Top 100 Albums - No.30

2004年4月24日 (土)

もし貴方が「自称ロック・ファン」で、貴方の家のCDラックにこのページで紹介するアルバムがないとしたら、そんなにインチキなことはないだろう。悪いことは言わない、今すぐそのアルバムをカートに入れて精算を済ませるべきだ。そしてそのCDが家に発送されるまでに貴方がすべき事は、綺麗にABC順に並んだCDラックの「G」から「F」の部分に少しの余裕を持たせておくことだ。まあCDが発送されたらば、CDプレーヤーに盤が乗りっぱなしになり、ラックにCDが収まることはもうしばらく後のことになると思うが・・・。

な〜んて、いきなり強気に出ちゃいましたが、今回こちらでご紹介するガンズ・アンド・ローゼズが1987年に発表した衝撃のデビュー・アルバム『アペタイト・フォー・デストラクション』は掛け値なしの大名盤です。もしまだ聴いたことがない〜、まだ持ってないよ〜という方がいらっしゃいましたら、この機会にご購入をオススメいたします。絶対に損はさせません!こんな下手糞なセールス・トークで恐縮ですが、 『アペタイト・フォー・デストラクション』が持つ底なしの魅力を出来る限りお伝えしたいと思います。

ガンズ・アンド・ローゼズはW. アクセル・ローズとイジー・ストラドリンを中心に結成されたAXLというバンドに端を発しています。バンドはその後ローズ、ハリウッド・ローズと改名を重ねます。しかし1985年にハリウッド・ローズは解散。アクセルと後にL.A.ガンズを結成するトレイシー・ガンズと知り合い、意気投合。二人の名前を融合させたガンズ・アンド・ローゼズを結成します。当時のメンバーはその2人に加えイジーとロブ・ガードナー。しかしほどなくしてトレイシーとロブが脱退すると、代わりにロード・クルーというバンドで活動していたスラッシュとスティーヴン・アドラー、ダフ・マッケイガンが加入。こうして黄金のラインナップが誕生したのでした。

1986年には自主制作によるミニ・ライヴ・アルバム『Live!?★@Like A Suicide』(とはいえスタジオで録音した音源に歓声を被せた擬似ライヴです)を自らのレーベル「Uzi Suicide」からリリース。その評判を聞きつけた敏腕A&R、トム・ズータウの目にとまり、 ガンズはゲフィン・レコードと7万5,000ドルで契約を交わしました。そして1987年7月、『アペタイト・フォー・デストラクション』をリリースするのでした。

もともと『アペタイト・フォー・デストラクション』というタイトルは発売後すぐに発売禁止となったオリジナル・アートワークに由来しています。そのアートワークとは、ロバート・ウィリアムズなる画家が78年に描いたポップアートでした。その絵のタイトルはズバリ「アペタイト・フォー・デストラクション」。つまり絵そのもの全てを頂戴したということになります。絵面としてはロボットが女性をレイプする場面を描いたショッキングなもの。当然このジャケットにクレームがついて回収になりました。ガンズは鼻っからスキャンダラスな話題に事欠かない存在だったんですね。因みにこの「発禁ジャケ」はコレクターズ・アイテムとしてプレミア価格が付いています。

そして肝心の音の方はと言うと「破壊欲」と名づけられたアルバム・タイトルが示すように、破壊的衝動がムンムンと充満しています。アルバム全編に渡ってスリリングな緊張感が漲っていて、ロックの持つ攻撃性、危うさ、脆さ、楽しさetc...ロックンロールという言葉から連想される全てのものがここに詰め込まれています。分類的にはハード・ロック/ヘヴィ・メタルとされることが多いガンズですが、『アペタイト・フォー・デストラクション』からは生粋のロックンロールやグラム・ロック、パンクの要素を聴き取ることも容易です。言うまでもなくこの歴史的名盤をカテゴライズすること自体が愚かしい行為なんですね。ただひたすらカッチョいいロック・アルバム、それでいイイんです!!個人的にはこのアルバムを聴くと、こころなしか胸板が厚くなり、二の腕も太くなってケンカが強くなったような錯覚に陥ります。ヘッドフォン・ステレオなんかで聞きながらを歩いた日にゃあ、歌舞伎町でも肩で風を切って歩いちゃいますよ、実際!

7色の声を持つとまで呼ばれたアクセルの歌唱方は実に多彩。確かに“ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル”での高音と“イッツ・ソー・イージー”での低音は差がありすぎ!まるで他人!演奏/楽器面についてですが、テクニック的にはお世辞にも上手いとは言いがたいです・・・。ですが迫力やスケールのデカさでは他のどのバンドにも負けていません!シルクハットを目深に被ってレスポールを低く構えるスラッシュの派手なギター・プレイと立ち振る舞い、バッキングに徹して煙草をふかしながら黙々とギターを弾くイジーの姿は格好良すぎです!強面・ダフのベースの存在感の大きさも忘れてはなりません!彼はガンズにパンキッシュな要素を持ち込んだ張本人とされています。スティーヴン・アドラーのドラムもパワフルでイイネ!

最後にボーナス・トラック的なものを。 ガンズは人気深夜番組『タモリ倶楽部』内の1コーナー、「空耳アワー」の常連でもありました。『アペタイト・フォー・デストラクション』だけでも5つもの空耳が確認されています。

“ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル” 「悦子の母乳だ!」 4分16秒
“イッツ・ソー・イージー” 「足を刺されりゃ、そりゃ痛てえっす!」 0分14秒
“ナイトレイン” 「あっ何ですか?」 1分43秒
“ナイトレイン” 「タマキン蹴った!」 3分25秒
“ミスター・ブラウンストーン” 「兄貴の位牌 ヤクザ!」 3分33秒

面白いのでぜひ聴いてみてください!!

※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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Appetite For Destruction

CD 輸入盤

Appetite For Destruction

Guns N' Roses

ユーザー評価 : 5点 (164件のレビュー) ★★★★★

価格(税込) : ¥2,200
会員価格(税込) : ¥1,914

発売日:1987年07月07日

  • 販売終了

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