スガ シカオ インタビュー 第2回
Tuesday, May 20th 2008
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Text : Hosaka & Horita (HMV)
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第1回 10周年を超えてニューシングルリリース! |
2008-05-13 |
シングルとして出すということは、
スガ シカオ そうですね。全くわからない状態で行きましたからね。で、さっきアコギも持って行ったって言いましたけど、いざレコーディングが始まったら、ハワイのミュージシャンに、“お前のギターはチューニングが合わないからだめだ!”と言われてしまって(笑)。結局、自分のギターを弾かずに帰ってきたという(笑)。“音はいいんだけど、チューニングが悪いんだよ”って言われたんですよね。 --- 微妙にチューニングが合ってないだけですよね? それはかなりストイックですね。 スガ シカオ そう。向こうのミュージシャンというか、アメリカのミュージシャンはすごく耳が良くて。僕の持っているヴィンテージのギターってチューニングがあまり良くないもので。もう、“チューニングが合わないものならば、他の新品のギターを使ってくれ”って言われてしまうんですよ。だから、ヴィンテージを使っているミュージシャンよりも新品のものを使っている人のほうが多かったんですよね。その代わり、それだけ言うだけあって、チューニングはすっごくいいんですよね。 --- 今の話を聞いていると、もう、次のロンドン編の裏話が気になってしょうがなくなってしまいますね。 スガ シカオ もうロンドン編は広がりすぎちゃって。アコースティックじゃなくてフルバンドになってしまって。ハワイのとき以上に、メンバーの幅が広がってしまって。ロンドンで知り合った奴が、音楽プロデューサーだったので、もう抱えているミュージシャンが山のようにいるような感じだったのでメンバーには困ること無かったんですが、もう増えすぎて止められなくなってしまって(笑)。終いにはストリングスとか入っちゃって、もうとんでもないことになっちゃいましたね。 --- 面白いですね(笑)。この旅編は引き続き続けて行く予定はあるんですか? スガ シカオ いやぁ。この海外武者修行シリーズは、かなり消耗するんですよ、いろいろと。気も使うし、ほんともう、日本みたいに誰かに頼むとか出来ないし。だから頭からケツまで全部自分で面倒を見なければならないから大変なんですよね…。まあ、とりあえず、ハワイ編以降のロンドン編とかは、お楽しみにということで。 --- それでは改め今作のお話に戻ります。今回のシングルは初回盤がかなり豪華になってますよね。昨年行われた「FUNK FIRE TOUR’07」ファイナル公演から全11曲/60分を超えるライブ映像「FUNK FIRE TOUR’07−FINAL−」を収録した豪華スペシャルDVD付という。 スガ シカオ そうですよね。でも、この「NOBODY KNOWS」を作っているときに、「FUNK FIRE TOUR’07」の空気感を曲に込めたというのもあって。そのツアーが無ければこの曲も産まれなかったんじゃないか? というのもあって、DVDを初回盤につけようと。ライブに来れなかった人も沢山いると思うので。そういう人達に向けて、“「NOBODY KNOWS」という曲が産まれたのはこのツアーがあってこそだったんだ”というものを伝えたかったんで、わかってもらえれば嬉しいなと。 --- もうこれは、シングルの枠を超えていますよね? シングルでありながらもシングルという感覚ではないような。 スガ シカオ そうですよね…。でもまあ作品としてはアルバムではないですからね。言い方は悪いかもしれませんが、釣りで言うところの、“撒き餌”みたいなもんですよね。だって、この曲とかアルバムに入る確率が高いわけじゃないですか? そう考えれば、1曲だけだったら、アルバム買えば済む話だし。ダウンロードとかもあるし。ほんと、今は手軽に色んなところから音源を得てしまえる環境じゃないですか。 --- そうですよね。ただのオマケや特典というものではないですよね。 スガ シカオ うん。そうですね。
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