CPOレーベル

7件中 1-7件を表示
50件 100件 200件
※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

チェックした商品をまとめて

  • ビュットナー:交響曲第2番、英雄的序曲、幻影

    フェリックス・ドレーゼケの元で作曲の指導を受けたパウル・ビュットナー。ドレスデン音楽院で合唱を教え(後に校長に就任)、ドレスデン国民新聞の評論家として活動。作曲家としては4つの交響曲を含む比較的コンパクトな作品を残し、後期ロマン派のドイツ音楽の潮流の中でも生涯絶対音楽の伝統を貫きました。同時代のシュトラウスやマーラーの影響も見られるものの、物語性を極力排除した構造はベートーヴェンやブルックナーに共通する面を持っています。ドイツ以外の音楽の影響は少なく、わずかにスラヴ的なリズムや情感が聴かれる一方、フランスやイギリスの要素はほとんどありません。
     『英雄的序曲』は1925年の作品。1927年にドレスデン音楽祭でパウル・ファン・ケンペンの指揮により初演されました。劇的な構成で書かれ、最後はストレッタでたたみかけるようにして壮麗な結末を迎えます。前奏曲、フーガとエピローグ『幻影』は1922年の作品。当初『交響幻想曲、戦争』と名付けられ、戦争による個人と集団のトラウマを音楽で表現するという試みが窺えます。1923年にフリッツ・ブッシュの指揮でドレスデンで初演され、1932年にベルリンでも演奏されました。交響曲第2番は1902年作曲。初演までに時間がかかり、1916年2月11日にようやくドレスデンでヘルマン・クッチュバッハの指揮により演奏されました。優れた対位法が際立ち、特に最終楽章はハイドンを思わせるきらめくリズムによる明快な旋律を特徴としています。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ビュットナー:
    1. 英雄的序曲 ハ長調
    2. 前奏曲、フーガとエピローグ『幻影』
    3. 交響曲第2番ト長調

     フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
     イェルク=ペーター・ヴァイグレ
    (指揮)

     録音時期:2022年1月11-13日(2,3)、5月17日(1)
     録音場所:Frankfurt/Oder, Messehalle I
     録音方式:ステレオ(デジタル)

  • プレイエル:交響響第18番、第21番、ヴィオラ協奏曲

    ヨーゼフ・ハイドンから教えを受けたイグナツ・プレイエル(プライエルとも)は、先人たちの古典的なスタイルを遵守しており、優雅で洗練された旋律を持つ数多くの作品を書き上げ、師ハイドンの正当な後継者とみなされていました。また楽譜出版者、楽器製作者としても活躍したことでも知られています。
     このアルバムには3つの作品を収録。交響曲第18番は1789年に3つの出版社から出版され、フランス、北イタリア、南ドイツ、アメリカまで流通した人気作。1790年の批評では、1770年代のハイドン作品からの影響が指摘されていますが、管楽器編成はハイドンの後期作品とも異なる独自のものです。ヴィオラ協奏曲は1790年にチェロと管弦楽版が同時に出版され、以降、何度も再版されるほどの人気を博しました。独奏パートは決して高度な技巧を必要とするものではなく、全曲を通じ明るい雰囲気を持っています。交響曲第21番は1782年から1784年に作曲され、1790年に出版された作品。彼の交響曲の中でも自由な構成がとられ、とりわけ第2楽章の美しい旋律が印象的です。(輸入元情報)

    【収録情報】
    プレイエル:
    1. 交響曲第18番変ホ長調 B139
    2. ヴィオラ協奏曲ニ長調 B105
    3. 交響曲第21番ニ長調 B124

     ジョーダン・バク
    (ヴィオラ:2)
     ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
     ハワード・グリフィス
    (指揮)

     録音時期:2022年4月4,5日
     録音場所:ロンドン、St John the Evangelist, Upper Norwood
     録音方式:ステレオ(デジタル)

  • フェスカ:ピアノ三重奏曲第1番、第6番

    アレクサンダー・フェスカは、音楽家の父フリードリヒ・エルンスト・フェスカの息子として1820年に生まれました。彼が6歳の時に父が39歳の若さで亡くなりましたが、彼の才能は開花し、11歳で初めて行った公演で才能を認められ、音楽奨学金を受けてさらなる教育を受けました。1837年にはヴァイオリニストのアンリ・ヴュータンとの共演で注目を集め、以降も歌劇やピアノ三重奏曲を発表しましたが、演奏旅行中のブラウンシュヴァイクで健康を損ねてしまい、28歳でこの世を去りました。
     彼の作品のほとんどはピアノ曲と室内楽であり、その作風はメンデルスゾーンやシューマンを思わせるロマンティックなものですが、ベートーヴェンの伝統を継ぐ古典的な4楽章構成も守っており、特に三重奏曲第1番ではその影響が顕著です。また第6番は民俗音楽からの影響とみられる鋭いリズムと勇壮な主題が印象的で、フェスカならではの工夫が凝らされています。(輸入元情報)

    【収録情報】
    A.E.フェスカ:
    ● ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 Op.11
    ● ピアノ三重奏曲第6番ヘ長調 Op.54

     トリオ・パイアン

      イリアン・ガルネッツ(ヴァイオリン)
      マリン・スメスノイ(チェロ)
      アレクサンドラ・ノイマン(ピアノ)

     録音時期:2014年5月26-28日
     録音場所:Kammermusikstudio SWR Stuttgart
     録音方式:ステレオ(デジタル)

  • シュテルケル:ピアノ三重奏曲集、四重奏曲

    ヨハン・フランツ・クサーヴァー・シュテルケルは、ヴュルツブルク生まれのピアニストで作曲家。幼少期、継父によって音楽活動の制約を受けていましたが、母親の支援でピアノを始め、音楽の才能を開花させました。その後、14歳でヴュルツブルク大学に進学し、聖職者を目指して学びながら音楽活動にも注力、1774年には司祭となり、平行して交響曲や宮廷歌手のためのアリアを作曲、評価を高めました。彼の8曲の交響曲は、パリの「コンセール・スピリチュエル」で1777年からの5年間に50回以上も演奏され、1777年から79年の間にパリで最も多く作品が演奏された作曲家となりました。
     彼は歌劇と十数曲の交響曲に加えて、数多くのピアノ三重奏曲と四重奏曲を作曲。この作品30は1789年にアルタリア社から出版され「心地よい流れ、歌のような旋律、和声の統一」が評価されました。とりわけ、鍵盤楽器が主導的役割を担うことが多かったこの時代の作品としてはヴァイオリンとチェロの役割が強調されています。ピアノ四重奏曲は1804年の作品です。(輸入元情報)

    【収録情報】
    シュテルケル:
    1. ピアノ三重奏曲ニ長調 Op.30-1, StWV.174/1
    2. ピアノ三重奏曲ハ長調 Op.30-2, StWV.174/2
    3. ピアノ四重奏曲ニ長調(ロ長調) StWV.157

     トリオ・フォルテピアノ
    (古楽器使用)
      ユリア・フーバー(ヴァイオリン)
      アーニャ・エンダーレ(チェロ)
      ミリアム・アルトマン(フォルテピアノ)

     ウルズラ・プラッゲ=ツィンマーマン(ヴィオラ:3)

     録音時期:2021年6月28日〜7月1日
     録音場所:ドイツ、Burgkirche, Rosbach vor der Hohe
     録音方式:ステレオ(デジタル)

  • 皇帝のための器楽曲集

    18世紀前半のハプスブルク帝国において、首都ウィーンは政治的に安定しており、絶対君主ヨーゼフ1世とカール6世は音楽のパトロンとして積極的で、美術や建築にも多額の支出を行い、ウィーンの貴族たちも音楽に惜しみなく投資をしました。特に宗教音楽においては、宮廷音楽家は重要な役割を果たし、ヨハン・ヨーゼフ・フックスとアントニオ・カルダーラが音楽監督として影響力を持ちました。当時の宮廷では「ガラ・グランデ」と呼ばれる宗教音楽の演奏が定められており、演奏する際にはトランペットとティンパニが含まれることが必須とされていました(金管楽器なしの器楽ソナタは「ソナタ・オルディナリエ」として作曲され、時にトロンボーンやヴィオラが加わることもありました)。宮廷トランペット奏者に求められる技術的水準は非常に高く、特にトランペットは非常に高い音が求められました。
     このアルバムには6人の作曲家の作品を収録。演奏するのはグダニスク出身のトランペットとティンパニ奏者によるアンサンブル「Tubicinatores Gedanenses(トゥビシナトーレス・ゲダネンセス)」と弦楽アンサンブル「Arcus adiuncti(アルクス・アディウンティ)」。300年前のドナウ川沿いの首都を特徴づけた壮麗さを華麗に描き出すプログラムで、私たちを当時のウィーンへ導きます。ボーナス・トラックとして添えられたのは、リガとポーランドで活躍したメーダーの歌劇の一部です。(輸入元情報)

    【収録情報】
    フランツ・イグナツ・アントン・トゥーマ[1704-1774]:

    ● 序曲 ハ長調『クラリーノのための』〜4つのトランペット、ティンパニ、弦楽合奏と通奏低音のための
    ● ソナタ第1番ハ長調『トランペットとティンパニのための』〜4つのトランペット、ティンパニ、弦楽合奏と通奏低音のための
    ● 3声のパルティータ ヘ短調/ヘ長調〜弦楽合奏と通奏低音のための

    ヴェンツェル・ライムント・ヨハン・ビルク[1718-1763]:
    ● ソナタ ハ長調『トランペットとティンパニのための』〜4つのトランペット、ティンパニ、弦楽合奏と通奏低音のための

    トゥーマ:
    ● ソナタ第2番ハ長調『トランペットとティンパニのための』〜4つのトランペット、ティンパニ、弦楽合奏と通奏低音のための
    ● 3声のソナタ/トリオ ハ短調〜弦楽合奏と通奏低音のための
    ● ソナタ第3番ハ長調『トランペットとティンパニのための』〜4つのトランペット、ティンパニ、弦楽合奏と通奏低音のための

    カール・マティアス・ラインハルト[1711-1767]:
    ● ソナタ ハ長調『トランペットとティンパニのための』〜2つのトランペット、ティンパニ、弦楽合奏と通奏低音のための

    トゥーマ:
    ● ソナタ第4番ハ長調『トランペットとティンパニのための』〜4つのトランペット、ティンパニ、弦楽合奏と通奏低音のための

    ヨーゼフ・ウムシュタット[1711-1762]:
    ● 3声のソナタ 変ロ長調〜弦楽合奏と通奏低音のための

    イグナツ・プルストマン[c.1683-1723]:
    ● ソナタ ハ長調『トランペットとティンパニのための』〜4つのトランペット、ティンパニ、弦楽合奏と通奏低音のための

    ウムシュタット:
    ● 4声のパルティータ ニ長調〜2つのトランペット、ティンパニ、弦楽合奏と通奏低音のための

    マティアス・エットゥル[1675-1725]:
    ● ソナタ ハ長調『4声のクラリーノの協奏』〜4つのトランペット、ティンパニ、弦楽合奏と通奏低音のための

    ヨハン・ヴァレンティン・メーダー[1649-1719]:
    ● 歌劇『最上のアルゲニア』〜5声のシンフォニア/シンフォニア第2番/戦いのソナタ/シンフォニア第4番

     トゥビシナトーレス・ゲダネンセス
    (古楽器アンサンブル/ナチュラル・トランペット4、ティンパニ)
     アルクス・アディウンティ(古楽器アンサンブル/ヴァイオリン2、ヴィオラ2、チェロ、コントラバス、ファゴット、チェンバロ)

     録音時期:2024年7月8-11日
     録音場所:Niebo Polskie, Gdansk
     録音方式:ステレオ(デジタル)

  • J.C.シュミット:5つの管弦楽組曲

    ヨハン・クリストフ・シュミットはザクセン州に生まれ、早くから音楽に親しみ、12歳で選帝侯ヨハン・ゲオルク2世の宮廷音楽家として仕えた後、ライプツィヒ大学に入学。その後ドレスデン礼拝堂での指導者として活動を開始するとともに第二宮廷オルガニストに昇進、1693年にはイタリアへの研修のために奨学金を受けました。1697年にはポーランド王室宮廷音楽家としてワルシャワに赴任。同時にドレスデン宮廷楽団の指揮者としても活躍、とりわけ特にプロテスタント教会音楽の伝統を守りました。彼はアウガスト2世(強王)の支配下で宮廷楽団を発展させ、宗教儀式や演劇、バレエの音楽を担当。彼の尽力で、ドレスデン宮廷楽団は当時最も近代的で優れたオーケストラとして名声を得ました。そして1714年にアウグスト王のヴェルサイユ旅行に随行。ルイ14世の宮廷音楽を直接体験した以降の作品はフランスやイタリアの音楽スタイルが融合したものとなりました。しかし彼の作品の多くは1760年の火災によって失われてしまいました。
     シュミットの『管弦楽組曲(序曲付きの組曲)』は、17世紀から18世紀初頭の行事の際に演奏されたもので、フランスやイタリアの音楽スタイルを融合させた作品。この時期の宮廷アンサンブルの編成やレパートリーの新しい方向性が反映されています。特に組曲第3番では2組の器楽パートによる競演が繰り広げられるなど、シュミットの新しいアプローチを示唆しています。(輸入元情報)

    【収録情報】
    J.C.シュミット:

    ● 組曲 ト長調〜2つのオーボエ、ファゴット、弦楽合奏と通奏低音のための
    ● 2部の器楽パートによる組曲 ト短調〜2つのオーボエ、タイユ(オーボエ・ダ・カッチャ)、ファゴット、弦楽合奏、通奏低音のための
    ● 組曲 ニ長調〜2つのオーボエ、ファゴット、弦楽合奏と通奏低音のための
    ● 組曲 ヘ長調〜2つのオーボエ、ファゴット、2つのホルン、弦楽合奏と通奏低音のための
    ● 組曲 イ短調〜2つのオーボエ、ファゴット、弦楽合奏と通奏低音のための

     ラルパ・フェスタンテ(古楽器使用)
     アントン・シュテック(指揮)

     録音時期:2020年6月10-12日
     録音場所:Martinskirche, Mullheim
     録音方式:ステレオ(デジタル)

  • アンタイル:歌劇『アフリカのヴィーナス』

    ずば抜けたピアノ演奏のテクニックと独創的な発想、そしてエキセントリックな振る舞いと実験的な作品とステージによって自他ともに「音楽の悪童」と認めたアンタイルも、30代半ば以降は映画音楽やオペラなど大衆に広く受け入れられる作品を数多く生み出しました。この1954年に書かれた歌劇『アフリカのヴィーナス』は北アフリカのホテルを舞台に、闇市場の陰謀と恋人たちの争いが繰り広げられる異国情緒あふれる作品。台本にはアンタイル自身の北アフリカでの経験とも重なるエピソードが描かれており、彼の豊かな人生経験が音楽に反映されています。
     主役を歌うクラウディア・バラインスキーは、ドレスデンのゼンパーオーパーでアリベルト・ライマンの『メリュジーヌ』の主役でオペラ・デビュー。2010年にフランクフルト歌劇場で行われた同じくライマンの『メデア』のドイツ初演で主役を完璧に演じ、ドイツ演劇賞「ファウスト」を受賞した現代音楽を得意とするソプラノ歌手です。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● アンタイル:歌劇『アフリカのヴィーナス』全曲


     ヴィーナス(少女)/クラウディア・バラインスキー(ソプラノ)
     イヴォンヌ(魅力的な少女)/ヨハンナ・ストイコヴィチ(ソプラノ)
     チャールズ(魅力的な青年)/ミリェンコ・トゥルク(バリトン)
     宿屋の主人(アラブ人)/トーマス・ラスケ(バス・バリトン)
     行商人/シュテファン・ボヴィング(テノール)
     ボーフム交響楽団
     スティーヴン・スローン
    (指揮)

     録音時期:2009年3月2-5日
     録音場所:Ruhrkongress Bochum
     録音方式:ステレオ(デジタル)

チェックした商品をまとめて