【発売】ナガノ&バイエルン放送響/メシアン:作品集(3CD)
2021年08月27日 (金) 19:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
メシアン:イエス・キリストの変容、クロノクロミー、ミのための詩
メシアンの歌劇『アッシジの聖フランチェスコ』 が小澤征爾の指揮で1983年に初演されたさい、メシアンから直々にアシスタントに指名されていたのがケント・ナガノ。メシアンから高く評価されていたケント・ナガノは、その後もメシアン作品を積極的にプログラムに採り入れてきました。2000年にベルリン・フィルと録音した『トゥーランガリラ交響曲』(2000年)は、隅々まで解釈されて明晰に聞こえる演奏で、「複雑、難解」といった聴き手が持つこの作品のイメージを根本的に変えるほどの鮮烈な印象を与えるなど、現代最高のメシアン指揮者の1人と見なされています。
この3枚組には、そんなケント・ナガノによるメシアンの3作品のライヴ録音を収録。メインとなるのは1965年から1969年に書かれた、5管編成の巨大オーケストラ、100人の合唱団、ソリストと打楽器を含む7つの独奏楽器を要する『われらの主イエス・キリストの変容』で、ピアノを担当するのはおなじみピエール=ロラン・エマール、また美しいチェロのソロを披露するのはバイエルン放送交響楽団の首席チェロ奏者を務めるリオネル・コテという期待に違わぬもの。大編成のオーケストラが紡ぎ出す複雑なリズムと、陶然とするような響きをかいくぐって聞こえてくる鳥の声や合唱による神秘的なコラールなど、メシアンの創作の頂点ともいえる作品を存分に楽しませてくれます。
他にはメシアンの最初の妻クレール・デルボスに捧げられた『ミのための詩』、やはり鳥の声が重要な働きを見せる『クロノクロミー』を収録。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1-2
● メシアン:我らの主イエス・キリストの変容〜混声合唱、7つの楽器の独奏と大オーケストラのために
Disc1 第1セプテネール
Disc2 第2セプテネール
ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)
リオネル・コテ(チェロ)
ヘンリク・ヴィーゼ(フルート)
シュテファン・シリング(クラリネット)
クリスティアン・ピルツ(シロリンバ)
グイド・マーグランダー(マリンバ)
イェルク・ハンナバッハ(ヴィブラフォン)
オ・ムンヨン(テノール)
マティアス・エットマイアー(バス)
バイエルン放送合唱団
ハワード・アーマン(合唱指揮)
録音時期:2017年6月20-23日
録音場所:ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク
Disc3
● メシアン:ミのための詩〜ソプラノとオーケストラのために
Book 1:
No. 1 感謝の祈り
No. 2 風景
No. 3 家
No. 4 恐怖を抱く
Book 2
No. 5 妻
No. 6 おまえの声
No. 7 2人の戦士
No. 8 首飾り
No. 9 かなえられた祈り
ジェニー・ダヴィエ(ソプラノ)
録音時期:2019年2月11-15日
録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール
● メシアン:クロノクロミー〜大オーケストラのために
導入部 - Tres modere
ストロフ I - Bien modere
アンティストロフ I - Un peu vif
ストロフ II - Bien modere
アンティストロフ II - Un peu vif
エポド - Modere
コーダ - Un peu vif
録音時期:2018年7月3-6日
録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール
バイエルン放送交響楽団
ケント・ナガノ(指揮)
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
100件中21-40件を表示
表示順:
※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。