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恐怖のタヌキ男 さんのレビュー一覧 

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     2010/10/20

    ヴァントは本物のドイツの巨匠でした。ベルリン・ドイツ響がフルトヴェングラーの元のベルリン・フィルのように響きます。シューマンの4番はドイツによる本物の名演であり、聴いてビックリ!圧倒的な説得力で、ドイツのサウンドが重厚に展開し、ピリオド系のサウンドを蹴散らす響きに圧倒されました。ブラームスの1番は以前FMでも放送されましたが、北ドイツ放響とのライヴより優れており、重厚で、ドイツ音楽とはこういうものだというような仕上がりに圧倒されました。4番も渋さよりも、年齢を感じさせない生命感に満ちていて、圧倒的です。もう、こんなドイツものを演奏する指揮者は現れないでしょう、ドイツの、最後の栄光です。

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     2010/10/20

    インバルによる全集の値下げ再発売で、交響曲第3,4,8番第1稿世界初録音と、ヘ短調、0番、9番フィナーレを含むものであり、第1稿はこの後新録音が続いているものの、インバルの価値は減じません。曲により、2番はキャラガンの第1稿が出ていなかったためノーヴァク版によるもの、7番をなぜ書き直しとなるノーヴァク版を使ったのか、また、9番のフィナーレはより優れたものが出ているため、その点では問題もあるものの、インバルによる意欲は強く、今日でもいいものです。特に、ヘ短調、0番、3番、5番、6番、8番が秀逸、インバルは都響とブルックナーを取り上げており、2番のキャラガン第1稿や、9番のサマーレ、マツッカ、フィリップスによるフィナーレもやって欲しいものです。期待しています。

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     2010/09/07

    ウィーン・フィルも自主制作盤の制作です。メータのチャイコフスキーはライヴの熱気があり、メータにしては結構綿密な名演で驚きました。ムーティのザ・グレイトは、FM他でもよく聴きますが、ウィーン・フィルの響きを活かしての名演です。小澤によるブラームスはサイトウ・キネンのCDと比較して、ウィーン・フィルの個性が強く出たものでした。結構よかったです。

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     2010/08/31

    小澤のライヴはブラームスで真価を発揮します。交響曲第2番はサイトウ・キネンとの旧盤と比較して、第1楽章に繰り返しを入れて、ブラームスをより大きなスケールで描くものであり、ブラームスの真骨頂を感じました。とても手触りの良いものであり、小澤らしい名演に満足です。ラヴェルは繊細な名演で、グラハムをリードしてシェエラザードを、小澤らしいラヴェルの感覚を聴かせてくれました。小澤も、本格的な復帰を期待します。

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     2010/08/31

     朝比奈のモーツァルトをまとめて聴くのは初めてですが、今では聴かれなくなった巨匠たちの息吹を伝えるものがあります。古いスタイルですが、ピリオド全盛の時代には新鮮であり、朝比奈が、大阪フィルでモーツァルトをやらず、倉敷で専念した意味を理解できました。どの交響曲も、巨匠によるモーツァルトへの敬意があり、それに応える倉敷のオケのメンバーの熱意に圧倒されました。これは、巨匠たちが存命であり、モーツァルトがモーツァルト足りえた時代の記録です。こんなモーツァルトはもうニ度と聴けないでしょう。それにしても、朝比奈の残した録音は超人的な分量であり、改めて、わが国の誇る大巨匠であったと痛感しました。

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     2010/08/26

     FMシンフォニーコンサートでも放送されたもので、東京フィルの意欲的な企画です。1曲目のタルカスはコンサートでは最後に演奏されましたが、これが圧倒的に良いです、ロックとクラシックの融合による作品で、吉松の交響曲も録音している藤岡による、作品を知り尽くした名演であり、日本の作曲家、演奏家の底力を見るものでした。黛のBUGAKUは日本の先達への敬意が感じられるもので、古典的な作品を上手く表現していました。後半の2曲はまずまず、貴重な企画です。

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     2010/08/17

     ラトルはチャイコフスキーの交響曲も1曲も録音しておらず、このくるみ割り人形が初のCDになると思いますが、ファンタジーに溢れていて、西欧的に洗練された雰囲気のチャイコフスキー、ロシアものと言うより、フランス系の仕上がりで、ラテン的な色彩を持っており、文句なしに楽しめました。第1幕をセッションで、第2幕をライヴで録音したやり方も妥当だし、西欧の雰囲気による、素敵なものでした。ラトルとベルリン・フィルはドイツ系のものに威力を発揮すると思っていましたが、これも良かったです。いいCDでした。

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     2010/08/11

    朝比奈はピリオド系には最後まで関心を持ちませんでしたが、小編成のオーケストラには関心がありました。これは90年にNHK-FMで音のみ、ABCで映像が放映されたもので、1管編成のオーケストラによるライヴ、いつもの大阪フィルとは異なる個性があり、新たな発見もあります。朝比奈が重厚なだけと思っている人にはぜひ聴いてほしいものです。

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     2010/08/03

    ラヴェル3曲で40分とは短いCDですが、日本人ヴァイオリニストの、それもライヴでのラヴェルであり、ヴァイオリン・ソナタの、哀愁漂う雰囲気は、ブルースを含む現行曲、遺作ともに魅力的でした。ツィガーヌも冴えています。もう少し曲を入れて欲しかったです。

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     2010/08/03

    スミ・ジョーとの共演ですが、目当ては西本智実の指揮による展覧会の絵、久々にこの曲をロシアのオケで聴きましたが、洗練された雰囲気で、西欧的、都会的な雰囲気のムソルグスキーであり、これが楽しめました。スミ・ジョーとのアリアもなかなか良かったです。

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     2010/08/03

    ベルティーニの遺産、マーラー全集がHQCDで登場、完成度の高いマーラーであり、生涯をマーラーに捧げたベルティーニ、渾身の名演揃いです。この全集のうち何曲かは日本でのライヴが採用されています。日本でも都響を指揮してマーラーを日本に伝道したベルティーニ、素晴らしい全集に感謝します。

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     2010/07/01

    プレートル、ヴァイトブリックからは初のフランスものですが、ドイツ響の力量に問題があり、ソロ楽器の稚拙さは興ざめ、フランス国立管あたりで録音して欲しかったです。やりたい放題であり、面白いラヴェルの世界で、特にダフニスは、全曲をプレートルとフランスのオケにより録音して欲しい。展覧会の絵はソロ楽器の魅力にイマイチで、やや期待はずれ、ボレロはまずまずでした。プレートル、十八番のプーランクも聴きたいです。

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     2010/06/30

     かつてのブルックナーのメッカ、大阪で、大阪フィルではなく、センチュリーを指揮しての小泉和裕のブルックナーで、4番は作品の浅さが出ていると思われましたが、5,6番はなかなかいい、2管編成のセンチュリーを指揮して、小泉、素朴でシンプルなブルックナーを展開しています。特に5番の原始霧の雰囲気と、6番の躍動感が魅力的で、このコンビで7,8,9番を聴いてみたいと思いました。

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     2010/06/11

    恐れを知らない若者による音楽であり、春の祭典はブーレーズを経た、21世紀の標準であり、迫力もあり、粗野ではなく、リズム感も魅力的で、ライヴながら録音も良好です。春の祭典、様々な指揮者により手がけられていますが、今日の古典としての姿を見ました。レヴエルタルのマヤの夜は以前サロネンのCDも聴きましたが、これは南米によるラテンの色彩を理想的に表現したものでした。

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     2010/05/31

    オラモは北欧ものだけでなく、ドイツものもなかなかで、このシューマン、オラモの成熟を見るものであり、ドイツのサウンドに裏付けられた、壮大なシンフォニーを楽しめました。サヴァリッシュのような巨匠的な風格はないものの、これは立派です。

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