ブルックナー (1824-1896)
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1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年
Hi Quality CD 輸入盤
ブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』、モーツァルト:『ジュピター』、ハイドン:『驚愕』 カイルベルト&NHK交響楽団(1968 ステレオ)(2CD)
¥3,289
投稿日:2024/07/21
皆様もそうではないかと思いますがブルックナーは普段から往年の巨匠の録音を、その時の気分で選んで聴いています。それだけ名演と言われる録音の数が多いというのもあるかもしれません。でも、今回最新のCDを聴いてみて新しい録音も良いなぁと思いました。コンサートホールの悪い席で聴くよりははるかに臨場感を楽しめます。巨匠たちによる濃い解釈も良いのですが現代風の爽やかさまで感じる演奏は、ひょっとしてブルックナーの5番の曲想にマッチしているのかもしれません。ただし1点ご注いただきたいのが派手な盛り上がりは皆無です。この曲のファンの方は金管の強奏とかティンパニの強打による壮大なクライマックスを望まれるケースが多いですが、そういう方は物足りなさを覚える筈ですからあらかじめご承知下さい。
jin さん
投稿日:2024/05/18
この演奏を聴くと、やはり「ロトは才人だ」と思う。早めのテンポだが、スケール感はあるし、インテンポであっさり感ばかりな訳でもない。ロトは全体を把握してから細部を詰める。間違いなくそういう手法を採っている。だから細部が悪目立ちしない。良い意味でのスパイスになる。それでも、第二楽章主部のリズム処理には驚嘆した。ネタバレを避けるために詳細は書かないが、こういう手があったのか!と目が丸くなった。これを思いつくだけでやはり、ロトは才人だ。第三楽章も歌いながらもテンポが決して遅くないって、どういうことだろう。ロトにの辞書には「矛盾」という文字がないような、そんな気がする。9番だから版の問題はないが、この演奏を聴くとブルックナーにもまだまだ新しい解釈の可能性は無限にあることをロトに教えてもらった気がする。ロトはもしかしたらクレンペラー以来の「ブルックナーとマーラーの両刀使い」なのかもしれない。
てつ さん
投稿日:2024/02/28
これは、近年のブルックナー録音として、シモーネ・ヤング指揮ハンブルク・フィルの全集に続く、優れたものだと思います。 スイス・ロマンド管弦楽団は、まずはアンセルメのデッカ録音のイメージが強いかと思います。フランス語圏のジュネーヴに本拠を置くオケのため、ドイツ音楽の印象はありませんが、アンセルメの後のシュタインやサヴァリッシュの時代はイマイチ、すごいという記憶はありませんでした。 このブルックナーは、楽員の世代も代わったのでしょうか、とてもいい音を出しています。ペンタトーンの優秀録音もあるのでしょうか、重厚さと繊細さを兼ね備えた、まさにブルックナーに必要な音が出ているのが、まずは一番訴求するポイントではないでしょうか。金管のコラール、ファンファーレはとてもコントロールされた、大きな音で圧倒されます。木管もかなり優秀な奏者が揃っている印象です。限はクリア、統制が取れています。 コントロールといえばやはり、今やブロムシュテットと並ぶドイツ音楽会の巨匠、ヤノフスキの力によるものでしょう。かつて1980年代、90年代にNHK交響楽団に多く客演していた頃には「まじめでダメなところはないが、なんだかつまらない指揮者」と思っていた不明を恥じます。基本に忠実に、愚直にと続けていて、いつの間にか、こんなに大きな音楽をつくるようになったのではないか。 どこをとっても不自然なところはありません。 4番「ロマンティック」の第1楽章、展開部の金管コラールの部分、トランペットを大きく抑えて、ヴィオラの主題を際立たせます。ここの効果は絶大で、こういう解釈もあり得るのか、と目から鱗が落ちました。 全体にテンポは速め。チェリビダッケのブルックナーが好きな方には「速すぎる!」と感じる方も多いかもしれません。ですが、これもありと思わせる説得力があります。 もうふたつだけ。 この全集で特筆したいのは木管の扱いの巧さに代表される各楽器の最上のバランスと、デュナーミクの正確さです。 木管が埋没せずに聴こえるのに驚愕しました。5番フィナーレの最後のフルートが明瞭に浮かび上がるのは、録音ではアバド以来かもしれません。でもこれは、ヤング盤でもそうなので、もしかしたら録音の高い技術のせいかもしれません。管弦打楽器が最上のバランスで統一されており、テュッティでも各楽器の動きが明洋に分かります。でもかつてN響の実演で聴いた限りでは、そこまで神経を使った指揮には見えませんでしたので。ここは保留とさせてください。 デュナーミクの正確さは、ヴァントも真っ青といったところ。先に書いたことと同じなのですが、厳格にスコアに書いてある強弱記号を守り、ピアノ、ピアニシモの区別など実に正確です。むしろドイツのオケだとなあなあでやってしまうところもあったかもしれず、スイスの楽団だからこれだけ徹底できたのかもしれません。 とてもレベルの高い全集だと思います。値段的にもかなりお買い得ではないでしょうか。最近は廃盤になるのも早いので、ブルックナー好きな方はぜひ聴いてみていただきたいと思っています。
kadoshin さん
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ありがとうございました
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