれることもあります。実際にはブルックナーよりもフランクに近いスタイルといえ、また、若い頃は当時のフランスで流行していたワーグナーの音楽に夢中になったこともあってか、自作のオペラにもワーグナーのライトモーティーフを思わせる手法が採用されていました。
     自身が30代で難聴になってしまったという事情もあり、ベートーヴェンを深く尊敬していたというマニャールの作風には、たぶんにドイツ=オーストリア系作曲家の影響が見受けられますが、室内楽作品などで顕著なように、ベースとなっているのはあくまでも当時のフランスの作曲家ならではの明晰なスタイルといえるのではないでしょうか。
     やがて、1896年にはスコラ・カントルムの対位法の教授に就任し、セヴラックなどを教えますが、生活の中心は自宅での作曲活動であり、自費で自作のコンサートを開いたり、作品の出版などもおこなうものの、ごく一部の人々を除いて批評家・聴衆共に理解を得られませんでした。
     幻滅したマニャールは、別荘にこもって作曲し、外界との接触を少なくして芸術至上主義的傾向をいっそう強めていきますが、そんな中、第1次大戦勃発の年に、家族を疎開させ1人で滞在していた別荘に侵入してきたドイツ兵と交戦状態になり、2人を射殺するものの、残りの兵によって屋敷に火を放たれ、数々の作品と共に焼き殺されてしまいます。悲劇的というほかない最期を遂げたマニャールですが、残された作品はどれも見事なもので、フランス的な響きと、表現力豊かな旋律、それにドイツ的な形式美が備わるという稀有な美質を湛えたその世界は、マニャールならではの素晴らしさです。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • 102鍵のステファン・ポレロと、1890年製ブリュートナーを使用

    モソロフ、ヒンデミット、ブラームス、シューマン作品集
    アーラシュ・ロクニ(ピアノ)

    2種類のピアノを用いたアルバム。20世紀作品のモソロフとヒンデミットでは、全長3mのステファン・ポレロ opus102(102鍵・平行弦/上の画像)を、ブラームスとシューマンでは1890年製ブリュートナー(88鍵・交差弦)を弾いています。演奏はイラン出身のピアニスト、アーラシュ・ロクニ。

    モソロフ
    「鉄工場」でおなじみのアレクサンドル・モソロフは若い頃はロシア・アヴァンギャルドの旗手で、ピアノ曲も迫力満点。「2つの舞曲」、「2つのノクターン」共にステファン・ポレロの澄んだ音と余裕のある雄大な響きが生かされています。

    ヒンデミット
    ノイエ・ザハリヒカイト(新即物主義)を象徴するのが第3曲「夜曲」でのヒンデミットの「Mit wenig Ausdruck(わずかな表情で)」という指示。ヴィオラ・ソナタでも使っていた指示なのでヒンデミットとしても効果ありと判断したのでしょう。
     アーラシュ・ロクニはこの言葉に注目してひねりを利かせ、「WITHOUT WITH A LITTLE EXPRESSION(無表情ではなく、わずかな表情で)」と英訳してアルバム・タイトルとして表示。ステファン・ポレロの怜悧な音が作品の全情報を引き出しています。

    シューマン
    「5つの音楽帳(アルブムブレッター)」は小品5曲から成る小さな曲集。シューマンが1852年に出版した未発表作品のコレクション「色とりどりの小品(ブンテ・ブレッター)」に含まれています。1890年製ブリュートナーの味わいのある音が夢幻的な作品によく合います。

    ブラームス
    幻覚・幻聴を経て一時は錯乱状態となって自殺未遂騒動まで引き起こしたシューマンは自宅療養を経て1854年3月に精神病院に入院。入院前日には20歳のブラームスがデュッセルドルフに到着して、シューマン家の手伝いを開始。家には妊娠7か月のクララと5人の子供たち(12歳のマリー、10歳のエリーゼ、6歳のルートヴィヒ、5歳のフェルディナント、2歳のオイゲニエ/8歳のユーリエは祖母宅)が暮らしており、使用人がいたとはいえ大変な状況でした。
     ブラームスは前年10月にシューマン夫妻と知り合い、11月にはシューマンの推薦でブライトコップ・ウント・ヘルテル社と契約に漕ぎつけていたため、恩返しのような形で、2年後にシューマンが亡くなるまでデュッセルドルフを拠点としています。
     「ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 嬰ヘ短調 Op.9」は、1853年にクララが夫の誕生日祝いのために書いた「ローベルト・シューマンの主題による変奏曲 嬰ヘ短調 Op.20」に触発されたもので、1854年6月と8月に作曲。第10変奏にはクララが幼い頃に書いた「ロマンスと変奏」の主題が織り込まれ、クララも刺激を受けて自分の変奏曲の最後に同じ主題を挿入して改訂。ブライトコップ・ウント・ヘルテル社による出版は、ブラームスの提案で両作品とも1854年11月におこなわれています。入院中のシューマン送られた楽譜を見て称賛しています。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • 行方不明になっていたピアノ大作の世界初録音

    ソラブジ:トッカータ第3番
    アベル・サンチェス=アギレラ(ピアノ)

    どの流派にも属さずにピアノ音楽のひとつの頂点を示したイギリスの作曲家、ソラブジ[1892-1988]の作品の多くは、異様なまでに高密度で複雑で技巧的で長大という特徴を持っていますが、その音楽には独特の美しさも含まれ、カルト的な人気を得ていることでも有名です。
     今回、半世紀以上も行方不明だったトッカータ第3番の楽譜が発見されたことを受けてクリティカル・エディションが作成され、レコーディングまでおこなわれたことはピアノ音楽好きに歓迎されるところです。ブックレット(英文)には、校訂もおこなったピアニストのサンチェス=アギレラによる解説が掲載されています。

    トッカータ第3番
    曲は10の部分で構成され、バッハに因むパッサカリアは48分かかる大規模なものとなっています。ソラブジ63歳の1955年に作曲されたものの行方不明となり、ソラブジの死後31年が経過した2019年に自筆譜が発見。ソラブジ・アーカイヴがサンチェス=アギレラに連絡を取ったことで、自筆譜からクリティカル・エディションを作成し、2022年7月にオランダのスヘルトーヘンボスで世界初演、2022年7月に世界初録音が実現することになりました。

    ソラブジ
    1892年、イングランド東部エセックス州に誕生。父はゾロアスター教徒の土木技術者で、母はイギリス人。生涯の多くをイングランド南西部ドーセット州のコーフ・キャッスル村で過ごしたという異端の天才。もともとはレオン・ダドリー・ソラブジですが、父親の影響で、ゾロアスター教由来の名であるカイホスルー・シャプルジ・ソラブジという名前を使用していました。
     アルカンやブゾーニ、シマノフスキ、レーガー、バッハなどの影響を受けたソラブジは、演奏至難な曲をたくさん作り、さらに当時の聴衆や演奏者の態度に腹を立ててそれらの作品の公開演奏を40年ものあいだ禁じたこともあってなかなか普及しませんでした。

    【演奏者情報】
    ◆ アベル・サンチェス=アギレラ (ピアノ)

    アベル・サンチェス=アギレラ(アベル・サンチェサギレラ)は、1977年にマドリードに誕生。マドリード王立音楽院で現代音楽に関する修士号を取得して1999年に卒業したのち、ボストンのニューイングランド音楽院で2年間学んでいます。

    生化学と分子生物学の博士号を取得
    音楽と並行して医学の研究もおこない、2006年に生化学と分子生物学の博士号を取得。2011年にボストン小児病院での研修を終えたのち、マドリードの国立心臓血管研究センターで血液幹細胞と白血病の研究に取り組んでいました。

    コンクールでも活躍
    ピアノの練習も欠かさす、2011年6月に第6回ボストン国際ピアノ・コンクールで第1位と聴衆賞を獲得。2011年8月にはモーツァルテウム音楽大学と楽譜出版社のウニヴェアザールが開催する現代音楽の解釈のためのコンクール「ムジーク・デア・エクストラクラッセ」で第1位。2015年にはアレクサンダー・スクリャービン・コンクール(ザルツブルク)で第1位などと高い評価を得ています。

    教授とピアニストとしての活動
    2009年リオデジャネイロ、2010年ニース、2011年ブダペスト、2012年サンクトペテルブルク、パリなどこれまでにリサイタルでヨーロッパとアメリカの12カ国を訪れており、2015年にはパリでスクリャービンのソナタ全曲公演も開催。
     現在はマドリードの「ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス」音楽院の教授を務めながら、主に現代音楽の領域で活動をおこなっています。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • 禅僧ピアニストが問いかける死生観の音楽

    アルヴォ・ペルト:「ラメンターテ(哀歌)」、他
    ピケロ(ピアノ)、アルビアク指揮エストレマドゥーラ管弦楽団

    スペインの禅僧ピアニスト、ペドロ・ピケロとスペインの指揮者とオーケストラの共演によるアルヴォ・ペルトの「ラメンターテ(哀歌)」。組み合わせは弦楽オーケストラのための「詩篇」と、弦楽オーケストラと鐘のための「ベンジャミン・ブリテン追悼のカントゥス」。ブックレット(英語・スペイン語)の解説はペドロ・ピケロ自身によるものです。

    ネタ元は残虐非道なアポロンの物語
    きっかけとなった話は、笛の名手マルシュアスが、周りに囃されて竪琴弾きのアポロンに演奏での勝負を挑んで審査で負け、アポロンが見せしめのためにマルシュアスの皮を生きたまま剥いで殺してしまうという恐ろしい神話。

    残虐神話にインスパイアされたカプーアの「マルシュアス」
    巨大オブジェ「マルシュアス」は、イギリスを拠点に活動するユダヤ系インド人彫刻家、アニッシュ・カプーア[1954- ]が、「テート・モダン(国立近現代美術館)」に委嘱されて制作した作品。笛が原因でアポロンに皮を?がれて殺されたマルシュアスの象徴として、鮮血色のポリ塩化ビニル製の膜を軟鋼管フレームに張ったラッパ状のオブジェを2002年から2003年にかけて展示して話題となったもの。オブジェの長さは150メートル、高さは35メートルという巨大なものでした。

    「マルシュアス」にインスパイアされたペルトの「ラメンターテ」
    「テート・モダン」からの委嘱により、その巨大な「マルシュアス」を見たアルヴォ・ペルトは感銘を受け、ピアノとオーケストラのための「ラメンターテ」を作曲します。10楽章構成で、それぞれの楽章は、「脅威」、「無慈悲」、「壊れやすい」、「祈り」、「孤独 - 心の状態」、「慰め」、「金切り声」、「嘆かわしい」、「断固として」、「脆弱で融和的」と名付けられています。「ラメンターテ」は死者のための哀歌ではなく、痛みと絶望に満ちたこの世界でもがき苦しむ全ての「生」に捧げられた作品です。

    ペルトの言葉
    「死と苦しみは、この世に生を受けたすべての人に関わるテーマである。この問題にどのように向き合うか(あるいは向き合えないか)によって、意識的であれ無意識的であれ、その人の人生に対する態度が決まる......これが私の「ラメンターテ」という作品の根底にある主題だ。従って、私は死者のためではなく、これらの問題に自ら対処しなければならない生者のために哀歌を書いた。」

    ペドロ・ピケロによる演奏
    禅僧として道元禅師の膨大な著書を海外に紹介していたピケロにとって、日頃から親しんでいる道元禅師の生死観(しょうじかん)と、ペルトの唱える死生観には共通するものもあるのかもしれません。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • ドゥセク:ソナタ全集シリーズの最終巻

    ドゥセク:ソナタ集 「悲愴」、「狩り」、他
    ペトラ・ショムライ(フォルテピアノ)

    全集のCD9と同じ音源。ブックレット(英語)にはバルト・ファン・オールトによるエッセイ「ドゥセク時代のイギリスのピアノ」と、楽曲解説「音楽について」が掲載されています。

    フォルテピアノの2つの流派
    ここではソナタ集 Op.35(ベートーヴェンに影響を与えているようです)がイギリス式の迫力あるロングマン・クレメンティ(上の画像)、ソナタ「狩り」がウィーン式の軽快なアントン・ワルター・ウント・ゾーン(下の画像)で演奏されています。
     初期のピアノであるフォルテピアノは、まだ個体差の大きな楽器で、町によって、また製作工房によって、さらには同じ製作者でも時期によって形状や機能が異なっていました。
     近隣地域内では、職人たちは互いに影響を及ぼし合っていたものの、ロンドンとウィーンのように遠く離れた都市の間では影響が及ばなかったことや、都市の人口や経済、演奏会場の規模の違いもあり、結果的に「イギリス式」と「ウィーン式」という2つの異なる流派が生まれることになります。大きな会場が多かったロンドンではより大きく長続きするカンタービレ向きの音が求められ、ダンパーペダルの搭載や、長めの減衰音、深いタッチといった特色が備わるようになり、小さめの会場が多かったウィーンでは軽快な音が効果的なことから、ダンパーも膝レバー式の軽微なもので、減衰音も短く、浅いタッチで十分という違いがありました。

    ハイドンも絶賛したドゥセク
    ヨハン・ラディスラウス・ドゥセクは、1760年にオーストリア大公国ボヘミアのチャスラウに生まれ、1812年にフランスのサン=ジェルマン=アン=レーで亡くなった半世紀後のフランツ・リストを予見するような国際派の作曲家ピアニスト。自作による演奏会収入と上流階級からの支援により主に生計を立て、ドイツ、イギリス、フランスを拠点に、ロシア、イタリア、オランダなども廻っています。ちなみに名は「Dussek(ドゥセク)」で一貫していました。

    プロイセン王子ルイ・フェルディナントとの親交
    ドゥセクは1800年から1806年までの6年間、フリードリヒ大王の甥でもあるルイ・フェルディナント[1772-1806]に仕えています。ルイ・フェルディナントは、自身が作曲や演奏にも秀でていたことでドゥセクを重用。軍の駐屯地にまで連れて行ったほか、宴席では2人でピアノの即興で音楽によって対話するといった余興にも興じており、その関係は非常に親しいものであったことが窺われます。

    【演奏者情報】
    ◆ ペトラ・ショムライ(フォルテピアノ)

    1981年、ハンガリーに誕生。ベーラ・バルトーク音楽院で指揮とピアノ演奏を学び、2007年にフランツ・リスト音楽院でピアノの学位を取得。その後、フォルテピアノとチェンバロを、デヴィッド・ウォード(王立音楽大学)や、メンノ・ファン・デルフト(アムステルダムのスウェーリンク音楽院)、ファビオ・ボニッツォーニ、バルト・ファン・オールト(ハーグ王立音楽院)に師事。2010年、ブルージュ国際フォルテピアノコンクールで第1位と聴衆賞を受賞し、以後、ソリスト、室内楽奏者として、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなどで活動。現在はハーグ王立音楽院でフォルテピアノの教授を務めてもいます。
     CDは、Brilliant Classics、Centaur Recordsなどから発売。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • 明るい序曲を愉しいマンドリン・アンサンブルで

    チマローザ:オペラ序曲集
    アネッダ五重奏団

    チマローザ(1749-1801)

    価格 (税込)
    ¥2,200
    会員価格 (税込)
    ¥1,320
    発売日
    2024年05月03日

    販売終了

    モーツァルトと同時代のイタリアの作曲家、チマローザは明るい作風とあふれるメロディーで人気を博し、43歳若いロッシーニにも大きな影響を与えていたことはこのオペラ序曲集を聴いてもよくわかります。編曲はマンドリン2本とマンドラ、ギター、コントラバスから成るマンドリン五重奏のためにおこなわれており、快活で涼し気なアンサンブルを聴くことができます。

    演奏者情報
    ◆ アネッダ五重奏団

    クインテット・ア・プレトロ「ジュゼッペ・アネッダ」は、クラシック・マンドリンの普及活動に生涯を捧げたジュゼッペ・アネッダに敬意を表して2003年に設立されたアンサンブル。アネッダは、マンドリンをコンサートホールの正当な場所に戻した名手。ヨーロッパ各地の博物館や図書館での彼の研究と、ヴィヴァルディ、ペルゴレージ、ベートーヴェンなどの多くの作曲家によるマンドリンのオリジナル原稿の発見は、従来の固定概念からマンドリンを解放することに大きく貢献しています。
     ジュゼッペ・アネッダ五重奏団は、当初から由緒ある文化遺産を保存し、イタリアの伝統に新しい命を吹き込み、古典的なマンドリンの新しい作品の作曲を促進するというアネッダの夢を実現するために努力してきました。アンサンブルはイタリア国内および海外(スペイン、ポルトガル、フランス、ドイツ、日本)で演奏して実績を積み、イタリア共和国大統領から名誉勲章を授与されてもいます。

    【収録情報】
    ドメニコ・チマローザ [1749-1801]

    1. ◆ 歌劇「ホラティ家とクリアティ家」序曲 (1796)* 6:24
    2. ◆ 歌劇「裏切られた陰謀、あるいは発覚した欺瞞」序曲 (1786) 6:16
    3. ◆ 歌劇「秘密の結婚」序曲 (1792) 7:50
    4. ◆ 歌劇「トラキアの恋人たち」序曲 (1793) 5:53
    5. ◆ 歌劇「女たちの策略」序曲 (1794) 4:12
    6. ◆ 歌劇「見かけは当てにならない、または休暇」序曲 (1784) 6:29
    7. ◆ 歌劇「魔女キルケー」序曲 (1783) 9:30
    8. ◆ 歌劇「ロンドンのイタリア人」序曲 (1779) 8:15
    9. ◆ 歌劇「ヴォロディミーロ」序曲 (1787) 4:16

     アネッダ五重奏団(ジュゼッペ・アネッダ撥弦五重奏団)
     エマヌエーレ・ブーツィ(マンドリン)
     ノルベルト・ゴンサルヴェス・ダ・クルース(マンドリン)
     ヴァルディミーロ・ブーツィ(マンドラ)
     アンドレア・パーチェ(ギター)
     エミリアーノ・ピッコリーニ(コントラバス)

     編曲:「ホラティ家とクリアティ家」のみサルヴァトーレ・アルー(1980)、ほかはミケーレ・ディ・フィリッポ (2022)

     録音:2022年7〜8月、イタリア、ジェンツァーノ・ディ・ローマ、アッソーロ音楽プロダクション

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • チェロ・ソナタ Op.11-3は2ヴァージョン収録

    ヒンデミット:チェロとピアノのための音楽全集(2CD)
    ウンベルト・アレアンドリ(チェロ)、フィリッポ・ファリネッリ(ピアノ)

    ドイツの作曲家パウル・ヒンデミット[1895-1963]の広範なレパートリーの中で、チェロとピアノのための音楽は、量的にも質的にも重要な位置を占めています。ヒンデミットは主にヴィオラ奏者、指揮者でしたが、その好奇心旺盛な性格から、作曲家としても演奏家としても実にさまざまな楽器を試しています。中でもチェロは、優れたチェリストである兄のルドルフとの共同作業もあって、特別な存在となっていました。

    【演奏者情報】
    ◆ ウンベルト・アレンドリ(チェロ)
    1989年、イタリア中部のラクイラに誕生。11歳でチェロを弾き始め、2010年にA.カゼッラ音楽院を優秀な成績で卒業。その後、ペルージャのF.モルラッキ音楽院でチェロ、ピアノ室内楽、弦楽室内楽の第2レベルの学位をすべて優秀な成績で取得し、さらに、聖チェチーリア国立音楽院の室内楽高等専門コースで学んで卒業。
     ソロ、室内楽奏者、オーケストラ楽員として、イタリア、スペイン、ベルギー、スイス、日本、中国などで演奏。  CDは、Brilliant Classics、Tactusなどから発売。

    ◆ フィリッポ・ファリネッリ(ピアノ)
    1976年、イタリア中部のアッシジに誕生。イタリアでピアノと室内楽、作曲とオーケストラ指揮の学位を得たのち、ウィーン音楽大学大学院で学位を取得。国内外で室内楽と声楽で協同するほか、イタリアの音楽院で教えてもいます。
     CDは、Brilliant Classics、Tactus、Da Vinci Classicsなどから発売。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • 世界初録音を含むギター曲集

    ポルケッドゥ:「闇の二連祭壇画」、「孤独の変容」、「湘江八景からの習作」、他(2CD)
    リッカルド・ダロ、ロレンツォ・ミケーリ・プッチ(ギター)

    サルデーニャ島出身の作曲家、クリスティアーノ・ポルケッドゥ(上の画像)の作品には、サルデーニャ伝説だけでなく各地の素材に想を得た作品が多く含まれます。聖アントニオとその豚が人類に与えるために地獄から火を盗むという古代サルデーニャの伝説に基づく「炎の儀式」や、中世の中国で羊皮紙に描かれた8枚の絵にインスパイアされた「湘江八景からの習作」など興味深い作品を聴くことができます。

    【演奏者情報】
    ◆ リッカルド・ダロ(ギター)
    サルデーニャに誕生。祖父が木から彫って作った小さなギターで演奏を始め、バスティアーノ・コーイに師事したのち、アレッサンドリアのA.ヴィヴァルディ音楽院で作曲家フェレンツ・ファルカシュに関する論文で学士号を取得し、20世紀と21世紀のソナタに関する論文で修士号を取得。勉強を終えた後、ソロと室内楽の両方で演奏活動を展開。

    ◆ ロレンツォ・ミケーリ・プッチ(ギター)
    北イタリアのルニジャーナに誕生。6歳からマリア・グラツィア・チッテリオの指導でクラシック・ギターを弾き始め、アレッサンドリアのA.ヴィヴァルディ音楽院で作曲家ヴォルファンゴ・ダラ・ヴェッキアとエルンスト・クシェネク(クレネク)に関する論文で学士号を取得し、その後アンジェロ・ジラルディーノの「妙技と超越性の研究」で修士号を取得。ソロと室内楽の両方で演奏活動を展開。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • ロココ期チェンバロ描写音楽の知られざる作品が世界初録音

    ジャン=バティスト・パラン:クラヴサン曲集第1巻
    エヴァ・デル・カンポ(チェンバロ)

    フランス・バロック後期からロココ期にかけてのチェンバロ音楽の魅力を伝えるジャン=バティスト・パラン:クラヴサン曲集第1巻の世界初録音。ブックレット(英語・スペイン語)には、作曲家と作品についての解説などが掲載されています。

    フランス・バロックのチェンバロ音楽
    フランスのチェンバロ(=クラヴサン)音楽界はシャンボニエール[c.1602-1672]と弟子のルイ・クープラン[1616-1661]やダングルベール[1629-1691]らによって活性化。以後、クープラン・ファミリーやラモーらによって隆盛をきわめるようになり、その命脈はフランス革命まで保たれたことで、期間はほぼ1世紀半にも及んでいます。

    フランス革命で途絶えるチェンバロ音楽
    ブルボン朝全盛期の終わりと共にフランス・チェンバロ音楽の最後の時期を飾ったのが、ロワイエ[1703-1755]、コレット[1707-1795]、デュフリー[1715-1789]、バルバトル[1724-1799]といった18世紀生まれの作曲家たちの音楽。バロックからロココへと移行する中、優雅でありながら表情のはっきりした音楽を聴かせています。

    18世紀生まれのパラン
    このCDに収められたジャン=バティスト・パラン [c.1730-c.1780]は、そうした最後のフランス・チェンバロ音楽作曲家群の一員ですが、伝記的資料が少ないためその生涯はあまりわかっていません。しかしこの「クラヴサン曲集第1巻」には、コレットやデュフリーに通じる親しみやすい魅力が備わっており、当時の人物や建物を魅力的に表現した曲集としても注目されるところです。

    【演奏者情報】
    ◆ エヴァ・デル・カンポ(チェンバロ)

    カタルーニャのバルセロナに誕生。ピアノを学んだのち、カタルーニャの音楽院でジョルディ・レグアントとマルジュ・ヴァッセルのもとでチェンバロの勉強を開始。その後、フランスのトゥールーズ音楽院古楽科で、宇山=ブヴァール泰子とフランソワ・サン=ティーヴ(通奏低音)に師事し、チェンバロの学位を取得。
     2018年にアストゥリアス州のヒホンで開催された第8回国際古楽コンクールの室内楽部門でバロック・チェリストのギイェルモ・トゥリーナと共に優勝。
     その後、古楽グループのペルガモ・アンサンブルを設立したほか、トゥールーズ音楽院で通奏低音、バルセロナのバダロナ音楽院でチェンバロを教えています。
     CDは、Brilliant Classics、IBS Classicalなどから発売。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • フルートの改革者、テオバルト・ベームの音楽

    テオバルト・ベーム:フルートのための作品集
    ジャン=ルカ・ペトルッチ(フルート)、 パオラ・ピーザ(ピアノ)、他

    現代フルートの生みの親でもあるテオバルト・ベームは、楽器製作と演奏・作曲に秀でた稀有な人物でした。このアルバムではベームの作曲・編曲作品から代表的なものを収録し、フルートの多彩な表現を楽しませてくれます。ブックレット(英文)には、演奏者によるベームとフルートについての解説が掲載されています。

    父親は金細工師
    ベーム式フルートを開発したテオバルト・ベーム[1794-1881]は、少年時代から楽器製作と音楽の両方を学んでいます。楽器製作については、金細工師の父親からさまざまな加工や冶金などの技術を教えられたことが功を奏して14歳で最初のフルートを製作。

    フルートのパガニーニ
    楽器演奏の方は、近所に住んでいたバイエルン王国宮廷音楽家のフルート奏者から2年間教えを受けており、すぐに上達して1812年にはミュンヘンのイーザートア劇場のフルート奏者として雇われてオーケストラの首席奏者を務めたほか、1816年からは「フルートのパガニーニ」と称えられてソロ・ツアーをおこなうほどの腕前でした。そしてそのツアーのために、フルートのための編曲や作曲もおこなっていました。

    工房での実験と開発
    1828年にはミュンヘンにフルート製作工房を設立し、そこで長年にわたってフルートを開発し、多くの新しい演奏テクニックを可能にしており、1847年には新しいモデルの特許を取得していますが、これは実質的に現代のフルートと同じものです。

    特別だったベーム
    ベームがほかのフルーティストと違ったのは、幼少期から楽器製作と楽器演奏の両方に馴染んでいたことと、作曲や編曲を通じて、より実践的な演奏課題への取り組みが可能だったことが挙げられます。そしてさらに、必要があれば努力を惜しまない気質の持ち主でもあり、楽器開発に役立てるためにミュンヘン大学で音響学を学んだりもしています。ベームが楽器改良のための困難な実験を繰り返したり、運指システムの開発をおこなうことが可能で、著書まで著し、クラリネットのクローゼ[1808-1880]やビュッフェ[1789-1864]にまで影響を与えたのは、こうした特別な条件が揃っていたからこそと思えます。

    【演奏者情報】
    ◆ ジャン・ルーカ・ペトルッチ (フルート)
    1951年、イタリア中部ウンブリア州のテルニに誕生。父親からフルートを学び、パルマ王立歌劇場管弦楽団、ミラノのアンジェリクム&ポメリッジ・ムジカーリ、ローマRAI交響楽団の首席フルート奏者を歴任。ヨーロッパ、南北アメリカ、インド、アジア、北アフリカなどで演奏。数多くの作品のトランスクリプションをおこなったほか、珍しい作品の紹介やレコーディングにも精力的に取り組んでいます。ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院名誉教授。
     CDは、Brilliant Classics、Bongiovanni、Jupiter Recordsなどから発売。
    ◆ パオラ・ピーザ (ピアノ)
    フェラーラのG.フレスコバルディ音楽院でピアノを学んだのち、チェンバロも研究。ボローニャ・テアトロ・コムナーレが主催したマエストロ・コラボラトーレ(コレペティートア)全国コクールで優勝。ヨーロッパ、アメリカ、アジアなどで多くの音楽家と共演してきました。ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院名誉教授。
     CDは、Brilliant Classics、Bongiovanni、Jupiter Recordsなどから発売。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • 聖職者作曲家ボンポルティの心洗われる曲集

    ボンポルティ:2台のヴァイオリンとBCのためのソナタ全集(4CD)
    ラビリンティ・アルモニチ

    バッハに影響を与えたインヴェンションの作者として知られるボンポルティは、神学と音楽を学んだ聖職者。作曲は副業でしたが、聖職者として働いていた47年のあいだに12の作品集を出版し各国有力者に献呈。北イタリアのトレント大聖堂で働きながら、1727年にはカール6世から「宮廷紳士」の称号を授与されるなど知名度は高かったようです。今回全曲が収められた「2台のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ」のコンチェルタンテな名技性は、コレッリに師事したとも言われるボンポルティの作風をよく示しています。

    【演奏者情報】
    ◆ アンドレア・フェローニ(ヴァイオリン)
    北イタリアのトレント音楽院を卒業後、同じく北イタリアのパルマでA.トスカニーニ財団が主催する上級専門コースに通い、その後、スイスのルガーノにあるスイス・イタリア音楽院でマッシモ・クワルタに師事。
     1998年、トレント近郊ボルゴ・ヴァルスガーナの室内オーケウトラ「コンプレッソ・コレッリ」のソロ奏者として入団。イタリア国内外で活動。
     2003年にはバロック・ヴァイオリンに転向し、エンリコ・オノフリやステファノ・モンタナーリの指導を受け、2019年にはバロック・ヴァイオリンの学位も取得しています。
     その間、2006年にラビリンティ・アルモニチ協会の会長、芸術監督、首席ヴァイオリン奏者に就任し、現在に至っています。

    ◆ ラビリンティ・アルモニチ
    2006年にラビリンティ・アルモニチ協会として設立。固定されたアンサンブルはなく、音楽家のグループであり、その人数や構成は変化します。主にバロック音楽を扱っていて、選ばれた楽曲については、その時代のスタイルと密接に結びついた全体的なアプローチにより研究。ガット弦を張った初期のオリジナル楽器や、バロック〜古典の弓を使用し、解釈に関する理論書や手引書の形で現存する無数の資料を参照することで、さまざまな時代の音楽に表現された好みや感情に近づくことを目標とし、さらに、演奏をユニークで特別なものにするセンスや即興についても検討しています。

    詳細は商品ページをご覧ください。

  • フランス革命の激動を生き24歳で夭折した作曲家の室内楽

    ジャダン:フォルテピアノとヴァイオリンのための音楽(2CD)
    トポロフスキ(フォルテピアノ)、ヴォイニャキエヴィチ、バハラ(ヴァイオリン)

    ジャダンのピアノ・ソナタ集Op.1とOp.3には、オプションでヴァイオリン伴奏を用いることが可能と記されており、それを実行に移したのがこのアルバムでの録音です。また、ジャダンがハイドンに献呈した弦楽四重奏曲集については、自身でフォルテピアノとヴァイオリン伴奏のために編曲しており、ソナタと並べて聴くと良い感じになっています。ブックレット(英語)には、トポロフスキによる入念な解説が掲載されています。

    【演奏者情報】
    ◆ マレク・トポロフスキ(フォルテピアノ)
    1964年3月19日、ワルシャワで誕生。チェンバロ、オルガン、フォルテピアノなど歴史的鍵盤楽器の専門家で、近年は指揮もおこなっています。
     トポロフスキは地元のワルシャワ音楽アカデミーでオルガンとチェンバロなどを勉強。卒業後はストラスブール音楽院に進んでオルガンとチェンバロで一等賞を得て卒業し、ザールブリュッケンのザールラント音楽院では演奏家のディプロマを取得。さらにアムステルダムではボブ・ファン・アスペレンの指導を受け、カトヴィツェ音楽アカデミーではオルガンの即興演奏も学んでいます。
     その間、1985年にクラクフで開催された第1回ワンダ・ランドフスカ全国チェンバロ・コンクールで入賞し、独奏者、室内楽奏者として演奏活動を本格的に開始。
     教育者としては、2008年からカトヴィツェ音楽アカデミーでチェンバロと歴史的演奏実践について教えており、2015年からはワルシャワのF.ショパン音楽院で、オルガンとチェンバロを教えて、2016年からはクラクフ音楽院の古楽科でも教えています。
     歴史的楽器で演奏するアンサンブル「コンチェルト・ポラッコ」の創設者。
     CDは、Brilliant Classics、DUX Recording、Musicon、Acte Prealable、BNL、Piano Classicsなどから発売。

    ◆ ゾフィア・ヴォイニャキエヴィチ(ヴァイオリン)
    ヴァイオリンをカヤ・ダンチョフスカらに師事したほか、クラクフのクシシュトフ・ペンデレツキ音楽アカデミーで歴史的ヴァイオリン奏法も研究。クラクフ歌劇場管弦楽団のコンサートマスターを務めるほか、カメラータ・ヴィストゥーラ弦楽四重奏団で第2ヴァイオリンを弾いてもいます。

    ◆ ロベルト・バハラ(ヴァイオリン)
    1985年、ヴロツワフに誕生。7歳から少年合唱団で歌い、8歳からヴァイオリンの訓練を開始。2009年にヴロツワフのカロル・リピンスキ音楽アカデミーを優秀な成績で卒業し、2012年5月に音楽芸術博士号を取得。2010年から2014年までウッチのグラジナ音楽院とキエイシュトゥット・バツェヴィチ音楽院、およびヴロツワフのカロル・リピンスキ音楽院で講師を歴任。歴史的奏法にも詳しく、ソロと室内楽のほか、オーケストラ楽員としても活動し、現在、カペラ・クラコヴィエンシスのコンサートマスターも務めています。

    詳細は商品ページをご覧ください。

チェックした商品をまとめて