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Complete Keyboard Works: Bartoccini(Fp)(2CD)

Myslivecek(1737-1781)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
BRL95864
Number of Discs
:
2
Format
:
CD
Other
:
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Product Description


まるでモーツァルト!

モーツァルトが敬愛し大きな影響を受けたミスリヴェチェクの鍵盤楽曲全集(2CD)
マリウス・バルトッチーニ(フォルテピアノ)


モーツァルト・ファンにはおなじみの作曲家、ヨーゼフ・ミスリヴェチェク[1737-1781] は、ハプスブルク時代のプラハで、製粉業経営の裕福な家庭に誕生。当時の プロの音楽家になってからはイタリアで名声を得て活動拠点もイタリアに置き、亡くなったのもイタリアでした。モーツァルト[1756-1791]と父レオポルト[1719-1787]がイタリアに滞在した1770年にはすでに名声のある人物でしたが交流は続き、モーツァルトと最後に会ったのは病気療養中のミュンヘンでのことでした。翌1778年にはミスリヴェチェクはイタリアに戻って活動を再開。最後のオペラ「アンティゴノス」を初演した10か月後にローマで亡くなっています。

アントン・ワルター・モデルによる録音
演奏はフォルテピアノのスペシャリストであるマリウス・バルトッチーニによるもので、使用楽器は名匠ポール・マクナルティ作のアントン・ワルター・モデル。録音会場の聖コズマ・エ・ダミアーノ教会のあるウーディネは、オーストリア国境まで約55qの北イタリアに位置。

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 ミスリヴェチェク情報

戦乱の時代にプラハで育った作曲家
モーツァルトが大きな影響を受けたことで知られるヨーゼフ・ミスリヴェチェクは、オーストリア(ハプスブルク)統治時代のプラハに生まれ、同じくオーストリアが主に統治していた北イタリアを中心に活躍した作曲家。当時のプラハは、オーストリア領土内で、ウィーン、ミラノ、ブリュッセルに次ぐ規模を持つ都市でした。

リズミカルな旋律や大胆な展開手法
モーツァルトより19歳年長のミスリヴェチェクは、27曲のオペラをメインに、8曲のオラトリオや、約50曲の交響曲、29曲の序曲、16曲の協奏曲のほか、室内楽曲、器楽曲、声楽曲など134曲を作曲。
  そのリズミカルな旋律や大胆な展開手法は、オペラでの成功を通じて同時代の作曲家たちに影響を与え、若きモーツァルトが自身のスタイルを形成する際にも決定的な作用を及ぼすことになります。

ケッヘルも勘違いするほど似ている作風
その影響は強力で、たとえばモーツァルト研究で有名なケッヘル[1800-1877]が、ミスリヴェチェクのオラトリオ「アブラーモとイザッコ」を、モーツァルトの作品と信じて疑わなかったほどです。

時代と場所の不運
没後10年が経過した1791年に ミスリヴェチェクは、モーツァルトやハイドンのように宮廷に帰属せず、しかも修行時代から亡くなるまで18年間暮らしたイタリアは、19世紀になると外国からの統治に反発する愛国的な混乱状態に陥るようになり、外国人作曲家ミスリヴェチェクの名は急速に忘れられて行きます。
  また、ボヘミアの作家で風刺雑誌の発行人でもあったヤクブ・アルベス[1840-1914]が1886年に発表した中編小説「聖なるボヘミア人」が、ミスリヴェチェクの伝記と勘違いされたことで混乱し、ミスリヴェチェクの生涯がよりわかりにくくなってしまったのも、どちらかといえば不幸なことでした。



 年表

参照資料:「Josef Myslivecek, il Boemo(Daniel E. Freeman)」、「Josef Myslivecek(Jaroslav Čeleda)」、他。

1735  1736  1737  1738  1739  1740  1741  1742  1743  1744  1745  1746  1747  1748  1749  1750  1751  1752  1753  1754  1755  1756  1757  1758  1759  1760  1761  1762  1763  1764  1765  1766  1767  1768  1769  1770  1771  1772  1773  1774  1775  1776  1777  1778  1779  1780  1781
 1735年/享保20年

◆ 8月10日、マチェイ・ミスリヴェチェク[1697-1749]とアンナ・チェルヴェンコヴァー[1706-1767]がプラハの聖ピエトロ大聖堂で結婚。

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 1736年/享保21年/元文1年

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 1737年/元文2年 (0歳)

◆ 3月9日、ヨーゼフ・ミスリヴェチェクは一卵性双生児の兄弟ヨアヒム(ヤーヒム)と共にオーストリア統治時代のプラハで誕生(ヨーゼフが1時間早く誕生)。当時ミスリヴェチェク家は、プラハのヴルタヴァ川(モルダウ川)の中洲、カンパ島で、水車による製粉業などを経営。カンパはプラハのヴェネツィアとも呼ばれる水の町で、後年、ミスリヴェチェクがイタリアでの最初の修行の地にヴェネツィアを選んだ理由の一つになった可能性もあります。

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 1738年/元文3年 (0〜1歳)

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 1739年/元文4年 (1〜2歳)

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 1740年/元文5年 (2〜3歳)

◆ 9月、フリードリヒ2世(大王)のプロイセン軍がシュレージエンに侵攻(第1次シュレージエン戦争勃発)。ボヘミア北東部も戦場に。オーストリア継承戦争。

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 1741年/元文6年/寛保1年 (3〜4歳)

◆ 11月、プロイセンの同盟国であるバイエルン選帝侯カール・アルブレヒトのバイエルン軍によりプラハが占領。オーストリア継承戦争。
◆ プロイセン軍に替わってフランス軍がプラハを占領。フランスはプロイセンの同盟国。オーストリア継承戦争。

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 1742年/寛保2年 (4〜5歳)

◆ 父マチェイ、近郊の不動産を購入。
◆ 12月、オーストリア軍がプラハを解放。長期に渡る包囲の末にフランス軍からプラハを奪還。以後、約2年間オーストリア軍がプラハに駐屯。オーストリア継承戦争。

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 1743年/寛保3年 (5〜6歳)

◆ 父マチェイ、近郊の不動産を購入。

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 1744年/寛保4年/延享1年 (6〜7歳)

◆ ミスリヴェチェク兄弟、自宅近くのドミニコ会学校に入学。
◆ 9月、プロイセン軍がプラハを占領。オーストリア軍が撤退しプロイセン軍が2ヶ月間にわたってプラハを占領。オーストリア継承戦争。

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 1745年/延享2年 (7〜8歳)

◆ ミスリヴェチェク兄弟、自宅近くのドミニコ会学校に在学。

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 1746年/延享3年 (8〜9歳)

◆ ミスリヴェチェク兄弟、自宅近くのドミニコ会学校に在学。

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 1747年/延享4年 (9〜10歳)

◆ 父マチェイ、プラハの工場と近郊の不動産を購入。
◆ ミスリヴェチェク兄弟、自宅近くのドミニコ会学校を卒業。
◆ ミスリヴェチェク兄弟、おそらくこの時期にイエズス会のギムナジウムに入学。

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 1748年/延享5年/寛延1年 (10〜11歳)

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 1749年/寛延2年 (11〜12歳)

◆ 父マチェイが52歳で死去。財産の多くは遺言検認裁判所命令により凍結され、長男だったミスリヴェチェクは、母の死の翌年、1768年にプラハに戻って法的な手続きをおこなっています。

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 1750年/寛延3年 (12〜13歳)

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 1751年/寛延4年/宝暦1年 (13〜14歳)

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 1752年/宝暦2年 (14〜15歳)

◆ 6月6日、母アンナがヤン・チェルマークと再婚し、製粉業経営を継続。

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 1753年/宝暦3年 (15〜16歳)

◆ 3月、ミスリヴェチェク、カール・フェルディナント大学を退学。弟ヨアヒムもほどなく退学。入学時期はわかっていません。
◆ 5月、ミスリヴェチェク兄弟、プラハの製粉業者組合に登録し、働きながら水理学や数学を含む3年間の見習い修行を開始。

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 1754年/宝暦4年 (16〜17歳)

◆ ミスリヴェチェク兄弟、見習い修行を継続。

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 1755年/宝暦5年 (17〜18歳)

◆ ミスリヴェチェク兄弟、見習い修行を継続。

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 1756年/宝暦6年 (18〜19歳)

◆ ミスリヴェチェク兄弟、製粉職人になるための3年間の修行を修了。
◆ 9月、ボヘミアの国境付近が戦場化。フリードリヒ2世(大王)のプロイセン軍がザクセンに侵攻し、ボヘミアでも戦闘。七年戦争。劇場が長期間閉鎖となります。

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 1757年/宝暦7年 (19〜20歳)

◆ 5〜6月、プロイセン軍がプラハを砲撃。ボヘミア各地が戦場に。プラハもプロイセン軍から激しく砲撃され多くの建物が破壊。七年戦争。

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 1758年/宝暦8年 (20〜21歳)

◆ 6月、ボヘミアの国境付近が戦場化。このあと、1763年2月の終戦までボヘミアは戦場にはなりませんでした。七年戦争。
◆ 8月、ミスリヴェチェク兄弟はプラハの製粉業者組合に職人として登録を申請。

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 1759年/宝暦9年 (21〜22歳)

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 1760年/宝暦10年 (22〜23歳)

◆ プラハでイタリアのオペラ・セリア上演が再開。プラハから540kmほど離れたヴェネツィアから来ている歌手も多かったようです。ミスリヴェチェクに影響を与えたと考えられています。

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 1761年/宝暦11年 (23〜24歳)

◆ 10月、ミスリヴェチェク兄弟はプラハの製粉業者組合の職人として認められ登録。
◆ ヨーゼフ・ゼーガー[1716-1782]にオルガンを、フランティシェク・ヴァーツラフ・ハーバーマン[1706-1783]に作曲を師事。

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 1762年/宝暦12年 (24〜25歳)

◆ 最初の交響曲集で成功を収めたことから作曲家として一本立ちする意思を固め、そのためにはオペラが欠かせないということで、イタリア行きを決意。家業は弟のヨアヒムが継承。

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 1763年/宝暦13年 (25〜26歳)

◆ プラハで成功した最初の交響曲集をニュルンベルクで出版。
◆ 11月、ヴェネツィア共和国 ヴェネツィア。26歳のミスリヴェチェクは、サン・マルコ大聖堂の第2オルガニストを務めていたジョヴァンニ・バッティスタ・ペシェッティ[1704-1766]に師事。ペシェッティはロンドンでオペラで成功したものの、1745年のジャコバイト蜂起を機に発生したカトリック排斥運動によってイタリアに戻っていた経験豊富な人物で、ミスリヴェチェクに多くの刺激を与えたものと思われます。

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 1764年/宝暦14年/明和1年 (26〜27歳)

◆ パルマ・エ・ピアチェンツァ公国パルマ。最初のオペラ「メデア」初演 で大成功。これにより作曲委嘱が続くことになります。

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 1765年/明和2年 (27〜28歳)

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 1766年/明和3年 (28〜29歳)

◆ ヴェネツィア共和国 ベルガモ。オペラ「セミラーデ」初演。
◆ サルデーニャ王国 アレッサンドリア。オペラ「セミラーデ」上演。

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 1767年/明和4年 (29〜30歳)

◆ 1月20日、ナポリ王国 ナポリ。オペラ「ベレロフロンテ」初演。
◆ 11月4日、ナポリ王国 ナポリ。オペラ「ファルナス」初演。オペラの成功が続き、イタリアで最も報酬の高い作曲家となります。
◆ 12月26日、サルデーニャ王国 トリノ。オペラ「クレーリアの勝利」初演。
◆ 10月、プラハ。実父の遺産相続に関する裁定がおこなわれ、ミスリヴェチェクの相続分は不動産(7千グルデン相当)と決定。
◆ 12月11日、プラハ。母アンナ死去。

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 1768年/明和5年 (30〜31歳)

◆ プラハに数ヶ月帰郷し、相続財産を整理。
◆ プラハ。オペラ「ベレロフロンテ」上演。
◆ プラハ。オペラ「セミラーミデ」上演。

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 1769年/明和6年 (31〜32歳)

◆ ヴェネツィア共和国 ヴェネツィア。「イル・デモフォーンテ」第1版初演。
◆ トスカーナ大公国 フィレンツェ。オペラ「リペルメストラ」初演。
◆ ヴェネツィア共和国 パドヴァ。オラトリオ「イル・トビア」初演。

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 1770年/明和7年 (32〜33歳)

◆ ボローニャ。オペラ「ラ・ニッテーティ」初演。

◆ ボローニャ。モーツァルトと交流。ボローニャに滞在してマルティーニ神父の指導を受けていたモーツァルトは、ミスリヴェチェクの音楽的資質に大いに魅了されます。
◆ ヴェネツィア共和国 パドヴァ。オラトリオ「聖墓での巡礼者たち」初演。

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 1771年/明和8年 (33〜34歳)

◆ 5月15日、ミラノ公国 ミラノ。モーツァルトと交流。

◆ 5月24日、トスカーナ大公国 フィレンツェ。オラトリオ「アダムとイヴ」初演。

◆ ヴェネツィア共和国 パドヴァ。オラトリオ「認められたヨセフ」初演。
◆ ヴェネツィア共和国 パドヴァ。オラトリオ「救われしベトゥーリア」初演。
◆ 12月26日、ミラノ公国 ミラノ。オペラ「偉大なるタメルラーノ」初演。大成功を収め翌年にかけて47回上演。壮麗な序曲にはのちのモーツァルトの協奏交響曲などのメロディーも登場。

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 1772年/明和9年/安永1年 (34〜35歳)

◆ 12月26日、ミラノ公国 ミラノ。オペラ「偉大なるタメルラーノ」数多く上演。
◆ 5月15日、ミラノ公国 ミラノ。オラトリオ「アダムとイヴ」数多く上演。
◆ 3月30日、プラハ。継父ヤン死去。
◆ オーストリア帝国 ウィーン。オペラ委員会の招致により滞在。

◆ オーストリア帝国 ウィーン。チャールズ・バーニーと交流。

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 1773年/安永2年 (35〜36歳)

◆ オーストリア帝国 パヴィーア。オペラ「イル・デメトリオ」初演。
◆ バイエルン選帝侯領 ミュンヘン。オペラ「エリフィレ」を上演。

◆ トスカーナ大公国 フィレンツェ。オラトリオ「イエス・キリストの受難」初演。

◆ 8月13日、ナポリ王国 ナポリ。オペラ「ロモロとエルシリア」初演。

◆ ナポリ王国 ナポリ。モーツァルトと交流。


◆ 12月26日、サルデーニャ王国 トリノ。オペラ「アンティゴナ」初演。

◆ 12月26日、ヴェネツィア共和国 ヴェネツィア。オペラ「皇帝ティートの慈悲」初演。

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 1774年/安永3年 (36〜37歳)

◆ ヴェネツィア共和国 パドヴァ。オペラ「アティデ」初演。

◆ 8月13日、ナポリ王国 ナポリ。オペラ「アルタセルセ」初演。

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 1775年/安永4年 (37〜38歳)

◆ 1月20日、ナポリ王国 ナポリ。オペラ「イル・デモフォーンテ」第2版初演。

◆ 6月5日、ナポリ王国 ナポリ。オペラ「エツィオ」初演。

◆ プラハ。オラトリオ「イスラエルの解放」初演。

◆ イギリスのチャールズ&サミュエル・トンプソンによって「6つのソナタ」が出版。

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 1776年/安永5年 (38〜39歳)

◆ トスカーナ大公国 フィレンツェ。オペラ「シリアのアドリアーノ」初演。

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 1777年/安永6年 (39〜40歳)

◆ ザルツブルクの大司教に12曲ほどの交響曲の楽譜を送付。
◆ バイエルン選帝侯領 ミュンヘン。バイエルン選帝侯マクシミリアン3世ヨーゼフの招きでミュンヘンを訪問し滞在。

◆ バイエルン選帝侯領 ミュンヘン。入院し顔面の手術。

◆ 10月11日、バイエルン選帝侯領 ミュンヘン。モーツァルトが病院を訪問。

◆ バイエルン選帝侯領 ミュンヘン。オペラ「エツィオ」再演で成功。

◆ バイエルン選帝侯領 ミュンヘン。オラトリオ「アブラーモとイザッコ(アブラハムとイサク)」初演。のちにケッヘルがモーツァルト作曲と主張するほど、モーツァルトが影響を受けた作品。

◆ 12月30日、バイエルン選帝侯マクシミリアン3世ヨーゼフが死去。ミスリヴェチェクの宮廷入りの話は無くなります。

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 1778年/安永7年 (40〜41歳)

◆ ザルツブルクの大司教に6曲の協奏曲の楽譜を送付。
◆ 春、バイエルン選帝侯領 ミュンヘン。退院。

◆ 5月30日、ナポリ王国 ナポリ。オペラ「ラ・カッリローエ」初演。

◆ 7月、フリードリヒ2世(大王)のプロイセン軍がボヘミアに侵攻してオーストリア軍を包囲。和平交渉が開始。バイエルン継承戦争。
◆ 11月4日、ナポリ王国 ナポリ。オペラ「オリンピアーデ」初演。

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 1779年/安永8年 (41〜42歳)

◆ ヴェネツィア共和国 ヴェネツィア。オペラ「ラ・チルチェ」初演。

◆ 8月13日、ナポリ王国 ナポリ。オペラ「イル・デメトリオ」初演。

◆ 12月26日、ミラノ公国 ミラノ。オペラ「アルミーダ」初演。

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 1780年/安永9年 (42〜43歳)

◆ イギリスのロングマン&ブロデリップによって「6つのディヴェルティメンティ」が出版。

◆ ローマ教皇領 ローマ。オペラ「メドンテ」初演。不評。

◆ ローマ教皇領 ローマ。オペラ「アンティーゴノ」初演。成功。ロンドが出版されるほどの人気。

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 1781年/安永10年/天明1年 (43歳)

◆ 2月4日、ローマのサン・ロレンツォ・イン・ルチーナ教会に埋葬。43歳。友人で弟子でもあったイギリス人、のジェームズ・ヒュー・スミス・バリー[1746-1801]によりおこなわれたもので、大理石の記念碑も設置。同教会にはイタリアの作曲家、ルカ・マレンツィオ[1553-1599]とベルナルド・パスクイーニ[1657-1710]、カタルーニャの作曲家ドミンゴ・ミゲル・ベルナベ・テラデラス[1713-1751]などのほか、有名な画家や建築家も教会要職者とともに埋葬されています。ローマでのミスリヴェチェクは、なにかに散在したのか質素な下宿に滞在し、遺品も宮廷衣装や楽譜くらいで
◆ になお、双子の弟のヨアヒムは、7年後に亡くなっています。
◆ 2月17日、埋葬記事が新聞に掲載。


 演奏者情報

◆ マリウス・バルトッチーニ (フォルテピアノ)

1983年生まれ。イタリア北東部、ウーディネのJ.トマディーニ音楽院でマリア・グラツィア・カバイに師事、3年間で最高得票を得て卒業。「ピタゴラスの単和音から現代のピアノまで」という論文を発表してフォルテピアノの修士号も取得したほか、吹奏楽の作曲、楽器演奏、指揮の学位も取得しています。
  イタリア北西部アルベンガ市で開催された第1回フォルテピアノ・コンクールで第3位に入賞後、さまざまなマスタークラスを受講したのち、フォルテピア奏者、チェンバロ奏者、ピアニスト、指揮者として、イタリアのほか、スロヴェニア、オーストリア、チェコ、ドイツ、ポルトガルなどで活動。2023年2月からはカンポバッソのロレンツォ・ペロージ音楽院で、チェンバロ、歴史的鍵盤楽器、通奏低音の教授を務めてもいます。
  これまでに、ロングマン&ブロデリップ、ヨハン・シャンツ、ルイージ・ホッファー、ジョン・ウォトリン、ヨハン・ハーゼルマン、ルイージ・ラゾーリ、イグナス・プレイエルなどの楽器を演奏。
  CDは、Brilliant Classics、Uraniaなどから発売。



 トラックリスト (収録作品と演奏者)

ヨーゼフ・ミスリヴェチェク [1737-1781]

CD1
チェンバロのための6つのソナタ(手稿譜:レーゲンスブルク宮廷図書館所蔵)

◆ ソナタ第1番ハ長調
1. アレグロ・コン・スピーリト 5:02
2. メヌエット 4:21

◆ ソナタ第2番ト長調
3. アンダンティーノ 4:10
4. メヌエット 4:13

◆ ソナタ第3番ロ長調
5. ヴィヴァーチェ 4:42
6. ロンド.アンダンティーノ 4:36

◆ ソナタ第4番ヘ長調
7. アレグロ・コン・スピーリト 4:43
8. アレグロ 2:36

◆ ソナタ第5番イ長調
9. アレグロ 5:20
10. メヌエット 3:40

◆ ソナタ第6番ト長調
11. アレグロ・コン・ブリオ 5:00
12. メヌエット 1:04
13. 第1変奏 1:04
14. 第2変奏 1:01
15. 第3変奏 0:59
16. 第4変奏 0:52
17. 第5変奏 0:58
18. 第6変奏 1:06

CD2
◆ チェンバロのための6つのディヴェルティメント(手稿譜:「ボヘミア人」として知られるジュゼッペ・ミスリヴェチェク氏による作。プラハ、ナーロドニー博物館所蔵)
1. ロンド. アンダンティーノ 2:03
2. アレグレット・ノン・トロッポ・プレスト 2:24
3. メヌエット 2:51
4. ロンドー アンダンティーノ 2:43
5. ロンドー アレグレット 3:19
6. ロンドー アンダンティーノ 3:12

ミスリヴェチェクの管楽八重奏曲からのクラヴィチェンバロまたはフォルテピアノのための編曲(手稿譜:カールスルーエ・バーデン州立図書館所蔵)

◆ 八重奏曲第1番 変ホ長調(ヴァーツラフ・ヴィンチェンツ・マシェク [1755-1831]による編曲)
7. アレグロ・マエストーソ 5:13
8. ラルゲット・ウン・ポコ・ソステヌート 3:44
9. テンポ・ディ・メヌエット 1:24
10. プリモ・アルテルナティーヴォ 2:15
11. セコンド・アルテルナティーヴォ 1:57
12. テルツォ・アルテルナティーヴォ 1:23

◆ 八重奏曲第2番 変ホ長調(ヴァーツラフ・ヴィンチェンツ・マシェク [1755-1831]による編曲)
13. アレグロ・スピーリトーゾ 3:42
14. ラルゴ・ソットヴォーチェ 3:31
15. ロンド アレグレット 2:48

マリウス・バルトッチーニ(フォルテピアノ)
録音:2022年4月8〜10日、イタリア、ウーディネ、コロレド・ディ・プラート、聖コズマ・エ・ダミアーノ教会
 Track list

Joseph Mysliveček 1737-1781 
Complete Keyboard Works
 
CD1 55:38
Sei Sonate per il Cembalo 
Manuscript: Hofbibliotehek, Regensburg 
Sonata No.1 in C 
1. Allegro con Spirito 5:02
2. Minuetto 4:21
 
Sonata No.2 in G 
3. Andantino 4:10
4. Minuetto 4:13
 
Sonata No.3 in B 
5. Vivace 4:42
6. Rondò. Andantino 4:36
 
Sonata No.4 in F 
7. Allegro con spirito 4:43
8. Allegro 2:36
 
Sonata No.5 in A 
9. Allegro 5:20
10. Minué 3:40
 
Sonata No.6 in G 
11. Allegro con Brio 5:00
12. Minuetto 1:04
13. Variazione 1 1:04
14. Variazione 2 1:01
15. Variazione 3 0:59
16. Variazione 4 0:52
17. Variazione 5 0:58
18. Variazione 6 1:06
 
CD2 42:37
Sei Divertimenti per il Cembalo
by Mr Giuseppe Misliwecek 
known as “the Bohemian” 
Manuscript: Národní muzeum, Praha 
1. Rondò. Andantino 2:03
2. Allegretto non troppo presto 2:24
3. Menuet 2:51
4. Rondeaux. Andantino 2:43
5. Rondò. Allegretto 3:19
6. Rondeaux. Andantino 3:12
 
Václav Vincenc Mašek 1755-1831 
3 Octets per il Clavi Cemballo 
o Forte Piano 
after Mysliveček Wind Octets Op.1 
Manuscript: Badische 
Landesbibliothek Karlsruhe 
Octet No.2 in E flat 
7. Allegro Maestoso 5:13
8. Larghetto un poco sostenuto 3:44
9. Tempo di Minuetto 1:24
10. Primo Alternativo 2:15
11. Secondo Alternativo 1:57
12. Terzo Alternativo 1:23
 
Octet No.3 in E flat 
13. Allegro Spiritoso 3:42
14. Largo Sottovoce 3:31
15. Rondò. Allegretto 2:48
 
Marius Bartoccini fortepiano 
 
Recording: 8-10 April 2022, Chiesa dei Santi Cosma e Damiano, Colloredo di Prato, Udine, Italy

 年表付き商品説明ページ一覧

【バロック作曲家(生年順)】

バード [c.1540-1623]
カッツァーティ [1616-1678]
ルイ・クープラン [1626-1661]
クープラン一族
ダンドリュー [1682-1738]
スタンリー [1713-1786]
【古典派&ロマン派作曲家(生年順)】

ミスリヴェチェク [1737-1781] (モーツァルトに影響)
モンジュルー [1764-1836] (ピアノ系)
ベートーヴェン [1770-1827]
ジャダン [1776-1800] (ピアノ系)
リース [1784-1838]
ブルックナー [1824-1896]
マルトゥッチ [1856-1909] (トスカニーニが好んだ作曲家)
ルクー [1870-1894]
レーガー [1873-1916]

ラフマニノフ [1873-1943]

【近現代作曲家(生年順)】

レーバイ [1880-1953] (ギター系)
マルティヌー [1890-1959]
ミゴ [1891-1976] (ギター系も)
ショスタコーヴィチ [1906-1975]
ラングレー [1907-1991] (オルガン系)
アンダーソン [1908-1975]
デュアルテ [1919-2004] (ギター系)
プレスティ [1924-1967] (ギター系)
ヘンツェ [1926-2012]
坂本龍一 [1952-2023]
【指揮者(ドイツ・オーストリア)】

アーベントロート (ベートーヴェンシューマンブルックナーブラームスモーツァルトチャイコハイドン)
エッシェンバッハ
カラヤン
クナッパーツブッシュ (ウィーン・フィルベルリン・フィルミュンヘン・フィル国立歌劇場管レジェンダリー)
クラウス
クリップス
クレンペラー (VOX&ライヴザルツブルク・ライヴVENIASボックス
サヴァリッシュ
シューリヒト
スイトナー (ドヴォルザークレジェンダリー)
フリート
フルトヴェングラー
ベーム
メルツェンドルファー
ヤノフスキー
ライトナー
ラインスドルフ
レーグナー (ブルックナーマーラーヨーロッパドイツ)
ロスバウト
【指揮者(ロシア・ソ連)】

ガウク
クーセヴィツキー
ゴロワノフ
ペトレンコ
マルケヴィチ
【指揮者(アメリカ)】

クーチャー(クチャル)
スラトキン(父)
ドラゴン
バーンスタイン
フェネル
【指揮者(オランダ)】

オッテルロー
クイケン
ベイヌム
メンゲルベルク
【指揮者(フランス)】

パレー
モントゥー
【指揮者(ハンガリー)】

セル
ドラティ
【指揮者(スペイン)】

アルヘンタ
【指揮者(スイス)】

アンセルメ
【指揮者(ポーランド)】

クレツキ
【指揮者(チェコ)】

ターリヒ
【指揮者(ルーマニア)】

チェリビダッケ
【指揮者(イタリア)】

トスカニーニ
【指揮者(イギリス)】

バルビローリ
【指揮者(ギリシャ)】

ミトロプーロス
【鍵盤楽器奏者(楽器別・生国別)】

【ピアノ(ロシア・ソ連)】

ヴェデルニコフ
グリンベルク
ソフロニツキー
タマルキナ
ニコラーエワ
ネイガウス父子
フェインベルク
フリエール
モイセイヴィチ
ユージナ
【ピアノ(フランス)】

カサドシュ
ティッサン=ヴァランタン
ハスキル
ロン
【ピアノ(ドイツ・オーストリア)】

キルシュネライト
シュナーベル
デムス
ナイ
【ピアノ(南米)】

タリアフェロ
ノヴァエス
【チェンバロ】

ヴァレンティ
カークパトリック
ランドフスカ
【弦楽器奏者(楽器別・五十音順)】

【ヴァイオリン】

オイストラフ
コーガン
スポールディング
バルヒェット
フランチェスカッティ
ヘムシング
リッチ
レビン
【チェロ】

カサド
シュタルケル
デュ・プレ
ヤニグロ
ロストロポーヴィチ
【管楽器奏者】

【クラリネット】

マンツ

【ファゴット】

デルヴォー(ダルティガロング)
【オーボエ】

モワネ
【歌手】

ド・ビーク (メゾソプラノ)
【室内アンサンブル(編成別・五十音順)】

【三重奏団】

パスキエ・トリオ
【ピアノ四重奏団】

フォーレ四重奏団
【弦楽四重奏団】

グリラー弦楽四重奏団
シェッファー四重奏団
シュナイダー四重奏団
ズスケ四重奏団
パスカル弦楽四重奏団
ハリウッド弦楽四重奏団
バルヒェット四重奏団
ブダペスト弦楽四重奏団
フランスの伝説の弦楽四重奏団
レナー弦楽四重奏団

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