スガ シカオ インタビュー 第1回
2008年5月12日 (月)
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Text : Hosaka & Horita (HMV)
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第1回 10周年を超えてニューシングルリリース! |
2008-05-13 |
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実はあまりバラードに重みをもたせていないというか。
スガ シカオ もう全てのトラックとメロディーとが出来上がってから歌詞を書きます。歌詞が一番最後です。 --- スガさんの歌詞の世界観はとても魅力的で。歌詞ありきで楽曲が出来上がっていたのかもと思っていたので意外でした…。 スガ シカオ 全て、歌詞が一番最後ですよ。 --- しかし今回の「NOBODY KNOWS」の歌詞は今までのスガさんの歌詞と比べると、ちょっと異色かなと思ってしまいまして。この曲の頭の部分、Aメロの部分、“さらば昨日までの口づけよ さらばいとおしき胸の痛みよ まぁそれはそれとしてだ何とか今日も生きています”と。既にここで完結してしまうような歌詞を書いてしまうという…。 スガ シカオ あの、最近の自分の曲の傾向が、字数が多くて早いんですよ。そうなると、繊細な言葉を書いても流れて言っちゃうんです。「19才」とかもそうなんですけど、物語を紡いでいくとか、繊細なこととかを書いても全く頭に入ってこないというか。もうリズムと一緒にだだだっと流れていってしまう曲が最近多いなと思いはじめて。 --- 「NOBODY KNOWS」以外の、カップリングの曲の歌詞に関してもそのような作りになってきているんでしょうか? スガ シカオ いや。他の曲はテンポも遅いからストーリーを作り上げられるんですよ。苦もなく普通にね。酔っ払いながら書いていると、だいたいああいう歌詞になるんですよ(笑)。 --- (笑)。今のスガさんにとって、「NOBODY KNOWS」のようなファンキーな楽曲と、それとは相反するような、弾き語りに近いバラードのような楽曲とどちらのモードが好みなんでしょうか? スガ シカオ そうですね…。僕は、バラードは、なんていうか…。シンガーソングライターだからっていうのもあるんですけれど、“バラードを作ればよい曲になるのが当たり前かな”という考えがあって…。シンガーソングライターなのにバラードかけなかったらおかしいって思っているんで --- スガ シカオというとバラードの印象が強いので、今聞かせていただいた話はかなり意外なんですけど…。 スガ シカオ バラードはみんなに受けるからね(笑)。スポットライトを浴びやすいんですよね。色んな番組とかでも使ってもらえるしね。かといって、やはりあまり積極的には作ろうとしていないんですよ。アルバム作るときも、“バラードは、1-2曲入っていればいいかな…”みたいな感じですからね。なので、実はそれ以外の部分で物凄いエネルギーを使っていて。 --- 昨年の「FUNK FIRE TOUR’07」もまさにそのようなモードがあってこそのライブだったんでしょうか? スガ シカオ そうですね。バラード、ゼロ、でしたからね(笑)。1曲も演ってないんで。だから今はそういうモードなんだと思いますね。自分のヴァイブレーションがそうなっているんだと思います。今。 --- とはいいつつも、リスナーやファンのみなさんは、スガさんのバラードを聴きたいという人がいるかと思うのですが。 スガ シカオ いると思いますけどね…。ていうかやりますよ?(笑) やりますけど…。 --- “今は、出さねーぞ”みたいな感じですか?(笑) スガ シカオ いやいやそういうんじゃないですよ(笑)。あの、ちゃんとやるときはやりますから。
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