チャイコフスキー(1840-1893)

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CD 輸入盤

交響曲全集、マンフレッド交響曲、管弦楽曲集 ミハイル・プレトニョフ&ロシア・ナショナル管弦楽団(2010-2013)(7CD)

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BRL97083
組み枚数
:
7
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


間接音を重視した優秀録音で聴く対向配置サウンド

チャイコフスキー:交響曲全集(7CD)
ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団


優秀録音盤
2010年から2013年にかけてペンタトーンによってセッション録音された全集のライセンス盤。ヴァイオリン両翼型の対向配置サウンドを、ナチュラルな音質で捉えた優秀録音です。プレトニョフは1990年代にドイツ・グラモフォンで全集録音をおこなっておりマルチマイクで輝かしい成果をあげていましたが、この再録音では間接音も適切で、よりコンサート・プレゼンスを意識した仕上がりになっています。

プレトニョフの重層的な解釈
プレトニョフの指揮は繊細な抑揚と楽器バランスが常に意識されたもので、緩急のつけ方にも説得力があり、平板になったり感傷的に甘ったるくなったりバカ騒ぎになったりすることが決してありません。チャイコフスキーならではの旋律美へのアプローチも、聖歌や民謡の影響を感じさせるようなイントネーションの複雑さが名人芸的ですらあります。

「マンフレッド交響曲」の名演
チャイコフスキーお得意の自虐的な手紙(実際には駆け引き的な意味合いが濃厚)の言葉尻を捉えて駄作と決めつけ、重要な部分がカットされ放題で演奏されてきた不遇な「マンフレッド交響曲」の最も内容豊かな演奏のひとつがこのプレトニョフの録音です。
  「マンフレッド交響曲」は、エンディングが宗教的なおかげで、宗教弾圧の激しかったフルシチョフ時代までは大事をとってカットせざるをえない事情もありましたが、それが常態化してしまって、今ではそうしたいわゆる「ソ連版」が「原典版」などと表現されたりもしています。
  プレトニョフは「マンフレッド交響曲」の膨大な情報を単純化することなく、それぞれの素材を陰影豊かに示すことで、場面ごとの性格だけでなく共通モチーフも浮かび上がらせ、作品本来の贖罪の美しさが壮大なスケールで描かれるのが実に見事。エンディングの神々しさ、「怒りの日」の重みもひとしおです。

カエルの合唱もフガートも非常に効果的
こうした情報量の多い奥深いアプローチで聴くと、前期の3曲の交響曲も多彩な表情が聴けて作品の魅力を改めて見直させる効果も十分。「カエルの合唱」に似た旋律が楽しい交響曲第2番の終楽章もめまぐるしい表情の変転が、一本調子な演奏で聴いた時とはかなり異なるイメージをもたらしますし、交響曲第1番と第3番で用いられるフガートの存在感も対向配置のおかげもあって増大しています。

改めて作品を知りたくなる構造的な演奏
マーラーもリムスキー=コルサコフも大きな影響を受けたチャイコフスキーの交響曲は、慣れ親しんだ名曲ということもあって、つい聴き流してしまいますが、プレトニョフ指揮するロシア・ナショナル管弦楽団の演奏で聴くと、作品のいろいろな部分が気になってくるので、以下にラップタイムなどまとめておきます。


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 演奏者情報

◆ ミハイル・プレトニョフ (指揮)

1957年、ソ連北部のアルハンゲリスクに誕生。両親とも音楽家で幼少期から才能を示し、13歳でモスクワ音楽院に入学。ピアノをヤコフ・フリエールとレフ・ヴラセンコに師事。1978年にはチャイコフスキー国際コンクールで優勝。
  プレトニョフは早くから指揮にも進出し、1990年にはロシア・ナショナル管弦楽団を創設しています。


◆ ロシア・ナショナル管弦楽団

1990年にプレトニョフらによって設立され、現在では世界トップレベルのオーケストラの1つとして認められています。ロシア・ナショナル管弦楽団は、世界中の個人、企業、財団の支援を受けて資金提供されている民間機関でしたが、その芸術性と画期的な運営が認められ、現在は国から助成金を受けた最初の非政府組織オーケストラとなっています。



 トラック・リスト (楽曲 & 演奏時間情報)

作業中

 交響曲第1番ト短調 Op.13「冬の日の幻想」 (45:29)

◆ 関連時系列
1866年
● 1月、ニコライ・ルビンシテインの誘いで帝国ロシア音楽協会モスクワ支部の音楽教室での教育活動を開始。
● 3月、作曲着手。
● 5月、スケッチ完成。
● 6月、オーケストレーション開始。
● 6〜7月、サンクトペテルブルク近郊の妹夫婦のダーチャ(別荘)に滞在。メンデルスゾーン「イタリア」やシューマン1番、3番、「楽園とペリ」などをピアノ演奏で鑑賞。
● 8月初旬、神経性の発作で幻覚などの症状。
● 8月末、サンクトペテルブルクに滞在して作曲継続。
● 第1稿(未完)をアントン・ルビンシテインとニコライ・ザレンバが酷評。
● 9月、音楽教室がニコライ・ルビンシテインによりモスクワ音楽院に改組。
● 9月、モスクワ音楽院教授に就任(以後、12年間在職)。
● 9月、「デンマーク国歌による祝典序曲」の作曲を委嘱され、交響曲はしばらく放置。
● 11月、作曲再開。改訂。
● 12月、第2稿(改訂版)、モスクワで完成。
● 12月、ニコライ・ルビンシテイン指揮でスケルツォ楽章をモスクワで初演。
1867年
● 2月、ニコライ・ルビンシテイン指揮でサンクトペテルブルクでアダージョ楽章を初演、スケルツォ楽章を再演。
● 改訂。
1868年
● 2月、ニコライ・ルビンシテイン指揮でモスクワで全曲初演。
1874年
● 第3稿(改訂版)完成。第1楽章の呈示部第2主題部を丸ごと(137〜189小節)新しく書き直して入れ替えた結果、小節数は786から723に減少。第2楽章アダージョに少しカットを施し、小節数は176から168に減少。スケルツォは変更なしで小節数は441のまま。フィナーレは少し手を加え、小節数は608から610に増加。
1875年
● ユルゲンソンから初版が出版(第3稿)。ニコライ・ルビンシテインに献呈。
1883年
● 12月、マックス・エルトマンスデルファー指揮で第3稿(改訂版)がモスクワで初演。
1888年
● パート譜出版を機に間違いをチャイコフススキーが修正(=現行版)。

CD1 Track 1
第1楽章 Allegro tranquillo - Poco più animato (13:16)
● 00:02〜05:07 呈示部 (05:05)
  00:02 第1主題(00:02からの旋律要素と01:01からのリズム要素で構成)
  03:01 第2主題
  04:20 第3主題
● 05:07〜08:01 展開部 (02:54)
  05:07 第3主題
  05:25 第3主題 + 第1主題
  05:43 第1主題(フガート → クライマックス全休止)
  07:02 第1主題(低弦 → ホルン参加 → 木管群参加)
● 08:01〜10:54 再現部 (02:53)
  08:01 第1主題
  09:43 第2主題
  10:19 第3主題
● 10:54〜13:18 終結部 (02:24)
  10:54 第1主題 + 第2主題展開
  11:22 第1主題展開
  12:20 結尾(第1主題)

チャイコフスキー自身により「冬の旅の幻想」と名付けられた楽章。自由なソナタ形式。1868年にモスクワで成功したにも関わらず、初版の出版に際しては第2主題部(呈示部、再現部、終結部)を民謡風の美しい旋律で新しく書き直して入れ替えています。1868年稿の第2主題は推移的な旋律であまり個性が無かったので、効果的な改訂です。

CD1 Track 2
第2楽章 Adagio cantabile ma non tanto - Pochissimo più mosso (11:42)
● 00:01〜02:26 第1部(A) (02:25)
  00:01 主題A(ヴァイオリン)
● 02:26〜03:45 第2部(B) (01:19)
  02:26 主題B(オーボエ等)
● 03:45〜04:53 第3部(C) (01:08)
  02:26 主題C(ヴィオラ等)
● 04:53〜07:07 第4部(B) (02:14)
  04:53 主題B(チェロ主体に展開開始)
● 07:07〜08:31 第5部(C) (01:24)
  07:07 主題C(ヴァイオリン、クラリネット主体に展開開始)
● 08:31〜10:31 第6部(B) (02:00)
  08:31 主題B(ホルン主体に展開開始)
● 10:31〜11:43 第7部(A) (01:12)
  10:31 主題A(終結部)
チャイコフスキー自身により「陰気な土地、霧の土地」と名付けられたノスタルジックな楽章。7部から成る自由なロンド形式。幻想的な情景が浮かぶ(A)、民謡風の旋律が美しい(B)、推移的な旋律の(C)により構成。

CD1 Track 3
第3楽章 Scherzo – Allegro scherzando giocoso (07:20)
● 00:01〜02:41 第1部(A)(主部) (02:40)
● 02:41〜05:20 第2部(B)(中間部) (02:39)
● 05:20〜06:39 第3部(A)(主部) (01:19)
● 06:39〜07:21 終結部 (00:42)
三部形式。主部(A)はメンデルスゾーン風な雰囲気が印象的なスケルツォ楽想。中間部(B)は通常のスケルツォのトリオとは異なり、チャイコフスキー節が全開のメロディアスな音楽。終結部では両素材を使用。

CD1 Track 4
第4楽章 Finale. Andante lugubre - Allegro moderato - Allegro maestoso - Allegro vivo (13:11)
● 00:01〜05:58 呈示部 (05:57)
  00:01 序奏主題(ロシア民謡「咲け、小さき花よ」)
  04:08 第1主題(フガート)
  04:56 第2主題
● 05:58〜07:05 展開部 (01:07)
  05:58 第1主題(フガート)
● 07:05〜10:51 再現部 (03:46)
  07:05 第1主題(フガート)
  07:56 第2主題
  08:10 序奏主題
● 10:51〜13:12 終結部 (02:21)
自由なソナタ形式。序奏主題はロシア民謡「咲け、小さき花よ」を引用したもので、勇壮な第1主題はフガート、第2主題は序奏主題の変形。再現部での順番は、第1主題→第2主題→序奏主題となっているので、ロンド・ソナタ形式的な構成でもあります。終結部では各素材を展開。


 スラヴ行進曲 変ロ短調 Op.31 (09:01)

CD1 Track 5
● 00:01〜03:16 第1部  (03:15)
  00:01 セルビア民謡「太陽は明るいが平等に輝いてはいない」
  01:25 戦いの主題
  02:14 セルビア民謡「太陽は明るいが平等に輝いてはいない」
● 03:16〜04:59 第2部  (01:43)
  03:16 セルビア民謡「懐かしいセルビアの戸口」
  04:31 戦いの主題
  04:39 ロシア帝国国歌「神よ、皇帝を護りたまえ」
● 04:59〜07:08 第3部  (02:09)
  04:59 戦いの主題
  05:46 セルビア民謡「太陽は明るいが平等に輝いてはいない」
  06:36 戦いの主題
● 07:08〜08:15 第4部  (01:07)
  07:08 セルビア民謡「セルビア人は軍隊に喜んで参加する」
  07:41 ロシア帝国国歌「神よ、皇帝を護りたまえ」
  07:56 セルビア民謡「太陽は明るいが平等に輝いてはいない」
● 08:15〜09:02 終結部  (00:47)
  08:15 戦いの主題

  録音:2011年4月、モスクワ、DZZ Studio 5



 交響曲第2番ハ短調 Op.17 (31:35) & (15:49)

CD2 Track 1
第1楽章 Andante sostenuto-Allegro Vivo (10:53)
● 00:03〜03:21 序奏部 (03:18)
  00:09 序奏主題(ウクライナ民謡「母なるヴォルガの畔で」)
● 03:21〜05:36 呈示部 (02:15)
  03:21 第1主題
  04:01 第2主題
  04:37 小結尾
● 05:36〜06:58 展開部 (01:22)
● 06:58〜08:49 再現部 (01:51)
  06:58 第1主題
  07:32 第2主題
  08:00 小結尾
● 08:49〜10:56 終結部 (02:07)
  08:49 序奏主題
  09:58 序奏主題による結尾


CD2 Track 2
第2楽章 Allegretto (06:18)
● 00:01〜01:48 第1部(A)(主部) (01:47)
● 01:48〜03:51 第2部(B)(中間部) (02:03)
  01:48 ウクライナ民謡「回れ私の糸車」
● 03:51〜06:19 第3部(A)(主部) (02:28)


CD2 Track 3
第3楽章 Scherzo-Allegro molto Vivace (05:10)
● 00:01〜02:26 第1部(A)(主部) (02:25)
● 02:26〜03:30 第2部(B)(中間部) (01:04)
● 03:30〜05:11 第3部(A)(主部) (01:41)


CD2 Track 4
第4楽章 Finale – Moderato assai-Allegro vivo (09:14)
● 00:01〜04:11 呈示部 (04:10)
  00:01 序奏
  00:44 第1主題(ウクライナ民謡「鶴」)≒「カエルの合唱」
  02:46 第2主題
  03:21 小結尾(第1主題)
● 04:11〜05:47 展開部 (01:36)
● 05:47〜07:58 再現部 (02:11)
  05:47 第1主題
  06:16 第2主題
  06:51 小結尾(第1主題)
● 07:58〜09:15 終結部 (01:17)

CD2 Track 5
第1楽章(初稿) Andante sostenuto-Allegro commodo (15:49)
● 00:00〜03:55 序奏部 (03:55)
  00:06 序奏主題 (ウクライナ民謡「母なるヴォルガの畔で」)
  03:19 経過主題
● 03:55〜06:37 呈示部 (02:42)
  03:55 第1主題
  05:06 第2主題
  06:06 小結尾
● 06:37〜10:26 展開部 (03:49)
  06:37 序奏主題
  07:52 第1主題 + 序奏主題
  09:09 第2主題(オスティナート)
  09:34 序奏主題
● 10:26〜12:27 再現部 (02:01)
  10:26 第1主題 + 序奏主題
  10:56 第2主題   11:55 小結尾
● 12:27〜15:49 終結部 (03:22)
  12:27 序奏主題
  13:22 経過主題
  14:51 序奏主題による結尾

  録音:2011年4月、2013年4月、モスクワ、DZZ Studio 5



 交響曲第3番ニ長調 Op.29「ポーランド」 (45:41)

CD3 Track 1
第1楽章 Introduzione e Allegro-Moderato assai (Tempo di marcia funebre)-Allegro brillante (13:54)
● 00:03〜07:14 呈示部 (07:11)
  00:03 序奏主題
  02:11 第1主題
  04:55 第2主題
  06:12 小結尾
● 07:14〜09:40 展開部 (02:26)
  07:14 第1主題 + 第2主題(フガート)
● 09:40〜12:40 再現部 (03:00)
  09:40 第1主題
  10:34 第2主題
  11:49 小結尾
● 12:40〜13:57 終結部 (01:17)

CD3 Track 2
第2楽章 Alla tedesca-Allegro moderato e semplice  (06:23)
● 00:01〜01:51 第1部(A)(主部) (01:50)
● 01:51〜03:21 第2部(B)(中間部) (01:30)
  02:01 フガート
● 03:21〜05:08 第3部(A)(主部) (01:47)
● 05:08〜06:24 終結部 (01:16)

CD3 Track 3
第3楽章 Andante elegiaco (10:52)
● 00:02〜04:55 呈示部 (04:53)
  00:02 序奏主題
  00:34 第1主題
  02:21 第2主題
● 04:55〜05:50 展開部 (00:55)
  04:55 第1主題 + 第2主題 + 序奏主題(フガート)
● 05:50〜08:30 再現部 (02:40)
  05:50 第1主題
  06:11 第2主題
● 08:30〜10:54 終結部 (02:24)
  08:30 序奏主題
  10:01 第1主題


CD3 Track 4
第4楽章 Scherzo - Allegro vivo (05:44)
● 00:01〜01:47 第1部(A)(主部) (01:46)
● 01:47〜03:26 第2部(B)(中間部) (01:39)
● 03:26〜05:10 第3部(A)(主部) (01:44)
● 05:10〜05:45 終結部 (00:35)

CD3 Track 5
第5楽章 Finale – Allegro con fuoco (tempo di Polacca)-Presto (08:48)
● 00:01〜01:42 第1部(A) (01:41)
  00:54 フガート
● 01:42〜02:39 第2部(B) (00:57)
● 02:39〜03:06 第3部(A) (00:27)
● 03:06〜04:11 第4部(B + 第2楽章中間部主題) (01:05)
● 04:11〜06:43 第5部(A) (02:32)
  04:42 フガート
● 06:43〜07:28 第6部(B) (00:45)
● 07:28〜08:49 終結部(A) (01:21)



 戴冠行進曲 ニ長調 (05:39)

CD3 Track 6
● 00:01〜02:11 第1部(A)(主部) (02:10)
● 02:11〜04:18 第2部(B)(中間部) (02:07)
  04:00 ロシア帝国国歌「神よ、皇帝を護りたまえ」
● 04:18〜05:40 第3部(A)(主部) (01:22)
  04:50 ロシア帝国国歌「神よ、皇帝を護りたまえ」

  録音:2011年4月、モスクワ、DZZ Studio 5



 交響曲第4番ヘ短調 Op.36 (40:03)

CD4 Track 1
第1楽章 Andante sostenuto-Moderato con anima (17:35)
● 00:02〜08:20 呈示部 (08:18)
  00:02 序奏主題
  01:26 第1主題
  04:54 第2主題
  07:04 小結尾
● 08:20〜11:39 展開部 (03:19)
  08:20 序奏主題
  09:13 第1主題
  10:34 序奏主題
● 11:39〜14:59 再現部 (03:20)
  11:39 第1主題
  12:10 第2主題
  14:19 小結尾
● 14:59〜17:37 終結部 (02:38)
  14:59 序奏主題
  15:23 コラール風主題
  15:57 結尾


CD4 Track 2
第2楽章 Andantino in modo di canzona  (08:48)
● 00:01〜03:44 第1部(A) (03:43)
  00:01 主題A1
  01:16 主題A2
  02:18 主題A1
  02:51 主題A2
● 03:44〜05:31 第2部(B) (01:47)
● 05:31〜07:49 第3部(A) (02:18)
  05:31 主題A1
  06:04 主題A2
  06:29 主題A1
● 07:49〜08:49 終結部 (01:00)
  07:49 主題A1
  08:23 結尾


CD4 Track 3
第3楽章 Scherzo – Pizzicato ostinato-Allegro  (05:16)
● 00:01〜01:36 第1部(A)(主部) (01:35)
  00:01 主題A
● 01:36〜02:53 第2部(B)(中間部) (01:17)
  01:36 主題B1
  02:17 主題B2
● 02:53〜04:28 第3部(A)(主部) (01:35)
  02:53 主題A
● 04:28〜05:17 終結部 (00:49)
  04:28 主題A
  05:04 主題B2


CD4 Track 4
第4楽章 Finale – Allegro con fuoco (08:24)
● 00:01〜00:15 第1部(A)(≒呈示部) (00:14)
● 00:15〜00:44 第2部(B)(≒呈示部) ロシア民謡「白樺の木が野原に立っていた」 (00:29)
● 00:44〜00:56 第3部(A)(≒呈示部) (00:12)
● 00:56〜01:31 第4部(C)(≒呈示部) (00:35)
● 01:31〜03:03 第5部(B)(≒展開部) (01:32)
● 03:03〜03:16 第6部(A)(≒再現部) (00:13)
● 03:16〜03:51 第7部(C)(≒再現部) (00:35)
● 03:51〜05:15 第8部(B)(≒再現部) (01:24)
● 05:15〜06:35 第9部(D)(≒再現部) 第1楽章序奏主題 (01:20)
● 06:35〜08:25 第10部(A+C+B)(終結部) (01:50)
  07:14 主題A
  07:27 主題C
  07:43 主題B
  07:53 結尾



 幻想序曲「ロメオとジュリエット」 (19:17)

◆ 関連時系列
1869年
● 9月、バラキレフの勧めで作曲開始。
● 11月、完成。第1稿(448小節)。
・序奏部:序奏主題がロシア聖歌風。第2主題も予告。
・呈示部:現行版とほぼ同じ。
・展開部:第1主題がフガートで展開されたのち、第2主題、序奏主題も登場。
・再現部:2つの主題の再現は現行版とほぼ同じ。小結尾は第1主題のみ。死はトゥッティと全休止。
・終結部:第2主題が金管で葬送風に登場。続くファゴットとクラリネットによる序奏主題も葬送風。以後は素材は現行版と同じながら短めの展開。
1870年
● 3月、第1稿、ニコライ・ルビンシテインの指揮によりモスクワで初演。前日にルビンシテインと女子学生のスキャンダルをめぐる裁判がルビンシテインに不利な形で結審しており、コンサート会場は指揮者への抗議のデモ隊と野次馬だらけという状況でした。
● 改訂。第2稿(539小節)。
・序奏部:現行版と同じ形に変更(第1稿433小節からの祈りの主題を発展させて序奏主題とし、第2主題の予告も削除)。
・呈示部:現行版と同じ形に変更。
・展開部:現行版と同じ形に変更(第1稿にあった第2主題部分を削除。序奏主題も現行版と同じものに変更)。
・再現部 第1主題と第2主題の再現、および小結尾前半(〜459小節):現行版と同じ(小結尾前半は第1稿は第1主題のみだったのに対し第2稿では序奏主題を2回追加して現行版と同じに)。
・再現部 小結尾後半(460小節〜):第2稿では序奏主題をさらに追加し、第2主題も登場させて沈静化により死を描写。
・終結部:葬送描写に替わって昇天風に描写。
・終結部 結尾:現行版と同じ形に変更。
1871年
● 出版(第2稿/ベルリン、ボーテ&ボック)。
1872年
● 2月、第2稿、ナプラヴニクの指揮によりサンクトペテルブルクで初演。
1880年
● 改訂。第3稿(522小節)。幻想序曲と命名。
・再現部 小結尾後半(460小節〜):第1主題のみとし、ティンパニで死を描写。
・終結部:葬送行進曲 → 木管による修道士ロレンスの祈り → 愛の主題の回想という流れに変更。結尾は第2稿と同じ。
1881年
● 出版(第3稿/ベルリン、ボーテ&ボック)。バラキレフに献呈。
1886年
● 3月、第3稿、イッポリトフ=イワノフの指揮によりティフリス(トビリシ)で初演。
1950年
● 校訂版全集で出版(第1稿、第2稿、第3稿/モスクワ、ムズギズ → ユルゲンソンが国有化)。

CD4 Track 5
● 00:02〜05:39 序奏部 (05:37)
  02:13 序奏主題(修道士ロレンスの主題)
● 05:39〜10:31 呈示部 (04:52)
  05:39 第1主題(キャピュレット家とモンタギュー家の闘争の主題)
  07:32 第2主題(2人の愛の主題)
● 10:31〜12:34 展開部 (02:03)
  10:31 第1主題
  10:42 序奏主題
  11:44 第1主題
  12:06 序奏主題
● 12:34〜16:30 再現部 (03:56)
  12:34 第1主題
  12:56 第2主題
  15:08 第1主題
  15:22 序奏主題 + 第1主題
  16:17 ティンパニ(死)
● 16:30〜19:19 終結部 (02:49)
  16:30 第2主題(葬送)
  17:12 序奏主題(祈り)
  18:18 第2主題(回想)
  18:52 結尾

  録音:2010年6月、モスクワ、DZZ Studio 5



 交響曲第5番ホ短調 Op.64 (46:30)

◆ 関連時系列
1888年
● 6〜8月、作曲。1888年4月から1891年5月まで暮らしていたモスクワの北西約80kmに位置するフロロフスコエ村の自宅で作業。
● 11月、チャイコフスキーの指揮によりサンクトペテルブルクで初演。
● 出版(モスクワ、ユルゲンソン)。

CD5 Track 1
第1楽章 Andante-Allegro con anima-Molto più tranquillo (14:45)
● 00:02〜07:04 呈示部 (07:02)
  00:02 序奏主題
  02:44 第1主題
  04:22 推移主題
  05:25 小結尾動機
  05:50 第2主題
  06:39 第1主題 + 小結尾動機
● 07:04〜09:22 展開部 (02:18)
  07:04 小結尾動機
  07:54 第1主題
  08:12 推移主題
  08:21 第1主題
  08:31 小結尾動機
  08:50 第1主題
● 09:22〜13:14 再現部 (03:52)
  09:22 第1主題
  10:30 推移主題
  11:34 小結尾動機
  11:59 第2主題
  12:49 第1主題 + 小結尾動機
● 13:14〜14:47 終結部 (01:33)   13:33 小結尾動機
  13:33 第1主題


CD5 Track 2
第2楽章 Andante cantabile, con alcuna licenza (13:49)
● 00:02〜06:13 第1部(A)(主部) (04:20)
  00:02 序奏
  00:51 主題A1
  02:29 主題A2
  03:16 主題A1
  04:22 主題A2
● 06:13〜08:12 第2部(B)(中間部) (01:59)
  06:13 主題B
  07:52 第1楽章序奏主題
● 08:12〜12:00 第3部(A)(主部) (03:48)
  08:12 主題A1
  10:29 主題A2
  11:40 第1楽章序奏主題
● 12:00〜13:51 終結部 (01:51)
  12:00 主題A2


CD5 Track 3
第3楽章 Valse – Allegro moderato (05:39)
● 00:02〜01:32 第1部(A)(主部) (01:30)
  00:02 主題A1
  00:26 主題A2
  01:13 主題A3
● 01:32〜02:58 第2部(B)(中間部) (01:26)
● 02:58〜04:25 第3部(A)(主部) (01:27)
  02:58 主題A1
  03:18 主題A2
  04:04 主題A3
● 04:25〜05:41 終結部 (01:16)
  05:05 第1楽章序奏主題


CD5 Track 4
第4楽章 Finale – Andante maestoso-Allegro vivace-Meno mosso (12:17)
● 00:01〜05:10 呈示部 (05:09)
  00:01 第1楽章序奏主題
  03:10 第1主題
  03:33 推移主題
  04:11 第2主題
  04:45 第1楽章序奏主題
● 05:10〜06:45 展開部 (01:35)
  05:10 第1主題
  05:35 第2主題
● 06:45〜09:28 再現部 (02:43)
  06:45 第1主題
  07:13 推移主題
  07:58 第2主題
  08:37 第1楽章序奏主題
● 09:28〜12:18 終結部 (02:50)
  09:28 第1楽章序奏主題
  11:14 推移主題
  11:43 第1楽章第1主題



 「フランチェスカ・ダ・リミニ」 Op.32 (24:19)

◆ 関連時系列


CD4 Track 5
● 00:02〜04:33 導入部  Andante lugubre  (04:31)
● 04:33〜09:50 第1部  Allegro vivo  (05:17)
● 09:50〜20:26 第2部  Andante cantabile non troppo  (10:36)
● 20:26〜24:21 第3部  Allegro vivo  (03:55)

  録音:2010年6月、モスクワ、DZZ Studio 5



 交響曲第6番ロ短調 Op.74「悲愴」 (45:44)

◆ 関連時系列


CD6 Track 1
第1楽章 Adagio - Allegro non troppo (19:03)
● 00:03〜10:00 呈示部 (09:57)
  00:03 序奏主題(第1主題予告)
  02:26 第1主題
  03:11 推移主題(03:15 第2主題予告)
  04:59 第2主題
  06:00 推移主題
  07:21 第2主題
● 10:00〜13:41 展開部 (03:41)
  10:00 第1主題
  10:45 第2主題
  11:55 第1主題
  13:02 第2主題 + 第1主題
● 13:41〜17:54 再現部 (04:13)
  13:41 第1主題
  14:58 第2主題
● 17:54〜19:06 終結部 (01:12)

CD6 Track 2
第2楽章 Allegro con grazia (07:21)
● 00:02〜02:25 第1部(A)(主部) (02:23)
● 02:25〜04:28 第2部(B)(中間部) (02:03)
● 04:28〜06:21 第3部(A)(主部) (01:53)
● 06:21〜07:23 終結部 (01:02)

CD6 Track 3
第3楽章 Allegro molto vivace (08:06)
● 00:01〜01:37 第1部(A)(スケルツォ) (01:36)
● 01:37〜03:11 第2部(B)(行進曲) (01:34)
● 03:11〜05:14 第3部(A)(スケルツォ) (02:03)
● 05:14〜07:19 第4部(B)(行進曲) (02:05)
● 07:19〜08:07 終結部 (00:48)


CD6 Track 4
第4楽章 Finale. Adagio lamentoso (11:14)
● 00:01〜03:04 第1部(A) (03:03)
● 03:04〜05:12 第2部(B) (02:08)
● 05:12〜09:20 第3部(A) (04:08)
  08:32 銅鑼
  08:34 コラール
● 09:20〜11:15 終結部 (01:55)


 「イタリア奇想曲」  Op.45 (15:33)

◆ 関連時系列
1879年
● 12月、イタリア滞在開始。
1880年
● 1月、ローマでスケッチ開始。
● 4月、サンクトペテルブルクに帰還。
● 8月、ウクライナのカミャンカで完成。
● 12月、ニコライ・ルビンシテインの指揮によりモスクワで初演。
● 出版(モスクワ、ユルゲンソン)。

CD4 Track 5
● 00:01〜05:02 第1部 Andante un poco rubato  (05:01)
● 05:02〜07:46 第2部 Pochissimo più mosso (02:44)
● 07:46〜10:02 第3部 Allegro moderato (02:16)
● 10:02〜11:58 第4部 Andante (01:56)
● 11:58〜13:42 第5部 Presto (01:44)
● 13:42〜14:25 第6部 Allegro moderato (00:43)
● 14:25〜15:34 第7部 Presto - Piu presto - Prestissmo (01:09)

  録音:2010年6月、モスクワ、DZZ Studio 5



 「マンフレッド交響曲」 Op.58 (59:00)

◆ 関連時系列
1817年
● バイロン[1788-1824]が劇詩「マンフレッド」を出版。
1867年
● ベルリオーズ[1803-1869]が交響曲「イタリアのハロルド」などの指揮をするためにサンクトペテルブルクのミハイロフスキー宮殿に翌年まで長期滞在。バイロンに着想を得た「イタリアのハロルド」はロシアで大きな人気を博し、バイロン人気も上昇。
● 評論家のヴラディーミル・スターソフ[1824-1906]は、バイロンの「マンフレッド」を交響曲化するためのプロットを書き、友人の作曲家、バラキレフ[1837-1910]に手紙で作曲を提案。
● バラキレフは「マンフレッド」の内容に魅力を感じなかったため、自身も指揮者を務めていたロシア音楽協会(帝国の方)交響楽団に客演滞在中のベルリオーズに対し、「マンフレッド」のプロットを伝えて作曲を提案。
● ベルリオーズは高齢と体調不良を理由に辞退。
1868年
● 1月、バラキレフは無料音楽学校の校長を引き継ぎ、同校での指揮と指導も兼ねて多忙になったことで、1869年にロシア音楽協会(帝国の方)交響楽団の指揮ができなくなって収入が激減。1872年からはサンクトペテルブルク - ワルシャワ鉄道の営業所で働きながら無料学校での仕事をしていましたが、1874年には退任してリムスキー=コルサコフに引き継いで修道院入りも検討。しかし正教会のヴェルホフスキー司祭の尽力により、俗世にとどまったバラキレフは1870年代の終わりには音楽の仕事をするようになり、1881年に再び無料音楽学校の校長に復帰しています。
1882年
● 10月、前年にサンクトペテルブルク楽壇に復帰し、文芸素材作品「ロメオとジュリエット」第3稿の献呈も受けていたバラキレフは、同じく文芸素材による「フランチェスカ・ダ・リミニ」と「テンペスト」のスコアも気に入っており、チャイコフスキーに対して、15年前のスターソフ企画である標題交響曲「マンフレッド」のプロットを膨らませて手紙で提案。
● 11月、チャイコフスキーは、シューマンと異なる方法で「マンフレッド」を音楽化できるとは思えないとして辞退。
1884年
● 10月、前年にマリインスキー劇場の指揮者になっていたバラキレフが、「エフゲニー・オネーギン」のサンクトペテルブルク初演の際に、チャイコフスキーと会い、大幅に加筆した「マンフレッド」のプロットを再度提案。プロットは非常に詳細なものとなり、音楽スタイルや調性の指定、場面割りに加え、最後のオルガン使用まで含んでいます。
● 11月、チャイコフスキーはバラキレフのプロットに納得して承諾。直後におこなった旅行では、マンフレッドの舞台となるスイスで原作を読むという熱中ぶりでした。
1885年
● 4月、スケッチ開始。モスクワの北西約85kmに位置するマイダノヴォ村の自宅で作業。
● 5〜9月、作曲。マイダノヴォ村の自宅で作業。
● 友人のアレクサンドラ・イヴァノヴナ・グーベルト[1850-1937]とピアノ連弾用に編曲。
1886年
● 3月、マックス・エルトマンスデルファーの指揮によりモスクワで初演。
● 出版(モスクワ、ユルゲンソン)。総譜、パート譜、ピアノ連弾譜。

CD7 Track 1
第1楽章 Lento lugubre-Moderato con moto-Andante  (17:22)
● 00:02〜04:44 第1部 (04:42)
  00:02 マンフレッドの主題 Lento lugubre
  00:53 悲劇の主題
  02:16 マンフレッドの主題
  03:10 悲劇の主題
● 04:44〜06:39 第2部 (01:55)
  04:44 マンフレッドの主題 Piu mosso
● 06:16〜09:04 第3部 (02:48)
  06:16 悲劇の主題の変形 Moderato con moto
  06:39 ホルン・ソロ
  07:16 悲劇の主題の変形
● 09:04〜15:05 第4部 (05:01)
  09:04 アスタルテの主題 Andante
  11:00 バス・クラリネット・ソロ Largo
  11:42 愛の主題 Andante
● 15:05〜17:24 第5部 (02:19)
  15:05 終結部(マンフレッドの主題) Andante con duolo


CD7 Track 2
第2楽章 Vivace con spirito (09:57)
● 00:01〜03:05 第1部 (03:04)
  00:01  山霊たちの主題 Vivace con spirito
● 03:05〜06:55 第2部 (03:50)
  03:05  女神ネメシスがつくりだしたアスタルテの幻影 L'istesso tempo
  04:32  マンフレッドの主題 + 山霊たちの主題
  05:00  女神ネメシスがつくりだしたアスタルテの幻影
  06:00  マンフレッドの主題 + 山霊たちの主題
● 06:55〜09:58 第3部 (03:03)
  06:55  山霊たちの主題


CD7 Track 3
第3楽章 Andante con moto (11:23)
● 00:01〜03:20 第1部 (03:19)
  00:01  村の生活の主題 Andante con moto
● 03:20〜03:57 第2部 (00:37)
  03:20  悲劇の主題
● 03:57〜05:56 第3部 (01:59)
  03:57  村の生活の主題
● 05:56〜07:31 第4部 (01:35)
  05:56  マンフレッドの主題
  06:08  運命動機
  06:15  鐘(遠くで計8回)
  06:59  ホルン(第1楽章第3部の再現)
● 07:31〜11:24 第5部 (03:53)
  07:31  村の生活の主題


CD7 Track 4
第4楽章 Allegro con fuoco (20:18)
● 00:01〜04:43 第1部 (04:42)
  00:01  山霊たちの主題 Allegro con fuoco
  02:22  バッカスの主題
● 04:43〜07:44 第2部 (03:01)
  04:43  導入 Lento
  06:22  悲劇の主題
● 07:44〜09:55 第3部 (02:11)
  07:44  山霊たちの主題によるフーガ Tempo I
  08:35  バッカスの主題 + 山霊たちの主題
● 09:55〜15:13 第4部 (05:18)
  09:55  マンフレッドの主題 + 山霊たちの主題 Andante 
  11:21  アスタルテの降霊 Adagio, ma a tempo rubato 
  11:52  ハープ・ソロ Andante quasi moderato 
  13:14  アスタルテの主題 Molto piu lento 
  14:47  マンフレッドの主題
● 15:13〜20:19 第5部  (05:06)
  15:13  終結部(第1楽章第5部変形再現) Andante con duolo
  17:16  オルガン L'istesso tempo
  18:31  怒りの日(オルガンと低音楽器群)

  録音:2013年4月、モスクワ、DZZ Studio 5、ベルリン、ヴィルマースドルフ、聖ルートヴィヒ教会

  ロシア・ナショナル管弦楽団
  ミハイル・プレトニョフ(指揮)
  ノルベルト・ゲンバチカ(オルガン/マンフレッド交響曲)



 トラックリスト (収録作品と演奏者)

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー[1840-1893]

CD1
◆ 交響曲第1番ト短調 Op.13「冬の日の幻想」
1. I. Dreams of a Winter Journey – Allegro tranquillo 13'19
2. II. Land of Desolation, Land of Mists – Adagio cantabile ma non troppo 11'43
3. III. Scherzo – Allegro scherzando giocoso 7'23
4. IV. Finale – Andante lugubre-Allegro moderato-Allegro meastoso-Allegro lugubre-Allegro vivo 13'14

5. ◆ スラヴ行進曲 変ロ短調 Op.31 9'15

  録音:2011年4月、モスクワ、DZZ Studio 5

CD2
◆ 交響曲第2番ハ短調 Op.17
1. I. Andante sostenuto-Allegro Vivo 10'56
2. II. Andante marziale, quasi moderato 6'20
3. III. Scherzo-Allegro molto Vivace 5'12
4. Finale – Moderato assai-Allegro vivo 9'19

◆ 交響曲第2番ハ短調 Op.17〜第1楽章(初稿)
5. Original first movement 16'04

  録音:2011年4月、2013年4月、モスクワ、DZZ Studio 5

CD3
◆ 交響曲第3番ニ長調 Op.29「ポーランド」
1. I. Introduzione e Allegro-Moderato assai (Tempo di marcia funebre)-Allegro brillante 13'58
2. II. Alla tedesca-Allegro moderato e semplice 6'25
3. III. Andante-Andante elegiaco 10'55
4. IV. Scherzo-Allegro vivo 5'45
5. V. Finale – Allegro con fuoco (tempo di Polacca)-Presto 8'55

6. ◆ 戴冠行進曲 ニ長調 5'46

  録音:2011年4月、モスクワ、DZZ Studio 5

CD4
◆ 交響曲第4番ヘ短調 Op.36
1. I. Andante sostenuto-Moderato con anima 17'40
2. II. Andantino in modo di canzona 8'50
3. III. Scherzo – Pizzicato ostinato-Allegro 5'18
4. IV. Finale – Allegro con fuoco 8'28

5. ◆ 幻想序曲「ロメオとジュリエット」 19'35

  録音:2010年6月、モスクワ、DZZ Studio 5

CD5
◆ 交響曲第5番ホ短調 Op.64
1. I. Andante-Allegro con anima-Molto più tranquillo 14'48
2. II. Andante cantabile, con alcuna licenza 13'55
3. III. Valse – Allegro moderato 5'43
4. IV. Finale – Andante maestoso-Allegro vivace-Meno mosso 12'22

5. ◆ 「フランチェスカ・ダ・リミニ」 Op.32 24'30

  録音:2010年6月、モスクワ、DZZ Studio 5

CD6
◆ 交響曲第6番ロ短調 Op.74「悲愴」
1. I. Adagio-Allegro non troppo 19'07
2. II. Allegro con grazia 7'24
3. III. Allegro molto vivace 8'10
4. IV. Finale – Adagio lamentoso 11'19

5. ◆ 「イタリア奇想曲」  Op.45 15'43

  録音:2010年6月、モスクワ、DZZ Studio 5

CD7
◆ 「マンフレッド交響曲」 Op.58
1. I. Lento lugubre-Moderato con moto-Andante 17'27
2. II. Vivace con spirito 9'58
3. III. Andante con moto 11'25
4. IV. Allegro con fuoco 20'21

  録音:2013年4月、モスクワ、DZZ Studio 5、ベルリン、ヴィルマースドルフ、聖ルートヴィヒ教会

  ロシア・ナショナル管弦楽団
  ミハイル・プレトニョフ(指揮)
  ノルベルト・ゲンバチカ(オルガン/マンフレッド交響曲)

 Track list


97083
Piotr Ilyich Tchaikovsky 1840-1893
Complete Symphonies

CD1 Symphony No.1 & Marche Slave 55'18
Symphony No.1 ‘Winter Daydreams' in G minor Op.13 (1866)
1. I. Dreams of a Winter Journey – Allegro tranquillo 13'19
2. II. Land of Desolation, Land of Mists – Adagio cantabile ma non troppo 11'43
3. III. Scherzo – Allegro scherzando giocoso 7'23
4. IV. Finale – Andante lugubre-Allegro moderato-Allegro meastoso-Allegro lugubre-Allegro vivo 13'14

5. Marche Slave in B flat minor Op.31 (Slavonic March) 9'15

Russian National Orchestra
Mikhail Pletnev conductor


Recording: April 2011, DZZ Studio 5, Moscow, Russia
(P) 2015 Pentatone Music B.V.


CD2 Symphony No.2 48'12
Symphony No.2 ‘Little Russian' in C minor Op.17 (1872)
1. I. Andante sostenuto-Allegro Vivo 10'56
2. II. Andante marziale, quasi moderato 6'20
3. III. Scherzo-Allegro molto Vivace 5'12
4. Finale – Moderato assai-Allegro vivo 9'19

5. Symphony No.2 Original first movement (1872) 16'04
Andante sostenuto-Allegro commodo

Russian National Orchestra
Mikhail Pletnev conductor


Recording: April 2011, DZZ Studio 5, Moscow, Russia
(P) 2015 Pentatone Music B.V.


CD3 Symphony No.3 & Festival Coronation March 52'07
Symphony No.3 ‘Polish' in D Op.29 (1875)
1. I. Introduzione e Allegro-Moderato assai (Tempo di marcia funebre)-Allegro brillante 13'58
2. II. Alla tedesca-Allegro moderato e semplice 6'25
3. III. Andante-Andante elegiaco 10'55
4. IV. Scherzo-Allegro vivo 5'45
5. V. Finale – Allegro con fuoco (tempo di Polacca)-Presto 8'55

6. Coronation March in D (1883) 5'46

Russian National Orchestra
Mikhail Pletnev conductor


Recording: April 2011, DZZ Studio 5, Moscow, Russia
(P) 2015 Pentatone Music B.V.
 

CD4 Symphony No.4 & Romeo and Juliet 60'19
Symphony No.4 in F minor Op.36 (1877-78)
1. I. Andante sostenuto-Moderato con anima 17'40
2. II. Andantino in modo di canzona 8'50
3. III. Scherzo – Pizzicato ostinato-Allegro 5'18
4. IV. Finale – Allegro con fuoco 8'28
5. Romeo and Juliet Overture-Fantasy (final version dating from 1880) 19'35

Russian National Orchestra
Mikhail Pletnev conductor


Recording: June 2010, DZZ Studio 5, Moscow, Russia
(P) 2015 Pentatone Music B.V.


CD5 Symphony No.5 & Francesca Da Rimini 71'41
Symphony No.5 in E minor Op.64 (1888)
1. I. Andante-Allegro con anima-Molto più tranquillo 14'48
2. II. Andante cantabile, con alcuna licenza 13'55
3. III. Valse – Allegro moderato 5'43
4. IV. Finale – Andante maestoso-Allegro vivace-Meno mosso 12'22

5. Francesca Da Rimini Op.32 (1876)
Symphonic Fantasy after Dante 24'30

Russian National Orchestra
Mikhail Pletnev conductor


Recording: June 2010, DZZ Studio 5, Moscow, Russia
(P) 2015 Pentatone Music B.V.


CD6 Symphony No.6 & Capriccio Italien 62'13
Symphony No.6 ‘Pathétique' in B minor Op.74 (1893)
1. I. Adagio-Allegro non troppo 19'07
2. II. Allegro con grazia 7'24
3. III. Allegro molto vivace 8'10
4. IV. Finale – Adagio lamentoso 11'19

5. Capriccio italien Op.45 (1880) 15'43


Russian National Orchestra
Mikhail Pletnev conductor


Recording: June 2010, DZZ Studio 5, Moscow, Russia
(P) 2015 Pentatone Music B.V.


CD7 Manfred Symphony 59'29
Manfred Symphony Op.58 (1885)
1. I. Lento lugubre-Moderato con moto-Andante 17'27
2. II. Vivace con spirito 9'58
3. III. Andante con moto 11'25
4. IV. Allegro con fuoco 20'21


Russian National Orchestra
Mikhail Pletnev conductor

Norbert Gembaczka organ

Recording: April 2013, DZZ Studio 5, Moscow, Russia; Organ recorded at the St. Ludwig Kirche, Berlin-Wilmersdorf, Germany


 年表付き商品説明ページ一覧

【バロック作曲家(生年順)】

バード [c.1540-1623]
カッツァーティ [1616-1678]
ルイ・クープラン [1626-1661]
クープラン一族
ダンドリュー [1682-1738]
スタンリー [1713-1786]
【古典派&ロマン派作曲家(生年順)】

モンジュルー [1764-1836] (ピアノ系)
ベートーヴェン [1770-1827]
ジャダン [1776-1800] (ピアノ系)
リース [1784-1838]
ブルックナー [1824-1896]
ルクー [1870-1894]
レーガー [1873-1916]

【近現代作曲家(生年順)】

レーバイ [1880-1953] (ギター系)
マルティヌー [1890-1959] (ギター系も)
ミゴ [1891-1976] (ギター系も)
ショスタコーヴィチ [1906-1975]
ラングレー [1907-1991] (オルガン系)
アンダーソン [1908-1975]
デュアルテ [1919-2004] (ギター系)
プレスティ [1924-1967] (ギター系)
ヘンツェ [1926-2012]
坂本龍一 [1952-2023]
【指揮者(ドイツ・オーストリア)】

アーベントロート (ベートーヴェンシューマンブルックナーブラームスモーツァルトチャイコハイドン)
エッシェンバッハ
カラヤン
クナッパーツブッシュ (ウィーン・フィルベルリン・フィルミュンヘン・フィル国立歌劇場管レジェンダリー)
クラウス
クリップス
クレンペラー (VOX&ライヴザルツブルク・ライヴVENIASボックス
サヴァリッシュ
シューリヒト
スイトナー (ドヴォルザークレジェンダリー)
フリート
フルトヴェングラー
ベーム
メルツェンドルファー
ヤノフスキー
ライトナー
ラインスドルフ
レーグナー (ブルックナーマーラーヨーロッパドイツ)
ロスバウト
【指揮者(ロシア・ソ連)】

ガウク
クーセヴィツキー
ゴロワノフ
ペトレンコ
マルケヴィチ
【指揮者(アメリカ)】

クーチャー(クチャル)
スラトキン(父)
ドラゴン
バーンスタイン
フェネル
【指揮者(オランダ)】

オッテルロー
クイケン
ベイヌム
メンゲルベルク
【指揮者(フランス)】

パレー
モントゥー
【指揮者(ハンガリー)】

セル
ドラティ
【指揮者(スペイン)】

アルヘンタ
【指揮者(スイス)】

アンセルメ
【指揮者(ポーランド)】

クレツキ
【指揮者(チェコ)】

ターリヒ
【指揮者(ルーマニア)】

チェリビダッケ
【指揮者(イタリア)】

トスカニーニ
【指揮者(イギリス)】

バルビローリ
【指揮者(ギリシャ)】

ミトロプーロス
【鍵盤楽器奏者(楽器別・生国別)】

【ピアノ(ロシア・ソ連)】

ヴェデルニコフ
グリンベルク
ソフロニツキー
タマルキナ
ニコラーエワ
ネイガウス父子
フェインベルク
フリエール
モイセイヴィチ
ユージナ
【ピアノ(フランス)】

カサドシュ
ティッサン=ヴァランタン
ハスキル
ロン
【ピアノ(ドイツ・オーストリア)】

キルシュネライト
シュナーベル
デムス
ナイ
【ピアノ(南米)】

タリアフェロ
ノヴァエス
【チェンバロ】

ヴァレンティ
カークパトリック
ランドフスカ
【弦楽器奏者(楽器別・五十音順)】

【ヴァイオリン】

オイストラフ
コーガン
スポールディング
バルヒェット
フランチェスカッティ
ヘムシング
リッチ
レビン
【チェロ】

カサド
シュタルケル
デュ・プレ
ヤニグロ
ロストロポーヴィチ
【管楽器奏者】

【クラリネット】

マンツ

【ファゴット】

デルヴォー(ダルティガロング)
【オーボエ】

モワネ
【歌手】

ド・ビーク (メゾソプラノ)
【室内アンサンブル(編成別・五十音順)】

【三重奏団】

パスキエ・トリオ
【ピアノ四重奏団】

フォーレ四重奏団
【弦楽四重奏団】

グリラー弦楽四重奏団
シェッファー四重奏団
シュナイダー四重奏団
ズスケ四重奏団
パスカル弦楽四重奏団
ハリウッド弦楽四重奏団
バルヒェット四重奏団
ブダペスト弦楽四重奏団
フランスの伝説の弦楽四重奏団
レナー弦楽四重奏団

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初出の時に購入しました。マンフレッドは全...

投稿日:2024/02/07 (水)

初出の時に購入しました。マンフレッドは全集boxには入っていなかったですが、一番良かったかなあ。

fuka さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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