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Top 100 Albums - No.54

Wednesday, March 31st 2004

病状は明らかにされていないが、現在入院中という残念なニュースが伝えられているアレサ・フランクリン。1942年3月25日生まれ、クイーン・オブ・ソウル、ディーヴァなど様々な異名を持つ、言わずもがなの最高峰の女性R&B/ソウル・シンガーだ。すでに還暦を過ぎている彼女だが、昨年、折に触れアレサに対する敬意を表してきた“クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル”、メアリー・J.ブライジらが参加した5年ぶりのニュー・アルバム、『ソー・デム・ハッピー』をリリースし、女王ここにありを見せつけてくれた。

そんなアレサに寄せられた称号のひとつが、本作のタイトルでもある“レディ・ソウル”。人気、実力、どれを取っても、これほど彼女に相応しい呼び名もないだろう。

高名な説教師の父C.L.フランクリンの影響でゴスペルを歌い始めた彼女がアトランティック・レコードと契約したのは1966年のこと。約6年間に渡り、どちらかというとジャズ/ポピュラー寄りの作品をコロムビアに残した後のことだった。

本作『レディ・ソウル』は、アレサのアトランティックにおける3枚目のアルバムで、1967年に同レーベルからのデビュー曲「貴方だけを愛して」でソウル界にセンセーションを巻き起こした翌年、1968年の春にリリースされている。

当時の彼女のレパートリーにはカヴァーが多く(ファースト・アルバム『貴方だけを愛して』収録の「リスペクト」など、オーティス・レディングのオリジナルと同じ位、有名である)、本作でも、ジェイムス・ブラウンの「マネー・ウォント・チェンジ・ユー」、カーティス・メイフィールドインプレッションズの「ピープル・ゲット・レディ」、ラスカルズの「グルーヴィン」などが取り上げられている。中でも有名なのは、キャロル・キングの名作『つづれおり』所収の「ナチュラル・ウーマン」だろう。後にメアリー・J.ブライジもアレサ・マナーで取り上げたこの曲を、彼女はじつにスケール大きく歌い上げている。

その他では、当時の夫テッド・ホワイトとの共作よる大ヒット曲「愛する貴方を失くして」、続く「グッド・トゥ・ミー」も素晴らしい。アレサのシャウトが炸裂するアップの前者、ソウルフルな歌唱にエリック・クラプトンがブルージーなギターで華を添える重量感溢れるバラードの後者、共に本作のハイライトと言っていいだろう。

そして、本作最大の聴きものがアルバムの末尾を飾る「エイント・ノー・ウェイ」。妹のキャロリン・フランクリンとアレサの共作によるゴスペル・タッチのバラードで、なんとも味わい深く、泣ける。

スプーナー・オールダム、ジミー・ジョンソン、ロジャー・ホーキンスらによるバッキング、キャロリン・フランクリンとスウィート・インスピレーションズのコーラスも素晴らしい、アレサ26歳の傑作、である。

アレサはこの後も、NY録音作、カーティス・メイフィールド・プロデュース作、アトランティックを離れ、アリスタに移籍後のルーサー・ヴァンドロス・プロデュース作など、常に時代に即した作品を残し、名実共に真の女王となる。
* Point ratios listed below are the case
for Bronze / Gold / Platinum Stage.  

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Lady Soul

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Lady Soul

Aretha Franklin

User Review :4.5 points (5 reviews) ★★★★★

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Release Date:20/June/1995

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