1791年にレオポルト2世の招きで、アントニオ・サリエリの後任としてウィーンの宮廷楽長となったチマローザが最初に書き上げた歌劇『秘密の結婚』。裕福な商人ジェロニモの娘カロリーナと恋人でジェロニモの使用人パオリーノ、カロリーナの姉エリゼッタとロビンソン伯爵、そしてジェロニモの妹でパオリーノに気があるフィダルマ。この登場人物が入り乱れ巻き起こすコミカルな恋愛騒動を描いたこの作品は、1792年の初演時にレオポルド2世が「Da capo!=もう一度」と叫んだほどの大成功を収めるとともに、現代に至るまで数えきれないほどの再演が繰り返されている18世紀のオペラ・ブッファの最高峰の1つです。
この録音は、インスブルック古楽音楽祭40周年の記念公演を収録したもので、イタリア・バロックのオペラと声楽作品に定評のあるアレッサンドロ・デ・マルキと彼の手兵たちが18世紀の響きを再現するだけではなく、通常は省略されることの多いアリアやリピート部分も即興的な変奏を加えながら全て演奏することで、オリジナルの形を再現しています。歌手たちのコミカルな歌唱も聴きどころです。(輸入元情報)
【収録情報】
● チマローザ:歌劇『秘密の結婚』全曲
ロビンソン伯爵…レナート・ジローラミ(バス)
ジェロニモ…ドナート・ディ・ステファノ(バス)
フィダルマ…ロリアーナ・カステラーノ(メゾ・ソプラノ)
エリゼッタ…クララ・エク(ソプラノ)
カロリーナ…ジューリア・セメンツァート(ソプラノ)
パオリーノ…ヘスス・アルバレス(テノール)
アカデミア・モンティス・レガリス(古楽器使用)
アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)
録音時期:2016年8月10,12,14,16日
録音場所:オーストリア(インスブルック古楽音楽祭)
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)