LPレコード 輸入盤

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 グリゴリー・ソコロフ、ヤン・パスカル・トルトゥリエ、ピノック(2枚組/180グラム重量盤レコード)

ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4863978
組み枚数
:
2
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
LPレコード
その他
:
輸入盤

商品説明

ロシアの伝説的ピアニストによる貴重な協奏曲録音

《グリゴリー・ソコロフ〜モーツァルト/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲》

●1966年、第3回チャイコフスキー国際コンクールの覇者でありながら、ペレストロイカ以前は西側での活動が滅多になかった伝説のピアニスト、ソコロフによる協奏曲録音。

《LP 1》
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
[Side A]1)-5) 第1楽章:Allegro (Cadenza: Sokolov)/ [Side B] 2) 第2楽章:Adagio、3) 第3楽章:Allegro Assai

【演奏】トレヴァー・ピノック指揮 マーラー室内管弦楽団

【録音】2005年1月30日 ザルツブルク、モーツァルテウム〈ライヴ録音〉

《LP 2》
セルゲイ・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30 [Side A]1) 第1楽章: Allegro ma non tanto/ [Side B] 1) 第2楽章:Intermezzo (Adagio)、2) 第3楽章:Finale (Alla breve)

【演奏】ヤン・パスカル・トルトゥリエ指揮 BBCフィルハーモニー管弦楽団

【録音】1995年7月27日 ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール〈ライヴ録音〉

グリゴリー・ソコロフ(ピアノ)

(メーカーインフォメーションより)

総合評価

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5.0

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ホロヴィッツ、アルゲリッチ、ヴォロドス、...

投稿日:2021/03/02 (火)

ホロヴィッツ、アルゲリッチ、ヴォロドス、キーシンとラフマニノフのピアノ協奏曲第3番はライブ盤に圧倒的な名演がずらりと並んでいます。そしてここに強烈な1枚が加わりました!ロシアピアニズムとはかくの如し!と言わんがばかりのソコロフのピアノは強靭、豪壮かつ自由闊達で聴く者の耳を奪ってしまいます!週に1度は聴かないといられなくなるような圧倒的な魅力を持った、☆が6つあれば6つ、7つあれば7つ付けたくなる稀有の名演です!皆さんも是非聴いてみてください!

困ったお父さん さん | 三重県 | 不明

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1995年ライヴのラフマニノフ第3番が驚愕の...

投稿日:2017/06/25 (日)

1995年ライヴのラフマニノフ第3番が驚愕の名演。音・絵ともに貧弱だがネット上には1978年モスクワ音楽院大ホールでの全曲ライヴ映像があり、このCDに付属するDVDには同じ場所での1984年のものとされる映像(全曲のほんの一部)も含まれているから、ラフ3が協奏曲も弾いていた時代のソコロフの中心レパートリーであったことが分かる。ちなみに前者、1978年の演奏について言えば、28歳のソコロフは早くも堂々たる風格だが、解釈としては超個性的な1995年と常識的な線の中間ぐらい。つまり1990年代は彼にとって解釈の深まりと技術的精度が最高のバランスで手を携えることのできる時期だったのだろう。ネット上には1998年ストックホルムでのライヴ(音だけ)もあって、これも圧巻だがテンションの高さではこのプロムス版が一枚上手だ。さて、この演奏、どこが凄いかと言うと、まず彼の大きな体躯から繰り出される、まるでロシア正教会の鐘の音のような「深い音」。第1楽章、大カデンツァの和音がすべて鳴り切っているのには驚嘆させられる。それに加えて千変万化のタッチ。絶妙なテンポ・ルバート。さらにもっと大きなスパンでの緩急自在なテンポ設計の見事さ。たとえば第1楽章冒頭はやや遅めのテンポで始まるが、主旋律が弦に移る主題確保部ではぐんぐん加速し、第2主題でまたガクッと遅くなる。こういうことが全く恣意性を感じさせぬ自然な呼吸でできているのだ。終楽章の短いカデンツァ前の加速から曲尾までなど、仮にインテンポのまま演奏するとしたら、何とも間抜けなことになりかねないが、激烈なテンポの切り換えを伴うこの演奏で聴くと、ああ作曲者の意図したのはこういうことだったかと初めて了解できる。指揮者とオケはあまりの爆演に振り落とされそうになりながら、必死にくらいついてゆく。もちろん一発ナマ演奏ゆえ、ミスタッチ皆無とは言えないが、この曲の求める濃厚なロマンティシズムとグランドマナーな巨匠芸をこれほどの水準で両立させた演奏がかつてあっただろうか。少なくとも私には他に思い浮かばない。 一方のモーツァルト第23番は「ピアノを弾く哲人」みたいな近年のソコロフのスタイルにかなり近づいた演奏。けれども、終楽章の敏捷な運動性は今の彼にはもう望めないかもしれない。そう言えば、晩年のホロヴィッツがちょうどこの2曲の協奏曲を録音していたのを思い出したが、彼の場合、何を弾いてもいつものホロヴィッツのまんまだったのに対し、世代が違うとはいえ、ソコロフは第1楽章冒頭から通奏低音を担当してオケ・パートに加わるなど、ピノック指揮マーラー室内管のピリオド・スタイルにぴったり合わせている。それでも第2楽章は決して速くなく、味わい深いが。予想通り、ソコロフ本人のインタビューなどは一秒も含まれないが、おまけのドキュメンタリーDVDもなかなか面白い。1966年のチャイコフスキー・コンクールで16歳のソコロフを優勝させたギレリス審査委員長が袋叩きにあったという話はここで初めて知った。クライバーン事件の再来を狙ってミッシャ・ディヒターを優勝させようとした共産党幹部および世論の意向を無視したせいらしい。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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 DGによるソコロフの第3弾は協奏曲。モ...

投稿日:2017/04/05 (水)

 DGによるソコロフの第3弾は協奏曲。モーツァルトは音の粒がそろい、のびやかに弾かれている。ピノック指揮のせいだろうか、古楽器演奏や往年の銘盤・F.グルダ&N.アーノンクール盤のように、ソロの部分以外でオケに合わせて所々に石を配置するように音を置いていく(またはのせていく)。実際のスコアは知らないが適所でオケとの一体感が作られ、非常に和やかで典雅なモーツァルトが楽しめる。  次のラフマニノフも同じ感じかと思ったら全く違ってずっこけた。個人的見解として、ソコロフもロシア人の血が流れているんだと変に納得してしまう演奏。かなり豪快かつ奔放に爆演している。    ライヴゆえミスタッチもあるが本人はそんなものに目もくれずラフ3を自分の言葉・血肉として演奏している。アルゲリッチの爆演ディスクと同じようなベクトルに位置するが、圧倒的力業でねじ伏せるアルゲリッチと比べると「ロシアのDNA」的な爆演におもえる。とにかく演奏が濃い。   圧巻はラスト部分。まるでロシアの広大な大地に大きな太陽が沈むさまを大パノラマで映し出したような雄大なピアノとオケの掛け合い。爆演もこうした細やかな音の配置や悠然と大スケールで描く部分があるからこそ活きてくるのだろう。BBCプロムスならではの熱気の相乗効果もあり、ナマで聴いていたらさぞかし昂奮するだろうなと思わざるを得ないソコロフのスナップショット。実際に演奏後の煽られたように熱狂的なブラボーがそれを物語っている。ペダル操作なのか楽器の性能か録音技術のせいなのか、独特なピアノの音と響きも手伝い、ちょっと他では聴かれないラフマニノフです。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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