Top 100 Japanese pops Artists - No.21
2003年11月10日 (月)
世に送り出したシングルが合計250曲以上。シングルでチャート1位を獲得した作品が42曲、ミリオンヒットを記録した作品が20曲。 シングルとアルバムのトータルセールスは1億8000万枚。日本中のお茶の間にプロデューサという言葉を知らしめた偉大なマルチ・アーティストだ。Jポップ・シーンのキーパーソンとして、音楽家としての才能を遺憾なく発揮しながら、 巧みな経済戦略にも長けた小室哲哉。 ユーロビートからテクノ、トランスといったエレクトロニカ・ミュージックをヒットさせるとともに、それを90年代以降の 第2次カラオケブームにまで 発展させた90年代の音楽に関する経済効果の多くは彼によるものだろう。
小室哲哉は、80年代に多くのヒットを生んだグループ、 TMネットワークのキーボディスト兼サウンドメイカーとして 活躍し、90年代に入ると安室奈美恵や華原朋美を筆頭に、プロデューサーに転身。 その他TRF、 globe、 鈴木あみ…… などを手がけ、ミリオン・セラーを連発し絶大な影響力を誇る。 常に時代を見据え、生み出されるダンス・ポップ・ナンバーの数々は、 大衆を取り込み、ある意味音楽を「商業的」に成功させた稀な人物である。
1985年頃に、TM Networkのサポートメンバーとして 参加していた松本孝弘 (B'z)は 小室哲哉のこの才能に共感を覚えている。彼 の目から見た小室の音楽、コンサートのつくり方、そしてプロモーションの方法は 当時からが計算しつくされていた。時代を読み、新しいことに挑戦してゆく…松本孝弘はそれを面白いと感じ、 最初は”こんな人たちが日本にもいたのか”と驚いたという。 後にB'zのリーダーとして活動し始めてから、あのときの小室哲哉の気持ちも分かって来たそうだ。
小室哲哉の音楽の道はは1983年
TM Networkを結成することから始まる。
ソロ・シンガーとして成功を収めている宇都宮隆(vo)、
作家としても活躍中の木根尚登(g)とのメンバーからなる
伝説のユニットなのはご存知のとうり。
1984年、金曜日のライオンでデビュー。当時としては珍しくコンピュータを全面にフィーチャーした画期的な楽曲だった。その後も最新テクノロジーを駆使した高性能ポップ・ソングを頻発しながらも不遇の時代が続くこととなる。しかしこの経験が後々のプロデュース業に大きく活かされたと近年、
自身が語っている。転機が訪れたのは87年、シングルGet Wildが大ヒット。
この曲は、TM Networkとしては初めてオリコン10位以内に
ランクインした曲でもり、トータルセールスは50万枚を突破する大ヒットを記録。彼等の代表作であると同時に日本の音楽シーンにおけ
る名曲の1つと言っても過言ではない作品となる。
これを機にレジスタンス、映画『ぼくらの七日間戦争』の主題歌セヴン・デイズ・ウォーと立てつづけにヒットを連発し、
チャートの常連となっていく。90年にはTMNと改称し、これまでの歌謡ミュージックからデジタルサウンド、ダンスミュージック、グルーヴ
を楽しむサウンド作りを追求してゆく。
ちなみに、小室哲哉が当時使用していたヤマハ製
キーボード「EOS」と「ショルキー」と呼ばれる肩掛けキーボードが爆発的に売れ
、その楽器が彼のちょっとした象徴的アイテムになる。そして94年、惜しまれつつ解散。しかし99年には華
々しく復活を遂げ、多くのファンを喜ばせた。
その後はご存知のようにプロデューサー、コンポーザーに華麗に転身し、
安室奈美恵、Hitomi、
華原朋美などのプロデュース後、
自身も参加するユニットGlobeを結成。
フランス人とのハーフMarcのラップとKeikoの力強いハイトーン・ヴォーカル、巧みに時流に乗る小室哲哉。
この3人の個性がひとつとなった彼ら。
Keikoは、エイベクッス主催のオーディションで、後々語り継がれる「ステージから落ちる」というパフォーマンスをかわれて、ヴォーカルの座を獲得。
また、ファッション・モデルだったMarcは、プライベートな夜遊びを通して参加。
そして95年8月、Feel Like Danceでメジャー・デビュー。その後ファースト・アルバムglob
eは、450万枚のセールスを記録し、当時の売り上げ日本歴代1位の座に君臨。
その後の売上も驚異的な数字をたたきつけ、シングル・セールスだけで1200万枚以上、
アルバムでは1300万枚以上と大衆文化にその名を刻み、確固たる地位を築いた。
Globeでの活動は、時流を先取りした音楽要素(ジャングルやブレイク・ビーツといった新境地を取り入れるスタイル)で展開。 作品ごとに新しい試みで登場する彼らは、思いもよらぬ大胆なサウンドで シーンとリスナーの興味を常に惹きつけることとなる。 21世紀に入り、トランスという切り口から新たなGlobeサウンド展開。 2002年、7thアルバムLights、8thアルバムLights2を立続けにリリース。 春からは約3年ぶりの 全国ツアーを開催。追加公演を含め、実に3種類の演出でアーティスト性 の高いステージを展開した。 そして2002年9月1日。デビューから8年目に突入したGlobeに 元X JapanのYoshikiが正式に新メンバーとして加入することとなった。また、秋には小室とKEIKOが結婚を発表。
Globeの活動からさかのぼる事2001年、 小室/DRAGON(DJ)/原田大三郎(映像作家)による トランス・テクノ・ユニットとして新たに始動したGaball。 同時に設立されたレーベル<gaball screen>からの第一弾となったアルバムRepresent 01 は、ユーロ・トランスを核にブレイク・ビーツやエレクトロを駆使しつつも、どことなく優しく味わえるサウンドになっており、 トランス/テクノが苦手な人にもなじみやすいものになっている。これは小室氏の嗜好が年齢とともに変わってきたからなのだろうか。
小室哲哉プロフィール
1958.11.27 東京都に生まれ、3歳でバイオリンを習い始める。
1980年 Speed Wayの2ndアルバムの製作に参加、その後Speed Wayに加入 。
1983年 宇都宮隆、木根尚登と共にTM Networkを結成 。
1984年 TM Networkとしてデビュー。
1986年 渡辺美里に提供した楽曲「My Revolution」がチャート初登場1位を獲得し、大ヒットを記録。
1987年 10thシングル「Get Wild」が大ヒット
1992年 日本初のテクノレイヴユニットTrfをフルプロデュース開始
1994年 TMN終了後、プロデュース業を本格的に開始。
1995年 Globeデビュー。
安室奈美恵や華原朋美もプロデュースし、大ヒット曲を連発。
1998年 Globeの1st、2nd、3rdアルバムのトータルセースルが1000万枚を突破し、当時の日本記録を樹立。
1999年 マキシ・シングル「GET WILD DECADE RUN」でTM Networkが5年ぶりに再始動。
2000年 九州・沖縄サミットのイメージソングの作曲、総合音楽プロデューサーとして故・小渕首相からじきじきに任命される。
2001 吉本興業に移籍。「R&C Japan LTD.」を設立。宇都宮隆、木根尚登も移籍。
9月には自身の所属するトランスユニットGaballがデビュー。
2001年 元X JapanのYOSHIKIがGlobeの4人目のメンバーとして加入することを発表。
2002年 GlobeのヴォーカルKEIKOと入籍したことを発表。
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
Top 100 Japanese pops Artists The List So Far....
- 1. Southern All Stars
- 2. YMO
- 3. Yumi Matsutoya
- 4. Happy End
- 5. Hibari Misora
- 6. Tatsuro Yamashita
- 7. Momoe Yamaguchi
- 8. Yosui Inoue
- 9. Eiichi Otaki
- 10. Seiko Matsuda
- 11. Ryuichi Sakamoto
- 12. Keisuke Kuwata
- 13. Motoharu Sano
- 14. Eikichi Yazawa
- 15. Flippers Guitar
- 16. RC Succession
- 17. Kenji Sawada
- 18. Kyu Sakamoto
- 19. Blue Hearts
- 20. Miyuki Nakajima
- 21. Tetsuya Komuro
- 22. Boowy
- 23. Yutaka Ozaki
- 24. Hikaru Utada
- 25. Tamio Okuda
- 26. Mariya Takeuchi
- 27. Mr Children
- 28. Kazumasa Oda
- 29. Spitz
- 30. B'z
- 31. Pizzicato Five
- 32. Off Course
- 33. Murahachibu
- 34. Pink Lady
- 35. Tulip
- 36. Ringo Shiina
- 37. Toshinobu Kubota
- 38. Char
- 39. Godiego
- 40. X Japan
- 41. Yujiro Ishihara
- 42. Ayumi Hamasaki
- 43. Cornelius
- 44. Haruomi Hosono
- 45. Dreams Come True
- 46. Takuro Yoshida
- 47. Anzenchitai
- 48. Checkers
- 49. Candies
- 50. Yasuyuki Okamura
- 51. Misia
- 52. Minako Yoshida
- 53. Namie Amuro
- 54. Taeko Onuki
- 55. Akina Nakamori
- 56. Tsuyoshi Nagabuchi
- 57. Alice
- 58. L'Arc〜en〜Ciel
- 59. Shogo Hamada
- 60. Tatsuya Ishii
- 61. Unicorn
- 62. Chage & Aska
- 63. Dragon Ash
- 64. Hi-standard
- 65. Glay
- 66. Masayoshi Yamazaki
- 67. Akiko Wada
- 68. Moon Riders
- 69. Smap
- 70. Tomoyasu Hotei
- 71. Tokyo Ska Paradaise Orchestra
- 72. Lisa Ono
- 73. Blankey Jet City
- 74. quruli
- 75. Roosters
- 76. Kyosuke Himuro
- 77. Michelle Gun Elephant
- 78. Denki Groove
- 79. Kenji Ozawa
- 80. Yuzo Kayama
- 81. Yellow Monkey
- 82. Jacks
- 83. Fishmans
- 84. Noriyuki Makihara
- 85. Ken Hirai
- 86. Yonin Bayashi
- 87. Rip Slyme
- 88. Princess Princess
- 89. Original Love
- 90. Luna Sea
- 91. Mute Beat
- 92. Alfee
- 93. Hiroshi Fujiwara
- 94. Sadistic Mika Band
- 95. Mondo Grosso
- 96. Judy And Mary
- 97. Zeebra
- 98. Crazy Ken Band
- 99. Ua
- 100. Begin