Top 100 Japanese pops Artists - No.31
2003年10月31日 (金)
ポップアート、コラージュ、ストーリー・・・。映画のサウンドトラックにあらずして、映像に彩られた音が散りばめられた作品の数々。小西康陽プロデュースのもと、80〜90年代に渋谷系の立役者として絶大な人気を誇ったPizzicato Five(ピチカートファイブ)。佐々木麻美子、田島貴男、そしてブレイクから解散までの第3期に野宮真貴という主演ヴォーカリストを掲げ、自在なヴィジュアルと共に、強烈なインパクトで邦楽における新たな分野の開拓者となった彼らの歴史をまとめました。1984年、小西康陽、高波敬太郎、鴨宮諒、佐々木麻美子によってPizzicato Five(ピチカートファイブ)が結成。翌年、細野晴臣のプロデュースによる12インチシングルオードリィ・ヘップバーン・コンプレックスデビュー。ノンスタンダードから発売された3枚のアルバムは、ピチカート・ファイヴ 85として2001年に再発。1987年、1stカップルズ発表後、鴨宮と佐々木が脱退、<オリジナル・ラヴと並行する形で田島貴男が加入、1988年2ndベリッシマを発売。1989年女王陛下のピチカート・ファイヴ、1990年月面軟着陸では、過去の音楽を再現するこれまでの方法と変わり、ピチカート流ポップミュージックを編集する方法論を打ち出す(※Sonyからの作品は現在全て廃盤)。そして、田島に代わって、野宮真貴が参加した第3期では、彼女の変幻自在なヴィジュアルをフィーチャーし、ポップでキュートな楽曲と相まって、渋谷系の立役者として絶大な人気を誇る。
1993年4月に発売したシングルスウィート・ソウル・レヴューは、化粧品のイメージ・ソングに起用されてスマッシュ・ヒットとなる。同年6月発売には、フリッパーズギター解散後、自らのレーベルを立ち上げ、プロデュース活動に邁進していた小山田圭吾を共同プロデュースに迎えたアルバムボサ・ノヴァ2001がオリコン初登場7位を獲得、ブレイクを果たす。12月にフジテレビ『ウゴウゴ・ルーガ2号』オープニングのうた東京は夜の七時を発売。業界内では評価の高かった彼らの音楽性とファッション・センスが一般的に支持されるようになる。
1994年5月にはシングル5×5で、マタドール・レコードよりアメリカ・デビューをし、秋に発売したデビュー・アルバムMade In USAは全世界で20万枚を突破し、世界中のマスコミがこぞって注目するようになる。同時期に高浪敬太郎が脱退を表明。以降、現在のような、2人で活動を行なうようになり、その第一弾アルバムオーヴァードーズを同年9月に発売する。
1995年2月よりアメリカ10都市、ヨーロッパ4都市でワールド・ツアーを敢行。1,000〜2,000キャパの各会場はソールド・アウトとなり、その名が世界中に認知されてきていることを証明。同年秋、アルバムロマンティーク96を発売。年末にはコロムビアよりアナログ・ポータブル・プレイヤー〜ピチカート・ファイヴ・モデル〜を限定発売し、予約完売という大反響を呼ぶ。
1996年春には、メンバーが日産ミストラルのTV-CFに出演。そのタイアップ曲ベイビィ・ポータブル・ロックをシングルとして発売、大ヒットとなる。その後、ミニ・アルバムを2枚とレア・トラック集を発売する。年末にはシングルメッセージ・ソングを発売。
1997年、新レーベル『*********(readymade) records,tokyo』を発足。その第一弾シングルイッツ・ア・ビューティフル・デイ/愛のテーマを発売。6月には約2年振りのアルバムハッピー・エンド・オブ・ザ・ワールドを発売。その後の5大都市7公演の全国ツアーは即日完売。その後9月には、2度目のアメリカ14都市でのツアーを実施、各会場ソールド・アウトし好評を博す。10月には市川 崑が1961年に監督した映画黒い十人の女をリ・プレゼンツ。それを記念して、岸田今日子をフィーチャーリングしたマキシ・シングルPorno 3003 epとともに話題を呼んだ。同年12月にはベストアルバム第2集Pizzicato Five JPNを発売。
1998年1月には筒美京平氏作曲によるシングル恋のルール・新しいルール、ヴィデオクリップ集第2弾Readymade TV Volume Two、そして『**********records,tokyo』のアーティストのリミックス・コンピレーション・アルバムReadymade Records Remixesを同時発売。7月にきみみたいにきれいな女の子9月にウィークエンドとシングルを連続リリースした後、10月にニュー・アルバムプレイボーイ プレイガールを発売。
1999年春から夏にかけて、リーバイスの広告キャラクターとして雑誌、ビルボードなどに登場。4月にミッシェル・ポルナレフのヒット曲シェリーに口づけのカヴァーを含むマキシ・シングルDarlin' Of Discoteque e.p.を発売。7月にはマキシ・シングル第2弾Non Stop To Tokyo、10月にはパーフェクト・ワールドをリリース。そして11月1日にある意味‘20世紀の集大成’ともいえる、自らの名前を冠したニュー・アルバムPizzicato Fiveを発売。同時期に野宮真貴の初の単行本おしゃれ手帖が発売となる。年末大晦日には東京・渋谷東急文化村シアターコクーンにてカウントダウン・ライヴを行い、華々しい2000年の幕開けを迎えた。
2000年2月にはPizzicato FiveをはじめMansfield(池田正典)、コモエスタス(コモエスタ八重樫)、岩村学など『*********records,tokyo』のアーティストたちの楽曲をコンパイルした、サンプラー・アルバムLa Generation Readymade 2000を、3月にはそのDJを中心にしたピチカート・ファイヴのリミックス・アルバムPizzicato Five Remixes 2000を発売。9月には、松崎しげるとYou The Rockをフィーチャーしたマキシ・シングル東京の合唱e.p.を発売、都市部のFM局を中心に大量にオンエアされる。同時期、過去の作品女性上位時代スウィート・ピチカート・ファイヴボサノヴァ2001オーヴァードーズロマンティーク965タイトルを新装パッケージで再発。
2001年1月1日、ニュー・アルバムさ・え・ら ジャポンを発売。雪村いづみ、デューク・エイセス、クレモンティーヌ、スパークス、松崎しげる、You The Rockなど多彩なゲストが参加し大絶賛を受ける。3月31日にはベスト・アルバム第3集Pizzicato Five R.I.P. Big Hits and Jet Lags 1998-2001には旧メンバーである田島貴男、高浪敬太郎そして田中知之、You The Rockら総勢30名のDJ、アーティストが出演し、このイベントを最後にPizzicato Fiveはその長い歴史の幕を下ろした。
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
Top 100 Japanese pops Artists The List So Far....
- 1. Southern All Stars
- 2. YMO
- 3. Yumi Matsutoya
- 4. Happy End
- 5. Hibari Misora
- 6. Tatsuro Yamashita
- 7. Momoe Yamaguchi
- 8. Yosui Inoue
- 9. Eiichi Otaki
- 10. Seiko Matsuda
- 11. Ryuichi Sakamoto
- 12. Keisuke Kuwata
- 13. Motoharu Sano
- 14. Eikichi Yazawa
- 15. Flippers Guitar
- 16. RC Succession
- 17. Kenji Sawada
- 18. Kyu Sakamoto
- 19. Blue Hearts
- 20. Miyuki Nakajima
- 21. Tetsuya Komuro
- 22. Boowy
- 23. Yutaka Ozaki
- 24. Hikaru Utada
- 25. Tamio Okuda
- 26. Mariya Takeuchi
- 27. Mr Children
- 28. Kazumasa Oda
- 29. Spitz
- 30. B'z
- 31. Pizzicato Five
- 32. Off Course
- 33. Murahachibu
- 34. Pink Lady
- 35. Tulip
- 36. Ringo Shiina
- 37. Toshinobu Kubota
- 38. Char
- 39. Godiego
- 40. X Japan
- 41. Yujiro Ishihara
- 42. Ayumi Hamasaki
- 43. Cornelius
- 44. Haruomi Hosono
- 45. Dreams Come True
- 46. Takuro Yoshida
- 47. Anzenchitai
- 48. Checkers
- 49. Candies
- 50. Yasuyuki Okamura
- 51. Misia
- 52. Minako Yoshida
- 53. Namie Amuro
- 54. Taeko Onuki
- 55. Akina Nakamori
- 56. Tsuyoshi Nagabuchi
- 57. Alice
- 58. L'Arc〜en〜Ciel
- 59. Shogo Hamada
- 60. Tatsuya Ishii
- 61. Unicorn
- 62. Chage & Aska
- 63. Dragon Ash
- 64. Hi-standard
- 65. Glay
- 66. Masayoshi Yamazaki
- 67. Akiko Wada
- 68. Moon Riders
- 69. Smap
- 70. Tomoyasu Hotei
- 71. Tokyo Ska Paradaise Orchestra
- 72. Lisa Ono
- 73. Blankey Jet City
- 74. quruli
- 75. Roosters
- 76. Kyosuke Himuro
- 77. Michelle Gun Elephant
- 78. Denki Groove
- 79. Kenji Ozawa
- 80. Yuzo Kayama
- 81. Yellow Monkey
- 82. Jacks
- 83. Fishmans
- 84. Noriyuki Makihara
- 85. Ken Hirai
- 86. Yonin Bayashi
- 87. Rip Slyme
- 88. Princess Princess
- 89. Original Love
- 90. Luna Sea
- 91. Mute Beat
- 92. Alfee
- 93. Hiroshi Fujiwara
- 94. Sadistic Mika Band
- 95. Mondo Grosso
- 96. Judy And Mary
- 97. Zeebra
- 98. Crazy Ken Band
- 99. Ua
- 100. Begin