TOP > Music CD・DVD > News > Rock & Pop > Top 100 Albums - No.91

Top 100 Albums - No.91

Monday, February 23rd 2004

その昔は姿を映した写真すらもなく、出生から死に至るまで彼にまつわるほとんどの事柄が謎に包まれていた。
ミステリアスなブルースマン、それがロバート・ジョンソンである。

ロバート・ジョンソンエリック・クラプトンキース・リチャーズといったロック界の大御所をはじめとして、数多くのギタリスト、ミュージシャンに影響を与ええた人物でありながら、録音物がほとんど残されていない。残された数少ない録音物は晩年にあたる1936年11月と1937年6月、計5回のレコーディング・セッションで吹き込まれた29曲(その別テイクを含めると41曲)のみ。そのすべてが収録されたものが、今回ご紹介するコンプリート・レコーディングス(Robert Johnson Complete Recordings)である。ロバート・ジョンソンの死後、約半世紀もの時間が経過してから1990年に、ようやく発売されたブルース史上最も待ち望まれた作品である。100年を超える歴史を持つブルース史上、最も重要な作品と言っても過言ではないだろう。

ロバート・ジョンソンは1911年5月8日、アメリカ南部のミシシッピー州ヘイズルハーストで生まれたとされている。そして死亡したのは1938年8月のことで、とある酒場で口説いた女性がその酒場のマスターの妻だったらしく、怒り狂ったそのマスターがジョンソンに毒を盛り、その数日後に死亡した(その毒ではなく肺炎が死因らしい)。僅か27年の濃厚で太く短い人生だった。ロバート・ジョンソンには、最高のブルース・マンになるために悪魔に自分の魂を売り渡したという伝説が残っている(その時に授かった才能と引き替えに、自分の寿命を8年縮めたそうだ)。しかしこの伝説はあながち嘘でもないような気がする。あのキース・リチャーズが数人で弾いていると勘違いした高度なギター・テクニックと、この上なくエモーショナルなヴォーカルはコンプリート・レコーディングス(Robert Johnson Complete Recordings)で存分に楽しむことができる。

コンプリート・レコーディングス(Robert Johnson Complete Recordings)に収録された29曲はすべてがブルース・クラシックである。“クロス・ロード”“ウォーキン・ブルース”“プリーチン・ブルース”といったサン・ハウス譲りの生粋のデルタ・ブルース・ナンバーではボトルネック・スライド・ギターが大活躍。複雑なビートをいとも簡単に乗りこなすリズム感は特筆すべき。
“カインドハーテッド・ウーマン・ブルース”“アイ・ビリーヴ・アイル・メイク・ア・チェンジ”といったところではシティ・ブルースのピアノの模した「ギター・ブギ」が聴くことができる。この「ギター・ブギ」はロバート・ジョンソンが開発したものであり、戦争をはさんでシカゴにまで広がっていき、ブルースの決まりごとになったほど。低音弦でベース・ラインを刻みながら、高音弦でスライドなどのオブリガードを交えていく一人二役プレイには驚愕せざるを得ない。

ブルースの最初の扉を明けるとしたら、真っ先にこの作品を選ぶべきだ。
悪魔に魂を売り飛ばした男による究極のブルースが詰まっているから。

* Point ratios listed below are the case
for Bronze / Gold / Platinum Stage.  

featured item

Complete Recordings

CD Import

Complete Recordings

Robert Johnson

User Review :5 points (23 reviews) ★★★★★

Price (tax incl.): ¥1,885
Member Price
(tax incl.): ¥1,735

Release Date:06/October/1996

  • Deleted

%%header%%Close

%%message%%

Top 100 Best Album The List So Far...