Top 100 Albums - No.94

2004年2月20日 (金)

2003年グラミー賞のイベントで、久しぶりに再結成し、今年、全米ツアー“The Old Friends Tour”を、行っているサイモン&ガーファンクル。そのサイモン&ガーファンクルのオリジナル・アルバム「明日に架ける橋」は、「水曜の朝、午前3時」、「サウンド・オブ・サイレンス」、「パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム」、「ブックエンド」に続く、5枚目のアルバムである。

アルバム「明日に架ける橋」は、1970年に発売され、第13回グラミー賞、最優秀レコード、最優秀コンテンポラリー・ソング、最優秀アルバム、最優秀アレンジ、最優秀録音賞の5部門を受賞している。また、800時間かけ制作され、全米だけで500万枚以上の売り上げを記録している。収録曲は、「明日に架ける橋」、「コンドルは飛んでいく」、「バイ・バイ・ラヴ」、「ボクサー」など名曲がちりばめられた傑作である。

サイモン&ガーファンクルポール・サイモンアート・ガーファンクルの幼なじみのふたりで、1957年に”トム&ジェリー”として結成。「Hey SchoolGirl」で、10万枚の売り上げを達成したが、翌年、所属していたレコード会社・ビッグ・レコードの倒産により”トム&ジェリー”は、あえなく解散・・。その後、ポール・サイモンが、大学生の時にコロンビア・レコードのトム・ウィルソンに曲を持ち込み、その曲がコロンビア・レコードに認められ、その時再び、アート・ガーファンクルを誘い”サイモン&ガーファンクル”を結成し、1964年に「水曜の朝、午前3時」でデビューした。

サイモン&ガーファンクルというと、『卒業』という映画のサウンド・トラックをおもいだす。映画『卒業』のサウンド・トラックは、全米1位を9週間達成し、テーマ曲「ミセス・ロビンソン」は、1969年のグラミー賞3部門を受賞している。映画『卒業』は、1967年に、マイク・ニコルズがアカデミー賞監督賞を受賞した名作である。花嫁を教会から奪うというという役で、ニューヨークのオフ・ブロードウェイの舞台に出演していた、ダスティン・ホフマンを一気にスターに成長させた青春映画。あまり、ハンサムとはいえないダスティン・ホフマンが、スターになったのは、この時代背景も要因にあるのではないだろうか。

彼らが、アルバム「明日に架ける橋」を発表した、1970年は、1960年代に始まったベトナム戦争が、泥沼化し、世の中が混沌としていた。いつ終わるのかわからない戦争に対し、反戦・反体制の運動などでアメリカ全体が揺れ動いていた時代だった。そんなアメリカの人々にとって、彼らの歌は、反戦歌としても支持されていたのである。

また、この時の音楽の出来事としては、ビートルズのアルバム「レット・イット・ビー」が発売され、このアルバムを最後に、ビートルズは解散。ジミ・ヘンドリックスジャニス・ジョプリンの相次ぐ死去。映画では、こちらもビートルズ最後の映画になった『レット・イット・ビー』、69年に行われた、一大ロック・コンサートに密着した『ウッドストック』など、ドキュメンタリー映画が評判になった。とくに、『ウッドストック』は、60年代は終わったのだと痛感させられたできごとであった。

サイモン&ガーファンクルもアルバム「明日に架ける橋」が、今のところ最後のオリジナル・アルバムとなっている。今のところと書いたのは、始めに書いたように、今は、再結成している。いちファンとしては、再結成してくれただけで満足ではある。しかし、サイモン&ガーファンクル、二人の新作オリジナル・アルバムが聞いてみたいところである。
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

featured album

明日に架ける橋 Bridge Overtroubled Water -Remaster

CD

明日に架ける橋 Bridge Overtroubled Water -Remaster

Simon & Garfunkel

ユーザー評価 : 5点 (6件のレビュー) ★★★★★

価格(税込) : ¥1,870
会員価格(税込) : ¥1,720

発売日:2001年09月19日

  • 販売終了

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