インタビュー:THE CHERRY COKE$
Tuesday, April 12th 2011
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THE CHERRY COKE$ 4th. FULL ALBUM『Seven』、4月20日発売!またしても大傑作を生んだTHE CHERRY COKE$にインタビュー!ニューアルバムについてやTHE CHERRY COKE$についてはもちろん、PV撮影時の話や、アイリッシュパンクの魅力など、MASAYA氏とHIROMITSU氏に答えていただきました。それでは、THE CHERRY COKE$インタビューをお楽しみください!
- ---ニューアルバム『SEVEN』の完成おめでとうございます。どのような作品になりましたか?まずは出来上がってみての率直な感想をお願いします。
HIROMITSU:一言で言うと音楽的により成熟したかなと(笑)
今までメンバー自身が受けてきた影響を、それぞれが自分のフィルター通して出せてる、それでいて足し算ばかりだった過去の作品とも、またちょっと違った印象なのは聞いてもらえればわかってもらえるかなと。MASAYA:全曲日本語詞で、今まで以上にメロディアスで、攻撃性も繊細さも哀愁も、分かりやすいが奥の深いものがつくれたかな?と思っています。
- ---今回の作品は、今までのTHE CHERRY COKE$でもあり、新たなTHE CHERRY COKE$も魅せてくれる奥深い作品になったと感じています。今までの作品と比べて意識の違いなどはありましたか?
MASAYA:歌のメロディーに関しては特に意識しましたね。あとは今までも意識してきたけど、今回はよりドラム、ベース、ギターというバンドの土台のロック感かな。
HIROMITSU:ベーシックがロックしなきゃロックじゃないとおもうんですよ。そういう意味では俺たちはこういうスタイルのバンドだけど、こういうスタイルのバンドだけに影響をうけてきたわけじゃない。むしろ人とちがうことがしたくて、普通と違ったスタイルで自分達の興味のある物の中にたまたまフォークパンクがあった という感じかな。
- ---今作のタイトル『SEVEN』ですが、単純にメンバーの人数が浮かびましたが、実際にはどのような思いが込められたタイトルでしょうか?
HIROMITSU:たぶんそういう事だと思います。一曲一曲にこめられた物は深いんだけど、今回はトータルでストーリー性が薄いんです。トータルでアルバムのタイトルどうしようってなって(笑)
それで、今の七人でできる事って意味で受け捉えてくれてもいいし、七つの海だったり七つの大罪だったりいろいろあるけど、結果思いっきりシンプルにした。それはアルバムを手に取ってくれた人に俺たちと一緒に想像してほしい って思います。- ---アイリッシュパンクの魅力を存分に感じさせつつ、心に入ってくる歌詞、そして胸にしみるメロディーがより印象的に感じました。今回、楽曲制作する上で強く意識されたことは何でしょうか。
HIROMITSU:うん、やっぱ歌のメロディかな。。前作までと大きく違ったところでもあるけど。
MASAYA:自分達でグッとくるものを作りたい!とは思ってましたね。なので、歌詞一つとっても、楽曲のアレンジにしても、細部に至るまでこだわりました。あとはネクストレベルへの挑戦、ですかね。
- ---収録曲の中から、特に印象的な楽曲や、単純に好きな曲、制作時に苦労した曲など、数曲紹介してください。
HIROMITSU:「My story」はアニメ、Giant killingの主題歌で、お話いただいてそのために作った曲で。簡単にいえば今まで何かのために って作ったことがなかったからすごく新鮮だった。サッカーのアニメだからすごく勉強したし。今までは結果日本語になる曲かそうじゃない曲だったけど、今回は日本語の曲って決まってて書いた曲。いろんな部分ではじめてだらけで、勝負に出た曲(笑)。また「Rainy night & whisky」はすごい好きな曲で、ゲストで、overground acoustic undergroundのマーティンにフィドル入ってもらったりして、歌詞もいいしすごい表情のあって勢いのある曲になりました。レコーディングもすごくいい雰囲気だった。
MASAYA:「Rascal Trail」は赤い炎、「The Fall of World 」は青い炎って印象かな。個人的には勝手に「対になる曲」だと思ってます。アレンジで苦労したのは・・・「The Fall of World 」(笑)他の曲も最後までアレンジとかに苦労したけど(笑)とにかく楽器が多いから、スラスラいくことの方が稀でしょうね(笑)
- ---「Rhapsody of Mermaid〜Rascal Trail」のPVで、雪の中での演奏シーンが印象的ですが、撮影時の思い出話を聞かせてください。
MASAYA:最初は雪が降ってたら楽器にも悪いし、演奏のシーンはやめよう!ってなってたんだけど、いざ雪が降ってくると「いや、むしる今撮るしかねーだろ!」ってなって(笑)急いで撮って。そのシーンを撮り終えたら急に晴れてきて。あれはあの瞬間しか撮れない貴重なものになりました。
HIROMITSU:あとで楽器の手入れが大変だったなぁ。みんなでばらして、みんなで拭いて。しかも体も濡れてるし寒い(笑)
とある牧場で撮影したんだけど、牛さんや羊さんがたくさん歓迎してくれた!!- ---ゲストミュージシャンとして、MARTIN氏(OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND)、増井明人氏(ex.KEMURI,LA-PPISCH)が参加されていますが、参加に至る経緯を教えてください。
MASAYA:対バンすることによって知り合い、お願いしました。増井さんが参加してくれたことで、うちのホイッスル/トランペットのKOYAくんは凄く感激してました。増井さんの歩んできた経歴の、音楽全てを愛していたから。
HIROMITSU:MARTINは なんか気付いたら仲良くなってたよね。(笑)
とてもすばらしいミュージシャンだと思います。たぶん血なんでしょうね と。- --- THE CHERRY COKE$といえば、観る者すべてを惹きつけ、まさに会場が一体となるライブも大きな魅力のひとつですが、THE CHERRY COKE$にとってライブとはどのようなものであると思っていますか?
HIROMITSU:みんなそれぞれ毎日でのストーリーがあって、それに対して落ちてる人がたとえばいたとして、それでもライブの時間だけはみんな笑顔でいてほしい。音楽、またはライブってそういう力があるものだと俺たちは信じています。だからバンドにとっても とても勝負の場所だし、ライブがダメならダメなバンドなんです。(笑)俺たちみたいなジャンルのバンドにとってはね。
MASAYA:楽しみかたに決まりはない、好きに楽しんでくれ!って感じかな。飲みながら見るのもいいし、汗をかくのもいいし(笑)
- ---海外でもライブ活動をしていますが、日本でのライブと海外でのライブでの違いはありますか?
MASAYA:反応の違いかな?海外は良くも悪くも反応がストレート。良ければ大歓声、ダメなら・・・(笑)フェイクは通じない印象かも。
HIROMITSU:あとは楽しみ方の違いかな。だまって聞く人もいれば、女の子口説いてるやつも(笑)暴れてるやつも入れば、酒飲みながらカウンターで。でもみんな耳は音楽にいってる。楽しみ方が自由だなって。
- ---HMVでのインタビューは初めてなのでTHE CHERRY COKE$について聞かせてください。まず、結成のきっかけを教えてください。
HIROMITSU:単純に大人数バンドでビールにまみれた音楽をやりたかったっていう(笑)決して最初からフォークパンクやアイリッシュだったりって訳じゃないんです。よくそういう音楽やるために選りすぐりのメンバーが集まったって誤解されるけど。まったくそんなこともなく(笑)
- --- THE CHERRY COKE$のバンド名の由来は?
HIROMITSU:ボーカルのカツオと、その言葉自体に意味のない物がいいと話をしてたのを憶えてます。あぶなくもっとすごい名前になりそうだったことも憶えてます(笑)
- ---結成した当時と今を比べて、一番大きく変わったと思うところはどこでしょうか?
HIROMITSU:圧倒的に変わったことといえば、演奏がうまくなった事。アレンジ能力やそれをさらにシェイプアップする能力。同時に変わりたいと思うところも さらにその能力をさらに伸ばす事。世界でも並べる実力 じゃなく トップレベルにいたいんですね(笑)
- ---逆に結成した時から今まで変わらず持っている信念は何でしょうか?
HIROMITSU:なんだろう。みんな音楽が大好きなのはなんにも変わってないし、音楽をおもちゃに楽しんでる子供のままで。それと同時にずっとそういたいですよね。楽しむための苦労は惜しまない!それがおれの中では純粋でいれるための事の大事な事。
MASAYA:枠に収まりたくねー!ってことかな。常にはみ出したいんですよね。ライブなんか特にそうだけど、いい意味でグチャグチャでいたいっていうか(笑)綺麗にまとまりすぎたくないんです。
- ---自身が感じているアイリッシュパンクの魅力とは?
MASAYA:フォークロック/パンクには喜怒哀楽の全てを受け入れてくれる、人間の泥臭い部分を多く含んでいるところかな!?血が騒ぐというか・・・ね。
HIROMITSU:楽しむ人を選ばない。パンクロックと似た部分を感じたな。踊れようが踊れなかろうが、曲を知ってようがしらなかろうが、みんな自由にウェルカム的な。
- ---活動初期から、繋がりの濃いFlogging Mollyについて教えてください。
HIROMITSU:前に所属させてもらっていたBullionで一緒だったんです。俺はその前にも見てみたいバンドの一つだったんでワープツアーなどにいって見にいって実際少し話せたりもして、そのだいぶ後にジャパンツアー、二度目のジャパンツアーなどに一緒に参加させてもらってからバンドとしての交流がはじまったのかなと。それ以外でも俺たちが参加できなくても全国を個人的についてまわったり、東京ではこっちのメンバー集まってみんなで飯に行ったり、その後の彼らに呼んでもらってアメリカツアーでしたね。彼らは音楽に対する考え方や楽しみ方、楽しませ方、人間的にも どれをとっても本当に素晴らしい世界一のバンドだって思ってます。俺がフォークパンクの中でもっとも衝撃をうけ影響をうけたグループです。
- ---THE CHERRY COKE$の音楽にはお酒も必要不可欠だと思いますが、好きなビールの銘柄は?
HIROMITSU:ギネス!!(笑)本当はラム酒と言いたいところだけど。。最近はアイリッシュコーヒー。お酒です。
MASAYA:俺はビールよりウィスキー派だったり(笑)
HIROMITSU:これに関してはそれぞれこだわって好きで呑んでるものがあるっていう。
- ---今後の活動予定をお願いします。
HIROMITSU:4月から7月くらいまでツアーをします!バンド史上最多のペナントリーグ。最後まで試合に出れるようがんばります(笑) あとはまた曲作りなのかな!?
- ---HMV ONLINEをご覧のみなさまにメッセージをお願いします。
MASAYA:音楽、ひいてはロックが好きな人にほど聞いてほしい。沢山のキラメキが間違いなく詰まってるから。
HIROMITSU:そうだね、固定概念なしできいてもらったらまたおもしろい聞こえ方をするアルバムかもしれないな。 あとはツアーで!!いろんなところでたくさんの人たちに会えるのを楽しみにしてます!!
- ---ありがとうございました!!!
THE CHERRY COKE$特集ページ
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Vocal:KATSUO
Guitar:SUZUKI MASAYA
Bass:HIROMITSU
a.sax:SUZUKI YOSHIKO
Accordion:TOMO
Whistles&Trumpet:OGATA KOYA
Drums:MOCHIZUKI TOMOKAZU
- THE CHERRY COKE$作品
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- THE CHERRY COKE$
Seven - 2011年4月20日発売
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- THE CHERRY COKE$
My Story 〜まだ見ぬ明日へ〜 - 2010年6月2日発売
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- THE CHERRY COKE$
Keep The Fire - 2009年4月8日発売
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- THE CHERRY COKE$
Sail The Pint - 2008年7月30日発売
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- THE CHERRY COKE$
Rouse Up - 2005年10月19日発売
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