歴史の荒波に耐え抜いた北フランスの巨大なサン・ピエール参事会教会に設置されているオルガンは数奇な運命を辿ったことでも知られています。カトリック・オルガン曲の最高峰ともいわれるトゥルヌミールの「神秘のオルガン」は、本来は典礼用ですが、自由で幻想的、ロマンティックな部分も多いことから、作曲者自身が演奏会用途にも向いているとしており、実際、シンフォニック・オルガンの醍醐味を楽しめる部分がけっこうあります。オランダのオルガン系レーベル音源のライセンス発売。
神秘のオルガン
トゥルヌミールは1928年から1936年にかけて、グレゴリオ聖歌を素材として、典礼をサポートするオルガン曲集「神秘のオルガン」Op.55,Op.56,Op.57を書き上げます。
それぞれの典礼に合わせた全51曲から成っており、全体では15時間を超える規模ですが、全体で演奏することはないので、巨大な作品というわけではありません。
典礼用といっても、中には伝統からかけ離れた壮大で幻想的な作品も組み込まれており、フランスの壮麗なオルガン伝統にふさわしい響きを味わえる場面がいくつもあります。実際、トゥルヌミール自身、演奏会用にも使用できると述べてもいました。
24曲のセレクション
このボックスでは、グレゴリオ聖歌の研究家で演奏家でもあるオルガニスト、ティエールト・ファン・デル・プルーフが、演奏会的な聴きどころも含む作品を中心に24曲をセレクトし音楽愛好家が楽しみやすいようにまとめています。
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