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Top 100 Japanese pops Artists - No.36

2003年10月26日 (日)

デビュー以来、奔放で強烈な個性と音楽性で老若男女を魅了し続けてきた椎名林檎。本人の思惑とリスナーとの間には多少の温度差があるようだが、若い女性から見れば、彼女の奔放のようにみえる生き様はまさに女の憧れ、男性からはあからさまなエロスでもってストレートパンチを食らわせ、彼女の情熱とエネルギーは年配のファンをも巻き込むほど。まさしく時代の申し子のように現れた彼女だが、本人の意図する自己像や作品についてはあまり知られていない。

つまり、まわりでいつのまにか祭り上げられてしまった感が否めない。それに同じ女性として、なぜ椎名林檎がこれほど支持されているのか、女性の心理ならCharaUACoccoというとてもセンシティヴなアーティストがいるじゃないか、と感じずにはいられない。けれど、彼女が支持されているのはそんな次元のことだけではなく、前述のアーティストたちより理解しやすい、単純にいいと思わせる、共感しやすい要素を持っているからである。Charaがライヴ中急に泣き出したり、髪を振り乱してあなただけと歌われても、ピンとこない男子がいかに多いかということ。椎名林檎が刃物を持っても、絶対に手首を切らないという安心感、逆に相手を切りつけるかもしれない強さ。そこを彼女はわかりやすく表現してくれたのである。

彼女はただ生きる術として音楽を選び、生れ落ちた作品はもとからある運命であったと断言している、恐ろしくクリアで現実的な思考をもつ天才肌だ。彼女の作品やキャラクターに過度の深読みを求めてしまうのはもっともな話。なぜなら、それは彼女が意図していないにも関わらず、その素材を与えてしまっているからである。直情的で文学的な歌詞、あえてセンセーショナルな話題を起こすコスチューム、そしてあの巻き舌の歌唱法。この女はただものではないという匂いが過剰なほど撒き散らされている。それに嫌悪感を示す同病女性や頭の固い?男性がいることも確かだ。それはそれで最もであり、彼女が一般的な現在の音楽リスナーからコアなファンまでの幅広いファン層をもつという事実こそが真実である。


椎名林檎は1978年、福岡市に生まれる。幼少時代からピアノとクラシックバレエを習うが挫折、中学3年からバンド活動を始める。思春期前の早熟でありながら、罪悪感と冷静な視点をもつ性質は、その後の彼女の活動にも当てはまる、基盤である。そしてデビューをめざして上京、1998年5月シングル「幸福論」でデビュー。セールス的にも話題レベルでもあまり奮わなかった。そして9月、「歌舞伎町の女王」で一転、過剰な巻き舌と「新宿系」の振れ込みで一部話題になる。そして1999年1月、アングラ的志向から一転して、当時の洋楽的ギターサウンドと奔放な歌詞のギャップが新鮮だった「ここでキスして」が大ブレイク。この曲で一気に女性の支持を得て、全国的シンガーとなる。この波が静まることはなく、同年2月1stアルバム「無罪モラトリアム」をリリース。当然の如く大ヒット、ロングセラーを記録し1年半たった今でもチャートインしている。収録曲の「丸の内サディスティック」の中の”ベンジーのグレッジでぶって〜”の歌詞でBlankey Jet Cityベンジーへの熱い想いを吐露していることも話題となる。


そして10月、3枚目のマキシシングル「本能」をリリース。音楽面よりも、看護婦姿のビデオクリップが強烈な印象を世の男性に与えた。そして2000年1月、2枚同時マキシシングル「ギブス」「罪と罰」をリリース。片や涙を誘うほどの美しいミディアム・バラード、片や濃密なブルース・ロックという2面性を明かにした。ビジュアルも正反対の、儚げな天使(でも胸の谷間はくっきり見せる)と眉を剃った悪魔のプロモーション・ビデオは、彼女の魅力が充分に伝わるものだった。儚げな女を演じながら、触ると牙をむく、そんな崇高さがある。ちなみに、「罪と罰」でギターを弾いているのはベンジーである。つづいて、3月、満を持して2ndアルバム「勝訴ストリップ」をリリース。爆発的なセールスはもはや社会現象となった。そして今までのライヴ集大成となるライヴ・シングル集「絶頂集」をリリース。初の全国ツアー「下剋上エクスタシー」でのバンド「虐待グリコゲン」では、彼女のアレンジャ−であり、師匠と慕う亀田誠治らのプロフェッショナル集団による演奏が聴きどころ。彼女はその中で安心して自由に自己表現しているといった感じだ。そして、秋の学園祭ツアー「学舎エクスタシー」で衝撃的にデビューした「天才プレパラート」。アマチュアぽさを残すこのバンドを、緊張する罪悪感をもつバンドであると表現している。そしてシークレットで行なわれた「御起立ジャポン」。このときのバンドのメンバーは、ナンバーガールの田淵ひさ子、DMBQの吉村由加という彼女の友人であり、ある意味すごい面子で構成された「発育ステータス」。楽曲はすべてオリジナルの新曲で、彼女自身がバンドを楽しんで作られた様子が充分に伝わってくる。そんな彼女は3枚目のアルバムで椎名林檎で表現することは終わりにする、と語っている。これが今やイギリスの国民的ロックバンドとなったマニックスのデビュー当時の発言のように、実現しないことを切に願う次第である。

2001年3/28に、シングル「真夜中は純潔」をリリース。スカパラとの共演、マネキンのようなビジュアル、レトロなアニメーションによるPVと、話題を呼んだ作品。
今もなおピックアップされる新人アーティストは林檎系と称される、いわゆる椎名林檎の世界観、および歌唱スタイルに近いものが多い。彼女達がアーティストであるならば、おそらく以前から自らの音のスタイルとして持っていたものを形にしているのであろうが、これだけ蔓延するのは他でもなくリスナー側が求めるスタイルとして注目しているからだと思う。しかし、椎名林檎は似ている『誰か』で代用できるものではない。

そんな彼女は2002年にはいり、復活したのはご存知の通り。作品は「唄ひ手冥利-其ノ壱」。其ノ一なので其ノニもありそうだが、わからず。人様の曲を思いっきりやりたいようにカバーしたこのアルバムは、彼女の本来持っているポテンシャルをまざまざと見せ付けた作品であった。ようは、「私は私よ」といわんばかりの才能の放出。他の誰でもなく、彼女じゃなきゃだめなもの。それを放出しまくった作品である。そして今作収録の「木綿のハンカチーフ」。原曲も素晴らしいが、この音程があってるのかわからない林檎バージョンは 、ものすごく素晴らしい。なんだか涙がでるほど、感情移入できる。これは何?といいたくなる音楽の素晴らしさを教えてくれる作品はやはりそうは出会えないもの。

そして2003年。アルバム「加爾基精液栗ノ花 」のプロローグとなるシングル「- 茎(stem) -大名遊ビ編 」とDVD「短編キネマ 百色眼鏡」が1月に発売。どちらの作品もアルバムへと繋がる世界観を内包し、その世界がアルバムの中で爆発している。そのアルバム「加爾基精液栗ノ花 」は、タイトルも凄いが内容も凄く、ショートムービーのサウンドトラックとも言える内容で、あらゆる民族音楽やSE、ノイズを駆使し、オーケスレーションを導入した作品に仕上がっている。 傑作「加爾基精液栗ノ花 」の収録曲を中心に、国宝級音楽家と豪華な生弦楽を加え、九段会館でたった1日のみの独自編曲で実演された映像集「賣笑エクスタシー」をリリース。

Top 100 Japanese pops Artists The List So Far....

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