HMVインタビュー：S.M.N.

西村：率直に今までの作品の中で一番いいものが出来たと思っています。

横山：なんか、今までと違う感覚ですね。今までの作品も“いい”と思ってたんですけど、その“いい”がちょっと違う気がします。

マー坊：いいの出来ました！

横山：ホントっすか？

西村：カッコいいの出来たもんね。

マー坊：そうですね。でも、ほとんど2人（西村・横山）が。

西村：そうだね。今回のは半々だね。あとは、みんなでスタジオであーだのこーだの言って作ります。

横山：持っていって聴かせて、みんなの反応が悪かったら、ホント、ぶん殴ろうかなと思いながら空気が流れていって、その曲がボツになっていくと。空気が良ければ、そのままの流れですんなりと話が進んでいったりする。

マー坊：その日のテンションにも左右されるしね。のらない日に聴いたりすると、「うーーーーん」ってなっちゃったりね。

横山：うん、そうそうそうそう！次の日やったら、意外といいねってなったり（笑）。

西村：いいよって言ってるのに、そこから曲が動かないときもあるんですよ。その時のテンションで、そっからシーン・・・となってね。まぁ、俺が持っていった時でもそういう時ありますし。

横山：8曲目の「Respect You All」です。この曲は、NO HITTERのツアー中にリフが出来た曲なんで印象に残ってます。マサミさん（NO HITTER Gt.）に、聴いてもらったら、「これ、カッコいいね！」って言ってくれて。

横山：あざっす！

（一同笑）

マー坊：マサミさんのね。

横山：で、そこからふくらませていった曲ですね。あと、1曲目「No Worry」3曲目「Not Game」と、その「Respect You All」は、初めての作り方で作った曲だったので。

横山：今まではメロディから作ってたんですけど、その3曲はリフ作って楽器だけ完成させて、その後にメロディを乗せていった曲で、こいつら、ホント、ぶん殴ろうかなって思ったくらい出来なかった曲なんで（笑）

横山：ぶん殴りましたよ。45回くらい。

横山：ぶん殴り続けて出来ましたよ。レコーディング前ギリギリだったね、出来上がったの。

西村：特に時間かかったよね。

横山：9曲目とか、サラッと出来たかな？お前（西村）が持ってきた瞬間にリフ出来たし。

西村：9曲目の「Start From…」です。それはパッと出来ました。すんなり出来る曲は、結構、すんなり出来てるんですよね。あと、最後の「Never Come Again」とか。

横山：いつもの感じでメロディから作った曲はすんなり出来ました。

一同：入ってないです。

（一同笑）

マー坊：聴いたことがある曲はないなと（笑）。

西村：カバーっぽいって思われたらちょっと嬉しいかもしんないです。この曲、聴いたことがあるとかじゃなくて、誰のカバーだろうとか、勝手に考えてくれるのがちょっと嬉しい。してねえし！と思って。

（一同笑）

マー坊：ひねくれとりますなぁ〜（笑）

横山：プロデューサーがついたのは、すごい良かったです。一番神経使うOKラインを決めてくれる人が居るってことが大きかったですね。その分、演奏に集中できたんでそれが良かったです。あとは、この曲はちょっと遅くしたほうがメロディが生きるんじゃないかとか、早くしたほうがいいんじゃないかとかアドバイスくれて、実際、曲が全然違ってきたりして、こういうことで曲が変わるんだって新しく思えた。そういう意味でもすごい良かった。

西村：レコーディングの期間が結構長かったっていうのもあるかもしれないけど、合ってましたね。やりやすかったです。環境もやり方も進み方も、日本とはちょっと違って、気を抜くとかじゃなく、いい意味で伸び伸びリラックスして歌ったり出来て、それはすごい良かったと思います。

マー坊：楽しかったですね。パターゴルフ行ったり。

マー坊：土日がお休みだったんですよ。ゴーカート、パターゴルフ、モンスタートラックショー、ショッピングモール、海賊の村・・・

横山：フロリダのゲインズビルって町です。

西村：田舎なんですけどね。

横山：車の運転も楽しかったですね。

マー坊：あと、でっかいPIZZA食ったり。

横山：バーベキューが美味かったな。

横山：娼婦にも会ったしね。

（一同笑）

マー坊：突然、呼んでもいないのに訪ねてきたっていう（笑）

横山：ホテルに突然訪ねてきて、ドア開けたら、絶対おかしいなって分かったんでガチャってドア閉めた。

（一同笑）

マー坊：俺らの部屋（マー坊・横山）で、バイバーイって閉めちゃったから、次に彼（西村）の部屋に行ったんですよね。そしたら、彼（西村）は部屋に入れようとしちゃって。

（一同笑）

西村：なんか、すげー困ってたんだよ。お母さんに電話したいから電話貸してくれって言うからさ。マジで？マジで？ってずっと聞いてたんだけど、Yes、Yseって言うしさ。一緒の部屋だったマサさん（スタッフ）が、「ダメだ、絶対に入れるな、アイツ、絶対危ないから」、って言うんだけど、「でも、マジ、困ってるんですよ！？」って。

（一同笑）

西村：それで、通訳の人に電話して、「こういうのがおるっちゃけど・・・」、なんて言ってたら、いつの間にかどっかに行っていた。

横山：LESS THAN JAKEのライブ観に行ったりね。

西村：行った！ね。最高やったね。いい思い出ばっかです。

西村：そうですね。アメリカ以外は初めてですね。アメリカも2回目です。

西村：違いました。なんていうか、素直っていうか、投げたもんにちゃんと答えてくれるっていうか。僕らのライブ後に、お客さんが寄ってきて、酒とかおごってくれたり。

マー坊：フレンドリーだよね。

西村：あんまり、距離がない感じかな。すごい新鮮で良かったです。

マー坊：めちゃめちゃ楽しみです。

西村：HIDEかな？

横山：最初はHIDEですね。

マー坊：僕は、X JAPANですね。

横山：HIDEきっかけで、この音楽に入っていくきっかけになったのは、Hi-STANDARD。

横山：Hi-STANDARDの『ANGRY FIST』です。

西村：Hi-STANDARDの『LAST OF SUNNY DAY』かな。

マー坊：X JAPANの『Jealousy』。

マー坊：浩介（西村）はS.M.N.からだね。

横山：もともと、この3人プラス1人で高校生のときにバンドやっていたんですよ。そのバンドが自然消滅。僕がバンドやりたかったんで、浩介（西村）に「お前、ボーカルしたいっちゃろう」、って。「したいです、させてください！」って。「それなら、お前、ベース弾かな、歌は歌えんやろ。ハイスタっていったらベース弾きながら歌うやろうが。お前弾け。」って言って、俺がベース持っていって弾かせました。

西村：そうですね。きっかけ無理やりなんですよ。

西村：ベースですか？やりたくなかったです。

（一同笑）

横山：それで、その後に、2人でドラムは誰がいいかって話したときに、マー坊しかおらんね、ってなったよね？それで、「マー坊、ドラムせい！」って、言ったら、「あぁ、いいよ！」って。その時、マー坊、4つか5つくらいバンドやってたんですよ。それで、「お前、それ、全部やめれ！」って。

マー坊：やめましたね。

横山：（笑）ほんとビックリしたよね、あん時。

西村：「軽！」っつってね。

マー坊：いや、別に、そういう訳じゃないです（笑）

西村：オリジナルがやりたかったんだよね。

マー坊：オリジナルのバンドも1個あったんですよ、実は。でも、ヴィジュアル系のバンドで年上の人とやっていて。言い方悪いですけど、すごい、うるさかったんで、嫌だったんですよ。そう思ってた時でもあったし、他は、地元の友達とやってたコピーバンドだったんで、もういっか！と思って。同じ歳だし、したいことさせてくれるだろうと思って（笑）。

横山：はい。仲良し3人組の登場です。

（一同笑）

マー坊：福岡にもいます。仲良し3人組（笑）。

西村：はい。一応僕がやってます。

マー坊：リーダーでキャプテンです。あと、秘書的な（笑）。

横山：あと、経理とかね。

西村：でも、実質はリーダーなんですよ。

横山：電卓です。

マー坊：バラバラやん、言ってること（笑）。でも、ほんと、リーダーは彼（西村）です。

西村：なんか、決めたかったです（笑）

横山：若かりし頃は、やっぱリーダー決めんと始まらんやろう（笑）。

（一同笑）

西村：車の掃除とかです。

（一同笑）

横山：事実やね。

マー坊：ツアー中に空き缶捨ててくれたり。マットひっぺらかえして、ポンポンポン！とかしたりとか（笑）。

横山：あと、俺らの荷物を積みなおしてくれたりとかね。

西村：結構、雑用的なことやってます。

横山：泣けてきた、なんか。

西村：泣くくらいなら、やって。

横山：感動した、お前に（笑）

マー坊：うちのリーダーは偉いですね。

西村：まぁ、がんばりますよ。

横山：UNCOMMONMENFROMMARS。一緒にまわったけど、すごい良かったよね、あいつら。おっさんやけど。

西村：あのバンドは、本当にライブもいいし、曲もいいし、すごいオススメですね。

横山：あと、HARDCORE FANCLUBと2本ツアーやったんですけど、めっちゃ良かったっすね。ライブもめっちゃ、やばかったっす。あと、最近聴いているのは、Joan Jett。70年代後半くらいのロックで、めっちゃかっこいいですね。

西村：今回、9月8日に出るCDは、アルバムは、自分たちでも思ってるんですけど、ものすごく良いものが出来ました。年幅関係なく、小さい子供も、おっちゃん、おじちゃんも・・・

マー坊：おっちゃん、おじちゃんって！？ちょっと待って（笑）

（一同笑）

横山：はい、おっちゃん、おじちゃんも？

西村：おっちゃん、おじちゃんも（笑）、おばちゃん、おばさんも、本当にいろいろな人に聴いて欲しいです。そして、ライブに来いよと。CDより、絶対ライブのほうがいいと思うんで。みんなでハッピーになりましょう。以上です。ほか、何かある？

（すかさず）
横山：是非、聴いてください！

マー坊：わ、先に言われた！あ、痛、コレ。あー、そやったか。そうですか。

横山：そうそうそう。浩介、ちょっと離れておこう。

マー坊：そうですね、うちのリーダーも言ってたんですけど、すごい、いいものが出来たので・・・

西村：それ、言ったよ俺。

横山：言うたね。

マー坊：今からね、もっていくと、そこまで！ちょっと静かにしていてください。

横山：あ、はい。

マー坊：是非、聴いてください。そして、やっぱり、Dカップ以上の女性は、走るときにゆれ具合を気をつけてもらったほうがいいかなと思います。僕は、それだけが言いたいですね。
・・・こんなもんやけど？

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