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eroicka さんのレビュー一覧 

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     2011/02/25

    98年秋のバンベルク交響楽団の来日公演で1番と3番は聴いた。シュタイン氏の追悼企画とはいえ、Kochから出ていた音源の復活はありがたい。悠然と構えた名演奏だ。永久の定番にはなりにくいだろうから、興味ある人は速やかに入手せられたし。4番の楷書体ながらも弦の重厚な演奏も良いが、意外な熱さを見せた3番の方が印象に残った。98年の来日公演では、ともに演奏された諏訪内晶子とのドヴォルザークの協奏曲やルプーとのブラームス協奏曲第一番も素晴しい名演であったと記憶する。放送録音などがあれば発売してほしいものだ。

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     2011/01/30

    若々しいムラヴィンスキーの4、5番がメーンと思って購入する人が大半だろうが、ザンデルリンクの4番は無視してはならない名演だ。モノラルLP時代から評価が高い。出だしは、ムラヴィンかと思うが、聴き進むにつれ、違いに気づかされる。指揮者のドイツ的な構成を重視した表現とロシアの野性的なオケのサウンドが交じり合い、ユニークだ。ムラヴィンスキーの5、6番はステレオ盤と同様かそれ以上に激しい演奏だが、このDGの品はあるが大人しいモノラル録音が熱気を十分に伝えてこない。ムラヴィンスキーの名演を聴くなら、DGならステレオ盤の方を聴くか、ソ連国内でのライヴ盤の方が良かろう。

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     2011/01/22

    K364の方はPreiser盤(PRCD90760)のに音質の良さは譲るが、甘い弦の響きが魅力的な逸品だ。K297bも昔懐かしいウィーンのメロウな管が古びた録音ながら楽しめる。いずれも指揮者がプロハスカなど強い個性を押し付けるタイプでなく、ウィーンフィルのプレイヤーの自発性を引き出し纏め上げる音楽づくりに徹しているのが大きく演奏の質に貢献している。

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     2011/01/22

    ティボーとコルトーの「クロイツェル」は、有名なあらえびす氏の「名曲決定盤」でも取り上げられている戦前期の代表的な名盤。現代の耳で聴くと、確かにテクニックの面で詰めの甘さなどが目立つが、妖艶ともいえる響きの艶や典雅な歌いまわしが古めかしい録音から聴き取れて魅力的だ。若いジェラルド・ムーアと演奏した「アルペジオーネソナタ」と、レーガーの無伴奏を弾くフォイアマンのチェロは端正ながらマッチョでスケールの大きい表現で、テクニックにも魅了される。特にレーガーは、音質も演奏も圧倒的に優れている。SPのノイズもそのままだが、いずれも元の楽音を第一に考えた復刻であり、好感が持てる。

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     2010/12/27

    もう定番中の定番で、説明するのもバカらしいような有名な名盤。特にオペラビギナーには、個人的には、カラヤンの新旧スタジオ2種よりこちらがお薦めだと思う。なんといってもムーティやドミンゴらの若々しいエネルギーが素直に表現されている。軍楽隊のバンダも加わり、華麗というか派手な部分もあるが、正攻法で妙な癖もなく、いかにもイタオペという世界が堪能できる。覇気あふれる当時のムーティの燃える音楽づくりは聴いていて胸が高鳴らずにいられまい。昔は2枚組5000円前後のLPだったはずだが、CD時代になって、国内盤CDで4000円ぐらいで買って安くなった印象を持ったものだが、いまや1000円程度で数々の名盤が手に入るとは、驚きである。未聴の方々は、これを機にお聴きになってはいかがでしょうか。

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     2010/12/25

    コバケン節炸裂の熱いロマンの爆演だ。最近流行の「ショスタコーヴィチの証言」を意識した隠喩に富んだ表現ではなく、ストレートに楽想から苦悩と歓喜のドラマをロマン的に謳いあげるというのは、バーンスタイン盤に近く、テンポの動きなどをみると、コバケンの方が、バーンスタインよりロマン的だともいえる。このコンサートに行っていれば、瑣末な瑕や演奏の粗さも忘れ、立ち上がり「ブラヴォー」と絶叫しただろう。冷静に自室のコンポでCDを聞くと、勿論、興奮もさせられるのだが、優秀録音だけに、逆に、オケの些細なミスが実際以上に目立ち、弦の音もやせて響くのが良く分かる。そのうえ、コバケン氏の例のうなり声を結構拾っているのが惜しまれる。

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     2010/12/23

    この演奏会は生で聴きました。何しろ、メンバーは日本を代表する演奏家ばかりで、錚々たる顔ぶれも見ものでした。ソプラノは、当初はA.ロストが歌う予定だったのですが、ドタキャン…。ストレートな熱気のこもった熱演で、残響の少なめな東京文化会館を充実した響きで充たしていました。フェリアーを髣髴とさせるシュトゥツマンの翳りのある歌声も印象的でした。全体的な仕上がりはボストン交響楽団盤には劣るでしょうが、ライヴらしい生気あふれた音楽は心地よい。当時、サイトウキネンの冬シリーズとして、毎年、マーラーの交響曲を取り上げる予定だったのですが、小澤氏のウィーン国立歌劇場音楽監督就任や病気などによって、立ち消え状態になったのは惜しいことです。転移などもなく快癒し、シリーズを再開してほしいものです。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/12/22

    中古LP店で見かけるなつかしのジャケットにつられ購入。SP時代のノイズを徹底的に取り除いている代わり、生々しい音色まで洗い落とされている。同じEMIでは昔のLP時代や90年代前半のCDはこれほど音に手を加えていなかったように思う。ピッチも当時の時代を考慮しても低すぎるように思う。例のノトーリアスなEMI日本の「○崎リマスター」の悪い例なのだろうか。演奏はフルヴェンとしては、おとなしく節度をもった演奏とはいえ、決して生命力のない手抜き仕事ではないのはグリーンドア盤などを聞けば明白だが、この音作りでは、演奏自体が持っていた生気が薄れ、極論すれば、ここでのフルヴェンはやる気ゼロでノッてないとしか思えないように聴こえる。同様のノイズカットをしたものなら、Testamentやnaxosあたりをお薦めする。ノイズリダクションと生々しい音が両立できているからだ。生誕125年で、この音源も英EMIがリマスターして、もっと本家らしく改善してくるることを期待する。

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     2010/11/29

    70年代のウィーンフィルの醸し出す最高のサウンドで、ベームの芸術の完成形を耳に出来る。覇気をとるなら壮年期のSP期〜ステレオ初期にバラバラに録音されているものやライヴ盤に一歩譲るが、テンポも遅くなり表現もロマン的になり、もはや無骨さより好々爺のようなまろやかな口当たりは独特だ。当時のDGの録音も美しく、ベームの最良の遺産の一つ。

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     2010/11/16

    カラヤンのシベ2は後年ベルリンフィルと再録音した豪華絢爛な名盤が有名だが、この盤も良い。久しぶりに聴いたが、壮年期のカラヤンの気力がみなぎっている。巨匠風の悠然たるテンポ、流麗な旋律の歌いまわしといったカラヤン節はすでに出ているが、ゴージャスなあまり北欧の詩情がかすむような後年のもBPO盤より素直な印象を受ける。音質は、歪っぽさがとれて聴きやすくなった印象。(尤も以前聴いていた昔の国内盤は引越しのダンボールの奥深くしまわれ出てこず、オーディオも買い換えグレードアップしたため、正確な比較ができないのではあるが)でも実は、この盤で聞き物なのは2番より5番でしょう。録音・演奏ともにこちらの方が一枚上で、曖昧模糊となりがちな後期のシベリウスを引き締まった響きで明晰かつ美しく聴かせている。

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     2010/10/10

    80年代半ばにLP、90年代半ばにCD化されたが、長い間廃盤で、久しぶりの発売である。朝比奈氏のマーラー9番は、75年のライヴも出ているが、こちらの方がやはり完成度は高い。テンポをジュリーニやレヴァイン新盤のようなゆっくりしたテンポでじっくり歌い上げる。華麗さを消したようなオケの色合いは、ブルックナーのようである。75年盤のような目立つミスは少ないものの、オケの奏者には技術的に物足りない部分がみられ惜しまれるが、第4楽章の切々とした歌には感銘した。おそらく売れなかったであろう隠れた名盤を破格の安さで発売したレーベルの英断には深く感謝したい。朝比奈氏の多彩な側面を知るには、この一枚は持っていても損にはなるまい。朝比奈氏はこの曲の演奏は「しんどい」と言っていたそうだが、95年のマーラーチクルスで再び取り上げられ(再録音も)なかったのが実に惜しまれる。

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     2010/09/29

    LP時代からの愛聴盤。派手さはないがバランスよく美しい響きを聴かせてくれる。豊かな残響の録音も素晴しい。特に4番や5番、9番は好きな演奏だ。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/09/21

    当時関西に住んでいた小生は、この演奏会は聴きに行っていました。シンフォニーホールの客席のどこかに私の姿が写っているかも知れません。朝比奈隆のマーラーという稀有な体験をしたものとしては、よくぞ発売してくださいました、とメーカーや放送局に深く感謝したい。この日はオケのミス(特に第5楽章のマーチの部分)も散見されたものの、マエストロの遅いテンポにのみこまれ、柄にもなく興奮して「プラヴォー」と叫んでしまうほど感動しました。当時、様々な不遇や不運で精神的にきつい状態だったのですが、この当時、コンサート通いで、朝比奈先生の音楽から生きる元気をもらっていたような気がします。朝日放送が後日流した放送も見ましたが、15年経た今、聴いてみると、やはりオケの力量不足が妙に気になり「俺は何を聞いていたのか」とがっかりするのだが、それを補って余りあるのは、ありし日の朝比奈先生のお姿でしょう。最後のコーラスはマエストロへの挽歌のようにすら思えて、胸がつまる。朝比奈の2番といえば87年のシンフォニーホールライヴの方が完成度は高いと思いますが、このシリーズも老成の味があり捨てがたいでしょう。95年は「朝比奈隆の軌跡〜マーラーチクルス」として、この2番のほか3番、大地の歌を大フィルと演奏会で取り上げており、かつてキャニオンがライヴ録音のCDを発売していたが、再発売が望まれます。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2010/09/20

    98年秋のバンベルク交響楽団の来日公演で1番と3番は聴いた。シュタイン氏の追悼企画とはいえ、Kochから出ていた音源の復活は快挙だ。日本語解説も中身が充実している。テンポは遅めで誇張なく悠然と構えた名演奏だ。このCDを改めて聴いてみて、ライブでは感銘した第一番より第2番のほうが氏の芸風にしっくり来る。98年の来日公演では、ともに演奏された諏訪内晶子とのドヴォルザークやルプーとのブラームス協奏曲第一番も素晴しい名演で放送録音などがあれば発売してほしいものだ。

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     2010/09/18

    古楽的な演奏は最近多いが、その中でもとりわけ斬新なものの一つだ。クールな軽さの中に独特の熱が感じられる。衒うように見える裏に、真摯な精神が垣間見える。特に独唱の4人は、指揮の意図を捉え、透明で美しい。

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