Top 100 Japanese pops Artists - No.92

2003年8月31日 (日)

■The Aifeeプロフィール

1974年8月25日 夏しぐれでビクターよりレコード・デビュー。
その後、ライブハウス活動・かまやつひろし氏等のバック・バンドを経て、 1979年1月21日ラブレターでポニーキャニオンから移籍再デビュー。
1983年、デビュー10年目にしてメリーアンが大ヒット。一気にメジャーシーンに駆け上がった。 2002年8月にリリースされた50枚目のシングル太陽は沈まない はオリコン35作連続ベスト10入り という日本記録を達成した。

学生時代からの長いつきあいと強い結束は、デビュー後の状況の変化にも彼らの基本姿勢は変わることはなく、レコードのリリースはもちろん、ツアー・恒例の夏の野外イベントなど精力的な活動を続けている。 なかでも客席とステージが一体となったライブが彼らの信条で、彼らの楽曲、美しいコーラス、そして3人のチームワーク を肌で感じられる事が出来る。
一方、レコーディングでは妥協 を許さず、綿密に音を構築。 初めはフォークからスタートしたバンドだが、ハード・ロック調の 曲に3人の見事なコーラスワーク、プログレッシヴの要素も取り入れ、サウンドの広がりも幅広い。 The Alfeeが創り出す音楽のジャンルは、すなわち"THE ALFEE"。 そして彼らの最大の魅力は3人の揺るぐことのない絆だ。誰一人代役がきかないバンド、 それがThe Alfeeなのである。

The Alfeeの音楽の特長であるメロディーの美しさを重要視しつつ、メッセージ色の強い歌詞が多く盛り込まれた 楽曲群は、 桜井　賢の美しい声と3人による完璧なまでのサウンド構成によるたまものである。
1974年のレコードデビュー以来、日本のミュージックシーンの第一線を走りつづけているライブバンド The Alfee。 グループとしての活動だけでなく、ソロ活動、楽曲制作、プロデュースなど多方面で活躍する桜井　賢、 カメラ、陶器収集などなど多彩な趣味を生かしている 坂崎　幸之介、孤高な美意識を極めている高見沢　俊彦 、 メンバー3人の個性が見事に調和した奇蹟のバンドである。

■メンバープロフィール

・桜井　賢（さくらい　まさる）
生年月日 1955年1月20日 　パート E.Bass　Vocal

グループサウンズから音楽と親しみ、幼少の頃より歌才能には秀でていたものがあった。
1970年上京、文化祭のステージで歌ったのをきっかけに、その後友人と3人編成の「コンフィデンス」 というバンドを結成し、 サイモン＆ガーファンクル等の 洋楽グループを多くコピーした。1972年ビクター主催の フォークコンテストに出場し優勝する。そのコンテスト会場で坂崎と出会う。
1972年夏、三ツ矢フォークメンツのアマチュアコンテスト第一回決勝大会に、遊びに来ていた 坂崎が加わり出場、オリジナル曲で3位に入賞する。 そこで審査委員長をしていた 小室等に見込まれる。
1973年　明治学院大学法学部法律学科へ進学。もとからのコンフィデンスメンバーの一人と、 坂崎も同じ大学へ進む。
1974年1月、高校では同級生だった高見沢 も加わった4人のコンフィデンスは 田辺エージェンシーのオーデションを受け、グループ名を The Alfeeと改めて、 デビューする。しかし、フォークグループとしてデビューしたかった 本人たちの思いとは反し、アイドルグループとしてデビュー。 　その後、メンバーが一人抜け、今の3人になった。ここで桜井 はベース（Fender Precision Bass） を購入、本格的にべーシストとしての才能を発揮するようになる。
そして、もって生まれたその美声を生かし、精力的にコンサートツアーを展開する。

・坂崎　幸之介（さかざき　こうじ）
生年月日 1954年4月15日　パート A.Guitar、Vocal、Percussion 趣味 カメラ、陶器収集などなど多彩。

小学4年の頃に兄の影響でビートルズを好きになり、エレキ・サウンドに憧れるが、 中学入学と同時にアコースティックギターを購入（YmahaのFG-110）。それを切っ掛けに アコーステック・サウンドとフォークギターに傾倒していく。
フォーク・クルセーダース などを好み、フォークギターを愛する時期を過ごす。 高校1年の頃、友人から借りて聴いた、 吉田拓郎の自主制作盤 古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろうで 吉田拓郎ファンになり、 多くのフォークを聴いたり、コピーしたりするようになる。
高校3年の時に桜井たちのオリジナルバンドコンフィデンスに出会う。 1972年、コンフィデンスのメンバーに加入。
大学2年、6月に正式に契約を交わし、8月25日デビュー。このときから8年間、The Alfeeのリーダーを務める。 その後、メンバーが一人抜け今の三人になる。 アイドルグループではない再スタートをきるべく ライヴ中心の活動を始める。ライヴではMCを中心にその場を盛り上げ、絶妙な話術を生かしラジオ等でも活躍する。

・高見沢　俊彦 　（たかみざわ　としひこ）
生年月日 1954年4月17日 　パート E.Guitar、Vocal

小学4年の頃見た映画「ヤア・ヤア・ヤア」 でビートルズに興味を持つ。中学3年に 親の反対を押し切ってエレキビターを購入。明治学院高校に入学。クラスの同級生とロックバンドを組んで、 レッド・ツェッペリンや サンタナなどの曲をコピーし 、学園祭などで演奏。同じ学校にいる桜井とはお互いの存在は知っているという 状態が続く。
高校3年、クロスビー・スティルス&ナッシュ やガロに感動 し、フォークギターやコーラスワークに興味を持つ。
明治学院大学文学部英文科へ入学した際に桜井や坂崎と意気投合し、親しくなる。 坂崎に誘われ、映画「二十歳の原点」の音楽レコード製作を共に手伝うこととなる。 メンバーで作詞や作曲 などを練った結果、高見沢の作詞した夜 が採用され、作曲・演奏、四人囃子で レコード二十歳の原点+2 が出来上がった。 これを切っ掛けに、コンフィデンス のメンバーとして彼らと共に活動するようになる。
1974年8月25日プロデビュー。最初、サポートメンバーという意識をもっていた彼の思いをよそに、ハ ンドマイクにリードボーカルをさせられ、アイドルグループとして売り出される。 　3枚目のシングル、府中捕物控が社会的事情もあり販売中止になったのを切っ掛け にビクターの契約を解除、 ライヴハウスなどの地道な活動から再出発を計る。この頃から、オリジナル曲のなかった The Alfeeのために、積極的に曲作りを始 める。以後、今日に至まで、The Alfeeの曲のほとんどすべてを彼が作曲作詞している。
以降ライヴハウスなどで着々と実力培い、1979年1月21 日キャニオンレコードより高見沢　作曲・作詞ラブレターで再デビューを飾る。
1983年より坂崎に代わりThe Alfeeのリーダーとなり、 作詞、作曲、プロディユースなどなどを担当する。また 、他アーティストにも多くの楽曲を提供をしている。