フルカワミキ インタビュー【第1回】

2008年2月28日 (木)

無題ドキュメント
フルカワミキ インタビュー


フルカワミキ インタビュー(全編掲載スタート!)

※インタビューを最後までご覧になった方にスペシャルなプレゼントがあります!

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『キラキラした洋服を着ているけど舌を出せるようなユーモアも持っている。
そういう女の子を書きたいなぁと…』


--- 「サイコアメリカ」以来、約 1 年ぶりとなるニューシングル『Candy Girl』はスーパーカー時代からの交流という人気ファッションブランド "Candy Stripper" とのコラボシングルですが、今回どういった経緯でリリースに至ったのでしょうか?

フルカワミキ もともとのデモは数年前 "Candy Stripper" の 10 周年記念展覧会が PARCO であって、その時に "Candy Stripper" とコラボレーションするという企画で私がミュージシャンの友達ということで "Candy Stripper" 用に曲を作ってくれないか、というのがきっかけだったんですけど。
 もともとプレゼント用だったので CD にするつもりとかは最初ほんとになくて (笑) 。なんかその場に来てくれた人だけが、たまたま聴いてくれればいいかなぁ…ぐらいの感じで作ったんですけど。まぁ、 CD にしなくても Live で出来る曲は一杯あった方が良いし、ちょうどバンドでレコーディングにも入っていたからやってみたら『じゃ、録っておこうか?』みたいな感じになって (笑) 。

--- その時は作品の展示もされたんですよね?

フルカワミキ はい。小さい試着室みたいなブースをそれぞれのアーティストが好きなようにして良いというコンセプトになっていて。
  キャンディーの包み紙を自分でデザインして作って、内側にもコラージュをして、その中にピンクに塗ったカセットテープを詰め込んだり、ひょうたん型のスピーカーをキャンディーの包み紙で包んでぶら下げて、そこから今回の『Candy Girl』の元になった音が鳴るという感じで。

--- 今回の初回限定盤には "フルカワミキ×Candy Stripper" コラボオリジナル エコバックが付いてきますが、こちらのデザインもされたのですか!?

フルカワミキ  それはジャケットのアートワークの延長線上で、ジャケットにクマが出てくるので作ったんですけど。まぁ、デザインは話し合いながら、『もうちょっとこうした方が良いんじゃない?』とか言いながら…。

--- このクマのジャケットも!?画面右の通常盤ジャケット参照

フルカワミキ 次のジャケットはなんとなく『獣』 (ケモノ) と映りたいなっていうのがあったんで (笑) 。
 "Candy Stripper"ってキャラクターデザインとかも、ちょっとブラックユーモアが入っていて、そのユーモアの入れ方とかも結構好きだったから。 キャラクターデザインをお願いして、『獣』 (ケモノ) っていうキーワードで (笑) 。

--- それでは楽曲について伺います。今回の『Candy Girl』は小悪魔的な女の子の乙女チックな歌詞とゴリゴリしたノイズ交じりのロックサウンドがすごく両極端で、其処に女の子が持っている二面性みたいなものを感じたのですが?

フルカワミキ その辺は意識してやりましたね。
まあ、ジャケットのバランス感覚もそうなんですけど、 Sweet になりすぎず、潔さとかを持っている女の子。迷いとか夢とか興味がある事とか…、新しい事を始める前にいろんな思いを詰め込んでいるんだけど、潔さも持っている女の子っていう感じにしたかったから。
  スパッと切れる刃物を持っているような!? (笑) 。そういう意地悪さとか。キラキラした洋服を着ているけど舌を出せるようなユーモアも持っている。そういう女の子を書きたいなぁとは思っていたので。
 で、サウンドはもともと自分が好きな音楽とかも反映できるような質感というか。まぁ、一緒にやっている人たちが男性ばっかりっていうのもあるんですけど、凄く楽器がハウリまくっているとか、そういうリミットを越えたようなサウンドが凄い好きなので、その辺は意識してやりましたね。私ならこういうハウリ方が好きだしみたいな。

--- そして前半のミディアムテンポから一転、後半はおもちゃ箱をひっくり返した様な、全部一気に出し切るみたいな感じで (笑)

フルカワミキ そうですね(笑)。構成もその辺を意識して、通常だったら A メロ、B メロでサビ、また A メロきて、サビ、サビとかで終わるけど、 A メロきて、そのままサビにいって終わりっていう。
 なんか一瞬しかない時期みたいな、2回ないような一瞬一瞬の感じ、潔い感じとか儚い感じっていうのも含ませたくて構成もそういう風にしてるんですけどね。

--- 歌詞の世界観はフルカワさんの中で原体験しているものなのですか?それとも客観的にみた女性像を考えて作るのか?妄想的なものも含めて。

フルカワミキ  うーん、自分も通り越してきてるとか、自分もそういう時があるとか…、あると思いますね。やっぱ自分のスパイスがないと書けないし、あとはそういう希望?(笑)。
  希望というか、理想とかももちろんあるですけど、女性ならではの感じ、オンナならではの世界観が書けたらなぁとは思いますね。

--- カップリングに収録されている『...Mr.X』もアッパーなロックチューンですね。

フルカワミキ  これも Live でちょっとやっていた曲だったりしますね。なので、 Live での質感というか、失速するようなスピード感と不穏感というか、混沌とした感じを出したかったので。
  最初ギターから作って、『ガッ』って音が入るところのコード感が先にあったので、そのコード感が栄えるような作りにはしたかったというのがあったんで。最初3ピースで構成作っていくんですけど、3人でスタジオに入ってる時に『じゃ、ベースから入ってみよう』って感じで決めていきました。

--- ちなみにタイトルの『...Mr.X』っていうのが気になったのですが!?

フルカワミキ  特定の誰かって訳ではないですけど、冒頭の歌詞の『Carzy』で、『Lazy』でていうとこから何か想像してもらえばなぁとは思います。

第2回へ続く…。

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