スタンリー、ジョン(1713-1786)

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CD 輸入盤

フルート・ソナタ全集 ダオルサ・デルヴィーシ、アレッシア・トラヴァリーニ、ニコラ・ビゾッティ(2CD)

スタンリー、ジョン(1713-1786)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BRL96397
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


イギリス室内楽のギャラントなフルート傑作

スタンリー:フルート・ソナタ全集(2CD)
ダオルサ・デルヴィーシ (バロック・フルート)
アレッシア・トラヴァリーニ (ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ)
ニコラ・ビゾッティ (チェンバロ)


2歳の時に事故で失明したスタンリーは、9歳で教会でオルガンを弾くようになり、11歳で教会オルガニスト職を得ていたほか、17歳でオックスフォード大学の音楽学士号を史上最年少で取得。22歳でインナー・テンプルのオルガニストに就任し、以後、亡くなるまで52年間に渡って在職。スタンリーは指揮や作曲にも多くの時間を充てられるようになり、バロック期、古典派期を通じて音楽の大都市であったロンドンで室内楽需要が増していたことから、20代後半から30代前半にはフルート・ソナタも作曲。ギャラント様式の名曲を生み出しています。

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 作曲家情報

◆ ジョン・スタンリー[1712- 1786]

スタンリーは22歳から74歳までの52年間、インナー・テンプル教会のオルガニストを務めていましたが、そこにはヘンデルなど多くの音楽家が集まってきてスタンリーと交流したため、スタンリーの仕事の幅が広がることにも繋がりました。
  以下、時系列となります。
1712年

1月17日、ロンドンに誕生。
1712年

2歳。自宅で陶器の洗面器を持ったまま大理石の炉床に転倒して重傷を負いほぼ視力を失います。
1719年

7歳。音楽の勉強を開始。セント・ポール大聖堂のオルガニストで作曲家でもあったモーリス・グリーンからオルガン演奏と作曲の指導を受けます
1721年

9歳。ブレッド・ストリートのオール・ハローズ教会でオルガンを演奏。
1723年

11歳。年俸20ポンドでオール・ハローズ教会のオルガニストに任命。
1726年

14歳。セント・アンドリュー・ホルボーン教会のオルガニストに多くの候補者の中から選出。
1729年

17歳。オックスフォード大学の音楽学士号を史上最年少で取得。
1734年

22歳。インナー・テンプル教会のオルガニストに任命され、1786年に亡くなるまで52年間在職。
1738年

26歳。サラ・アーロンドと結婚。サラは東インド会社のエドワード・アーロンド大尉の娘で、結婚持参金は年7,000ポンド。サラの妹アンは一緒に住んで、写譜をおこなってくれたほか、暗譜の手伝いもしてくれました。
1740年

28歳。フルートと通奏低音のための8つの独奏曲 Op.1を作曲。
1742年

30歳。6つのカンタータ Op.3を作曲。
1745年

33歳。フルートと通奏低音のための8つの独奏曲 Op.4を作曲。
1748年

36歳。オルガンまたはチェンバロのためヴォランタリー Op.5を作曲。
1751年

39歳。6つのカンタータ Op.8、3つのカンタータ Op.9を作曲。
1752年

40歳。オルガンまたはチェンバロのためヴォランタリー Op.6を作曲。
1754年

42歳。オルガンまたはチェンバロのためヴォランタリー Op.7を作曲。
1757年

45歳。オラトリオ「イェフタ」Op.10、オルガンまたはチェンバロのための6つの協奏曲 Op.11を作曲。
1759年

47歳。ヘンデル死去。
1760年

48歳。作曲家ジョン・クリストファー・スミスとパートナーシップを結び、ヘンデルの後任としてコヴェント・ガーデンでの一連のオラトリオ公演を継続することが決定。スタンリーはすべてのオラトリオの伴奏を務め、休憩時間には協奏曲を演奏。また、スタンリー自身のオラトリオ「ジミリ」も上演。
1762年

50歳。国王の結婚を祝し、オラトリオ「アルカディア」Op.13を作曲。
1770年

58歳。捨子養育院礼拝堂の音楽監督に選出。捨子養育院礼拝堂は、ヘンデルが慈善演奏会で「メサイア」を11回上演し、オルガンも寄贈していた由緒ある演奏会場。
1774年

62歳。オラトリオ「エジプト陥落」Op.14を作曲。
1775年

63歳。捨子養育院礼拝堂で、同院基金のために「メサイア」を上演。
1776年

64歳。捨子養育院礼拝堂で、同院基金のために「メサイア」を上演。
1777年

65歳。捨子養育院礼拝堂で、同院基金のために「メサイア」を上演。
1779年

67歳。「国王の音楽師範」に任命。7年後に亡くなるまで在職し、王室行事のための音楽を数多く作曲。
1786年

74歳。5月19日、ハットン・ガーデンの自宅で死去。


 演奏者情報

◆ ダオルサ・デルヴィーシ(フルート)

9歳でフルートを吹き始め、アルバニアのヤン・ククゼリ高等音楽学校フルート科卒業。その後イタリアに行き、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でフルート、リコーダー、トラヴェルソを学び優秀な成績で卒業し、ミラノ近郊ピアチェンツァのジュゼッペ・ニコリーニ音楽院で室内楽の修士号を最優秀の成績で取得。以後、ソロと室内楽の両方でヨーロッパ各地で活動。2010年からピアチェンツァのジュゼッペ・ニコリーニ音楽院で教えるほか、アルバニアのティラナ芸術アカデミーで客員教授としてバロック・フルートのレパートリーを指導しています。


◆ アレッシア・トラヴァリーニ(ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ)

ミラノ音楽院でヴィオラ・ダ・ガンバをオランダのナネケ・シャープに師事し、ディプロマを取得。続いてブレーシャ音楽院を優秀な成績で卒業し、オランダのハーグ王立音楽院でミーネケ・ファン・デル・フェルデンとフィリップ・ピエルロに、フランスのリヨン国立高等音楽・舞踊院でマリアンヌ・ミュレールに師事。
  その後、ヴィオラ・ダ・ガンバ、バロック・チェロ、チェロの演奏家として活動し、アムステルダムの「アンサンブル・ラ・シルヴァ」や、ヴィオラ・ダ・ガンバ・コンソート「イ・フェッラボスコ」にも所属。また、ミラノ国際音楽院およびブレーシャ聖チェチーリア音楽院でヴィオラ・ダ・ガンバを教えています。


◆ ニコラ・ビソッティ(チェンバロ)

ニコラ・ビソッティは、ジェノヴァ、ミラノ、ノヴァーラの音楽院でチェンバロ、オルガン、フォルテピアノ、オルガン作曲のディプロマを取得。その後、クリストフ・ルセ、アンドレア・マルコン、バルトルト&ヴィーラント・クイケンらのマスタークラスを受講。
  2008年、ヴァレーゼのジャンニ・ポッツァート財団ピアノ・コンクールで優勝後は、ソロとアンサンブルの両方で活動。また、演奏活動と並行して、オルガン、フォルテピアノ、室内楽を教えてもいます。



 トラックリスト (収録作品と演奏者)

ジョン・スタンリー [1712- 1786]
フルート・ソナタ全集

CD1 [64:18:00]
◆ ドイツ式フルートと通奏低音のための8つの独奏曲 Op.1 [1740]
◆ 独奏曲 第1番 ニ短調/ニ長調
1. I. アダージョ [1:44]
2. II. アレグロ [1:49]
3. III. メヌエット、アンダンテと変奏 [3:41]

◆ 独奏曲 第2番 ト短調
4. I. アダージョ・スタッカート〜アッフェットゥオーゾ [1:20]
5. II. アレグロ [2:55]
6. III. アレグロ [2:04]

◆ 独奏曲 第3番 ト長調
7. I. ラルゴ [1:12]
8. II. アレグロ [2:22]
9. III. アダージョ [1:59]
10. IV. アレグロ [1:28]

◆ 独奏曲 第4番 ニ長調
11. I. アダージョ [2:53]
12. II. アレグロ [2:45]
13. III. アダージョ [0:34]
14. IV. メヌエット、アレグロ [2:39]

◆ 独奏曲 第5番 ハ長調
15. I. シチリアーナ [3:52]
16. II. アレグロ [3:33]
17. III. メヌエット、アンダンテ [1:14]
18. IV. ガヴォット、アレグロ [0:59]

◆ 独奏曲 第6番 ニ長調
19. I. ラルゴ [2:56]
20. II. アレグロ・アンダンテ [2:19]
21. III. ラルゴ [0:57]
22. IV. メヌエット、アレグロと変奏 [4:13]

◆ 独奏曲 第7番 ニ短調/ニ長調
23. I. ラルゴ [1:38]
24. II. アレグロ [1:45]
25. III. シチリアーナ [1:46]
26. IV. ガヴォット、アレグロと変奏 [3:29]

◆ 独奏曲 第8番 ホ短調
27. I. アレグロ [2:58]
28. II. アダージョ [1:34]
29. III. メヌエット、アレグロ [1:29]

CD2 [48:28:00]
◆ ドイツ式フルートと通奏低音のための6つの独奏曲 Op.4 [1745]
◆ 独奏曲第1番 イ短調/イ長調
1. I. シチリアーナ [2:39]
2. II. アレグロ [2:31]
3. III. メヌエット [2:42]

◆ 独奏曲 第2番 ホ短調
4. I. アダージョ [2:00]
5. II. ポコ・アレグロ [2:04]
6. III. アダージョ [0:46]
7. IV. メヌエット [0:59]

◆ 独奏曲 第3番 ト長調
8. I. アダージョ [3:38]
9. II. アレグロ [2:35]
10. III. メヌエットと変奏 [3:37]

◆ 独奏曲 第4番 ロ短調
11. I. アダージョ [3:03]
12. II. ポコ・アレグロ [2:53]
13. III. ジグ [2:02]

◆ 独奏曲 第5番 ニ長調
14. I. アダージョ [4:30]
15. II. アレグロ [2:26]
16. III. ジグ [2:03] 16.

◆ 独奏曲 第6番 ニ長調
17. I. シチリアーナ [1:43]
18. II. アレグロ [3:09]
19. III. メヌエットと変奏 [2:57]

  ダオルサ・デルヴィーシ(バロック・フルート)
  アレッシア・トラヴァリーニ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、(チェロ:Op.1 No.2-3)
  ニコラ・ビソッティ(チェンバロ)

  録音:2021年6月16〜17、18〜30日、7月1〜2日、イタリア、ピアチェンツァ、サン・ジョヴァンニ・イン・カナーレ大聖堂

 Track list

John Stanley 1712- 1786
Complete Flute Sonatas

CD1 [64:18:00]
Eight solos Op.1 for a German Flute and Basso Continuo (1740)
Solo No.1 in D minor/major
1. I. Adagio [1:44]
2. II. Allegro [1:49]
3. III. Minuet, Andante with variation [3:41]

Solo No.2 in G minor
4. I. Adagio staccato – Affettuoso [1:20]
5. II. Allegro [2:55]
6. III. Allegro [2:04]

Solo No.3 in G
7. I. Largo [1:12]
8. II. Allegro [2:22]
9. III. Adagio [1:59]
10. IV. Allegro [1:28]

Solo No.4 in D
11. I. Adagio [2:53]
12. II. Allegro [2:45]
13. III. Adagio [0:34]
14. IV. Minuet, Allegro [2:39]

Solo No.5 in C
15. I. Siciliana [3:52]
16. II. Allegro [3:33]
17. III. Minuet, Andante [1:14]
18. IV. Gavot, Allegro [0:59]

Solo No.6 in D
19. I. Largo [2:56]
20. II. Allegro andante [2:19]
21. III. Largo [0:57]
22. IV. Minuet, Allegro with variation [4:13]

Solo No.7 in D minor/major
23. I. Largo [1:38]
24. II. Allegro [1:45]
25. III. Siciliana [1:46]
26. IV. Gavot, Allegro, with variations [3:29]

Solo No.8 in E minor
27. I. Allegro [2:58]
28. II. Adagio [1:34]
29. III. Minuet, Allegro [1:29]

CD2 [48:28:00]
Six Solos Op.4 for a German Flute and Basso Continuo (1745)
Solo No.1 in A minor/major
1. I. Siciliana [2:39]
2. II. Allegro [2:31]
3. III. Menuet [2:42]

Solo No.2 in E minor
4. I. Adagio [2:00]
5. II. Poco allegro [2:04]
6. III. Adagio [0:46]
7. IV. Menuet [0:59]

Solo No.3 in G
8. I. Adagio [3:38]
9. II. Allegro [2:35]
10. III. Menuet with variations [3:37]

Solo No.4 in B minor
11. I. Adagio [3:03]
12. II. Poco allegro [2:53]
13. III. Gigg [2:02]

Solo No.5 in D
14. I. Adagio [4:30]
15. II. Allegro [2:26]
16. III. Gigg [2:03]

Solo No.6 in D
17. I. Siciliana [1:43]
18. II. Allegro [3:09]
19. III. Menuet with variations [2:57]

Daorsa Dervishi Baroque flute
Alessia Travaglini viola da gamba, cello (Op.1 Nos.2-3)
Nicola Bisotti harpsichord

Recording: 16-17-18-30 June & 1-2 July 2021, Basilica di San Giovanni in Canale, Piacenza (PC), Italy
Recording and mastering: Edoardo Lambertenghi
Recording assistant: Maurizio Piantelli Main: photo by Elvin Shytaj
Artist photos: by Gianmarco Savi (Dervishi); Davide Santi (Travaglini); Arianna Moretto (Bisotti)

Instruments:
Traverso: copy after J.H. Rottenburgh, Brussels, 18th Century, by Rudolph Tutz Viola da gamba: copy after Michel Colichon, Paris, ca. 1687, by Pierre Bohr, 2010 Cello: Andrea Castagneri, Paris 1744
Harpsichord: French harpsichord after Claude Labrèche, Carpentras, ca. 1690, by Joan Ant. Klinkhamer, 2004

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