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Top 100 Albums - No.80

Friday, March 5th 2004

1967年のソロ・デビュー作となる『Blowin' Your Mind』から、2003年発表のブルーノート移籍第1弾『Whats Wrong With This Picture ?』に至るまで、実に30枚以上のスタジオ録音アルバムを自らのディスコグラフィーに残しているヴァン・モリスン
しかも第一線を退くことなく、一定の水準をクリアした良質の作品ばかりをクリイエイトし続けるそのヴァイタリティーは特筆に価する。

レッドベリージョン・リー・フッカーマディ・ウォーターズサニー・ボーイ・ウィリアムソンなどの黒人音楽家に影響を受け、音楽を志したヴァン・モリスン。ソロ・デビュー以前に在籍したバンド、ゼムを脱退しベルファストへ戻り、エリック・ベルらとリーハーサルをしていたモリスンは、ゼム時代のプロデューサー、バート・バーンズが亜設立したレーベル、バングから『Blowin' Your Mind』を発表。その後セカンド・アルバムの制作に入るが、途中でバートが心臓発作により急死。バートを慕ってアメリカにやってきたモリスンは失意に沈んだ。そんな彼に救いの手を差し伸べたのがワーナー副社長のジョー・スミス。彼はモリスンをバング・レーベルから引き抜き、アルバムの制作をコーディネイトした。

そしてモリスンにとっての再出発アルバムになった『Astral Weeks』は、なんとたったの2日間でレコーディングされた作品。プロデュースにルイス・メレンステインを迎え、バックのミュージシャンはリチャード・デイヴィスらジャズ・ミュージシャンを起用している。アナログ時代のA面(M1〜4)には「イン・ザ・ビギニング」、B面(M5〜8)には「アフターワーズ」というタイトルが付けられ、モリスンの個人史を想わせる作風が印象的。

音楽的にはアコースティックな響きが中心となっており、リチャード・デイヴィスのアコースティック・ベースが終始鳴り続け全体を引っ張っぱり、クラシカルなギターやフルート、ヴァイブなどが彩りを添える。ロックという枠では捉え切れない、ジャズ的な要素もある。

モリスン本人は後年『Astral Weeks』』について次のように語っている。
・・・ロックという音楽から抜け出したかった。だからロックとは異なるフィーリングを持った歌がたくさん入ったアルバムを作りたいと思った。完成したアルバムはロックから離れることができたが、評論家やリスナーは「これぞロック・アルバムだ」と騒ぎ立てた。僕はロックから離れたかったのにね・・・

ちなみにアメリカの権威ある音楽雑誌、Rolling Stone誌が昨年に発表した500枚のグレイトなアルバムを選出する企画「500 Greatest Albums All Time」において『Astral Weeks』は9位、英Mojo誌が95年に発表したランキングではビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』に次ぐ2位に選出されていた。
やはり欧米と比べると日本での彼はまだまだアンダーレイテッドされている存在なのだろうか・・・。しかしそんなことはどうだっていい。『Astral Weeks』は間違いなくロック史に残るマスターピースである。

* Point ratios listed below are the case
for Bronze / Gold / Platinum Stage.  

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Astral Weeks

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Astral Weeks

Van Morrison

User Review :5 points (10 reviews) ★★★★★

Price (tax incl.): ¥1,320
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Release Date:07/July/1987

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