モラヴィア出身、ウィーンで活躍したフランツ・クロンマー(チェコ名フランティシェック・クラマーシュ)は、100曲以上の弦楽四重奏を含む300作以上の作品を遺しました。彼の作品の詳細な目録がチェコの音楽学者カレル・パドルタによって作成、発表されたのは1997年になってからでしたが、それ以前からクラリネットのための作品は多くの人々に愛されてきました。
このアルバムに収録された『2つのクラリネットのための協奏曲』は1803年の作品で、行進曲風の第1楽章、メランコリックな第2楽章、ロンド形式の終楽章の3楽章で構成。全曲を通じてクラリネットの妙技が存分に発揮されており、とりわけ第3楽章の軽やかな旋律が魅力的。当時の批評家たちにも絶賛されました。またクロンマーは多くの管楽器のためのパルティータやセレナードを書いており、この『コンチェルティーノ』もその流れにあるもので、各奏者の名人芸を際立たせることよりも、調和のとれたアンサンブルを楽しむように書かれています。演奏は各々がソリストとして活躍する名手たち。(輸入元情報)
【収録情報】
クロンマー:
1. 2つのクラリネットのための協奏曲変ホ長調 Op.35
2. コンチェルティーノ ヘ長調〜フルート、オーボエ、ヴァイオリンと弦楽合奏のための
パオロ・ベルトラミーニ(クラリネット)
コッラド・ジュフレディ(クラリネット)
ブルーノ・グロッシ(フルート)
マルコ・スキアヴォン(オーボエ)
ロベルト・コヴァルスキ(ヴァイオリン)
スイス・イタリア語放送管弦楽団
ハワード・グリフィス(指揮)
録音時期:2017年1月30日、2018年11月13,14日
録音場所:スイス、Auditorio Stelio Molo RSI, Lugano
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)