Top 100 Japanese pops Artists - No.47

2003年10月15日 (水)

安全地帯を聴くたびに思う”大人の男”の色気をこんなにも歌で表現できるグループはそうそういないのではなかろうか、と。 80年代に一時代を誇った歌謡ロック・ムーヴメントの真骨頂として存在した彼ら。 セクシーでウェットな魅力を持つ声の主・玉置浩二の卓越したヴォーカリゼーションは時代を経ても色褪せることなく人々の心を艶やかに 染め上げていく。

情感溢れる楽曲でナイト・ソングの定番となったワインレッドの心や、恋の予感じれったいなど、数多くのヒット曲を放ち、ゆっくりとしかし確実にそのキャリアを積んでゆく。 安全地帯の歴史は古く、今から30年も前に結成、井上陽水のバック・バンドを経て、デビュー。 “大人のための”都会的なラヴソングを次々とリリースし、極上の玉置浩二の歌声が哀愁たっぷりに彩る。かと思えば軽やかなポップソングを制作したりとまことに彼らの音楽性は幅広い。

順調に活動を続るなか、1999年にはバックバンドをしていた井上陽水とのコラボレーションシングル 夏の終わりのハーモニーをリリース。これは純粋に2人の素晴らしい歌手が創り上げた夢のような作品となった。
近年は、メンバー個々の活動に重点がおかれているため、ほぼ活動休止状態となっていたが、 2003年、安全地帯は10年ぶりの活動を再開した。また、玉置浩二は自身の軌跡を自らのセレクションによって復活したベス トアルバムBest Harvestも発表。アルバム未収録曲や代表的なヒットチューンなどを収めており、安全地帯とはまた違った内容に仕上がっている。

ファンにとっても完全復活が待たれるところへ嬉しい知らせが舞い込む。 2003年軽井沢ウッドストックスタジオに籠もって制作をはじめた安全地帯10作目のオリジナルアルバム安全地帯x -雨のち晴れが10月22日にリリース。 また、この作品はSACDハイブリッド仕様で、より上質な音質を楽しむ事もできる、ファンにとっては2重に嬉しい内容だ。 アメリカンロックの雰囲気を醸し出す名曲の数々から選ばれた12曲は、 珠玉の作品ばかりであり、様々な顔をみせるバンドサウンドと圧倒的な玉置浩二のボーカルが堪能できる。 表面的なヒットチャートに左右されない、本当の音楽がここにある。

■安全地帯バイオグラフィー

1973年 北海道旭川市にて玉置浩二(vo&g)を中心に結成。
1982年 2月25日キティレコードより萠黄色のスナップ/一度だけでデビュー。
1983年 1月25日1stアルバムRemember to Remember発表
  11月25日ワインレッドの心/We’re Alive発表
1984年 5月1日2ndアルバム安全地帯U発表
  10月25日ライヴビデオ安全地帯Live We're Alive発表
  11月28日日本レコード大賞 金賞、作曲賞(玉置浩二)を受賞。
  12月1日3rdアルバム安全地帯Vー抱きしめたいー発表
  12月18日FNS歌謡祭 最優秀歌唱賞(玉置浩二)受賞。
1985年 11月24日4thアルバム安全地帯W発表
1986年 12月14日5thアルバム安全地帯X発表  12月「安全地帯X」日本レコード大賞部門賞アルバム賞を受賞。
1987年 5月玉置浩二ソロ活動を開始、他のメンバーも個々に活動を始める。
  6月10日ライブアルバム安全地帯LIVE発表
1988年 4月10日6thアルバム安全地帯Y−月に濡れたふたりー発表
  7月23日活動休止宣言 「良い音楽をやるために、ちょっと時間を下さい。」
1990年 3月29日活動再開する
  7月25日7thアルバム安全地帯Z−夢の都ー発表
1991年 12月11日8thアルバム安全地帯[太陽発表
2002年 8月7日9thアルバム安全地帯\発表
2003年 9月18日雨のち晴れ/ショコラ発表
 10月3日「安全地帯《]》コンサートツアー2003」スタート予定 45公演
 10月10thアルバム安全地帯]発表

※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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