オルフェオ管弦楽団は、シチリアの音楽家によって人口約30万人のカターニアで2020年に結成された室内オーケストラ。創設にも関わった指揮者のドメニコ・ファマの指揮のもと、内声まで丁寧に聴かせる演奏が特徴的で、シンプルな響きになりがちな弦楽オケ作品から複雑な表情を引き出しています。
シベリウス:即興曲
1894年に作曲。前年に作曲したピアノのための即興曲 Op-5-5を主部に、Op-5-6を中間部に置いて変容させた三部形式の作品。主部は弱音器付きで神秘的な姿になっているので、元のピアノ曲からの乖離ぶりが楽しめます。
シベリウス:ロマンス
1904年に作曲。アルバム・タイトルにも用いられたこの作品のもともとのタイトルは単なる「アンダンテ」でしたが、それではせっかくのキャッチーな曲の魅力が伝わりにくいということから友人の説得で「ロマンス」に変更。親しみやすい楽想が魅力的な佳曲です。
ブリテン:シンプル・シンフォニー
1933年から1934年にかけて作曲。10代前半の少年期に書いた音楽を素材として用いて20歳のときに書き上げたもので、早熟だったブリテンの実力を示しています。素材として用いられたのはピアノ曲で、4つの楽章に主題が2つずつ用いられ変容されています。
バーバー:セレナーデ
1928年に作曲。バーバー18歳、フィラデルフィアのカーティス音楽院に在学中の作品で、オリジナルは弦楽四重奏曲。早熟だったバーバーは7歳から作曲を始めていますが、それから11年後に完成したこのセレナーデは始めて作品番号を記した自信作となりました。
ペルト:主よ、平和を与えたまえ
2004年に作曲。スペインがイラク侵攻に加わったことに反対するテロリストが引き起こしたマドリードの列車爆破事件(193人死亡、約2,050人負傷)の犠牲者を追悼するために書かれた作品。オリジナルは4声の声楽曲で、その後、ペルト自身によっていくつかのヴァージョンが出版。悲痛な美しさが印象的な作品。
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