Top 100 Japanese pops Artists - No.70

2003年9月22日 (月)

■プロフィール

布袋寅泰 1962年2月1日  群馬県出身。

1979 アマチュア・ロック・コンテスト入賞後、上京。
1981 布袋 氷室松井 深沢 諸星 木村 の6人で暴威 Boowy)結成。 新宿のライブハウス"LOFT"を拠点にライブ活動開始。
1981 木村マモルが脱退し、高橋まことが加わる。
1982 ビクターから1stアルバムMoralを発表。
1983 徳間ジャパンに移籍。2ndInstant Loveをリリース。
1985 3rdBoowy発表。
1986 山下久美子と結婚。
 6thBeat Emotion、 ラストアルバムPstchopathリリース。
1987 Boowy渋谷公会堂で解散を発表。
1988 Boowy Last Gigs(東京ドーム)にて、Boowy解散。

1988 Guitarhythmを発売。ソロ活動を始める。
1989 吉川晃司Complex結成。Complesリリース。
1990 東京ドームでのライブを持ってComplex 無期限活動停止。
1992 GUITARHYTHM 3発表
1994 GUITARHYTHM 4リリース。
1995 ベスト盤Guitarhythm Forever Vol 2 をリリース。 これをもってGUITARHYTHMワークを完結。
1996 King & Queen リリース。
1996 日本武道館にてデヴィッド・ボウイと共演。
1996 アトランタオリンピックの閉会式にギタリストとして参加。
1997 スティーブ・ヴァイのプロデュースによるギタリストのコンピレーションアルバムMerry Axmasに日本人としてただ一人参加。山下久美子と離婚。
1998 超音速アルバムSupersonic Generation リリース。
1999 ベストアルバムGreatest Hits 1990-1999をリリース。


布袋寅泰といえばロックを魂から追求しているアーティストだろう。 先鋭的なサウンド・メイク、媚びることのない姿勢はロック界の中でも鮮やかな光を放っている。

決して斬新なものだけにとどまらない彼のR&Rには、真骨頂のリフ、激しさ爆裂のギターロックサウンドが特徴。 男気ほとばしるヴォーカルの合間のイントロや間奏、アウトロを彩る布袋寅泰の奏でるギターには聴き手の感情を興奮させる何かがある。 それはテクニックだけにあらず、情熱、品格、威厳etc...すべてが込められた音なのだ。
布袋寅泰のギターから生み出されるメロディはジワジワと感情を高ぶらせ、圧倒的な彼の作品の世界に引き込まれてしまう。圧倒的なギターサウンドにカッティング・ギターの妙味が味わえるのは彼のプレイならでは。

多くのギタリストからもリスペクトされている、布袋のギターテク。布袋の存在、 パフォーマンスは数々のロックファン、ギターファンを虜にしてきた。
ここで彼の創り出すサウンドの源となっているギターについて少し触れると、 彼の使用するギターTE-HT (White Line) はBoowyの頃からのメインギター。 FERNANDES のサスティナー搭載ギターと、 Zodiac Works の2シングルPu搭載(布袋オリジナル) の2種類がある。特にサスティナー搭載のタイプは、永遠のサスティンが得られ、布袋サウンドに欠かせないものとなった。
また、アトランタオリンピック閉会式のWings Of Victoryでも使用されたZodiac Works製のBlack Fireなど代表的なギターの ほかに、約40を越えるギターを保有している。彼のギターへの愛着は相当深いようであり、1本1本にある逸話も ほほえましいものである。(大事なギター傷がつかないように、誰も触る事を禁止するとか)こういった側面を見ると、 彼も熱心なギター少年の一人なのだなと実感させられる。

その熱い想いから創られる作品は彼のロック魂をそのまま反映するべく、美しく、荒々しく、 そして優しくメロディーを奏でてゆく。
布袋寅泰の中でも圧倒的なセールスを誇るScorpio Rising では本業ギタリストとしの才能を遺憾なく発揮。 まさに魂のロックを体現している。それと双璧をなす布袋のシングルを網羅したベスト盤Greatest Hits 1990-1999 では有無を言わさず彼のロックに引きづり込まれる。
そして、活動を再開した布袋がアルバムScorpio Rising を引っさげ敢行したライヴツアーの中からその象徴とも言うべき 日本武道館のステージを余すところなく収めた布袋寅泰ライブ In武道館 では、Boowy時代の朋友・松井常松が参加しており、 往年のファンは絶対に見逃せないライヴアルバムとなっている。

そして約1年6ヶ月振りとなる最新アルバムDobermanは真骨頂のリフ満載、激しさ爆裂のギターロックサウンドを展開。 誰よりも獰猛で誰よりも美しい“ドーベルマン”をイメージした名は体を表す作品である。
このアルバムでは豪華作家陣も作詞に参加している。 ロック・アーティストであり直木賞作家としても名高い町田康、同じく直木賞作家の小池真理子 。 大注目の新進気鋭作家・吉田修一 。そして唯一無二の存在感をスクリーンで表現する俳優・豊川悦司らが参加。

さらに映画「Kill Bill」では、クエンティン・タランティーノ監督本人からの熱烈なアプロ―チを受けてテーマ曲提供も決定している。
とどまることなく広がりを見せる布袋寅泰はどこまで進み続けるのか。

※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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