CD 輸入盤

クリュイタンス・コレクション2/1952〜62年録音集(13CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
VN012
組み枚数
:
13
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


クリュイタンス・コレクション第2集:1952〜62年録音集(13CD)
ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、パリ音楽院管弦楽団、フランス国立放送管、他


ベルギー出身の名指揮者、アンドレ・クリュイタンス[1905-1967]は、フランス音楽のほか、ドイツ音楽も得意としたレパートリーの広い音楽家です。
 このセットはEMIによるモノラル後期の録音を中心としたものですが、ステレオ録音のものもいくつか収録されています。1950年代のクリュイタンスの演奏は、晩年に較べて総じてテンポが速めで、フランス音楽などにふさわしい感覚美が前面に現れているのが特徴的。フォーレのレクイエムがその好例で、1962年盤が大きなスケールでたっぷりと悲しみを表していたのに対し、1950年盤ではひっそりとしめやかかつ繊細に哀悼の情を描き出していて、同じヴァージョンを用いながらも作曲者フォーレの原意をより大切にした当時のクリュイタンスのアプローチがよく伝わってきます。

【VENIAS/ヴェニアス・レーベル】
このレーベルのポリシーは、往年の個性的な演奏を手軽に楽しめるように低価格でボックス化するというもので、音についても、過剰なノイズカットや高域強調をおこなわずに、なるべく本来のサウンドを楽しめるようにするということです。

【収録概要】
Disc4のベルリオーズ『ロメオとジュリエット』の抜粋では第2部「ロメオひとり、悲しみ、遠くに聞こえる音楽会と舞踏会の音、キャピュレット家の宴会」と、第3部「澄み切った夜、静かで人気の無いキャピュレット家の庭、キャピュレット家の若者たちが宴の間を出て舞踏会の音楽を口ずさみながら通り過ぎる、愛の情景」は、モノラルとしては最上の音質。各場面の描写が巧みで、ロメオひとりの部分での叙情的な美しさ、宴会部分での華麗な音色などみごと。また、ワーグナーが絶賛したことでも知られる「愛の情景」の旋律美をエレガントに引き立てるのもクリュイタンスならでは。
 『幻想交響曲』にはフィルハーモニア管とのステレオ盤もありますが、演奏の率直な力強さではこちらが上。第5楽章、『怒りの日』でのコントラバスも迫力十分。コーダの追い込みはミュンシュも顔負けです。
 Disc5のビゼー『アルルの女』 組曲は、11年後のステレオ盤に較べ、速めのテンポで率直に演奏されています。同じくビゼーの交響曲第1番は、フランス国立放送管弦楽団による演奏。クリュイタンスはこの作品は再録音していないので貴重ですが、すごいのはやはり演奏内容。快活でしかも品格漂う第1楽章、とろけそうに遅いテンポで美しく濃厚にうたわれる第2楽章、いかにも舞曲っぽい第3楽章、スピード感一辺倒ではなくフレーズのリズムを重視した第4楽章と全編最高の仕上がり。名演です。
 Disc6のカプレ編曲によるドビュッシー『おもちゃ箱』と『子供の領分』では、斬新で色彩的なオーケストレーションの魅力を堪能できます。
 Disc8のフランクの交響曲は、クリュイタンスはセッションでは再録音していないので貴重。第1楽章序奏部はティンパニの強打など凄い迫力。主部もエネルギッシュですが、第2楽章では一転、フランス管楽器の魅力が伸びやかな叙情につながって実に魅力的。第3楽章もこの年代のクリュイタンスならではの機敏な音楽とテンションの高さが印象に残ります。
 Disc9のダンディ『フランスの山人の歌による交響曲』も注目です。クリュイタンスはこの作品は再録音していないので貴重。牧歌的な性格を大らかに描きだした美しい演奏で、チッコリーニのリリシズム匂い立つピアノも聴きものです。サン=サーンスの『オルガン付き』は、モノラルながらパイプオルガンの音も十分に再現されており、第1楽章第2部での量感豊かな低音、フィナーレでの壮麗な響きともなかなかのもの。 ピアノの音がきちんと聞こえてくるのもエンジニアのバランス感覚の良さをうかがわせます。
 Disc12のフォーレのレクイエムは、つつましやかな美に満たされた演奏として有名なもの。ステレオでの再録音盤が雄大志向になっていたのに対し、ここでは小編成で繊細な美感が追求されており、オルガンの音がバランス上大きめということもあって、教会的な雰囲気も満点です。(HMV)

【収録情報】
Disc1
● ハイドン:交響曲第45番嬰へ短調 Hob.I:45『告別』
● ハイドン:交響曲第96番ニ長調 Hob.I:96『奇蹟』

 パリ音楽院管弦楽団
 録音時期:1955年
 録音方式:モノラル(セッション)

Disc2
● ベートーヴェン:交響曲第6番へ長調 op.68『田園』

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1955年10月27日、11月1日
 録音場所:ベルリン、ヴィンターガルテン
 録音方式:モノラル(セッション)

● スメタナ:『わが祖国』より『モルダウ』
● スメタナ:『わが祖国』より『ボヘミアの森と草原から』

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1958年12月1日
 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
 録音方式:モノラル(セッション)

Disc3
● シューマン:マンフレッド序曲 op.115
● シューマン:交響曲第3番変ホ長調 op.97『ライン』

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1957年2月2,4,5日
 録音場所:ベルリン、グリューネヴァルト教会
 録音方式:モノラル(セッション)

● シューマン:交響曲第4ニ短調 op.120

 フランス国立放送管弦楽団
 録音時期:1950年2月27,28日
 録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
 録音方式:モノラル(セッション)

Disc4
● ベルリオーズ:ロメオとジュリエット op.17(抜粋)
 1. Romeo seul-Tristesse-Bruits lointains de concert et de bal-Grande fete chez les Capulet
 2. Scene d’amour

 パリ・オペラ座管弦楽団
 録音時期:1956年9月11-13日
 録音場所:パリ、サル・ド・ラ・ミュチュアリテ
 録音方式:モノラル(セッション)

● ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14a

 フランス国立放送管弦楽団
 録音時期:1955年10月13,17,22,24日
 録音場所:パリ、サル・ド・ラ・ミュチュアリテ
 録音方式:モノラル(セッション)

Disc5
● ビゼー:『美しきパースの娘』組曲
● ビゼー:『アルルの女』組曲第1番
● ビゼー:『アルルの女』組曲第2番
● ビゼー:『交響曲ハ長調

 フランス国立放送管弦楽団
 録音時期:1953年
 録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
 録音方式:モノラル(セッション)

Disc6
1. ビゼー:序曲『祖国』 op.19
2. ドビュッシー:子供の領分(編曲:アンドレ・カプレ)
3. ドビュッシー:おもちゃ箱(編曲:アンドレ・カプレ)
4. ラヴェル:古風なメヌエット
5. ラヴェル:海原の小舟


 フランス国立放送管弦楽団
 録音時期:1953年10月(1)、1954年9月(2,3)、1954年5月(4)、1957年1月(5)
 録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場(1) サル・ド・ラ・ミュチュアリテ(2-5)
 録音方式:モノラル(セッション)

Disc7
1. ラヴェル:道化師の朝の歌
2. ラヴェル:『ダフニスとクロエ』組曲第1番
3. ラヴェル:『ダフニスとクロエ』組曲第2番
4. ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
5. ラヴェル:組曲『クープランの墓』


 フランス国立放送管弦楽団
 録音時期:1953年6月(1-3)、1954年5月(4)、1953年(5)
 録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場(1-3,5) サル・ド・ラ・ミュチュアリテ(4)
 録音方式:モノラル(セッション)

Disc8
● フランク:交響的変奏曲

 アルド・チッコリーニ(ピアノ)
 パリ音楽院管弦楽団
 録音時期:1953年6月
 録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
 録音方式:モノラル(セッション)

● フランク:交響曲ニ短調

 フランス国立放送管弦楽団
 録音時期:1953年3月
 録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
 録音方式:モノラル(セッション)

● フランク:『プシュケ』組曲

 パリ音楽院管弦楽団
 録音時期:1954年9月19,22日
 録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
 録音方式:モノラル(セッション)

Disc9
● ダンディ:フランスの山人の歌により交響曲 op.25

 アルド・チッコリーニ(ピアノ)
 パリ音楽院管弦楽団
 録音時期:1953年6月
 録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
 録音方式:モノラル(セッション)

● サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調 op.78『オルガン付き』

 アンリエット・ピュイグ=ロジェ(オルガン)
 パリ音楽院管弦楽団
 録音時期:1955年9月19-21日
 録音場所:パリ、サル・ド・ラ・ミュチュアリテ
 録音方式:モノラル(セッション)

Disc10
● R.シュトラウス:『炎の災い』より愛の場面
● R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』 op.20

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音時期:1958年1月14,16,17日
 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
 録音方式:モノラル(セッション)

● ワーグナー:ジークフリートの牧歌
● ワーグナー:『ジークフリート』より森のささやき
● ワーグナー:『神々の黄昏』よりジークフリートのラインへの旅
● ワーグナー:『神々の黄昏』より葬送行進曲

 パリ・オペラ座管弦楽団
 録音時期:1958年4月21,22,24日
 録音場所:パリ、サル・ド・ラ・ミュチュアリテ
 録音方式:モノラル(セッション)

Disc11
● リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』 op.35

 フランス国立放送管弦楽団
 録音時期:1952年6月13-16日
 録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
 録音方式:モノラル(セッション)

● ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲『展覧会の絵』

 パリ音楽院管弦楽団
 録音時期:1958年4月17-21日
 録音場所:パリ、サル・ド・ラ・ミュチュアリテ
 録音方式:モノラル(セッション)

Disc12
● フォーレ:レクィエム op.48

 モーリス・デュリュフレ(オルガン)
 マルタ・アンジェリシ(ソプラノ)
 ルイ・ノグェラ(バリトン)
 サントゥスタシュ合唱団
 コロンビア管弦楽団
 録音時期:1950年9月14,16,17日
 録音場所:パリ、サン・ロシュ教会
 録音方式:モノラル(セッション)

● ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲『展覧会の絵』

 ミラノRAI交響楽団
 録音時期:1962年2月3日
 録音場所:ミラノ
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

Disc13
● ラヴェル:ラ・ヴァルス

 ミラノRAI交響楽団
 録音時期:1962年2月3日
 録音場所:ミラノ
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

● ストラヴィンスキー:組曲『火の鳥』

 トリノRAI交響楽団
 録音時期:1962年4月30日
 録音場所:トリノ
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

● オネゲル:交響曲第3番『典礼風』

 トリノRAI交響楽団
 録音時期:1962年5月4日
 録音場所:トリノ
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

 アンドレ・クリュイタンス(指揮)

ユーザーレビュー

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Vol.1 よりもフランスものに傾いているけど...

投稿日:2017/04/17 (月)

Vol.1 よりもフランスものに傾いているけど、それだけにクリィタンスン本領が全開!特にフランス国立放送管弦楽団と録音した一連のフランス音楽は、端正さの中に、失われてしまった古典としてのエスプリが十に漂っており、しつこさやネチコさがない演奏で素晴らしい。 ケレン味のない演奏スタイルといえるが、そこは自発性の賜物。楽団本来の素晴らしさ・美しさを出した結果で、他の収録楽団であるウィーン・フィルやパリ音楽院管弦楽団でも同じ。 ドビュッシーやフランクは本当に素晴らしい。音質抜きなら、展覧会の絵や、シェヘラザードが、写実主義的で素晴らしい音楽的解像度だ。

音楽の彼方に さん | 不明 | 不明

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ヴェニアスのボックスはワルター以外(ソニ...

投稿日:2015/10/04 (日)

ヴェニアスのボックスはワルター以外(ソニー盤で購入済みのため)全て購入しています。何よりも聴きやすい音。ステレオもモノラルもその音自体ににコクを感じます。大推薦!クリュイタンスも最高!第一集のベートーヴェンもラヴェルも最上位クラスの演奏でした。(当たり前ですね)そのクリュイタンスのモノ中心の録音集、実に良い。クリュイタンスファンはこれを聴かないのは本当に勿体ない。録音状態良し、演目良し、大推薦のセットです!廃盤になる前に是非!

小市民 さん | 静岡県 | 不明

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10枚組のBOXを既に買ってしまった身として...

投稿日:2015/10/02 (金)

10枚組のBOXを既に買ってしまった身としては、いささか考えさせられる。何しろ半分くらいは重複する。このHMVさんのセールストークで言及されている曲目は殆ど重複ナンバーだ。けれども、実は聴くべきは言及されていない方、ハイドンとシューマンとあとは「シェエラザード」、「展覧会の絵」と最後の方のイタリア録音組)だ。ということで業腹だけど買って、やっぱり良かった。まずは前二者でクリュイタンスがフランスもののみならずドイツものも超一流であることを改めて再確認した。フルトヴェングラーみたいにデモーニッシュではなくてアポロ的な演奏だが、幻想味にも迫力にも欠けているわけでもない。シューマンの四番はPCOの演奏だが、実にいい(元々フランス人にはコルトーとかナットとかシューマンの名手がいるではないか)。BPOの三番に劣らないー幸いなことに50年録音でも音質は悪くない。何でまともな音質でブラームスの交響曲を入れておいてくれなかったかなぁ。しかし、同時にロシア物も実に良い。「シェエラザード」のリムスキーは、併載されている「展覧会の絵」を編曲したラヴェルと相称されるオーケストレーションの名手で、同じムソルグスキーの「ボリス」を編曲もしている!クリュイタンスはこの路線にピッタリ。両編曲をムソルグスキーへの冒涜とするのもいいが、これらはこれらで楽しんだら良いではないか?両曲とも最上級の名演である。とくに「展覧会の絵」は、強気で吹き捲くる冒頭のTrpからして、当時のフランス式の管が堪能できる。指揮も気合の入りきった演奏で、このBox中の最高の出来か?ただこの年代なら、後発組のEMIでもステレオでとっていたはず(BPOとのベト全のある曲よりはこっちの方が後)なのにモノ。そればかりはちょっと恨めしい。そういえば、第一集に入っていたVPOとの名曲集がステレオなのに、こっちの同時録音のスメタナ二曲は何故にモノ?その代わりというのでもないだろうが、全部ステレオのイタリアでのライブは、ドビュッシー「放蕩息子」などのcd(間違って☆4つにしてしまったが、当然5つの出来)と一緒の録音なので同レヴェルの音質(RAI偉い!)。オケは同じRAIのオケでも、トリノの方がミラノのよりもうまい。「火の鳥」はPOCとの「展覧会の絵」と並ぶ本Boxのハイライトだ。ミラノの「展覧会の絵」は、折角のステレオなのに、オケが大分アバウトで、決めてほしいところで決まりきらないところがある。音と言えば、10枚Boxでは何故か良くなかったラヴェルが、今回は大分向上している。「ロメジュリ」は、セールストークで「モノーラルとしては最上」と唱っているが、それはないだろう。Box中の平均よりは落ちる。「幻想」よりずっと好きな曲なので、再録音がないのがまったくの心残り。「キリストの幼時」と一緒にやっていてくれたら!でも10枚Boxより少しは良くなっているかな?

mari夫 さん | 東京都 | 不明

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