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検索結果:23件中1件から15件まで表示
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1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2017/04/17
とにかく「ウィーン・フィルはウィーン・フィルだ!」と理屈抜きに言えるかです そうでないと、このBOXの魅力も、ウィーン・フィルの響きもわかりません。 言えて当然のことと思いますが、それさえあればこのBOXからはすべての共通した感覚的な答えが得られるでしょう それは「幸福」です。それがどんな曲にも、幸福だけではどうすることもできない深刻な曲でも、十分幸福にしてくれる 同時にウィーン・フィルとなる。そこにあるヒューマニズム(愛)は伝統的です モーツァルトの交響曲全集など、ウィーン・フィルがウィーン・フィルを演奏するようなスタイル。ベートーヴェンの交響曲全集を聴けばわかるように、ウィーン・フィルとしてのベートーヴェンばかり。ブルックナーのオンリーワン精神の飛翔、マーラーの交響曲における天地一体化。ブラームスの保守的な精神の融合 なにもかもがウィーン・フィルで染まり、色で例えるなら黄金色が感じられない演奏はどこにもない。これほど聴く人を幸せにするボックスはまたとない 聴くとき・買うときに必要なのは、購入者の心構えです。 「いかに幸せにしてもらうか」 「いかにしてウィーン・フィルを聴かせてもらうか」 そして 「いかにしてウィーン・フィルにたどり着くか」です それだけこのボックスは、完成度が高い!
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2017/04/17
曲の内容がおしとやかなものが3つなので、肩を凝らせることなく、リラックスした気持ちで鑑賞可能。 しかも、ケルテスの流麗な演奏解釈は、より一層音楽的な力みを緩和させており、ウィーン・フィルがこれまでにない美貌をもってモーツァルトの表面的な部分を美しく描く 若気ゆえに内面の堀の深さには欠けるが、その分イージーリスニング並みに聴きやすい演奏スタイルとなった 特に第39番第2楽章。あっさり流れ去る中に、悲愴美が明るく、赤裸々に表現されており、この曲の持つ表裏を一体化する。 第40番の迫りくる恐怖。これが流麗でどうする、とも思うが、そういった煽り立てる恐怖の音楽を、これほどリラックスして聞かせてくれる演奏はそう多くない
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
ウィーン・フィルの自発性を存分に発揮した、ケルテス&ウィーン・フィルのモーツァルト 若気溢れるケルテスの指揮ぶりが目に浮かぶよう 第25番の器用な演奏、第29番の流麗なロマンス。そして第35番の新たな古典解釈を示すような立派な造形に満ちた演奏 どれをとっても、ウィーン・フィルの流麗で、芯を失わない演奏スタイルが終始一貫しており、いかにケルテスが統率力高い指揮者であったかがわかる。 もしモーツァルトを聞き流したかったら、このCDは良いかもしれない
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2017/04/17
これぞ、現代のベートーヴェン! その後ラトルはベルリン・フィルともベートーヴェン全集を完成させたが、やはりこれには敵わない。 ベルリン・フィルとしての現代のベートーヴェン演奏は、アバドに軍配が上がるが、ウィーン・フィルとしてはラトル以外に考えれない ベーレンライター版を使用しているようだが、それしてもウィーン・フィルがよくもここまでラトルの言うことを聴いたものだと感心させられる。 そういう意味でも唯一無二だ 特に奇数番号交響曲。意欲的で前進あるのみのラトルの芸術性が全開だ。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2017/04/17
私はEMIサウンドで聴いたので、ワーナーサウンドになった場合どうなるか分からないが、どちらにしろ、演奏は大変立派であると思う。 ロンドン・フィルであれ、ベルリン・フィルであれ、よくもここまで現代風なドイツ音楽的な響きを出せたものだと思う。 特にブラームスの1番。これはそれが結晶の領域にまで達した、ドイツ音楽としての、そしてゲルマン魂がこもった演奏としての、古典的なブラームスだ。奇をてらうというより、ありのままの変化球を何の不自然さもなく表出する凄技をロンドン・フィルで可能としていうところ、脱帽である。 ほとんどはロマン派作品ばかりだが、シューマンやリヒャルト・シュトラウス、ドヴォルジャークなども興味深く、交響楽的指揮者であったテンシュテットの語り口調の巧さも特筆すべき。 爆演指揮者テンシュテットの一面として、このBOXでやりすぎているとすれば、ワーグナー録音か 他のBOXを買うよりも得するのは、テンシュテットの名演とされる、あるいはお時とするマーラー以外の曲が収録されていること(シカゴ響の「巨人」は入っている)。そして、ドイツ・ロマン派が多いので、親しみやすいことだろう。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2017/04/17
全体を支配するのは、バンベルク響のスタイルであり、そこにカイルベルトが指揮者として造型を担当しているようなスタイルだ。このため楽団が変わっても、そのスタイル(というか伝統)を固持して揺るがないカイルベルトのような指揮者の前では、バンベルク響のスタイルが前面に出るので、モーツァルトにしろ、ベートーヴェンにしろ、ブラームスにしろ、バンベルク響のスタイル。 ベルリン・フィルの演奏も入っているみたいだが、ここはバンベルク響とカイルベルトの存在あってこその演奏成果と見たい。 したがってこのBOXCDは、バンベルク響、それもシュタイン前の第1次黄金期の演奏スタイルを聴くBOXだと考えたらいい。 ベートーヴェンやブラームスもいいが、ブルックナーとリヒャルト・シュトラウスは、作品の本質をついており、捨てがたい。 但し、レーガーの作品の録音は、バンベルク響のスタイルではないようだ。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
彼がいかに誠実であったかを知るには、このBOXを聴いたほうがいい。 音質も、リマスターされたワーナーサウンドだから、その本質はさらに鋭く分かる。 特にベートーヴェン。協奏曲であれ、独奏曲であれ、緩ますようなところがなく、かといって音楽としての生命、息、というものを犠牲にせず、常にわが身に宿る魂を音楽に注入していくような、男としてのヒューニズムが漲っている マゼール指揮とのチャイコフスキーピアノ協奏曲全集は注目。
演奏は素晴らしい 但し、EMIサウンド(評価が高い方じゃなくて、高音がこもって中音協調の) ワーナーサウンドだと思って購入すると期待外れとなる(このワーナー・シリーズは復刻の意味が強いのか、リマスターをしていない) 演奏は相変わらず立派で、すべてにおいて鮮血が流れきっている。しかもアクの強い部分を勢いで吹っ飛ばす一気呵成な部分が多々あり、当時のシュターツカペレ・ドレスデンの硬質で縦のきつい演奏スタイルからは、やや戦闘的ではないかと思う、激しいパッションを見せる。 ライヴ録音のようなシューマンだ。 細かいことだが、シュターツカペレ・ドレスデン特有の本革仕様のティンパニが全体の融和と、音楽の高揚に成果を上げている
やっぱりディーリアスでしょ!ディーリアス!! ディーリアス聴けば、あとの曲がどんな演奏スタイルかすべてわかる マスターテープに限りない音質のため、そんなに幻想的でもないけど、これも古典的格調高さ極まるから魅力的。 例えば、この後のハイドン、なんかディーリアス演奏にある幻想的雰囲気がどこかにある。そして幻想交響曲もそれで魅力が増す。フランス音楽にしても、泥臭くないのに、フランスのエスプリの奥ゆかしさに入り込んだ共感豊かな演奏。モーツァルトなど、ディーリアス派かと思う演奏。フランクも同一路線 まずディーリアスの演奏聴いてみてください。
これは主に、クリュイタンスが演奏して録音され、販売されたものの中でスタンダートでメジャーなものを集めた、新規顧客開拓のBOXのようだ。かつてクリュイタンスのBOXが販売されたことはあったが、これほどまでに初心者向けの選曲となったBOXはないだろう。さらに、このBOXはクリュイタンスだけでなく、十分に理屈抜きにイージーリスニングとしても楽しめる、肩の凝らない内容になっている この後。Vol.2が販売されたが、これに比べれば通好みが少なく、クリュイタンスも、楽団も、作曲家も十分聞ける。そして、メインであるクリュイタンスの魅力も理解できる やはりラヴェル管弦楽曲集が素晴らしい。マスターテープ並みの音質が、無垢な響きを作り出している。ベートーヴェンの全集もそうだが、ここはもう少しベルリン・フィルとしての響きがほしいところ そのほか、意外なロシアものや、フランスの楽団とのワーグナー、ウィーン・フィルとの録音集など、面目躍如。
Vol.1 よりもフランスものに傾いているけど、それだけにクリィタンスン本領が全開!特にフランス国立放送管弦楽団と録音した一連のフランス音楽は、端正さの中に、失われてしまった古典としてのエスプリが十に漂っており、しつこさやネチコさがない演奏で素晴らしい。 ケレン味のない演奏スタイルといえるが、そこは自発性の賜物。楽団本来の素晴らしさ・美しさを出した結果で、他の収録楽団であるウィーン・フィルやパリ音楽院管弦楽団でも同じ。 ドビュッシーやフランクは本当に素晴らしい。音質抜きなら、展覧会の絵や、シェヘラザードが、写実主義的で素晴らしい音楽的解像度だ。
ちょっと音質は劣るけど、DVDとして彼の映像に接する喜びを得るのには、その問題はなんら引っかからないと思います。 しかも楽団は半分以上がウィーン・フィル 貴重なロンドン響との復活。イスラエル・フィルとの大地の歌も秀逸。 この「映像」としての感動は、さすがに見聴き逃せない。 どれもこれも素晴らしい演奏ばかりだが、個人的には、CDの全集で新旧ともに大成功している第3番を採りたい。楽団はウィーン・フィル。多分。ウィーン・フィル最高の第3番。 見る前に言うのもなんだけど、第6番「悲劇的」は危険!
もうとにかく言っておくけど、これを聴かずしてマーラーを聴いたうちには入らない!偏見とかじゃなくて、「これがマーラーだ!」といいたくなる演奏だし、世評はみなそうだ 理屈抜きにこの演奏に接してから、マーラー演奏の理論や理屈に関わりたいものだ。これほど無言のうちにマーラーを刷り込まされる演奏はないのだから。 驚きはトータルでの完成度。なんという高い次元での安定感!どれか1曲に感動とか共感・同感覚えたら、あとはほとんど同じ領域での遣り繰り。これは贅沢! 安さで決めないように。普通に1万超するような演奏内容です
5人の方が、このレビューに「共感」しています。 2016/11/17
いやぁもう、値で買わなきゃいけないでしょ? こりゃもうまたとないコレクションですよ
5人の方が、このレビューに「共感」しています。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/11/30
この全集は凄いと思います。好き嫌いはかなり分かれると思いますが、シューマン特有のアクの強さ、ある意味毒素を完全に洗い流し、新鮮な水にろ過したかのようなおいしい全集です。どこにも作為めいたものがなく、それを嫌う向きもありますし、それが新たなシューマンとする向きもあるでしょう。私としてはこのような端正で、どこにも無駄がないシューマン全集は大変気に入ります。室内楽的な響きがかなり有機的に響き、調和がよく取れています。特にシューマンは作曲法がかなり下手である事実がここでは全く感じられませんし、それによりしつこさ・ダサさ・汚さというものまでもが洗い流されています。それにより、多くの芸術肌の人たちには「面白くない、かっこよくない、ダサい、シューマンらしくない、何の変哲もない」という向きを受けると思いますが、それもまた賛否両論を生みやすいシューマンの現実だと思います。但し、ロマン派の礎としてのシューマンは何一つ響きません。そういうシューマンを聴きたい向きには、バーンスタインやカラヤン、サヴァリッシュなどの大指揮者・大オーケストラの響きをお勧めします。このジンマンのシューマンは先入観を完全に捨てて、ほとんど「あるがままに、なすがままに」という風情で進む内容です。それを好む人には「充実」ですが、芸術肌には「内容の薄い」ということになるでしょう。でも、交響曲第2番のような演奏の難しい交響曲をこれほどまでに美しく演奏したら、あまり抵抗を抱かないと思いますがね…確かに第4番は対して迫力も面白みもありませんが。でも、これがシューマンだといえる原点のような魅力は確かに持っています。音質も良好だし。
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