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検索結果:233件中181件から195件まで表示
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1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/17
グリュミオーと云うとバッハ。モーツアルトというイメージがあったが、グリュミオーのバイオリンは過剰な自己主張もなく、謳うべきところでは謳いすぎずに節度を持って演奏するためか楽曲そのものが既に謳っていて過剰な演出をするとくどくなってしまう「歌曲の王」シューベルトのバイオリン曲とは非常に相性が良い。 シューベルトのバイオリン曲の演奏はあまり多くなく、これ以外に決定版的な名演もないという点でグリュミオーのシューベルトのバイオリン曲の名演は貴重かもしれない。是非こちらとピアノ五重奏曲 「ます」・弦楽三重奏曲(EAN :4988005715500)を併せて聴いてみてください。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/17
若きヒラリー・ハーンの名演集!この5枚は必聴ですが・・・ ハーンはバイオリンを持った渡り鳥のようにDG、DECCAと移籍を繰り返していますのでバッハはこのボックスを手に入れるとDECCAのPlays Bach(EAN : 4988031296349)入手することになりますし、定番のメンチャイはDGでチャイを入手し・・・とまさに泥沼の入り口のような困ったボックス・セットです。 DGとDECCAはともにユニバーサルの傘下となったので今後はDGとDECCAの名演を一つのボックス・セットで揃えることができる可能性に期待したいところです。 しかし、CD1のバッハのあどけない少女の頃には既に演奏スタイルがほぼ確立しているのは驚きです。 内容的には5枚とも完成度が高くこの値段であれば買って損はありません。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/17
モーツアルトのピアノ協奏曲はルービンシュタイン、ブレンデル、ペライア、ピレシュとこちらのゼルキンの全集、選集を所有し聴いているが、何れも名演ではあるが聴く頻度から云うと個人的な嗜好が入っているとは思うがゼルキンとピレシュが多い。 ゼルキンとピレシュのモーツアルトのピアノ協奏曲に共通しているのは、指揮者がアバドであることだが、アバドはカラヤンの影にかくれて非常に割を喰っており、過小評価されがちであるが、個人的には特に協奏曲の指揮では素晴らしいバランス感覚を発揮し、ソリストの演奏を最大限に引き立て決して競争曲にはならない点では屈指の指揮者であると思う。 ゼルキンとの組合せでもゼルキンのピアノの魅力を最大限に引き立てた演出をしている。 ゼルキン、アバドともにモーツァルト好きということもあり、演奏コンセプトのベクトルが同じ方向を向いている点で相乗効果が発揮され最高の演奏となっている。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/16
シューマン録音全集とあるが、このボックスセットに収録されているのは1973-2001までの四半世紀にわたるポリーニによるシューマンのピアノ曲の 録音であり、実際には選集に近い録音全集であり全曲全集ではない。 内容的には勿論、演奏面では非の打ちどころのないものであるが、アルゲリッチでさえ録音している「子供の情景」は勿論のこと「森の情景」が収録されていない点に疑問を感じる。 ポリーニの場合、ショパンの全集でも云えることだが、結果的に出来上がった寄せ集めの全集であり、収録期間も長く、ポリーニの演奏技術やコンセプトの変遷を知るには良いが、全集として聴くと一貫性がない。 ただ、一つ云えることはこちらのシューマンの作品集に関しては、指の故障以降の演奏に個人的に心を揺さぶられるということである。 是非、年老いたポリーニが演奏する「子供の情景」や「森の情景」が聴いてみたい。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/16
個人的には文化遺産に指定したいくらい貴重なドイツ交響曲の金字塔! 最近は古楽器演奏が主流になり、ベームの指揮するような重厚長大なオーケストレーションを聴くことができないし、おそらくこれからも聴くことはできないだろう・・・ 勿論、モダン楽器でクラッシックを演奏できないわけではないし、特に交響曲はモダン楽器でないと十分に演出できない楽曲もある。 収録されている楽曲についてはベートーヴェン、ブラームス、モーツァルト、シューベルトの全録全集であるが、特に注目すべきはモーツアルトの全録全集である。 モーツアルトの交響曲というと一般的に#35-41までの所謂、後期交響曲が有名であり、ほとんどのマエストロも重点的に後期交響曲を収録しているが、一部、偽作説があるにせよ#1からの全録全集を完成させた指揮者は有名無名問わずほとんどいない。 それだけでもベームのモーツアルトに対する思い入れの強さを伺い知ることができるし、オペラにしてもモーツアルトというとベームというくらいモーツアルト指揮の第一人者でもある。 他にもウィーン・フィルと組んだベートーヴェンやブラームスも名演の誉が高い。 個人的には在庫があるうちに是非入手して一聴していただきたいボックス・セットだ。 下世話な話ではあるが、このボックスセットはどのサイトでも在庫切れのことが多く、気に入らなければオークションに出したり、HMVに買取り依頼してもあまり値崩れしないので十分もとがとれる点もよい。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/16
チェリビダッケの入門用のファースト・チョイスとしては最適なボックス・セット! 私の場合、チェリビダッケはブルックナーから入ったが、チェリラビダッケを聴いたことがない方が最初に選ぶのであればお馴染みのドイツ交響曲が収録されたこちらのボックス・セットだと思う。 暫くはここに収録された14枚のCDでチェリビダッケの大河のような悠然たる演出を十分に堪能できる。 個人的な感想としては、チェリビダッケのモーツァルトだけはモーツアルトの曲想とはだいぶ違うと感じたが、それ以外は、フルトヴェグラーの流れを汲むまさにドイツ音楽の真骨頂と云える演出だと思う。 音質的にも収録されている演奏は1980年代後半から90年代初期のデジタル録音のものがほとんどであり、驚くほどクリアでダイナミックレンジが広く、チェリビダッケの追求した「間」がCDという規格の範囲では余すところなく、再現されていると思う。 よく、チェリビダッケのテンポが遅すぎるとかいうコメントを見かけるが、楽器を齧ったことがあればすぐにわかることだが、速い演奏は勢いで誤魔化しがきくが、ゆっくりしたテンポの演奏ではミスが目立つし、むしろリズム・キープの難易度は高くなる。 それゆえ、息の長い演奏をするためにオケは尋常でない鍛錬を経て実現された稀少な演奏であることを念頭に置いて聴くべきである。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/16
一度食べて二度美味しいボックス・セットとはまさにこれ! カザルスのブランデンブルク協奏曲を買おうか考えている時にピアニストは誰かな?と思ったらなんと大好きなゼルキンさんでした。 もしや・・・と思って調べてみるとなんとこちらのボックス・セットにブランデンブルク協奏曲(CD2)が収録されているではありませんか! ガザルスの3枚組セットには管弦楽組曲が収録されていますが、こちらのボックス・セットには当然と云えば当然ですが管弦楽組曲は収録されていない代わりにゼルキンのバッハの名演が収録されています。 もしブランデンブルク協奏曲があれば良いということであればこのボックス・セットは迷わず買いだと思います。 金額的にはカザルスの3枚組(カタログNo:SICC1212)よりもこちらの方が1,000円以上安く入手できます。(2021/3/16時点) 因みに、私はこちらのボックス・セットとカザルスの3枚組両方所有しておりますが、こちらのCDは24ビット / 88.2KHzでリマスタリングされたマスターを使っており、音質的にはカザルスの3枚組と比較して高音のヌケ感と低音が厚く感じました。 こちらのボックス・セットにするかカザルスの3枚組にするか選択する際のご参考になれば幸いです。
この演奏はピアノという手段を使い、表題音楽であるラヴェルのピアノ曲の可視化数に成功した数少ない大名演! ラヴェルの音楽はただ楽譜を正確に解釈しただけでは楽曲の本質を理解することができないため一歩間違えると非常に掴みどころのないものになってしまうが、デュモンはラヴェルが音として描きたかったであろう表題=心象風景を見事に再現しており、聴く者も表題どおりの心象風景を容易に脳裡に描くことができる。 ラヴェルのピアノ曲はアース、ロジェ、アルゲリッチが好んで演奏しているが、名盤・名演であることに変わりはないがここまで音で心象風景を描けているとは思えない。 最近の演奏テクニックや録音技術の向上が「音の可視化」に大いに貢献していることもあり、ルイ・ロルティ(EAN : 0095115114223)、スチーヴン・オズボーン(EAN : 0034571177311)も「音の可視化」に成功した名盤を残しているが、その中でもデュモンの作品は「音の可視化」という視点から見ると頭ひとつ抜けていると思う。 どれか1つと云われれば私だったら迷わずこちらのデュモンを選ぶ。 音質も非常に優秀な美しい演奏なので、BGMにも良し、ラヴェルのピアノ曲のファースト・チョイスとしても聴くにも最適な1枚である。 大推薦盤!
パガニーニの曲だからこそ演奏を難しく感じさせずに音楽の楽しさを伝えることが大切! パガニーニはアッカルドの全集で慣れ親しんでいるが、パガニーニの曲はその難易度からテクニックのお披露目に使われるケースが多いが、パガニーニの演奏に求められるのはテクニックの追求そのものではなく楽しく音楽を聴かせる目的のためにトリッキーな超絶技法を使って見せ場を作ることなのではないだろうか・・・ アッカルドのパガニーニはテクニックの追求に始終せず、楽しく音楽を聴かせることにしっかり意識が向いているし、ハイフェッツに至ってはパガニーニの曲はほとんど演奏すらしていない。 フィッシャーはテクニック面では精密機械のように曲をこなしており、アッカルドを凌駕している点もあるが、如何せん「楽しく」聴かせることよりも「美しく」聴かせることに意識が向いているように感じる。 そして何よりもドイツ的でイタリア臭さが全く感じられない点に違和感を感じる。
演奏、音質ともにバッハのソナタとパルティータのスタンダード! ソナタとパルティータはグルーミォ、ユリア・フィッチャーとこちらのシェリングを所有して気分によって聴きわけている。 バッハの楽曲にやや宮廷音楽的な優雅なエッセンスを加味したグルーミォやフィッチャーの現代的な解釈・表現と比較するとシェリングの表現は楽譜の忠実かつ完璧な再現に徹したより音楽的純度の高いものとなっている。 そういった意味ではグルーミォやフィッチャーのように聴き手に向けられた演奏ではないので、こちらから聴きにいく必要があるが、一旦、シェリングの世界に入り込めればバッハの宗教音楽的な崇高な世界に触れることができる。 個人的には聴きやすいフィッチャーの演奏を楽しんだ後にセカンド・チョイスとして必ず聴くべき作品だと思う。
表現上の自己主張よりも楽曲演奏の完成度で主張する姿勢が強く感じられる傑作! 個人的にラフマニノフのピアノ協奏曲が好きで、気づいてみるとルービンシュタインに始まりリヒテル、クライバーン、アシュケナージ(1965・84)、ワイセンヴェルク、アルゲリッチ、アンスネス、ルガンスキー、グリモー、ブニアティシヴィリそしてリッシアと良いと聞けば次から次へと入手してしまったが、勿論どれもプロの演奏なので一長一短や表現の好き嫌いはあるにせよ素晴らしい演奏ではあるが、アルゲリッチ以降、良くも悪くも自己主張の強い演奏が多くなっている。 その典型例がよくリッシアと比較されるカティア・ブニアティシヴィリと云えるが、ブニアティシヴィリもラフマニノフの2・3を収録したアルバムを出しており聴き比べると3番は特にアルゲリッチを意識した演奏になっているが、ラフマニノフのピアノ協奏曲自体の演奏の難易度が高く表現する余裕が少ないので聴きやすいものになっているが、難易度が低く演奏に余裕が出るといわゆると〇〇節的な要素が多くなってくる。 対してリッシアはラフマニノフ本人の演奏を繰り返し聴いてベースにしており、自己表現よりもむしろラフマニノフのピアノ協奏曲の音楽的魅力を正確に聴き手に伝えようとする意図が強い。 いづれにせよ、近年のラフマニノフのピアノ協奏曲としては屈指の名盤であることに変わりがない。 音質的にも優秀なのでオーディオチェックにも最適なオススメの1枚です。
ご存じのとおり、クレンペラーとワルターはマーラーの直弟子であるが、ベートーヴェンのように世代の違う神ではなく、人としてのマーラーと接している分、マーラー本人と直接コンタクトのない世代の違う指揮者と比べむしろマーラーの音楽の本質を美化せず客観的に捉えているのではないかと思う。 マーラーの全集・選集はワルター(選集)、クレンペラー(選集)、バーンスタイン(SONY・DG 全集)、クーベリック(全集)、シノーポリ(全集)、アバド(全集)を所有しているが、特にクレンペラーは師であるマーラーの作品を冷静に分析し、変な思い入れや演出なしで客観的に演奏しているが、認めていない曲は演奏すらしていない。 逆に言えば、「認めた曲」については一分の隙もない完成度の高い演奏を残している。 つまり、ある意味この選集は贅肉のない筋肉質な演奏の集大成と云えるかもしれない。 ファースト・チョイスとしては個人的にバーンスタイン(SONY)、アバドあたりが取っ付きやすいと思うが、こちらも是非、手に入るうちに入手しておいて、気力が充実した時に聴いていただきたい。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/16
古楽器が主流の今だからこそ聴いていただきたいクレンペラーのベートーヴェン! ベートーヴェンのシンフォニー(全集)はワルター、セル、ベーム、カラヤン(2セット)、バーンスタイン、クーヴェリック、チェリビダッケ、カルロス・クライバー(選集)を聴いているが、ブラームスのところでも書いたが、クレンペラーの指揮が他の巨匠と大きく違うのは意識が聴き手ではなく、音楽そのものに向いている点であろう。 だから、音楽の純度は高いがこちらから聴きにいかないと拒絶される。 ただし、こちらからクレンペラーの世界に入り込むことができると他では味わうことのできないカタルシスを体感できる。 が・・・そこに至るまでは非常に疲れるので、「凄いけどつまらない演奏」として途中で投げ出してしまう人がほとんどなのではないだろうか・・・ 気力が充実している時に是非、クレンペラーの世界に足を踏み込んでいただきたい。 クレンペラーでしか味わうことのできない純度の高い音楽がきっと見えてくるはず・・・
4人の方が、このレビューに「共感」しています。
ブラームスの重厚長大な表現はまさにクレンペラー&フィルハーモニア管 の真骨頂! ブラームスのシンフォニーはワルター、セル、ベーム、チェリビダッケ、 カルロス・クライバーとこちらのクレンペラーで気分によって聴きわけているが、いづれも名演ではあるが、聴いていただくとわかるが、クレンペラーのブラームスは音楽としての純度が最も高いと感じる。 クレンペラーの指揮に一貫して云えるのは聴く側に媚びないので表現に変な色気やいやらしさがない。 ワルターもクライバーもチェリビダッケもエンターテイナーとして聴く側に向いているが、クレンペラーの演奏は音楽そのものに向いているので、聴き手が意識して真剣に聴きに行かないと突き放されてしまう。 聴き手は体力も消耗するがクレンペラーの世界に入り込めると他では味わえないカタルシスを体感することができる。 こんな演奏は聴けなくなってしまった時代だからこそ是非、クレンペラーのブラームスを聴いていただきたい。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/15
ドビュッシーのピアノ曲はミケランジェリ、ロジェ、アースとこちらのベロフの全集を気分によって聴きわけているが、演奏、音質という視点から 考えると、これからドビュッシーのピアノ曲を聴いてみようという方には 個人的には迷わずこちらの全集をオススメする。 ベロフの演奏は先人たちのエッセンスを消化した上でベロフなりのより現代的な解釈・表現をしているので一般的にはこの全集だけ持っていれば必要十分だと思うが、更にもうワンセットということであれば、ミケランジェリの選集(EAN:4838225)を聴いてみるとドビュッシーのピアノ曲のまた違った解釈が楽しめると思う。 いづれにせよ、全集の完成度という面ではこちらの全集がドビュッシーのピアノ曲の記録としては最高峰に位置する金字塔であることには変わりはない。 BGMとして聴くのであれば個人的にはロジェがオススメ。
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