『死化粧師 オロスコ(完全版)』 釣崎清隆 インタビュー 第4回
Monday, March 10th 2008
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『死化粧師オロスコ』
釣崎 まあね、あれはいやらしく撮ってるけどね(笑)。見てて、「不純だなあ」とか、そういうのを喚起せざるを得ないというか・・・そうなんだからしょうがないですよね、僕の中の自然というか。
よく死体メディアとかは、”絵ズラ”っていう言い方を・・・日本のジャーナリズムはするじゃないですか。特に報道関係のね。例えば、宮ア勤事件の時も、『ギニーピッグ』が問題になりましたよね?「表現の自由は表現の自由。でも、これは特別」って言われたでしょ?俺は、何が特別なのかさっぱりわからないし・・・それをだから、筋道立てて言ってるわけでもないんですよ、木村太郎が(笑)。 あとはね、「未成年は観ちゃいけません」とか「未成年が観たら罰則を厳しくします」とか、そんなのは構わないですけど、「作品は作らしてくれよ」って話なんですよ。で、「観る自由も担保してくれよ」っていう。ほんと、それだけは思いますね。 でもなんかそういう風に、激情に駆られて書き込んでくる人間っていうのは、せっかくページに来てくれたんだから、「何かわかってもらいたいな」って、僕は思うんですよね。でも、BBSじゃ無理じゃないですか?なんで、写真展に来て欲しいんですよね。話せばわかるっていう風には思わないけど、誤解している点があまりにも多いんですよね。 確かに、まあたぶんね、ネットやってて突発的な形で、「嫌なものを観せられた」って思って、激情に駆られて書き込んでみたりしたってことだと思うんですよ。確かにね、そういうこともあるかもしれないけど、そういうリスクを冒して、人間って生きてるものじゃないですか。迷惑なものは世の中にいっぱいあると思いますし。ただまあ、そういうものと同じにされるのがすごく悔しいですね、僕は。 だから、そういう人は堂々と言いますよね、「こんなものを撮って」とかって(笑)。「こんなものをって、映ってる仏様に対してお前・・・」って思うじゃないですか。だからほんとにね、リアリティーがないんでしょうね。作品の中で人が死んでるわけだから、「こんなものもクソもない」っていうか、僕は言えないですね、そんな風には。
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