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検索結果:38件中1件から15件まで表示
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2024/05/18
この録音は1960年だそうですが、その頃録音が終了していた「リング」では「ラインの黄金」だけだったと思うので、まさにリング作成中に録音された物だということになるわけですが、なぜこの録音がスルーされてしまって現在に至っているのか不思議でなりません。 この素晴らしい音楽の記録が! 第一幕のPreludeと第三幕のLiebestodが特に有名なこの楽劇ですが、第三幕のPreludeにおける、コントラバスとバイオリンの掛け合いが醸し出す慟哭の音楽の不気味とも言える表現力の素晴らしさ。他にもコールアングレやバスクラリネット等の生々しくも美しいウィーン・フィルの響きがしっかりと刻み込まれたカルショーの名録音だと思います。 私はウィーン・フィルのCDを沢山所有しておりますが、ここまでウィーン・フィルの「コントラバス」の音を赤裸々に生々しく記録した録音は聴いたことがありません。 さらにこの録音を聴いて「やはりワーグナーの音楽はオーケストラなのだ」との認識を新たにした歴史的名演として再評価されるべきと思います。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2023/09/13
明と暗、言い換えれば「生と死」をこれだけ克明に 表現した演奏の記録は極めて稀であると断言してよいと思います。 この時期のマーラーは9曲目の交響曲を作成する ことを恐れていたようですが、 この9曲目の交響曲が愛弟子のクレンペラーによって これほどまでに精神性の高い次元で演奏された録音が 今現在我々の耳に入ってくるということは奇跡としか 言いようがありません。 まあ、オンマイクでの録音なので木管楽器の音量が 大き目に聴こえてはくるし、ハープの音量が大きすぎるし、 コントラバスのピッツカートがなぜか左チャンネルから 聴こえてくる……、など録音上の問題があるかとは 思いますが、そんなことを超越したクレンペラーのこの作品 に対する命がけとも言える表現力には脱帽です。 素晴らし過ぎます!
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2022/06/05
演奏技術が最高であることは言うまでもありません。 しかしこの人の演奏は技術だけではなく「歌える技術を持ち合わせている」 という稀有の才能がそなわっているということを忘れてはなりません。 二つの協奏曲ともに、テンポが速いので、 現在の演奏よりも技術優先、と取る方も 多いかと思いますが、この速いテンポで 歌える、ということがこの人の最大の長所 であると私は思うわけです。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2022/05/16
こういう音楽が未来永劫残るのだと思いますよ。 どれも味わい深い楽曲ばかりです。 スルメみたいに聞けば聞くほど良さが……。 どの曲も特別かっこうが良いというわけでもないのですが 心に滲み渡る名曲ぞろいです。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/01/14
第21番の2楽章(Andante)が極めて美しく、一音一音が晴れた日に青空を自由に羽ばたく小鳥のさえずりのようだ。4曲全部を俯瞰するとウィーンフィルの優れた木管楽器とピアノのバランスの良さは特筆に値する。このコンビならば指揮者は必要ありませんね。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2020/11/26
カラヤンがもの凄い、だからベルリンフィルの「歌」が素晴らしい。 こういう混沌系の音楽はカラヤンの独壇場。 コントラバスの5弦はこのオケの代名詞みたいなものですね。 こんな演奏を生で聴けることは今後ありえ無いでしょう。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2020/11/24
はっきりBBCの放送用のためであるためか、ワンポイント録音っぽいですね。 木管楽器が奥の方からぼやっとした音で聴こえますから。 べト4はカラヤンが好んで演奏していたベートーベンのマエプロ。凛としていて 立派な演奏であり感動的な演奏です。私はこれ以上のベト4を求めませんよ。 「英雄の生涯」ですが、ワンポイント録音のためか、 シュピーラーのvlソロがかすんで聴こえる箇所があります。 しかし、音楽的解釈としては以前と変わりなく最高レベルの出来だと思います。 カラヤンとBPOの関係が悪かった時期の録音であることは言うまでもありませんが、このコンビの生演奏の素晴らしさに接したのはこの録音だけではありません。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2020/04/29
テクニック、楽曲の表現力ともに未だに世界一です。この人を超える人が未だに現れないのは「頭の中で鳴っている音楽」すなわち「歌」が卓越この上無いからだと思います。「スコットランド幻想曲」におけるこの人の音楽の表現力 には舌を巻くばかりです。とにかくこの人の「歌」が素晴らしいわけです。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2020/03/21
チャイコフスキー第6番についてですが、全楽章を通して音楽的に非常に素晴らしいと出来と思います。それ以上の言葉が見つかりません。所々ほころびがあるのはライブなので仕方がないとしても、全体として聴き終った後の感動のレベルがライブ演奏としては最高であります。素晴らしいのはカラヤンだけではなくベルリン・フィルの演奏者たちもです。1988年にこの演奏はNHK・FMでライヴ中継され、私もそれを聴いておりました。最後のコントラバスのH音が消え去った後にこの曲の持つ本当の魅力を実感できたことを鮮明に覚えています。カラヤンはこの次の年に亡くなるわけですが、常に死と向かい合わせのような53歳という若さで夭逝したチャイコフスキーという人間の生きざまを感じさせてくれる演奏になっていると感じます。NHKの録音技術の素晴らしさにも敬意を表したいと思いますが、第4楽章の終盤でチェロの「抜群に素晴らしい」緊張感のある(?)飛び出しがあったのに、このCDではリマスタリングの段階で処理されていて消えてしまっています。その生演奏の録音をお持ちの方はそっちの方を聴き直した方が良いですよ。何で削除なんかしてしまったのでしょうかね。「売る」ためには、必要のない音を削除して販売する、という下品な考え方でのリマスタリングはもうご勘弁願いたいです。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2020/02/06
バリリのヴァイオリンがウィーン風で美しいのは言うまでもありませんが、 第14番の第2楽章(Adagio)におけるスコダのピアノの 素晴らしさ(美しさ)も格別なものです。鍵盤を1つポンと叩いただけで モーツァルトの香りが漂ってきます。 歴史的名盤と言って良いでしょう。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2020/01/01
これはすごい録音です。 技術だけの勝負だったらMIDORIさんの右に並ぶ奏者はたくさんいるでしょうが、この人、音楽の表現力が半端じゃないんですね。 私見ですが、現時点でこれ以上の音楽を奏でられるヴァイオリン奏者がMIDORIさん以外にこの世に存在するとは思えません。 音楽は感動ですから。 技術だけの問題ではないのです。 確かに皆さんが仰るように楽譜にない装飾音などが含まれていますが、 そんなことはどうでも良い。この演奏は私の心をつかんで離さない。 MIDORIさんの録音経歴を見ても、あのベルリン・フィルと「チャイコフスキー」「タコ1」「バルトークの1、2」「メンデルスゾーン」「ブルッフ」と、いずれも世界一のオケとの共演で、しかもそれらのどれもが素晴らしすぎるんですから。 ここで奏されているBACHは完全にMIDORIさんのものになって鳴り切っており、ソナタ2番のアレグロでも一音一音がきちんとおしゃべりをしています。 あとはいつMIDORIさんが「ブラームス、ベートーベン」を録音してくれるのかな、と期待するのみです。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2019/12/26
これは、ファンク・ライヴ録音の最高傑作ですよ。「ジャズ」なんていう言葉は彼にはどうでも良かった。ですから1960年代のライヴや、60年代の黄金のクインテット時代のマイルズのジャズをお望みの方にはお勧めしません。「可能な限り大音量で聴いてほしい」は、多分あの爆音好きの「ジミ・ヘン」の影響なんででしょうね。ファンク好きの人にとっては、メンバーたちがマイルズのファンクを懸命に形成していく過程が手に取るようにわかるはず。だから皆さん★5つなんでしょうね。「聴く人がどう思うかなんて俺には関係ない。しかしすべての人間の心の中にはこういう音楽の魂が宿っているはずだ。」とのマイルズの確信、自信満々の叫び聴きとることができます。プロデュースはテオですが、日本人の録音技術も素晴らしいですね。「商業主義なんか俺には関係ない、俺は俺のやりたいことをやっているだけだ。」というマイルズの当時の最先端を行くカリスマ性には舌をまくばかりです。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2019/11/24
美しい綺麗なだけなメロディーに聴き飽きている方はどうしても こういう音楽が聴きたくなる時期が来るのでしょうね。 強い音、優しい音のどちらも美しく奏でられており、 演奏技術が最高であることは言うまでもなく、音楽の表現力が素晴らしく、 文句なしの★5つです! 私は、ヒンデミットの音楽がここまで美しく奏でられた演奏に出会ったことはないので。これは必聴でしょう!
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2019/11/12
マイルズの素晴らしい点を一つ上げるとすれば「やりすぎない」 ということだ。この人は必要最小限の音しか吹いていない。 また、弱音で音楽をしゃべる技術も他のジャズ・ミュージシャン とは明らかに一線を画している。1961年のブラック・ホークでの ライヴ録音でもそのことをはっきりと確認することができる。 今後もう二度とこのようなミュージシャンが現れることはない。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。 2019/10/01
あの有名な「Fillmore East」のライヴの1か月半くらい前の演奏。 やっぱりオールマンズは聴く者を裏切らなかった。 何度聴いても聴き飽きないのは、彼らの演奏する音楽が「美しい」からだ! デュアンが、マイルス・デイビスの「Kind Of Blue」(1959年作品)を 気に入って何度も繰り返し聴いたという話はjazzファンのあいだでは 結構有名な話。単に熱いだけの演奏の記録というのであればjazzでもrockでも枚挙に暇がないのだが、この演奏の録音を聴いて、彼らの演奏から滲み出る美しくグルービーなインプロビゼーションを超える音楽は今後しばらくの間、出現しそうにないな、と感じた次第だ。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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