ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

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CD

交響曲第2番、交響的舞曲、死の島、ピアノ協奏曲第2番 キリル・ペトレンコ&ベルリン・フィル、キリル・ゲルシュタイン(2CD+1BD)

ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKC9852
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD
その他
:
Blu-ray Disc付き

商品説明


CD2枚+ブルーレイ(映像、ハイレゾ音声2種入り)+特典

凝った構造を浮かび上がらせるラフマニノフ・エディション!
ペトレンコ&ベルリン・フィルならではの機動力抜群の快演!


ラフマニノフ生誕150周年を記念したアルバム。交響曲第2番、『死の島』、交響的舞曲、、ピアノ協奏曲第2番という内容。ペトレンコはインタビューで「ラフマニノフの音楽を聴くといつも自分の故郷の一部を聴いているような気持になります。」と語っているほど、ペトレンコにとってラフマニノフの音楽は重要な意味を持っています。

  ペトレンコは、2006年にベルリン・フィルに初登場し、その後わずか3回の共演で首席指揮者に選ばれました。その最初に指揮をしたのが、ここにも収録されている楽曲『ラフマニノフ:交響曲第2番』でした。その記念すべき作品を首席指揮者として15年ぶりに指揮をした演奏がここに収められているのです。

  1906年、ラフマニノフは交響曲第2番を作曲。ラフマニノフが伝統に忠実であり続け、物憂げな音楽言語でハリウッドの映画音楽のスタイルを先取りした、自信に満ちた作品です。ペトレンコは、当エディションの核となる作品における膨大な感情的表現だけでなく、その見事なテクスチュアも強調しています。

  そしてラフマニノフが1917年に亡命するまで定期的に指揮していた交響詩『死の島』。アルノルト・ベックリンが描いた同名の絵画の白黒コピーから着想を得た、5拍子で高波に浮かぶ船のように揺れ動く曲想。レクィエムに用いられる荘重な「ディエス・イレ(怒りの日)」のモチーフは、この曲だけでなくラフマニノフの他の作品にも繰り返し登場しています。

  2022年のヴァルトビューネで演奏されたキリル・ゲルシュタインとのピアノ協奏曲第2番。1901年の初演ではラフマニノフ自身がピアノを演奏、ベルリン・フィルにおける同曲の初演は1903年、そして1908年にはラフマニノフ自身がベルリン・フィルでソロ・デビューを果たし、ピアニスト、作曲家としてのラフマニノフの輝かしい国際的キャリアの礎を築いた最初の作品。

  ラフマニノフ最後の作品『交響的舞曲』。ここでも「ディエス・イレ」のモチーフが何度も繰り返し鳴り響きます。晩年のラフマニノフはこの作品を自分の最高傑作と語っていたとも言われています。当エディションを締めくくるにふさわしい一作と言えるでしょう。輸入盤・日本語帯・解説付き。(輸入元情報)


 収録情報

ラフマニノフ作品集

【CD 1】

◆ 交響曲第2番ホ短調 Op.27 (58:50)

  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  キリル・ペトレンコ(指揮)
  収録:2021年3月20日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
◆ 交響詩『死の島』 Op.29 (19:32)

  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  キリル・ペトレンコ(指揮)
  収録:2021年1月16日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)


【CD 2】
◆ ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18 (31:07)

  キリル・ゲルシュタイン(ピアノ)
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  キリル・ペトレンコ(指揮)
  収録:2022年6月25日、ヴァルトビューネ(ライヴ)
◆ 交響的舞曲 Op.45 (35:54)

  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  キリル・ペトレンコ(指揮)
  収録:2020年2月15日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

【Blu-ray Disc】 (リージョン:Worldwide)
◆ 映像:上記演奏 (161分)

  画面:Full HD 1080/60i, 16:9
  音声:2.0 PCM、7.1.4 Dolby Atmos
  字幕:英、独、日
◆ 音声:上記演奏 (145分)

  2.0 PCM Stereo 24-bit/48-96kHz (ロスレス・スタジオ・マスター音源)
◆ 音声:上記演奏 (145分)

  7.1.4 Dolby Atmos 24-bit/48kHz (ロスレス・スタジオ・マスター音源)

【特典】
◆ ハイレゾ音声ダウンロード:上記演奏 (145分)

  2.0 PCM Stereo 24-bit/192kHzまで (URLとパスワードを封入)
◆ 「デジタル・コンサートホール」 7日間無料視聴

  ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」7日間無料視聴チケット・コードを封入。


 目次

トラック・リスト (詳細演奏時間 & 楽曲情報)
交響曲第2番
交響詩『死の島』
ピアノ協奏曲第2番
交響的舞曲
作曲者情報
◆ ラフマニノフ年表
1873  1874  1875  1876  1877  1878  1879  1880  1881  1882  1883  1884  1885  1886  1887  1888  1889  1890  1891  1892  1893  1894  1895  1896  1897  1898  1899  1900  1901  1902  1903  1904  1905  1906  1907  1908  1909  1910  1911  1912  1913  1914  1915  1916  1917  1918  1919  1920  1921  1922  1923  1924  1925  1926  1927  1928  1929  1930  1931  1932  1933  1934  1935  1936  1937  1938  1939  1940  1941  1942  1943
演奏者情報
キリル・ペトレンコ
キリル・ゲルシュタイン
詳細商品説明ページ一覧
詳細演奏時間付き商品説明ページ
年表付き商品説明ページ



 トラック・リスト (詳細演奏時間 & 楽曲情報)

 交響曲第2番ホ短調 Op.27 (58分23秒)

デジタルコンサートホールのラップタイムと、その横の〔〕内にCDの推測値を記載しておきます。
◆ 作曲 : 1906〜1907年
◆ 初演 : 1908年
◆ 初出版 : 1908年


CD1 Track 1
第1楽章 Largo - Allegro moderato (22分5秒)
00:37〜05:15 〔00:00〜04:38〕  序奏部 (4分38秒)
  00:56 〔00:19〕〜 序奏主題

05:15〜12:54 〔04:38〜12:17〕  呈示部 (6分39秒)
  05:15 〔04:38〕〜 第1主題
  06:53 〔06:16〕〜 第2主題
  09:05 〔08:28〕〜 第1主題反復
  10:43 〔10:06〕〜 第2主題反復

12:54〜16:47 〔12:17〜16:10〕 展開部 (3分53秒)

16:47〜21:13 〔16:10〜20:36〕 再現部 (4分26秒)
  16:47 〔16:10〕 〜 第1主題
  18:33 〔17:56〕 〜 第2主題

21:13〜22:42 〔20:36〜22:05〕 終結部 (1分29秒)
◆ 展開部大詰めの16:23からは、恩師チャイコフスキー「悲愴」第1楽章展開部へのオマージュのような音楽となっています。

CD1 Track 2
第2楽章 Allegro molto (9分32秒)
22:56〜26:13 〔00:00〜03:17〕 第1部 (A) (主部) (3分17秒)
  22:56 〔00:00〕〜 主題A1
  24:12 〔01:16〕〜 主題A2
  25:23 〔02:27〕〜 主題A1

26:13〜28:27 〔03:17〜05:31〕 第2部 (B) (中間部) (2分14秒)
  26:13 〔03:17〕〜 主題B1
  27:30 〔04:34〕〜 主題B2

28:27〜31:44 〔05:31〜08:48〕 第3部 (A) (主部) (3分17秒)
  28:27 〔05:31〕〜 主題A1
  29:42 〔06:46〕〜 主題A2
  30:53 〔07:57〕〜 主題A1

31:44〜32:28 〔08:48〜09:32〕 終結部 (44秒)


CD1 Track 3
第3楽章 Adagio (13分23秒)
32:46〜36:40 〔00:00〜03:54〕 第1部 (A) (3分54秒)
  32:46 〔00:00〕〜 主題A1
  33:12 〔00:26〕〜 主題A2

36:40〜39:59 〔03:54〜07:13〕 第2部 (B) (3分19秒)
  36:40 〔03:54〕〜 主題B1 (第1楽章序奏主題変形)
  36:50 〔04:04〕〜 主題B2
  38:29 〔05:43〕〜 主題B3

39:59〜44:34 〔07:13〜11:48〕 第3部 (A) (4分35秒)
  39:59 〔07:13〕〜 主題A1
  41:10 〔08;24〕〜 主題A2

44:34 〔11:48〕〜46:09 〔13:23〕 終結部 (1分35秒)

CD1 Track 4
第4楽章 Allegro vivace (13分23秒)
46:33〜52:43 〔00:00〜06:10〕 呈示部 (6分10秒)
  46:33 〔00:00〕 第1主題
  47:42 〔01:09〕 推移主題
  48:19 〔01:46〕 第1主題
  49:26 〔02:53〕 第2主題
  52:12 〔05:39〕 第3楽章主題A1

52:43〜54:43 〔06:10〜08:10〕 展開部 (2分)

54:43〜59:32 〔08:10〜12:59〕 再現部 (4分49秒)
  54:43 〔08:10〕 第1主題
  55:46 〔09:13〕 推移主題
  56:23 〔09:50〕 第1主題
  58:16 〔11:43〕 第2主題

59:32〜59:56 〔12:59〜13:23〕 終結部 (24秒)


  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  キリル・ペトレンコ(指揮)

  収録:2021年3月20日、ベルリン、フィルハーモニー(人数制限ライヴ)

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 交響詩『死の島』 Op.29 (19分32秒)

デジタルコンサートホールのラップタイムと、その横の〔〕内にCDの推測値を記載しておきます。
◆ 作曲 : 1909年
◆ 初演 : 1909年
◆ 初出版 : 1909年


CD1 Track 5
00:25〜05:11 〔00:00〜04:46〕 第1部 (A) (4分46秒)
  00:25 〔00:00〕〜 主題A1
  01:28 〔01:03〕〜 主題A2
  04:57 〔04:32〕〜 主題A3

05:11〜09:32 〔04:46〜09:07〕 第2部 (B) (4分21秒)
  05:11 〔04:46〕〜 主題B1 (怒りの日より)
  07:12 〔06:47〕〜 主題B2 (怒りの日より)

09:32〜11:05 〔09:07〜10:40〕 第3部 (A) (1分33秒)
  09:32 〔09:07〕〜 主題A2 (怒りの日風に展開)
  10:39 〔10:14〕〜 金管コラール (怒りの日より)

11:05〜13:43 〔10:40〜13:18〕 第4部 (C) (2分38秒)
  11:05 〔10:40〕〜 主題C
  13:17 〔12:52〕〜 主題A2

13:43〜15:12 〔13:18〜14:47〕 第5部 (A) (1分29秒)
  13:43 〔13:18〕〜 主題A2
  14:46 〔14:21〕〜 主題A3

15:12〜17:35 〔14:47〜17:10〕 第6部 (B) (2分33秒)
  15:12 〔14:47〕〜 主題B1 (怒りの日より)
  16:17 〔15:52〕〜 主題C
  16:44 〔16:19〕〜 金管コラール (怒りの日より)

17:35〜19:57 〔17:10〜19:32〕 終結部 (2分22秒)
  17:35 〔17:10〕〜 主題A1
  19:05 〔18:40〕〜 怒りの日より

  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  キリル・ペトレンコ(指揮)

  収録:2021年1月16日、ベルリン、フィルハーモニー(無観客ライヴ)

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 ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18 (30分52秒)

デジタルコンサートホールでの視聴ができないためCDの実測値を記載しておきます。
◆ 作曲 : 1900〜1901年
◆ 初演 : 1901年
◆ 初出版 : 1901年


CD2 Track 1
第1楽章 Moderato (9分38秒)
00:02〜04:18 呈示部 (4分16秒)
  00:02〜 序奏
  00:28〜 第1主題
  02:09〜 第2主題

04:18〜05:56 展開部 (1分38秒)

05:56〜09:05 再現部 (3分9秒)
  05:56〜 第1主題
  07:17〜 第2主題

09:05〜09:40 終結部 (35秒)

CD2 Track 2
第2楽章 Adagio sostenuto (10分37秒)
00:00〜03:33 第1部 (3分33秒)
  00:00〜 序奏
  00:40〜 主題
  01:53〜 第1変奏
  03:00〜 第2変奏

03:33〜07:50 第2部 (4分17秒)
  03:33〜 第3変奏
  04:46〜 第4変奏
  05:49〜 第5変奏
  06:22〜 第6変奏 (+ 第1楽章第1主題変形)
  06:53〜 第7変奏 (カデンツァ)
07:50〜10:37 第3部 (2分47秒)
  07:50〜 第8変奏 

CD2 Track 3
第3楽章 Allegro scherzando (10分37秒)
00:00〜01:48 第1部 (A) (1分48秒)
  00:00〜 序奏
  00:40〜 主題A1
  01:37〜 主題A2

01:48〜03:07 第2部 (B) (1分19秒)
  01:48〜 主題B
  02:37〜 主題B (+ 弦に第1楽章第1主題変形)

03:07〜05:52 第3部 (A) (2分45秒)
  03:07〜 主題A2
  03:40〜 主題A1
  04:30〜 フガート (主題A1)

05:52〜07:20 第4部 (B) (1分28秒)
  05:52〜 主題B
  06:42〜 主題B (+ 弦に第1楽章第1主題変形)

07:20〜09:08 第5部 (A) (1分48秒)
  07:20〜 主題A2
  07:54〜 主題A1
  08:34〜 アラ・ブレーヴェ (主題A1 + 主題B変形)

09:08〜10:10 第6部 (B + A) (1分2秒)
  09:08〜 序奏再現
  09:28〜 主題B + 主題A1 + 主題A2

10:10〜10:37 終結部 (A) (27秒)



  キリル・ゲルシュタイン(ピアノ)
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  キリル・ペトレンコ(指揮)

  収録:2022年6月25日、ヴァルトビューネ(ライヴ)

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 交響的舞曲 Op.45 (35分11秒)

デジタルコンサートホールのラップタイムと、その横の〔〕内にCDの推測値を記載しておきます。
◆ 作曲 : 1940年
◆ 初演 : 1941年
◆ 初出版 : 1941年


CD2 Track 4
第1楽章 Allegro (11分52秒)
00:40〜03:45 〔00:00〜03:05〕 第1部 (A) (3分5秒)
  00:40〜 〔00:00〕 主題A1
  01:17〜 〔00:37〕 主題A2
  02:08〜 〔01:28〕 主題A2変奏1
  02:45〜 〔02:05〕 主題A2変奏2
  03:19〜 〔02:39〕 主題A1

03:45〜08:29 〔03:05〜07:49〕 第2部 (B) (4分44秒)
  03:45〜 〔03:05〕 主題B1
  04:18〜 〔03:48〕 主題B2 サクソフォーン
  06:27〜 〔05:47〕 主題B2 弦

08:29〜12:32 〔07:49〜11:52〕 第3部 (A) (4分3秒)
  08:29〜 〔07:49〕 主題A1
  09:25〜 〔08:45〕 交響曲第2番第1楽章展開部後半より変形引用
  09:48〜 〔09:08〕 主題A1
  10:03〜 〔09:23〕 主題A2
  11:21〜 〔10:41〕 交響曲第1番第1楽章展開部後半より変形引用(グロッケンシュピール・パートも)


CD2 Track 5
第2楽章 Andante con moto (Tempo di valse) (9分34秒)
12:59〜14:28 〔00:00〜01:29〕 第1部 (A) (1分29秒)
  12:59〜 〔00:00〕 主題A1 (ファンファーレ)
  13:52〜 〔00:53〕 主題A2 (ヴァイオリン・ソロ/交響曲第1番第1楽章冒頭の変形引用)

14:28〜19:14 〔01:29〜06:15〕 第2部 (B) (4分46秒)
  14:28〜 〔01:29〕 主題B1
  15:40〜 〔02:41〕 主題B2
  16:00〜 〔03:01〕 主題B1
  17:07〜 〔04:08〕 主題A1 (ファンファーレ)
  17:17〜 〔04:18〕 主題B2
  17:52〜 〔04:53〕 主題B1
  18:30〜 〔05:31〕 主題B2

19:14〜20:10 〔06:15〜07:11〕 第3部 (A) (56秒)
  19:14〜 〔06:15〕 主題A1 (ファンファーレ)
  19:43〜 〔06:44〕 主題A2 (ヴィオラ/交響曲第1番第1楽章冒頭の変形引用)

20:10〜21:16 〔07:11〜08:17〕 第4部 (B) (1分6秒)
  20:10〜 〔07:11〕 主題B1

21:16〜22:33 〔08:17〜09:34〕 終結部 (1分17秒)
◆ 終結部木管群はショスタコーヴィチ交響曲第10番(1953)の第2楽章を思わせます。

CD2 Track 6
第3楽章 Lento assai - Allegro vivace (13分45秒)
23:04〜26:22 〔00:00〜03:18〕 第1部 (A) (3分18秒)
  23:04〜 〔00:00〕 序奏1 Lento assai
  23:37〜 〔00:33〕 序奏2 Allegro vivace
  23:49〜 〔00:45〕 鐘 (チューブラーベル)
  23:58〜 〔00:54〕 主題A1
  24:30〜 〔01:26〕 主題A2
  25:00〜 〔01:56〕 主題A3 (徹夜祷 第9曲後半より「主よなんじは」「幸いなり」を変形引用)
  25:18〜 〔02:14〕 主題A1
  25:29〜 〔02:25〕 主題A3 (徹夜祷 第9曲後半より「主よなんじは」「幸いなり」を変形引用)
  26:10〜 〔03:06〕 主題A4 (小結尾)
26:22〜32:44 〔03:18〜09:40〕 第2部 (B) (6分22秒)
 26:22 〜 〔03:18〕 主題B1
  28:12〜 〔05:08〕 主題B2 (バスクラリネット)
  28:56〜 〔05:52〕 主題B2 (ホルン)
  29:40〜 〔06:36〕 主題B3
  30:33〜 〔07:29〕 主題B2 (ホルン)
  30:57〜 〔07:53〕 主題B3
  31:40〜 〔08:36〕 主題B4

32:44〜36:49 〔09:40〜〕 第3部 (A) (4分5秒)
  32:44〜 〔09:40〕 主題A1
  33:30〜 〔10:26〕 怒りの日より
  33:59〜 〔10:55〕 主題A1
  34:59〜 〔11:55〕 怒りの日より
  35:30〜 〔12:26〕 主題A3 (徹夜祷 第9曲後半より「主よなんじは」「幸いなり」を変形引用)
  36:05〜 〔13:01〕 アレルヤ (徹夜祷 第9曲後半より「主よなんじは」「幸いなり」を変形引用)
  36:21〜 〔13:17〕 主題A4 (結尾)
◆ 主題A3はラフマニノフの声楽大作「徹夜禱」(1915)からの引用。大元の旋律はロシア正教会のズナメニイ聖歌。

  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  キリル・ペトレンコ(指揮)

  収録:2020年2月15日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

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 ラフマニノフ


 1873年/明治6年 (0歳)

◆ 4月1日、ノヴゴロド州のセミョノヴォに誕生。父は陸軍将校でアマチュア・ピアニストのヴァシリー・アルカディエヴィチ[1841-1916]、母は将軍の娘でアマチュア・ピアニストのリュボフ・ペトロヴナ[1853-1929]。ラフマニノフ家は15世紀まで辿れる家系で、祖父アルカジ・アレクサンドロヴィチ・ラフマニノフ[1808-1880]は、ノクターンの創始者ジョン・フィールドの弟子。ラフマニノフは6人兄弟の次男(長女エレナ、長男ヴラジーミル、次女ソフィヤ、三男アルカディ、三女ヴァルヴァラ)。

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 1874年/明治7年 (0〜1歳)


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 1875年/明治8年 (1〜2歳)


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 1876年/明治9年 (2〜3歳)


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 1877年/明治10年 (3〜4歳)

◆ 母リュボフによるピアノのレッスンが開始。
◆ 5月26日、ナターリヤ・アレクサンドロヴナ・サーチナ、ノヴゴロドで誕生。将来の妻。

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 1878年/明治11年 (4〜5歳)

◆ ピアノのレッスンを継続。

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 1879年/明治12年 (5〜6歳)

◆ ピアノのレッスンを継続。

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 1880年/明治13年 (6〜7歳)

◆ ピアノのレッスンを継続。

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 1881年/明治14年 (7〜8歳)

◆ ピアノのレッスンを継続。

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 1882年/明治15年 (8〜9歳)

◆ ラフマニノフ家が財政破綻。領地は競売にかけられ、ペテルブルクに転居。
◆ サンクトペテルブルク音楽院の幼年学校に入学。ヴラジーミル・デリャンスキーに師事。
◆ 姉のソフィヤが12歳で死去。

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 1883年/明治16年 (9〜10歳)

◆ ペテルブルク音楽院在学。

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 1884年/明治17年 (10〜11歳)

◆ ペテルブルク音楽院在学。

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 1885年/明治18年 (11〜12歳)

◆ モスクワ音楽院に転入。ピアニストの従兄アレクサンドル・ジロティ[1863-1945]の推薦。アントン・アレンスキー(和声)、セルゲイ・タネーエフ(対位法)、ジロティ(ピアノ)、ステパン・スモレンスキイ(正教会聖歌)らに師事。
◆ モスクワ音楽院のピアノ教師、ニコライ・ズヴェーレフ[1832-1893]の家に寄宿。

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 1886年/明治19年 (12〜13歳)

◆ モスクワ音楽院在学。
◆ ズヴェーレフ家に滞在。
◆ チャイコフスキーとズヴェーレフ家で交流。
● チャイコフスキーのマンフレッド交響曲をピアノ編曲。

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 1887年/明治20年 (13〜14歳)

◆ モスクワ音楽院在学。
◆ ズヴェーレフ家に滞在。
● 管弦楽のためのスケルツォ ニ短調
● ピアノのための4つの小品
● ピアノのための3つの夜想曲
● ピアノのための無言歌 ニ短調

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 1888年/明治21年 (14〜15歳)

◆ モスクワ音楽院在学。
◆ ズヴェーレフ家に滞在。
◆ ジロティのクラスに入り、スクリャービン[1872-1915]と同級になります。

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 1889年/明治22年 (15〜16歳)

◆ モスクワ音楽院在学。
◆ ズヴェーレフ家から退去。
◆ 父の妹ヴァルヴァラ[1851-1941]の嫁ぎ先である弁護士のアレクサンドル・アレクサンドロヴィチ・サーチン[1844-1926]の家に滞在開始。サーチン家の子供は5人で、長男のアレクサンドルはラフマニノフと同年齢、長女のナターリヤは4歳若い12歳、次女のソフィヤは6歳若い10歳といった感じで、16歳のラフマニノフには気楽な環境でした(ナターリヤとは後年結婚)。

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 1890年/明治23年 (16〜17歳)

◆ モスクワ音楽院在学。
◆ サーチン家に滞在。
● 6手ピアノのための「ワルツ」
● チェロとピアノのためのロマンス ヘ短調
● 歌曲「聖なる修道院の門の傍らに」
● 歌曲「君には何も語るまい」
● 歌曲「心よ、お前はふたたび目覚めた」

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 1891年/明治24年 (17〜18歳)

◆ モスクワ音楽院ピアノ科を首席で卒業。次席はスクリャービンで、共に金メダルを授与されています。
● ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 Op.1(初稿)
● 6手ピアノのための「ロマンス」
● 2台のピアノのための「ロシアの主題による狂詩曲」
● 交響詩「ロスティスラフ公」
● ピアノのためのフーガ ニ短調
● ピアノのための前奏曲 ヘ長調
● 歌曲「四月、春の祭の日」
● 歌曲「夕闇は迫り」
● 歌曲集「君は覚えているだろうか、あの夕べを」

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 1892年/明治25年 (18〜19歳)

◆ モスクワ音楽院作曲科卒業。卒業制作のオペラ「アレコ」により金メダルを授与。
◆ 前奏曲「鐘」が電気博覧会で初演され大成功。
● チェロとピアノのための2つの小品 Op.2
● ピアノのための幻想的小品集 Op.3
● 歌劇「アレコ」
● 悲しみの三重奏曲第1番 ト短調

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 1893年/明治26年 (19〜20歳)

◆ オペラ「アレコ」初演。
◆ 10月12日、恩師ズヴェーレフ、モスクワで死去。
◆ 11月6日、恩師チャイコフスキー、サンクトペテルブルクで死去。
● 歌曲集「6つのロマンス」 Op.4
● 2台ピアノのための組曲第1番「幻想的絵画」Op.5
● ヴァイオリンとピアノのための2つの小品 Op.6
● 交響的幻想曲「岩」Op.7
● 歌曲集「6つのロマンス」 Op.8
● 悲しみの三重奏曲第2番 ニ短調Op.9
● 歌曲「失望した男の歌」
● 歌曲「花はしぼんだ」
● 合唱聖歌コンチェルト「祈祷に眠らざる生神女」

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 1894年/明治27年 (20〜21歳)

● 管弦楽のためのジプシーの主題による奇想曲 Op.12
● 2台ピアノのための6つの小品 Op.11
● ピアノのためのサロン的小品集 Op.10

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 1895年/明治28年 (21〜22歳)

● 交響曲第1番 ニ短調 Op.13

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 1896年/明治29年 (22〜23歳)

● 歌曲集「12のロマンス」 Op.14
● 6つの合唱曲 Op.15 ● 楽興の時 Op.16

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 1897年/明治30年 (23〜24歳)

◆ 交響曲第1番初演。
◆ モスクワのマモントフ・オペラの指揮者として契約。
◆ バス歌手シャリアピン[1873-1938]と交流。生涯の友に。

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 1898年/明治31年 (24〜25歳)

◆ マモントフ・オペラの指揮者。
◆ シャリアピンと演奏旅行。公演先のヤルタでチェーホフと交流。

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 1899年/明治32年 (25〜26歳)

◆ ロンドンに演奏旅行。
● 歌曲「君はしゃっくりをしなかったかい、ナターシャ」
● 幻想的小品 ト短調
● ピアノのためのフゲッタ ヘ長調<

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 1900年/明治33年 (26〜27歳)

◆ 当時パリで流行し、ロシアでも人気となっていた催眠療法をニコライ・ダーリ[1860-1939]が数回実施。
● ピアノ編曲:ビゼー:「アルルの女」第1組曲より「メヌエット」
● 歌曲「夜」

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 1901年/明治34年 (27〜28歳)

● ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18
● チェロ・ソナタト短調 Op.19
● 2台ピアノのための組曲第2番 Op.17

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 1902年/明治35年 (28〜29歳)

◆ 4月29日、ナターリヤ・サーチナと結婚。
● カンタータ「春」Op.20

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 1903年/明治36年 (29〜30歳)

◆ 長女イリーナ、イヴァノフカで誕生。
◆ ピアノ協奏曲 第2番 Op.18、初演。
● ショパンの主題による変奏曲 Op.22
● 10の前奏曲集 Op.23

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 1904年/明治37年 (30〜31歳)

◆ ボリショイ劇場の指揮者に就任。
● 歌劇「けちな騎士」 Op.24

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 1905年/明治38年 (31〜32歳)

◆ ボリショイ劇場の指揮者在任。
● 歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」 Op.25

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 1906年/明治39年 (32〜33歳)

◆ 2月25日、恩師アレンスキー、ロシア帝国領フィンランドのペルキャルヴィで結核により死去。44歳。
◆ 秋、ドレスデンに長期滞在開始。
● 歌曲集「12のロマンス」 Op.21
● 歌曲「スタニスラフスキーへの手紙」

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 1907年/明治40年 (33〜34歳)

◆ 次女タチアーナ、イヴァノフカで誕生。
◆ 5月10日、兄ヴラジーミル・ヴァシリエヴィチ、死去。35歳。警察署長でした。
● 交響曲第2番 ホ短調 Op.27
● ピアノ・ソナタ第1番 ニ短調 Op.28

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 1908年/明治41年 (34〜35歳)

◆ 2月8日、交響曲第2番、自身の指揮でサンクトペテルブルクで初演。
● ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30

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 1909年/明治42年 (35〜36歳)

◆ 8月2日、恩師スモレンスキー、ヴァシリスルスクで死去。60歳。
◆ ロシア音楽協会副会長に選出。
◆ アメリカに演奏旅行。
● 交響詩「死の島」Op.29

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 1910年/明治43年 (36〜37歳)

● 聖金口イオアン聖体礼儀(聖ヨハネ・クリソストモスの典礼) Op.31
● 13の前奏曲集 Op.32
● 練習曲集『音の絵』Op.33

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 1911年/明治44年 (37〜38歳)

● ピアノ編曲:V.R.のポルカ(フランツ・ベーア「笑う小娘」)

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 1912年/明治45年/大正元年 (38〜39歳)

◆ 自動車を購入。
● 歌曲集「14のロマンス」 Op.34

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 1913年/大正2年 (39〜40歳)

◆ ローマに滞在。
● 合唱交響曲『鐘』Op.35
● ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36

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 1914年/大正3年 (40〜41歳)

◆ 4月27日、友人スクリャービン、モスクワで死去。42歳。
◆ 6月19日、恩師タネーエフ、ズヴェニゴロドで死去。58歳。
◆ イギリスに演奏旅行。

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 1915年/大正4年 (41〜42歳)

● 徹夜禱 Op.37

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 1916年/大正5年 (42〜43歳)

◆ イワノーフカ滞在。
◆ 父ヴァシリー・アルカディエヴィチ・ラフマニノフ、死去。75歳。

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 1917年/大正6年 (43〜44歳)

◆ ロシアで最後のコンサート出演。
◆ 12月、ストックホルム公演。
● 練習曲集『音の絵』Op.39
● ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 Op.1(改訂稿)
● 前奏曲 ニ短調
● ピアノのための「オリエンタル・スケッチ」

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 1918年/大正7年 (44〜45歳)

◆ ピアニスト活動を本格化。
◆ コペンハーゲンに滞在。
◆ アメリカから3件の出演要請があるものの辞退。
◆ アメリカに移り住むことを決意。
◆ 12月、アメリカでコンサートに出演。
● ピアノ編曲:アメリカ合衆国国歌「星条旗」

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 1919年/大正8年 (45〜46歳)

◆ アメリカ各地へ演奏旅行。
◆ サンフランシスコに居住。

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 1920年/大正9年 (46〜47歳)

◆ ビクター・トーキング・マシン(後のRCA)とレコーディング契約を締結。
● ピアノ編曲:クライスラー:「愛の喜び」
● ピアノ編曲:クライスラー:「愛の悲しみ」

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 1921年/大正10年 (47〜48歳)

◆ ニューヨークに居住。

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 1922年/大正11年 (48〜49歳)

◆ ロンドン公演。
◆ 秋からアメリカ公演を集中的に実施。カナダやキューバも訪問。

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 1923年/大正12年 (49〜50歳)

◆ 前年秋から初夏までのシーズンで71公演を実施。カナダやキューバも訪問。体の負担が大き過ぎたため、この年の秋からのシーズンは公演数を削減。

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 1924年/大正13年 (50〜51歳)

◆ 秋、資金難で破綻寸前だったロングアイランドのシコルスキー社を訪れ、社長の亡命ロシア人技術者、イーゴリ・シコルスキー[1889-1972]に対し、返済期限なしとしたうえで5千ドルの小切手を手渡します。シコルスキーは感謝の印としてラフマニノフに同社の第1副社長に就任するよう要請してラフマニノフは承諾。これが宣伝効果を発揮してシコルスキー社は窮地を脱し、1928年には飛行艇S-38をパンアメリカン航空が一気に39機も購入して大躍進。翌1929年にラフマニノフに返済しています。
● ピアノ編曲:自作歌曲「ひなげし」Op.38-3
● ピアノ編曲:ムソルグスキー:「ゴパーク」

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 1925年/大正14年 (51〜52歳)

◆ ヨーロッパでピアニスト活動を再開。
◆ 夏、パリに滞在。
◆ パリで自身の出版社「タイア」を設立。社名は娘のタチアーナのTAとイリーナのIRを繋げたもの。
● ピアノ編曲:シューベルト:「何処へ」

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 1926年/大正15年/昭和元年 (52〜53歳)

● ピアノ協奏曲第4番 Op.40
● 3つのロシアの歌 Op.41

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 1927年/昭和2年 (53〜54歳)

◆ 夏、ドレスデンにしばらく滞在。
◆ 夏、スイスに滞在。
◆ 秋、アメリカに帰還。

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 1928年/昭和3年 (54〜55歳)

◆ 1月8日、ホロヴィッツと共にスタインウェイ本社でピアノ協奏曲第3番を演奏。ホロヴィッツはニューヨークに到着したばかりでした。
◆ 夏、ノルマンディーに滞在。
◆ 夏、ドレスデンに滞在。
◆ 年末までヨーロッパ・ツアー。
● ピアノ協奏曲第4番 Op.40、改訂のうえで出版。

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 1929年/昭和4年 (55〜56歳)

◆ パリのクレアフォンテーヌに家を借り、夏の別荘とします。
◆ 母リュボフ・ペトロヴナ、死去。76歳。

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 1930年/昭和5年 (56〜57歳)

◆ ルツェルン湖畔のヘルテンシュタインに別荘「ヴィラ・セナール」と公園を建設することを計画し、土地を購入。ルツェルンの建築家、アルフレート・メーリとカール・フリードリヒ・クレープスに別荘と敷地内の建築物の設計を依頼。
● ピアノ・ソナタ第2番を改訂。

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 1931年/昭和6年 (57〜58歳)

◆ ルツェルン湖畔のヘルテンシュタインに別荘と公園を建設することを計画。
◆ アメリカでソ連政権に抗議する書簡に署名したことにより、モスクワのマスコミにより攻撃。
● ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36(改訂稿)
● コレッリの主題による変奏曲 Op.42
● ピアノ編曲:リムスキー=コルサコフ:「くまばちは飛ぶ」

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 1932年/昭和7年 (58〜59歳)

◆ 別荘のためにヘルテンシュタインの土地約2万uを購入。岩だらけの土地だったので、ケルンの建築家からは山小屋風の別荘を提案されますがラフマニノフは拒否。岩を爆破して整地することで庭園とし、ルツェルンの建築家、アルフレート・メーリとカール・フリードリヒ・クレープスにバウハウス様式の別荘と、敷地内の教会などの建築物の設計を依頼。
◆ 10月、50回の公演をおこなうシーズンが開始。ラフマニノフのピアニスト生活40周年が各地で祝われますが、世界大恐慌の影響はまだ深刻でした。

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 1933年/昭和8年 (59〜60歳)

◆ ルツェルン湖畔の別荘「ヴィラ・セナール」のためにモーターボートを購入。

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 1934年/昭和9年 (60〜61歳)

◆ ルツェルン湖畔の別荘が完成。名前の「VILLA SENAR」は、ラフマニノフのSERGEYからSEとR、妻ナターリヤのNATALIAからNAをとって繋げたもの。この別荘のために通常より1メートル長い巨大なスタインウェイを特注したほか、リンカーンも購入。
● パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
● ピアノ編曲:メンデルスゾーン:「スケルツォ」

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 1935年/昭和10年 (61〜62歳)

◆ 夏、「ヴィラ・セナール」に滞在。
● 交響曲第3番の作曲に着手。

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 1936年/昭和11年 (62〜63歳)

◆ 夏、「ヴィラ・セナール」に滞在。
● 交響曲第3番 イ短調 Op.44

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 1937年/昭和12年 (63〜64歳)

◆ 夏、「ヴィラ・セナール」に滞在。
◆ パガニーニの主題による狂詩曲を使用したバレエについてフォーキンと打ち合わせ。

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 1938年/昭和13年 (64〜65歳)

◆ 4月12日、友人シャリアピン、パリで死去。65歳。
◆ 夏、「ヴィラ・セナール」に滞在。
● ピアノ協奏曲第4番 Op.40、大改訂(改訂版=最終稿、1944年に出版)。

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 1939年/昭和14年 (65〜66歳)

◆ 3月、イギリス公演。
◆ 夏、「ヴィラ・セナール」に滞在。
◆ 6月、「ヴィラ・セナール」で転倒して負傷し、フォーキンのバレエ鑑賞を断念。
◆ 8月11日、ルツェルン国際音楽祭(現ルツェルン音楽祭)に出演。アンセルメとベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番とパガニーニ狂詩曲で共演。
◆ 8月23日、アメリカに向けて出航。以後、ヨーロッパに戻ることはできませんでした。
◆ 9月1日、ドイツがポーランドに侵攻。第2次大戦開戦。

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 1940年/昭和15年 (66〜67歳)

◆ ロングアイランドのオーチャード・ポイントで「交響的舞曲」を作曲。
● 交響的舞曲 Op.45

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 1941年/昭和16年 (67〜68歳)

◆ 6月22日、ドイツが不可侵条約を破ってソ連に侵攻。ほどなくラフマニノフは祖国支援のための活動を開始。
◆ 12月、改訂したピアノ協奏曲第4番をオーマンディと録音。
● ピアノ協奏曲第4番 ト短調 Op.40(決定稿)
● ピアノ編曲:自作歌曲「ライラック」Op.21-5
● ピアノ編曲:チャイコフスキー:「子守唄」Op.16-1

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 1942年/昭和17年 (68〜69歳)

◆ 夏、カリフォルニアに滞在。ビヴァリー・ヒルズのエルム・ドライヴに家を購入。
◆ 8月22日、フォーキン、ニューヨークで死去。62歳。

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 1943年/昭和18年 (69〜70歳)

◆ 2月17日、テネシー州ノックスヴィルで最後のコンサート出演。
◆ 体調悪化によりロサンジェルスの病院を受診。
◆ 3月28日、悪性黒色腫によりビバリーヒルズの自宅で死去。69歳。
◆ 6月1日、ニューヨーク州ヴァルハラのケンシコー墓地に埋葬。1951年1月17日にナターリヤ未亡人が73歳でマンハッタンで亡くなると同所に埋葬されています。

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 キリル・ペトレンコ

オペラ指揮者
飛躍のきっかけはマイニンゲン時代の2001年、29歳で取り組んだ「ニーベルングの指環」の成功で、以後、各国に客演することとなり、ドイツのオペラ誌「Opernwelt」では、2007、2009、2014、2015、2020年に年間最優秀指揮者に選ばれてもいました。
  オペラの客演は、2000年のフィレンツェ5月音楽祭を皮切りに、ウィーン国立歌劇場、ザクセン州立歌劇場、リセウ大劇場、パリ・オペラ座、コヴェントガーデン王立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、フランクフルト歌劇場、リヨン国立歌劇場、バイロイト音楽祭と続いています。

コンサート指揮者
オーケストラ・コンサートへの客演も盛んで、シカゴ響、クリーヴランド管、ロサンジェルス・フィル、コンセルトヘボウ管、バイエルン放送響、シュターツカペレ・ドレスデン、ハンブルク・フィル、NDR響(ハンブルク)、WDR響(ケルン)、MDR響(ライプツィヒ)、デュースブルク・フィル、ケルン・フィル、ウィーン放送響、ウィーン響、オスロ・フィル、ローマ聖チェチーリア管、RAI国立響(トリノ)、ロンドン・フィル、イスラエル・フィルなどを指揮。ベルリン・フィルへの初登場は2006年2月。

楽譜の研究と自分の音
ペトレンコはどんな作品でも必ず、頭の中で「自分の音」を響かせるまで楽譜を繰り返し研究するそうです。そしてリハーサルではその「自分の音」の実現に向けて、自分の考えとそのための要求を楽員に伝え、目標実現に向けて共に努力するというのが基本スタイルになっているのだとか。そのため、楽員や歌手の能力や集中力が常に維持されるような友好的な雰囲気の中で仕事をするのがペトレンコ流儀で、それが作品情報の伝達力や演奏の完成度の高さの秘訣にもなっています。


 1972年

◆ 2月11日、ソ連、西シベリアの大都市オムスクに誕生。父のガリー・ペトレンコはソ連、西ウクライナのリヴォフの生まれで、ヴォルガ・ドイツ人らも多く移住していたオムスクに移り住んだユダヤ系のヴァイオリニスト。母は音楽学者。
 1983年

◆ ピアニストとして地元オムスクの交響楽団と共演。
  1990年

◆ ペトレンコ家はオーストリアのフォアアールベルク州に移住。父が同地の音楽学校で働くことになったため。父は教職だけでなく、友人とアルペジョーネ・ホーエネムス室内管弦楽団を結成して活動
◆ フォアアールベルク州のフェルトキルヒ国立音楽院でフェレンツ・ポーグナーにピアノを師事
◆ ウィーン音楽大学に入学し、ウロシュ・ラヨヴィチらに指揮を師事。
  1995年

◆ フォアアールベルクで、ブリテン「オペラを作ろう」で指揮者デビュー。
  1997年

◆ ウィーン音楽大学を卒業

◆ ウィーン・フォルクスオーパーのカペルマイスターに就任。
  1998年

◆ ウィーン・フォルクスオーパーのカペルマイスター。
  1999年

◆ ウィーン・フォルクスオーパーのカペルマイスターを退任
◆ マイニンゲン歌劇場の音楽総監督に就任。
  2000年

◆ マイニンゲン歌劇場音楽総監督
◆ フィレンツェ5月音楽祭に出演。
  2001年

◆ マイニンゲン歌劇場音楽総監督
◆ 同劇場の「ニーベルングの指環」で成功
◆ 12月、ウィーン国立歌劇場に「魔笛」でデビュー
◆ ドレスデン州立歌劇場デビュー。
  2002年

◆ マイニンゲン歌劇場の音楽総監督を退任
◆ 8月、ザルツブルク音楽祭、モーツァルテウム管弦楽団、モーツァルト34番、アリアーガ:交響曲第ニ長調、他
◆ ベルリン・コーミシェオーパーの音楽総監督に就任。
  2003年

◆ ベルリン・コーミシェオーパー音楽総監督
◆ リセウ大劇場デビュー
◆ パリ国立歌劇場デビュー
◆ コヴェントガーデン王立歌劇場デビュー。
  2004年

◆ ベルリン・コーミシェオーパー音楽総監督
◆ 9月、ウィーン国立歌劇場「リゴレット」。
  2005年

◆ ベルリン・コーミシェオーパー音楽総監督
◆ フランクフルト歌劇場デビュー。
  2006年

◆ ベルリン・コーミシェオーパー音楽総監督
◆ 2月、ベルリン・フィルに初客演
◆ リヨン国立歌劇場デビュー。
  2007年

◆ ベルリン・コーミシェオーパー音楽総監督を退任
◆ 7月、ウィーン響、ショスタコーヴィチ:交響曲第14番、ブリテン:シンプル・シンフォニー 
◆ リヨン国立歌劇場
◆ ドイツのオペラ誌「Opernwelt」で年間最優秀指揮者に選出。
  2008年

◆ 9月、ウィーン国立歌劇場「ナクソス島のアリアドネ」
◆ リヨン国立歌劇場。
  2009年

◆ 8月、ウィーン響、シマノフスキ:交響曲第4番、スクリャービン「法悦の詩」、他
◆ バイエルン州立歌劇場「イェヌーファ」
◆ リヨン国立歌劇場
◆ フランクフルト歌劇場「パレストリーナ」
◆ ドイツのオペラ誌「Opernwelt」で年間最優秀指揮者に選出。
  2010年

◆ 5〜6月、ウィーン国立歌劇場「エフゲニー・オネーギン」
◆ リヨン国立歌劇場。
  2011年

◆ 2月、ウィーン響、ツェムリンスキー:抒情交響曲、リャードフ:「魔法にかけられた湖」、スクリャービン:「法悦の詩」
◆ 8月、ウィーン響、シェーンベルク「ナポレオン・ボナパルトへの頌歌」、チャイコフスキー:マンフレッド交響曲、他
◆ フランクフルト歌劇場「トスカ」。
  2013年

◆ 1月、コンセルトヘボウ管、R=コルサコフ:シェエラザード、他
◆ 3月、メトロポリタン歌劇場「ホヴァンシチナ」
◆ バイロイト音楽祭「ニーベルングの指環」
◆ 9月、バイエルン州立歌劇場の音楽総監督に就任 。
  2014年

◆ バイエルン州立歌劇場音楽総監督
◆ バイロイト音楽祭「ニーベルングの指環」
◆ 11月、ウィーン国立歌劇場「ばらの騎士」
◆ ドイツのオペラ誌「Opernwelt」で年間最優秀指揮者に選出。
  2015年

◆ バイエルン州立歌劇場音楽総監督
◆ バイロイト音楽祭「ニーベルングの指環」
◆ ドイツのオペラ誌「Opernwelt」で年間最優秀指揮者に選出。
  2016年

◆ バイエルン州立歌劇場音楽総監督
◆ 4月、ウィーン・フィル、メンデルスゾーン3番、マーラー:大地の歌。
  2017年

◆ バイエルン州立歌劇場音楽総監督。
  2018年

◆ バイエルン州立歌劇場音楽総監督
◆ 8月、ザルツブルク音楽祭、ベルリン・フィル、ドン・ファン、死と変容、ベートーヴェン7番、デュカス:ラ・ペリ、シュミット:交響曲第4番、他
◆ 12月、ウィーン・フィル、シュテファン:管弦楽の為の音楽、R.シュトラウス:メタモルフォーゼン、ブラームス4番。
  2019年

◆ バイエルン州立歌劇場音楽総監督
◆ ベルリン・フィルの音楽監督に就任。
  2020年

◆ バイエルン州立歌劇場音楽総監督
◆ ベルリン・フィル音楽監督
◆ ドイツのオペラ誌「Opernwelt」で年間最優秀指揮者に選出。
  2021年

◆ ベルリン・フィル音楽監督
◆ バイエルン州立歌劇場音楽総監督を退任
◆ 12月、ウィーン・フィル、シュニトケ:ヴィオラ協奏曲、スクリャービン:交響曲第3番「神聖な詩」。
  2022年

◆ ベルリン・フィル音楽監督。
  2023年

◆ ベルリン・フィル音楽監督
◆ 11月、ベルリン・フィルを率いて来日

  2024年

◆ ベルリン・フィル音楽監督

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 キリル・ゲルシュタイン


1979年ロシアのヴォロネジ生まれ。両親が聴いていたレコードの影響でジャズを独学で学ぶ。ディジー・ガレスピーやオスカー・ピーターソンに大きな影響を受ける。選ばれし子供(「ギフト」)が入学できる音楽学校で教育を受け、14歳で渡米し、史上最年少でバークリー音楽大学の学生となる。はじめはジャズ、その後16歳からクラシックに集中するようになる。ニューヨークのマンハッタン音楽院でソロモン・ミコフスキーに師事、その後ドミトリー・バシキーロフ(マドリード)とフェレンツ・ラードシュ(ブダペスト)らに師事。
  2001年、エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントを受賞。同年第10回アルトゥール・ルービンシュタイン・コンクール優勝。2002年、第6回ギルモア・ヤング・アーティスト・アワードを受賞。その賞金をもとに、ティモ・アンドレス、チック・コリア、アレクサンダー・ゲール、オリヴァー・ナッセン、ブラッド・メルドーらに新曲の委嘱もしている。
  また、音楽家にとって教育に携わることは不可欠と考え、2007年から2017年の間、シュトゥットガルト音楽大学でピアノ・クラスを指導した。2018年10月には、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でピアノの教授に就任。さらに、クロンベルク・アカデミーの新設の「サー・アンドラーシュ・シフ・パフォーマンス・プログラム・フォー・ヤング・アーティスツ」でも後進の指導にあたっている。(輸入元情報)

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 詳細演奏時間付き商品説明ページ一覧

ブルックナー:交響曲全集(ヤノフスキー) 
チャイコフスキー:交響曲全集(プレトニョフ) 
ブラームス:交響曲全集、ベートーヴェン「英雄」、他(ヘルビヒ) 
マーラー:交響曲第5、6、9番(ヘルビヒ) 
ショスタコーヴィチ:交響曲第4、5、7、8、10番(ヘルビヒ) 
ショスタコーヴィチ:交響曲第8、9、10番(ペトレンコ) 

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 年表付き商品説明ページ一覧

【バロック作曲家(生年順)】

バード [c.1540-1623]
カッツァーティ [1616-1678]
ルイ・クープラン [1626-1661]
クープラン一族
ダンドリュー [1682-1738]
スタンリー [1713-1786]
【古典派&ロマン派作曲家(生年順)】

モンジュルー [1764-1836] (ピアノ系)
ベートーヴェン [1770-1827]
ジャダン [1776-1800] (ピアノ系)
リース [1784-1838]
ブルックナー [1824-1896]
ルクー [1870-1894]
レーガー [1873-1916]

ラフマニノフ [1873-1943]

【近現代作曲家(生年順)】

レーバイ [1880-1953] (ギター系)
マルティヌー [1890-1959]
ミゴ [1891-1976] (ギター系も)
ショスタコーヴィチ [1906-1975]
ラングレー [1907-1991] (オルガン系)
アンダーソン [1908-1975]
デュアルテ [1919-2004] (ギター系)
プレスティ [1924-1967] (ギター系)
ヘンツェ [1926-2012]
坂本龍一 [1952-2023]
チン・ウンスク(陳銀淑) [1961- ]
【指揮者(ドイツ・オーストリア)】

アーベントロート (ベートーヴェンシューマンブルックナーブラームスモーツァルトチャイコハイドン)
エッシェンバッハ
カラヤン
クナッパーツブッシュ (ウィーン・フィルベルリン・フィルミュンヘン・フィル国立歌劇場管レジェンダリー)
クラウス
クリップス
クレンペラー (VOX&ライヴザルツブルク・ライヴVENIASボックス
サヴァリッシュ
シューリヒト
スイトナー (ドヴォルザークレジェンダリー)
フリート
フルトヴェングラー
ベーム
ヘルビヒ
メルツェンドルファー
ヤノフスキー
ライトナー
ラインスドルフ
レーグナー (ブルックナーマーラーヨーロッパドイツ)
ロスバウト
【指揮者(ロシア・ソ連)】

ガウク
クーセヴィツキー
ゴロワノフ
ペトレンコ
マルケヴィチ
【指揮者(アメリカ)】

クーチャー(クチャル)
スラトキン(父)
ドラゴン
バーンスタイン
フェネル
【指揮者(オランダ)】

オッテルロー
クイケン
ベイヌム
メンゲルベルク
【指揮者(フランス)】

パレー
モントゥー
【指揮者(ハンガリー)】

セル
ドラティ
【指揮者(スペイン)】

アルヘンタ
【指揮者(スイス)】

アンセルメ
【指揮者(ポーランド)】

クレツキ
【指揮者(チェコ)】

ターリヒ
【指揮者(ルーマニア)】

チェリビダッケ
【指揮者(イタリア)】

トスカニーニ
【指揮者(イギリス)】

バルビローリ
【指揮者(ギリシャ)】

ミトロプーロス
【鍵盤楽器奏者(楽器別・生国別)】

【ピアノ(ロシア・ソ連)】

ヴェデルニコフ
グリンベルク
ソフロニツキー
タマルキナ
ニコラーエワ
ネイガウス父子
フェインベルク
フリエール
モイセイヴィチ
ユージナ
【ピアノ(フランス)】

カサドシュ
ティッサン=ヴァランタン
ハスキル
ロン
【ピアノ(ドイツ・オーストリア)】

キルシュネライト
シュナーベル
デムス
ナイ
【ピアノ(南米)】

タリアフェロ
ノヴァエス
【チェンバロ】

ヴァレンティ
カークパトリック
ランドフスカ
【弦楽器奏者(楽器別・五十音順)】

【ヴァイオリン】

オイストラフ
コーガン
スポールディング
バルヒェット
フランチェスカッティ
ヘムシング
リッチ
レビン
【チェロ】

カサド
シュタルケル
デュ・プレ
ヤニグロ
ロストロポーヴィチ
【管楽器奏者】

【クラリネット】

マンツ

【ファゴット】

デルヴォー(ダルティガロング)
【オーボエ】

モワネ
【歌手】

ド・ビーク (メゾソプラノ)
【室内アンサンブル(編成別・五十音順)】

【三重奏団】

パスキエ・トリオ
【ピアノ四重奏団】

フォーレ四重奏団
【弦楽四重奏団】

グリラー弦楽四重奏団
シェッファー四重奏団
シュナイダー四重奏団
ズスケ四重奏団
パスカル弦楽四重奏団
ハリウッド弦楽四重奏団
バルヒェット四重奏団
ブダペスト弦楽四重奏団
フランスの伝説の弦楽四重奏団
レナー弦楽四重奏団

内容詳細

ペトレンコ指揮、ベルリン・フィルによるアルバム。ラフマニノフの生誕150年のアニバーサリーとして、交響曲第2番や交響詩「死の島」、またゲルシュタインのソロによるピアノ協奏曲第2番を収録。憂いと美しさが共存したラフマニノフの音楽を楽しむ。(CDジャーナル データベースより)

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