管弦楽曲が5枚、協奏曲が2枚、室内楽が3枚、器楽曲が3枚、オルガン曲が4枚、声楽曲が1枚という構成で、レーガーの主要作に手軽に接することができます。
13歳の時にバイロイトで「パルジファル」を聴いて作曲家になることを決意し、バッハやベートーヴェン、ブラームス、ワーグナーの影響を受けながらも独自の音楽世界を築き上げたレーガーは、少年時代からピアノ、オルガン、ヴァイオリン、チェロを学び、また、カトリック教徒でありながらプロテスタンの女性と結婚、カトリック教会から破門されたという人物でもありました。レーガーは過労や暴飲暴食が原因となったのか、43歳の若さで心臓発作で亡くなっていますが、創作エネルギーはものすごく、オルガンやピアノ、オーケストラ、協奏曲、室内楽、声楽作品など1,000に及ぶ作品を書き上げています。
ブックレット(英語・12ページ)には、Gramophone誌やStrad誌でもおなじみのピーター・クァントリルによる描き下ろし解説が掲載。
注目の無伴奏チェロ組曲
レーガー作品では渋い演奏スタイルが多かったように思いますが、ここに収録されたイタリアの若手、マルティーナ・ビオンディの演奏で聴くと無伴奏チェロ組曲も実に親しみやすく、第1番冒頭からバッハを思わせ、以後も親しみやすい曲調が続くという作品本来のの性格にふさわしいダイナミックで思い切りの良い演奏が楽しめます。レーガーのことなので重音だらけで音域も広く、旋律的要素と舞曲的要素が交錯し、しかも対位法まで投入されるなど書法は濃密であり、無伴奏作品でありながらその響きはきわめて多様です。
技術的には難曲とされるこれらの組曲を、マルティーナ・ビオンディは野太くしかも切れ味の良いチェロの音で豊かすぎるほどの表情で演奏。おだやかで晦渋なレーガー像とは無縁のパワフルなアプローチです。
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