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ROYCE さんのレビュー一覧 

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/02/16

    ハイブリッド盤に続いてこちらも購入してしまった。全体にクリアさが増している。高音域の透明度の向上は相対的に中低音域の存在感を控えめに思わせる効果がある。その結果、全体的に肉付きがハイブリッドよりも若干細く、引き締まったスリムな音というイメージになっている。これをふくよかさが減少した固いと思う人もいるだろうし、明晰さが向上したと喜ぶ人もいるだろう。この違いは結構はっきりわかるので、ハイブリッド盤があれば十分ともいえない。フルトヴェングラーの録音に関しては様々なリマスター盤が登場しているわけで、マニアは結局それらを順番に買わされてしまうのだ。そういう人がシングルレイヤー盤を買って後悔することはないと思う。

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     2018/01/27

    快速テンポの第九は、よく言えば熱気をはらんだ演奏、悪く言えばせっかちで前のめり気味で、余裕が足りない演奏と形容できるだろうか。演奏会場で聞いたらノリの良さに共感できるのかもしれないが、録音で聞くとなると終始セカセカしていて、落ち着きの足りないところが気になってしまう。ドライでカラッと晴れた音楽ではあるが、似たようなタイプの第九にシューリヒトのスタジオ録音の名盤があって、この録音と比べるとさすがにシューリヒトは偉大である。役者の格が違うと思えてしまう。

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     2018/01/17

    2017年の最新リマスター盤の音は2001年のOIBP盤に比べると全般にキメが細かくなり、高音域の鋭さも抑えられマイルドになっている。それでいて解像度が落ちているわけでもなく上々の出来といえよう。テープのふらつきがあったりしてマスターにコンディションの良くないコピーテープを使っていると思わせるProfilレーベルのリマスター盤とは雲泥の差である。Profilは大型スピーカー向け、アルヒーフは小型スピーカ向けというレビューもあるので、聞き比べにはゼンハイザーとスタックスの上位機種のヘッドフォンを使用したが、本家アルヒーフ盤の優秀さは当然のごとくProfilを圧倒している。このセットにはDVDの他、ブルーレイ・オーディオ盤も付いている。通常のCDでもかなり満足度が高いのだが、ブルーレイの音はCDと比べると格段に情報量が多く、肉太で豊かに鳴り響く低音、混濁の少ないクリアな高音、広い音場感など過去に出たCDのいずれをも凌駕している。このセットの欠点は紙製パッケージからCDを取り出すのが非常に不便で、盤面に傷がつきやすいところ(新品を購入したがすでにCDの信号面に多数の擦り傷がついていた)。見開きで4枚のディスクを封入しているパッケージデザインなどは最悪である。今の時代にCDというメディアを購入する客層はモノを大切にする価値観を持っていると思われるのだが、メーカーはその辺を考慮して、少なくともCDの信号面に傷がつかないように袋に入れるなどの配慮をしてもらいたいと思う。

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     2017/12/28

    初期盤と比べた場合、音像がやや遠のき、スケール感が小ぶりになっている。初期盤はかぶりつきで聞くような生々しい近接感、左右にたっぷり広がる音場感があったのだが、こちらはちんまりとおとなしい。24ビットリマスターとのことだが、ダイレクト感が失われたので印象は少々よろしくない。この音源に関しては初期盤の方がよかったと思う。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/12/28

    ベームの録音はこれまでにも何度もリマスターを繰り返している。手元にある何種類かのベートーヴェン7番で聞き比べたところ、91年に出た国内盤は全体的に緩いというか大雑把な音。ラフな音作りのため、きめ細やかさは不足している。2004年のエミール・ベルリナー・スタジオのリマスター盤(輸入盤)はちょっと艶消しのマットな音調ながら細部の再現が緻密でアナログ風の柔らかさを感じる。2017年発売のこちらのセットは、リマスターに関する情報がどこにも記載されていないが、明らかに別物で、2004年盤よりも高音域が強調されて華やかになり、スケール感が大きくなったように思う。三者三様だが、私としては2004年盤がかつてLPで聞いていたDG録音のイメージに最も近いように思われる。毀誉褒貶があるvenias盤は、周波数レンジもダイナミックレンジも刈り込んで、こじんまりと箱庭的に小ぎれいにまとめた印象。DGから出ている一連のCDと比べると、迫力というか荒々しい要素が減少した分、耳触りがよくなり聞きやすいともいえる。情報量が減らされているのは、ラジカセ的な小型装置で再生するのに向いた音作りなのだろうか。本家DGの製品と比べたら劣るのはしょうがない。

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     2017/12/24

    Christopher Parker がバランスエンジニアを務めたブルックナーの交響曲第9番は例外的に音質が良いが、エンジニアがCarson Taylorになっている他の録音は総じて録音状態が悪い。ピーク時に音が飽和して混濁する場合が多いのだ。70年代初頭のEMIによるシカゴ録音によくあるパターンである。ブラームスの4番などはドロップアウトはあるし、やたらに歪っぽくて聞いていられない。より古いフィルハーモニアとの録音の方が安心して聞いていられる。このセット、音質に関してはゴミのような不出来な録音が多いのは残念。元が悪いからリマスターでもどうにもならなかったようだ。

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     2017/12/23

    ナヌートさん80歳の時のスタジオ録音だそうだ。同時発売のシューマンに比べると録音状態、オーケストラの安定感、ともに上々。チャイコフスキーはあわてず騒がず、ゆったりとしたおおらかな音楽の運びが魅力。重厚感にも不足はないが、演奏の見通しがいいので過度に重苦しくなったり、深刻ぶったりはしない。表面的にはさらっと流した演奏のようでいて、ベテランならではの円熟味がそこかしこに聞こえるような録音といえようか。ムソルグスキーはライブ録音だそうだ。

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     2017/12/23

    ほとんど会場ノイズが聞こえないため、演奏が終わって拍手が聞こえるまでライブ録音とは気づかなかった。ナヌートさんは鷹揚でゆったりとした構えで音楽を運んでいる。ライブらしい高揚感はほとんど感じられないのだが、おおらかで細かいことは気にしない流れの良さは悪くない。ヨーロッパの地方都市で日常的に行われている普段着の演奏会の感触が楽しめる録音といえようか。作りすぎていない自然体の音楽がいい感じ。

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     2017/12/03

    安いので購入してみたが、小編成のオケで演奏してみましたという程度の内容だった。きびきびしたテンポを選んでいるのは予想通りで、今時、この手の演奏は珍しくない。ピリオドスタイルを追求しているわけでもなく、中途半端としかいいようがない。2017年の時点で、わざわざこの全集を選ぶ理由は見つけられない。

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     2017/11/27

    SACD化された音質は、国内盤初期CDで感じられたアナログ風の柔らかいふくよかなタッチではなく、OIBP盤のような煌びやかやさを強調した硬派なキャラだった。ペンタトーンから出始めたクーベリックのベートーヴェン交響曲SACD盤は他も同様の傾向があるので、ちょっとがっかり。これなら従来のCDで十分だ。リマスタリングを担当したエンジニアの好みに疑問を感じる。とはいえ、今後出るであろう他の録音も買いそろえるだろう。国内盤、輸入盤、タワーレコードから出たリマスター盤と、同じ音源を何種類も買ってきたが、クーベリックの貴重な遺産なので懲りずに買いましょう。

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     2017/11/24

    2つの協奏曲は鮮明なステレオ録音でミルシティンの全盛時代の美音が聞けます。特にゴルトマルクは得意にしていた曲なので切れ味鋭いスタイリッシュな演奏が圧巻。ブラームスも後年のヨッフムとのDG録音よりこちらの方がソロはシャープで鮮やか。オケの音質は年代相応ですがSACD化による改善は認められます。バッハのシャコンヌは途中までなのが残念なほどの名演。モノラル録音に電気的な広がりを付与していて、最近の録音かと思うほど鮮明で聞きやすい音質に仕上がっています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/11/24

    スピード感を強調した演奏だが、もうこの手の表現に新鮮味は感じられない。やりつくされた感があるからだ。いかに速く演奏出来るかを競うようなコンセプトはもはや時代遅れなのではなかろうか。バッハの時代にこんなせっかちな演奏を王侯貴族の前で披露していたとも思えない。軽業師じゃないのだから。演奏技術の高さは認めるが、速いがゆえの爽快感を除くと、ここには一体何が残るのだろうか。

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     2017/11/23

    この指揮者にはフィリップスが収録したウィーン交響楽団との全集があり、音楽の推進力やホールの豊かな残響感などに関しては一番条件がいいと思う(ただし1960年代前半の録音のため、それなりの古さは感じる)。晩年に行ったロンドン・フィルとのセッション録音は、アビー・ロード・スタジオでのEMI収録によるためにのっぺりとした平板な印象を与え、演奏そのものも退屈に聞こえなくもないのに対して、N響とのライブ録音はNHK録音にしては上出来の部類で、分離も悪くなく奥行き感もあっていい感じに仕上がっている。しかし録音条件がいいだけにN響の非力さが目立つ結果になっているのは皮肉である。これが欧州の一流オケとのにライブ録音だったら、どんなによかっただろう。このCDでのN響の演奏は、文章に例えれば句読点が曖昧で尻切れ蜻蛉になりがちなしょぼさが散見されるのだ。思い切りの悪さというのか、万事中途半端で吹っ切れないもどかしさを感じてしまう。いつも、つまらなそーな顔で演奏をする団員がそろっているあのオケの体質が現れているといえようか。弦楽器はロンドンフィル並の上質感を出しているけれど、金管楽器は毎度のことながら弱体。プライドは一流、実力は二流というこのオケの70年代の実態が伝わるセットなので、過剰な期待は禁物である(現在のN響はもっと上手に演奏出来るだろう)。サバリッシュの解釈に関しては、結構粘るところもあって第2番終楽章の最後で金管楽器がファンファーレを吹くところとか、あざといタメの入れ方にへぇ〜と思ってしまった。若い時の録音とも、晩年の演奏とも異なる面を見せていて面白い。

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     2017/10/16

    ついにCD化された「クラリネット協奏曲」は絶品。作曲者最晩年の名曲をこれほど陰影豊かに彫琢した演奏は、ちょっと他に思い当たらない。ソリストもオケも尻上りに感興が増し、終楽章では万華鏡のような刻々と表情を変える音楽に聞きほれてしまう。晩秋の青空の清澄、降り注ぐ日差しの温もり、木陰を吹き抜ける冷気、流れる雲、舞い散る紅葉。いろんな要素が交錯して足早に過ぎ去る季節の悲しみを紡いでゆく。玲瓏という言葉がふさわしい演奏で、さびしい晩秋を想わせるノスタルジックなモーツァルトがここにある。

    1957年のモノーラル録音だが、ホールのアコースティックの優秀さに助けられ、鑑賞するのに何の支障もない。むしろモノーラルであるための凝縮感、解像度の低さがこの場合はメリットになっていて、セピア色の昔の写真を見るような懐かしさを醸し出している。クラリネットを吹くブラム・デ・ウィルデは、当時のコンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者ということ以外詳細は知らないが、フルートのバルワーザーやチェロのデ・マヒュラらとともに、名手として知られていたらしい。さすがに上手くて、しっとりと落ち着いた音色で深々と呼吸する音楽を奏でている。

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     2017/10/03

    ミラノ盤の録音状態を「劣悪で、よほどの忍耐力がないと最後まで聴きとおすのがつらい音質であると言わざるを得ない」と書いている人がいるが、キングから発売されたミラノ盤のSACDとEMI(ワーナー)のローマ盤SACDの比較では、音質に関する評価は逆転すると指摘しておきたい。

    ミラノ盤は放送局にオリジナルテープ(一部はアセテート盤)が残っていて、キングは日本に送られてきたコピーテープからSACDを作成した。一方、ローマ盤のオリジナルテープは早い段階で消去され、アセテート盤に保存された音源を再度テープに収録したものがCDやSACDの音源になっていることは周知の事実である。

    EMIによるSACD化で、ローマ盤の団子状に固まっていたオーケストラの音は広がりと分離の良さを獲得し、いっそう生々しくなった歌声の背後で存在感を増してはいる。残響がほとんどないデッドな音場であることが、オーケストラの各楽器の音をクリアに伝えてくれている点は好感を持てるものの、板起こしであることの限界、全般にきめの細かさが不足し荒っぽい印象を与える音質である点と、ダイナミックレンジがやや狭く、ピークで頭打ちになり混濁が強まる傾向が目立つ点は否定できない。

    ミラノ盤ではそうした頭打ちを意識することなく聞きとおせるし、適度な残響感と滑らかさを持つ音質の豊麗さにおいてはローマ盤を凌駕している。歌劇場でのライブ録音であるミラノ盤と、スタジオ収録のローマ盤では収録ポリシーが異なるので簡単に優劣を論じることは出来ないが、SACD盤による両者の比較では、ミラノ盤の音質が劣悪であるというコメントは誤報の類であると注記しておきたい。いずれも安くはない買い物だが、SACDのセットを両方買っても後悔はしないだろう。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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