Top 100 Japanese pops Artists - No.64

2003年9月28日 (日)

アルバムMaking The Roadは、インディーズでありながらオリコンのチャートでも長く高位置にランキングされる、ビッグ・セールスを記録した。紛れも無く、日本を代表する最強パンク・バンド。セールスがだけではなく、それだけ多くの人が彼らの音楽を支持したということが彼の人気を物語っている。その自主レーベルからリリースするまでには、色々な経緯を経た。そんな今は充電期間にはいっているハイスタの歩みをここではどうぞ。

遡ること、1991年8月、現在のメンバーにヴォーカルを加えた4人でハイスタは結成された。メンバーは、AKIRA TSUNEOKA(Ds)・AKIHIRO NANBA(Vo&B)・KEN YOKOYAMA(Vo&G)の3人。高円寺20000Vにて、10月初ライヴ。都内のライヴハウスを中心に月2〜3本のライヴ活動を始める。92年の9月には、ヴォーカルが脱退してしまい、現在のトリオ編成となる。
11月、オムニバスCDShake A Moveに参加。93年には、一時活動を休止する(仕事の都合だとか…)が、4月には活動再開。以降はハイスタ自身が中心となりライヴの企画をして行く。
93年12月、オムニバスBQ JAPにライヴ音源で参加。94年5月CISCOからのオムニバスPull Up From The Undergroundにまたまたライヴ音源で参加。しかしこれらを今入手するのはかなり困難だと思われる。
そうして、94年7月、いよいよハイスタ初のオリジナル1stアルバムLast Of Sunny Dayリリース。6曲入りミニ・アルバム。自作レーベル“PIZZA OF DEATH RECORDS”からのリリース。"Who'll Be The Next Hero""Sunny Day"は、後のGrowing Upでもアレンジされて収録されている、ハイスタにとっては重要な位置を占める曲です。彼らの特徴であるいいメロディーと、スピード感いっぱい。最初ジャケットにLEGOブロックを使用していて、それが問題になり、後にダイヤ・ブロックになったそうだ。新宿ロフトでの発売記念ライヴはもちろんSOLD OUT。

94年9月、4曲入り7インチ・シングルIn The Brightly Moonlightをリリース。11月には自らの企画ライヴ「Revenge Of Pizzaman」で、渋谷クアトロを満員に。95年1月、なんとOffspringと共演している。Garlic Boysともツアーに出る。4月にフランスのパンク・バンド、Legitime Defonceとのスプリット7インチをリリースする。そのレコ発記念ライヴ(新宿ロフト)は超満員。入場できない人達で溢れかえる。ちなみにこのスプリットのジャケは、KEN YOKOYAMA氏によるイラストです。5月、NOFXのジャパン・ツアーに参加した。8月にはレコーディングのためアメリカに渡る。レコーディング後、サンフランシスコ近郊でいくつかライヴを敢行。

11月、待望の2ndアルバム(初のフルアルバム)Growing Upをリリース。プロデューサーはNOFXのFat Mike。これはメジャーのトイズ・ファクトリーからとなる。内容的には、インディーズ時代のシングルや、ベイシティ・ローラーズのカヴァー、ママス&パパスのカヴァー等を含む全15曲。もう、どれをとってもメロディーよし、歌詞よし、スピードあり、のハイスタ・ワールド。その後1ヶ月に渡ってツアーに出る。ツアーから戻ってきたと思ったら96年1月、Green Dayのジャパン・ツアーに参加。お次は2月にRancidと共演。

この頃Growing Upがアメリカ、ヨーロッパでもリリースされ、カレッジ・ラジオ・チャートでトップ40入りを果たすという快挙を果す。3月にはアメリカ、カナダで「GROWING UP WORLD TOUR」を。4月に帰国して、再び日本ツアー。
96年9月、3曲入りシングルThe Kids Are Alrightをリリース。標題曲の有名なザ・フーのカヴァーをハイスタらしく。ジャケットがGOOD!KISSばりのメイクしてます。この後も国内外を問わず、精力的にツアーに出る。
97年3月、Money Changes Everythingという限定7インチEPをリリース。そして前作から1年半ぶりの97年5月、いよいよ3rdアルバムAngry Fistリリースとなる。シングルからの曲とカヴァー曲等を含めて全14曲。すごく音がシャープに録れているのでは?勿論捨て曲なし。
97年12月、WizoとのスプリットEPをリリース。ハイスタは、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの"Happy Cristmas"と"Lift Me Up,Bring Me Down"の2曲を収録。
そして2年という歳月を経て、最高傑作(現時点)Making The Roadをリリース。メジャー・レーベル、トイズ・ファクトリーを離れ、自分たちの原点、PZZA OF DEATHからのリリース。2年の間には随分葛藤があったらしい。「これでいいのか?ハイスタは…」のような。そして、一から作り上げたのが本作。サウンドはバラエティに富んでいる。速い曲ばかりではない。ハードコアもあればドゥーワップもある。ブラック・サバスのカヴァー"Changes"が入っていたり。やっぱり「泣き」が入るのは"Stay Gold"。今回は訳詞にもこだわったということなので、そちらもオススメです。

マキシ・シングルLove Is A Battlefieldをリリースし活動休止。はじめてのチュウの英語バージョンや、ライヴでお馴染みの曲達が聴けます。いまだにやっぱり多くの人に支持されているハイスタ。復活を願いたいものです。

※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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