500作を超えるチェンバロのためのソナタを遺したドメニコ・スカルラッティの父アレッサンドロも、晩年に集中して素晴らしいチェンバロのための作品を書いていました。アレッサンドロの場合は主にトッカータですが、どちらかというと鍵盤楽器の練習という教育的な意図を持っており、同時代の作曲家たち、ゲオルク・ムッファトやヨハン・パッヘルベルの同名作品のような即興的な要素はあまり多くありません。また独立した曲としてのトッカータではなく、アレグロやアダージョ、フーガなどと組み合わされており、1曲のなかで様々な表情の旋律が楽しめるように書かれています。
演奏するマルチェッロ・ディ・リーザはアレッサンドロ・スカルラッティ作品のスペシャリスト。世界初録音を5作含むこのアルバムでは、スカルラッティ作品の特徴を探求することで、彼を対位法の偉大な巨匠として紹介しています。(輸入元情報)
【収録情報】
A.スカルラッティ:
1. トッカータ イ短調
2. アリア イ短調
3. トッカータとジーグ ニ長調
4. トッカータ、フーガとコレンテ ヘ長調
5. トッカータとジーグ ニ短調
6. アダージョ ト長調
7. トッカータ イ長調
8. トッカータとフーガ ニ短調
9. アダージョとジーグ 変ロ長調
10. トッカータとアリア ニ短調
11. トッカータ ト短調
12. アレグロ ハ長調
13. トッカータ ハ短調
14. トッカータ、ジーグとパルティータ イ長調
マルチェッロ・ディ・リーザ(チェンバロ/1693年ジョヴァンニ・バッティスタ・ジュスティ制作、フランコ・バルッキエリ復元)
録音時期:2019年5月1-4日
録音場所:イタリア、Rome, Palazzo Gra
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
世界初録音(2,7,9,11,13)