Top 100 Japanese pops Artists - No.48
2003年10月14日 (火)
おニャン子、ナメ猫、ワンレン、クレープ…不思議な文化が流行した80年代。 その頃に結成された男子7人、フミヤ・藤井郁弥/vo、トオル・武内享/g、タカモク・高杢禎彦/vo、マサハル・鶴久政治/vo、 ユウジ・大土井裕二/b、クロベー・徳永善也/dr、ナオユキ・藤井尚之/saxで結成されたチェッカーズ。サックスをフィーチャーし、 リードヴォーカルの両側にコーラスヴォーカル二人をフロントに置いたちょっと変わったバンド形態だった。83年にデビューを果たした彼らは、多くのファン(特に女子中高生)のハートをがっちりとつかむ。 長く垂らした前髪が新鮮で、しかもその珍しいカットがなんだかカッコよくて、それでちょっと不良っぽい男の子たち。 これに憧れる女子または男子はそれを制服に取り入れたり、歌詞にもあるような“銀のロケット”にステディの写真なんかを入れたりして 若者ファッションの発信源となっていた。 今思うととても恥ずかしくてできないようなことばかりだけど、それでも彼らの勢いはセンスを正当化してしまうほどの力を持っていた。 チェッカーズの名の通り、全身チェック柄のキッチュな衣装と当時流行っていたダンスパーティー文化を上手く吸収したポップで なじみやすい楽曲を掲げ、ミュージックシーンと若者の憧れのトップを走ることになる。
誰もが知ってるチェッカーズの唄。たとえ♪ちっちゃな頃からワルガキで〜しか歌えなくても、♪涙の〜リクエ〜スト〜しか歌えなくても、
確実に我々の心に刻み付けられている80年代のポップミュージック。
あれほどまでにヒットシングルを歌いまくったグループもいないだろう。それほどまでにチェッカーズの歌は、80年代に生きていた我々の
“生活”に密着していた。
83年にリリースされたギザギザハートの子守唄が大ヒットし、以後84年には、涙のリクエスト、哀しくてジェラシー、ジュリアに傷心、あの娘とスキャンダル
などでヒットを連発。
ナオユキのサックス・プレイを大々的に
フューチャーしたドゥー・ワップ/ロックンロール/R&Bなどの50'sテイストを基調とする前期の作品もさることながら
、中期〜後期にかけての星屑のステージ、Song For U.S.A.、Cherie、夜明けのブレスといったフロント3人のコーラスワークが光る
名バラード曲も数多く残している。
さて、アイドルバンドからミュージシャンへと変貌を遂げ、解散から10年を経てもなお沢山のファンを持つチェッカーズ。 初期のデビューからのアイドル時代と、 中期の初のオリジナルシングルNanaからのロック時代、そして 後期の運命-SADAME-以降の16ビートによるバンドのグルーヴ追求の時代に彼らの活動期は大まかに分けられる。4人のメンバーが作曲をし、メンバーともども楽曲もどんどん変化してゆく様が彼らの楽曲の飽きさせない秘訣でもある。 これらの名曲群は、時代を象徴するナンバーとしてこれからも色褪せることなく多く の人に歌い継がれている。
1975年12月24日 矢沢永吉・ジョニー大倉・内海利勝・ユウ岡崎からなるロックンロール・バンド、キャロル
に影響を受ける7人の少年。
1980年、福岡県久留米市にてチェッカーズ結成。
1981年8月 第8回L-Motion(ライトミュージックコンテスト)本選大会
ジュニア部門グランプリ受賞。
1981年9月 LMCジュニア&レディス大会グランプリ受賞
でプロになる話が来た。けれど、ナオユキとクロベーは高校生。この2人の卒業を待つことになる。
その間、マサハルとユウジは大学へ。フミヤは国鉄へ。
トオルは楽器店でセールスマン。
1983年3月29日 東京上陸。
1983年9月21日 ギザギザハートの子守唄でアイドルとしてデビュー
1984年2月涙のリクエストで歌番組に出演、一躍全国的人気になる。
5月には ギザギザハートの子守唄、涙のリクエスト、哀しくてジェラシーの3曲同時ベストテン入りの快挙を果たす。
その後は、アイドルとして絶大な人気を得ることになるが、オリジナルでシングルを出せないいらだちを感じ始める。
チェッカーズでありながらチェッカーズではないバンド「Cute Beat Club Band」として、遊びゴコロを発揮しながら、
アイドル時代の10枚のシングル発売を経て、1986年10月いよいよメンバーによるオリジナルシングルNanaが発売された。
以降は、他者による楽曲は一切歌うことはなく、
I Love You, SAYONARA、Wanderer、夜明けのブレスをリリース。などオリジナルシングル19曲を世に送り出す。
また、バンド主演映画『Checkers in TAN TAN たぬき』『Song For U.S.A.』などでも活動。
88年頃からはメンバーのソロ活動も目立つようになった。92年にはデビュー10周年を迎え、
今後も順風満帆な活動を続けていくだろうと思われていた矢先、同年10月5日に突然の解散宣言。
その栄光の歴史に幕を閉じたのであった。
そんなチェッカーズのフロントマン藤井フミヤは、現在でもジャパニーズ・ポップス・シーンでトップアーティストとして活躍中。一時代を築きあげ、
ソロとしても、日本中でもはや知らぬモノがいないほどのビッグ・スターに成長する。
アーティスティックなアプローチを試みつつ、最終的にはあくまでも大衆ポップスの範疇に収められた名曲の数々を生み出している。
その弟、藤井尚之は
95年に1stアルバムOut of My Treeをリリースし、UKソウル/ジャズ
・シーンの錚々たるミュージシャンが参加したアルバムを完成。3rdアルバムWhat have I done?は
、アメリカを代表するロック・バンド、リトル・フィートのメンバーが全編に渡りバックアップ
した。――兄弟ユニットF-BLOODを結成。その後も、そのセンスを活かしサウンドトラックの制作や俳優としてTVドラマに出演するなど幅広い活動を繰り広げる。
2003年6月末には、タカモク氏が胃がんを克服していたという衝撃的なニュースが走った。
子供時代からチェッカーズ時代、解散、胃がん克服について語った本を出版。メンバー同志の確執など、
ファンには衝撃的な内容のものであった。
そして2004年8月17日。”クロベエ”の愛称で親しまれていたクロベエこと徳永善也が舌がんのため死去…。 チェッカーズはもちろん、自身のバンドWild-Gで活動していたメンバーに見守られて旅立ってしまった。
デビューから20年、アイドルからアーティストへ…様々なことがあった20年だっただろう。
解散発表の日、業界関係者や社会に対してのヤンチャっぷりを存分に発揮し、音楽界・芸能界を後にしたチェッカーズ。
そして2003年9月21日。デビューから20年。記念アルバムチェッカーズ All Songs Requestをリリースし、そのベスト的映像版All Songs Request - Dvd Editionもリリース。その後3ヶ月に渡って彼らのツアーやライブ映像など当時の貴重な姿を網羅したDVDが総計15タイトル続々リリースされている。
最後までポップミュージックを歌い続けた永遠のアイドルに拍手。
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
Top 100 Japanese pops Artists The List So Far....
- 1. Southern All Stars
- 2. YMO
- 3. Yumi Matsutoya
- 4. Happy End
- 5. Hibari Misora
- 6. Tatsuro Yamashita
- 7. Momoe Yamaguchi
- 8. Yosui Inoue
- 9. Eiichi Otaki
- 10. Seiko Matsuda
- 11. Ryuichi Sakamoto
- 12. Keisuke Kuwata
- 13. Motoharu Sano
- 14. Eikichi Yazawa
- 15. Flippers Guitar
- 16. RC Succession
- 17. Kenji Sawada
- 18. Kyu Sakamoto
- 19. Blue Hearts
- 20. Miyuki Nakajima
- 21. Tetsuya Komuro
- 22. Boowy
- 23. Yutaka Ozaki
- 24. Hikaru Utada
- 25. Tamio Okuda
- 26. Mariya Takeuchi
- 27. Mr Children
- 28. Kazumasa Oda
- 29. Spitz
- 30. B'z
- 31. Pizzicato Five
- 32. Off Course
- 33. Murahachibu
- 34. Pink Lady
- 35. Tulip
- 36. Ringo Shiina
- 37. Toshinobu Kubota
- 38. Char
- 39. Godiego
- 40. X Japan
- 41. Yujiro Ishihara
- 42. Ayumi Hamasaki
- 43. Cornelius
- 44. Haruomi Hosono
- 45. Dreams Come True
- 46. Takuro Yoshida
- 47. Anzenchitai
- 48. Checkers
- 49. Candies
- 50. Yasuyuki Okamura
- 51. Misia
- 52. Minako Yoshida
- 53. Namie Amuro
- 54. Taeko Onuki
- 55. Akina Nakamori
- 56. Tsuyoshi Nagabuchi
- 57. Alice
- 58. L'Arc〜en〜Ciel
- 59. Shogo Hamada
- 60. Tatsuya Ishii
- 61. Unicorn
- 62. Chage & Aska
- 63. Dragon Ash
- 64. Hi-standard
- 65. Glay
- 66. Masayoshi Yamazaki
- 67. Akiko Wada
- 68. Moon Riders
- 69. Smap
- 70. Tomoyasu Hotei
- 71. Tokyo Ska Paradaise Orchestra
- 72. Lisa Ono
- 73. Blankey Jet City
- 74. quruli
- 75. Roosters
- 76. Kyosuke Himuro
- 77. Michelle Gun Elephant
- 78. Denki Groove
- 79. Kenji Ozawa
- 80. Yuzo Kayama
- 81. Yellow Monkey
- 82. Jacks
- 83. Fishmans
- 84. Noriyuki Makihara
- 85. Ken Hirai
- 86. Yonin Bayashi
- 87. Rip Slyme
- 88. Princess Princess
- 89. Original Love
- 90. Luna Sea
- 91. Mute Beat
- 92. Alfee
- 93. Hiroshi Fujiwara
- 94. Sadistic Mika Band
- 95. Mondo Grosso
- 96. Judy And Mary
- 97. Zeebra
- 98. Crazy Ken Band
- 99. Ua
- 100. Begin