BRILLIANT CLASSICS


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チェックした商品をまとめて

  • トスカニーニが好んだイタリアのロマン主義作曲家

    マルトゥッチ・コレクション(10CD)
    交響曲、ピアノ協奏曲、室内楽、ピアノ曲、歌曲を収録

    作曲家、ピアニスト、指揮者、教育者として活躍したジュゼッペ・マルトゥッチ[1856-1909]は、イタリア・オペラが強大な勢力をもっていた当時のイタリアにあって、器楽作品や他国作品の紹介に熱心に取り組んでいた人物。レスピーギの師でもあったマルトゥッチは熱烈なワグネリアンでもあり、その作品は19世紀のロマン主義に根差した親しみやすいものとなっています。

    豊かな旋律と音響の魅力
    マルトゥッチは指揮者としてブラームスの交響曲第2番をイタリア初演していたこともあって、「イタリアのブラームス」などと呼ばれたりもしますが、実際にはワーグナーの影響のほうが強く、歌曲集「思い出の歌」など濃密なオーケストレーションが素晴らしく、60年後に書かれた「4つの最後の歌」にも通じる美を堪能することができます。今回のセットでは、「思い出の歌」のピアノ伴奏ヴァージョンも収録し、より歌曲的な雰囲気を味わうこともできます。

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  • 人気曲「カント・オスティナート」の新たなヴァージョン

    シメオン・テン・ホルト:「カント・オスティナート」
    アールト・ベルフヴェルフ(オルガン)、エリック・フルイマンス(トランペット)

    人気曲「カント・オスティナート」に新たなヴァージョンが登場。2023年10月1日にアムステルダムでおこなわれたコンサートをライヴ録音したもので臨場感豊かなサウンドが素晴らしく、聴衆の拍手も40秒以上収録。装丁はデジパック仕様です。

    オランダ・クラシック界の国民的音楽
    シメオン・テン・ホルト[1923-2012]が1976年に書いた「カント・オスティナート」は、1回または複数回繰り返すことができる106個のリズム要素を提供す作品のため、1時間またはそれ以上の演奏を継続することが可能です。楽器編成も自由度が高く、2台または4台ピアノ版のほか、さまざまなソロやアンサンブルを用いたアレンジによって、ほぼ半世紀もの間、毎年のように演奏がおこなわれてきました。

    トランペットとオルガンによるヴァージョン
    このアルバムでは、トランペットによるモノディなメロディラインをオルガンが多彩な音で通奏低音的に支える場面と、オルガンのパワーをフルに使った場面が交錯する進行が印象的で、長大なピアノ・ヴァージョンとはまったく異なる視点から「カント・オスティナート」の楽想に迫っています。

    ロッテルダム音楽院出身のベテラン2人による演奏
    トランペットのエリック・フルイマンスは1963年生まれ、オルガンのアールト・ベルフヴェルフは1961年生まれと同世代で、2人ともロッテルダム音楽院の出身。この組み合わせは、近年、毎年のように「カント・オスティナート」を他楽器とのアンサンブルでとりあげてきたオルガニスト、ベルフヴェルフの企画の一環として実現したもので、トランペットとオルガンの相性の良さを改めて証明するものともなっています。

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  • 古楽器演奏によるギャラント様式の注目作品群

    ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル:オーボエ協奏曲集
    ピリピウク&アンサンブル・イル・ヴェント

    アルバム冒頭に置かれたオーボエ協奏曲第5番ト短調は、のちのモーツァルトを思わせる魅力的な曲調の作品。ヘルテルは1727年にアイゼナハの音楽家の家系に生まれ、15歳の時に父と共に北ドイツのメクレンブルク=シュヴェリーン公国の宮廷で働くようになった音楽家。1789年に61歳で亡くなるまで半世紀近く同地を拠点とし、若い頃にはベルリンなどにもよく出かけて、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハやグラウン兄弟、ベンダ、クヴァンツらと交流して影響を受けてもいました。
     このアルバムでは、ポーランドのバロック・オーボエ奏者、カタジナ・ピリピウクが、同じくポーランドの古楽器団体「アンサンブル・イル・ヴェント」を指揮してパワフルかつ美しい演奏を聴かせています。

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  • まるでモーツァルト!

    モーツァルトが敬愛し大きな影響を受けたミスリヴェチェクの鍵盤楽曲全集(2CD)
    マリウス・バルトッチーニ(フォルテピアノ)

    モーツァルト・ファンにはおなじみの作曲家、ヨーゼフ・ミスリヴェチェク[1737-1781] は、ハプスブルク時代のプラハで、製粉業経営の裕福な家庭に誕生。プロの音楽家になってからはイタリアで名声を得て活動拠点もイタリアに置き、亡くなったのもイタリアでした。モーツァルト[1756-1791]と父レオポルト[1719-1787]がイタリアに滞在した1770年にはすでに名声のある人物でしたが交流は続き、モーツァルトと最後に会ったのは病気療養中のミュンヘンでのことでした。翌1778年にはミスリヴェチェクはイタリアに戻って活動を再開。最後のオペラ「アンティゴノス」を初演した10か月後にローマで亡くなっています。

    アントン・ワルター・モデルによる録音
    演奏はフォルテピアノのスペシャリストであるマリウス・バルトッチーニによるもので、使用楽器は名匠ポール・マクナルティ作のアントン・ワルター・モデル。録音会場の聖コズマ・エ・ダミアーノ教会のあるウーディネは、オーストリア国境まで約55qの北イタリアに位置。

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  • 伝統と前衛の共存する現代の親しみやすいピアノ音楽

    ジョージ・ベンジャミン:ピアノ作品全集
    エリック・ベルチ(ピアノ)

    伝統と前衛的な要素をシームレスに織り交ぜた独特の革新的で刺激的な音楽で知られるイギリスの作曲家、ジョージ・ベンジャミン[1960- ]のピアノ曲をすべて収録した2枚組アルバム。最初期に書かれた「ピアノ・ソナタ」は、パリでオリヴィエ・メシアンに作曲を、イヴォンヌ・ロリオにピアノを師事して天才と称えられていた時期の複雑なテクスチャーを持つ力作で1978年に完成。アルバム冒頭の「ソルティレージュ」も初期の作品で1981年に作曲。こちらはロリオに献呈され、フランス的な伝統を感じさせます。「ピアノのための3つの練習曲」は1982年から1985年にかけて書かれ、複雑なリズムの問題に取り組むかの様相。「オリカントゥス」は友人オリヴァー・ナッセンの50歳の誕生日のために書かれた作品で、「シャドウラインズ」はエマールのための6つのカノン的前奏曲。「ピアノのための10の小品」は、さまざまな楽想が投入された2004年の作品。
     演奏のエリック・ベルチはオランダに生まれ、イタリアを拠点とする現代音楽分野のピアニスト。2021年発売のマルコ・ストロッパ作品集は、各誌で高い評価を受けていました。

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  • ベートーヴェン晩年の巨大で多様なフーガの魅力

    ベートーヴェン:大フーガ、ピアノ・ソナタ第29番、第31番、
    アンドレア・モルテーニ(ピアノ)

    ベートーヴェンの「大フーガ」のピアノ独奏版と、ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」、ピアノ・ソナタ第31番を収録。第29番と第31位版は演奏はすでに国際的な活動もおこなっているイタリアの若手、アンドレア・モルテーニによるものです。

    対位法好きだったベートーヴェン
    ベートーヴェンはさまざまな分野の作品に対位法を用いて成果を上げていましたが、特に後期作品での大規模なフーガには見事なものがありました。このアルバムでは、フーガの傑作「大フーガ」と、終楽章にフーガを置いた2つの後期ピアノ・ソナタ、第29番「ハンマークラヴィーア」と第31番を収録しています。

    大フーガのピアノ編曲
    弦楽四重奏のために書かれた「大フーガ」は、ピアノ4手版に編曲されたヴァージョンが知られていますが、ここではルイス・ヴィンクラー[1820-1886]が、1856年にピアノ独奏用に編曲したヴァージョンを選択。ヴィンクラーはベートーヴェンの交響曲全集や弦楽四重奏曲全集の編曲などをおこなったスペシャリストで、オリジナルに忠実なアレンジにより、弦楽四重奏によるフーガの魅力を巧みにピアノに移し替えています。

    イタリアの技巧派による快演
    アンドレア・モルテーニは、2021年にペトラッシとダッラピッコラのピアノ曲全集でCDデビューしたピアニスト。作品がほとんど知られていないため、その実力はよくわかりませんでしたが、翌年のスカルラッティ・アルバムでは冒頭のK.24から驚きの演奏を聴かせていました。K.24といえば若き日のプレトニョフによる鮮烈な演奏が有名ですが、モルテーニの演奏はさらに音がよく粒だち、高速演奏の中で作品情報を漏れなく表出するさまが驚異的ですらあります。
     感情移入に依存せず、多くの音符を明晰に響かせるこうした演奏様式は「大フーガ」にはうってつけで、4分51秒からの弱音部分、メノ・モッソ・エ・モデラートでは、端正な美しさでコントラストを際立たせています。

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  • 多分野に想を得たギター音楽

    アルフレード・フランコ:ギターのための音楽(3CD)
    クリスティアーノ・ポルケッドゥ(ギター)

    ギタリストから専業作曲家に転身
    アルフレード・フランコは1967年に北イタリアのトリノに生まれた作曲家。最初はギタリスト兼作曲家として活動していましたが、やがて作曲に集中するため演奏活動を停止。以後、ジャズやフォーク、ミニマル ミュージックの影響を受けながらも独自の語法を追求。シベリウス、ブリテン、ショスタコーヴィチ、モンポウなどを描いた「アルファベット順ポートレート」や、「ブラック・ロッジの思い出〜デヴィッド・リンチへのオマージュ」、「マイクロ組曲」、「機械的小組曲」、「無常 〜 チャーリー・ウォッツのトンボー(墓)」などこれまでにいくつもの作品を出版し、高い評価を得てもいます。

    現代作品のスペシャリストによる演奏
    演奏はサルデーニャ島出身の作曲家兼ギタリストのクリスティアーノ・ポルケッドゥ。これまでにバリオスの全集(6CD)、アンジェロ・ジラルディーノの全集(14CD)、20世紀ギター・ソナタ集(5CD)、フランコカ・ヴァローネの曲集(4CD)など制作してきた現代ギター作品の擁護者。ブックレット(英語・イタリア語)には各作品の解説も掲載。

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  • ベートーヴェン時代の知られざるドイツ人作曲家によるデュオの世界初録音

    ルイ・マソノー:ヴァイオリンとチェロのための3つの協奏的二重奏曲 Op.9
    ディラン・バラルディ(ヴァイオリン)、デミアン・バラルディ(チェロ)

    フランス名のドイツ人作曲家
    ルイ・マソノー[1766-1848]は、ベートーヴェンと同世代のドイツのヴァイオリニスト兼作曲家。さまざまな宮廷楽団でコンサートマスター職を歴任し、交響曲、オペラ、室内楽なども作曲。ヴァイオリンとチェロのための3つのデュオ・コンチェルタンテは、マソノーがチェリストのマルティン・カルムスと知り合った際に共演用に書いた作品。演奏者の妙技が要求される一方で、豊かな表現力と抒情性にも富んだウィーン古典派風な音楽です。ブックレット(英文)には、ラインハルト・ヴルフホルス博士によるルイ・マソノーについての解説が掲載されています。

    トレント出身の兄弟デュオ
    演奏はイタリアのデミアン・バラルディとディラン・バラルディの兄弟デュオ。数々の賞を受賞している彼らは、子供の頃から一緒にプレイしていて息もぴったり。イタリア国内のほか、オーストリア、ドイツ、中国、ノルウェー、アメリカなどで活動しています。

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  • 17世紀前半の国際都市アムステルダムで奏でられたリュートの音楽

    ニコラ・ヴァレ:リュート曲集
    ヤーヴォル・ゲノフ(リュート)

    ヴァレ、ニコラ(c.1583-c.1642)

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥2,200
    会員価格 (税込)
    ¥1,590
    発売日
    2024年06月06日
    まとめ買い価格(税込)
    ¥1,590

    バロック初期のアムステルダムで作曲・演奏されていたリュート音楽の一端を垣間見ることのできるアルバム。多国籍的な曲種に加え、リュートによる詩篇演奏が聴けるのがユニーク。ブックレット(英文)には、演奏者自身によるニコラ・ヴァレについての解説が掲載されています。

    ユグノー戦争
    作曲者のニコラ・ヴァレ[c.1583?c.1642]は、フランスで生まれ育ったカルヴァン派の音楽家。ユグノー戦争がカルヴァン派の敗北で終結した1598年にはヴァレはまだ15歳ほどで、その後15年間、カルヴァン派の人々は不自由な生活を強いられるものの、若いヴァレはなんとかフランスで生き延びていました。

    オランダ独立戦争
    一方、隣接するフランドルでは、カトリックのスペイン王国による圧政が引き起こした80年戦争(オランダ独立戦争)が進行中で、プロテスタントが完全に優位となっていた休戦時期(1609〜1621)の1613年にヴァレはオランダに移住する道を選んでいます。

    国際都市アムステルダムで亡くなるまで生活
    1621年にはスペインによるフランドル攻撃が再開されますが、人口10万人近いアムステルダムは金融・交易の要衝ともなっていたことから平和が維持され、ヴァレも音楽や踊りを教えて生計を立てたほか、3人のイギリス人音楽家と組んでさまざまな演奏活動も展開。また、ジュネーヴ詩篇に含まれるカルヴァン派の詩篇をリュートで演奏するなどして独自の領域を開拓してもいます。オランダ移住後は約30年間アムステルダムを拠点として暮らし、楽譜の出版もオランダでおこなっていますが、その際の言語はフランス語とラテン語でした。

    リンドベリに師事したブルガリアのゲノフ
    演奏は高名なヤコブ・リンドベリからリュートと通奏低音を学んだブルガリア出身のリュート奏者で音楽学者のヤーヴォル・ゲノフ。ここでは、ガット弦10コースのリュートを、415Hzのピッチで演奏しています。

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  • 壮麗なカヴァイエ=コル・オルガン・サウンドで聴くシャコンヌほかのバッハ名曲

    バッハ・ア・ラ・フランセーズ
    オリヴィエ・ペナン(オルガン)

    聖クロチルド教会の有名なオルガンを使用
    バッハのオルガン曲3曲と、有名曲からのオルガン編曲7曲を収録。演奏はパリの大型教会、聖クロチルド教会の首席オルガニストを務めるオリヴィエ・ペナンによるものです。かつてセザール・フランクが働いていた同教会のオルガンはカヴァイエ=コルが製作したもので、丁寧なレストアを経て現在も壮麗なサウンドを維持。ブックレット(英文)には、演奏者自身による曲目解説が掲載されています。

    バッハの超有名曲のトランスクリプションが7曲
    曲目は無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番プレリュードをカンタータ第29番のシンフォニアに編曲したヴァージョンからの編曲、「主よ人の望みの喜びよ」、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番のシャコンヌ、G線上のアリア、バディネリ、シシリエンヌと超有名曲が続き、最後にしっとりした「甘き死よ、来たれ」BWV478が置かれています。

    バッハの有名オルガン曲が3曲
    テンポ指定がフランス語で書かれたファンタジア BWV572と、敬虔な「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」 BWV622、そして華麗なトッカータとフーガ BWV565を収録。トッカータとフーガはかなり工夫された演奏が面白いです。

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  • 180グラム重量盤LP

    ヤン・ティルセン:アイランド
    イェローン・ファン・フェーン(ピアノ)

    フランスの作曲家ヤン・ティルセン[1970-]は、大ヒット映画「アメリ」の音楽で世界的にブレイクし、その後「グッバイ、レーニン!」もヒットしたことで一躍有名になった作曲家。ティルセンの活動領域は映画音楽にとどまらず、自分の住む小さな島「ウーザ」の音楽や、その島にある小さな礼拝堂「ケルベル」を描いたりもしています。そこでの音楽は感情が豊かで哀愁が漂い、民族音楽、シャンソン、ミュゼット・ワルツ、ストリート・ミュージック、サティ、グラス、ナイマンなどの影響が見て取れます。
     演奏はオランダのピアニストでミニマリズムのスペシャリスト、イェローン・ファン・フェーンによるもので、静謐で深い眠りに誘うかのような効果をもたらします。

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