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一人のクラシックオールドファン さんのレビュー一覧 

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     2009/09/12

    私は初回LP盤で「1968年度ACCディスク大賞受賞」の帯がついていた盤でこのカップリング協奏曲を聴きました。さてこのラヴェルピアノコンチェルトなかなかのもの、クラシック通になる一つのメルクマールのようでアルゲリッチは煌びやかなそれでいて繊細なラヴェル音色を抜群のテクニックで表出しています。少しガーシュインに似た楽章もあれば第2楽章の管楽器とのデュエット様なピアノの静かな流れ、「ゴジラの逆襲」のテーマ似が瞬間過ぎる終楽章・・演奏者も覇気溢れ若かった1967年録音でこの曲をバックを指揮は同じアバドでオーケストラをLSOに変えて1975年再録しております・・最高!ですね。プロコフィエフもクラシック通になる一つのメルクマールのようでアルゲリッチは抜群のテクニックで作曲家独特のアイロニー混じりを上手く表出しています。アバドのサポートもBPOはやヽ重いもののバッチリ!作曲年代1910年台後半からして日本に立寄った影響か和音階も聞き分けられます。

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     2009/09/11

    スイトナーはモーツァルトを得意としている指揮者の一人で後期交響曲についてはライブでNHKSO,SKB等との演奏盤がありますが本盤は主に1968年に収録されたSKDとの三交響曲演奏です。全体に言えることはとにかく名盤の多いこれらの交響曲を特にクセ・アク無く無難に仕上げており聴き飽きのしないものとは思います。しかし細かな処では例えば「リンツ」交響曲少しタイム的にゆとりをもった第1楽章堂々とした部分とセカセカ・キチキチした部分が対照的に置かれ印象的、第2楽章ゆったり目、管楽器とティンパニーのソフトな当たり・・・終楽章は颯爽さが面白く他の二曲もちょっとした工夫が夫々なされています。何れもタイム的には平均ラインかとは思います。この盤では含まれていないけれど第40番も飾り気なしの第1楽章から颯爽とした充実の後半楽章への移り変わりは素晴らしいものがあります。

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     2009/09/11

    やはりよく聴かれる2008年収録交響曲第3番からの切り口になろうかと思います。この指揮者によるブラームス交響曲第1番で述べた演奏感想はこの曲でも当てはまりそうです。第1楽章冒頭の管楽器は印象的で続いて古楽器?独特のある意味爽やか元気さが弦の踊りに繋がって行きます。とにかく音楽が流れて行きあの私たちが従来この楽章に持っていたゴツゴツさは皆無!それが顕著なのは終楽章・・タイム的には8分を切ってスイスイ細かい処まで気を使って透明性を維持した演奏・・しかし私には少しせわしかったのも事実です。他の合唱曲は合唱をやっている方には参考にはなりそうです。早くクナッパーブッシュ的演奏好みから離脱しなければ中々スンナリとは気持ちに入って来ず当面ガーディナーの姿勢も勘案してOKランクにしておきます。

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     2009/09/10

    オーケストラとの関係なのか1964年、1966年の両年にわたってしかもそのオーケストラはPOとNPOと分業?となった珍しい収録形態です。指揮者、独唱者は変わってはおらず首尾一貫性は保たれております。さて、演奏は第1楽章李白の詩による「大地の哀愁を歌う酒の歌」でテノールのヴァンダーリッヒが伸びやかにスタートします。次の「秋の寂しさ」でアルトのルードヴッヒが貫禄ある歌唱を展開・・・このように進んで「春の酔い」の章(アルト)でのフルートその他管楽器の扱いを生々しく顕わしこの傾向は最後の章・・孟浩然・王維「別れ」での30分間で生者必滅、諸行無常における今述べた管楽器奏法と最後のハープ、チェレスタ、マンドリンに施した対照的な扱いは全体冒頭事情があるにも拘らず(タイム的には各章過不足はなく)クレンペラーがこの曲をメリハリあるものに仕上げた本演奏・・・最高ランクにしたいものであります。

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     2009/09/10

    マタチッチは我々の年代では TVでの懐かしい演奏家である。象さんのような格好での茫洋とした指揮ぶり、その印象からある面では想定範囲内での出来上がりにはなっております。(私が別盤で聴いている)交響曲第6番の方は先ず、大掴みしたうえの曲創りなので妙な小細工がない分説得性は高いと申せましょう。あとは聴く人の好みであろうがマタチッチの演奏はそれ程「灰汁のある」ものではないから彼の狙いが解ければ誰でも受け入れられそれだけ一般性の高い演奏ではあると思います。第5番は未聴なのですが山口県の方が書き込まれているニュアンスは分かる様な感じがします。素晴らしいランクとさせて下さい。

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     2009/09/09

    私の狭いCDラックの都合もあってこの二曲の組み合わせの盤を探していました、何種類か該当する盤はあったのですがやはりレビューや価格に影響は受けますね。最終的にゼルキン/ブタペストQかこの田部/カルミナQに絞り後者がレコード芸術○賞受賞?とか中々本盤値引対象でなかったのが今回マルチバイ値引対象となった事そしてやはり「鱒」は女性ピアニストが良いという判断で決めた次第です。聴きました感想なのですが田部のピアノは清潔さと何より和えやかさをカルミナQに際どく迫りつつ両者時には緊迫感を高揚させております。シューベルトのこの曲にもう少し爽やかさを求めたいと思う楽章もありますが全体としてはやはりバランスを考えると彼らの演奏はこれで落ち着くのでしょう。シューマンはより私にはフィットしました。久しぶりに優れた演奏・・・(2008年)録音も含めて・・・楽しんでおります。

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     2009/09/09

    現在販売されていない惜しい盤です。例えば第2番・・・フルート・トラベルソをM.アンタオが受け持ち二つのバンドがサバールの指揮の下、勿論所謂古楽器演奏なのですがどの楽章、どの舞曲も先ず少なくとも私の受け容れられるテンポで・・・昔のこの曲に各名指揮者が設定したテンポに近い?・・・無理することなく妙に小細工しない、変にトレンドぶらない演奏が大変気に入っています。軽い処がなく浮つかない・・・これが本来のバッハの組曲といった主張もない。第1楽章序曲は厳かというよりあくまで舞曲風にそして続くフーガ交じりの曲は珍しいことに反復演奏をして結果彼らの演奏ペースより5分延長させています。しかし決して冗長さはなく心地よく時間が過ぎていきます。この第2番締めてタイム的には計約27分・・・全般にしっかりしたテンポで進め最後パデェネッリでもフルートはきっちり音を出しています。聴いていない曲もありますので素晴らしいランクに止めています。

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     2009/09/08

    カンタータ・シリーズでの合間の様にバッハのオーケストラ物作品も収録しつつあるBCJのヴァイオリン協奏曲集で独奏は寺神戸が主に担当した盤です。この曲の組み合わせのCDもいろいろ数多く販売されており今BCJも彼らのコンセプトで乗り込んできているわけですが他の多くの盤演奏とは異なり古くはカール・リヒター指揮ものと同じ少なくともバッハの宗教曲でかなりのウエイト・・・量的だけではなく演奏の宗教的確固とした信念が質的なものに付加されている・・・・を占めている一種の自尊というかプライドが今回この盤を聴いて改めて彼らのオーケストラ物(管弦楽組曲、ブランデンブルグ協奏曲 他)に感じた次第です。演奏自体は勿論古楽器奏法なわけですから情緒に溺れず颯爽かつ穏やかなもので他に類似演奏はあるものの、そういう事より何といっても繰り返しますが宗教曲をこなしているという実力というか気質は他の強いて申せば凡庸な団体演奏とは一線を隔しているようです。バッハがコレギウム・ムジクム学生の為に書いたとは言われている点を頭に掠めながら宗教的スタンスが強いBCJのこの曲の演奏を結びつけて聴くとその意味と素晴らしさがわかってくると思います。

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     2009/09/08

    シューリヒトのブルックナー交響曲第7番は古いところでは1938年BPO、そして1950年代で1953年SRSO、1954年NDRSO、本盤1956年CCOそして1964年のHPOその他と収録種類は割りと多いです。シューリヒトと言うと昔通販の様な販売でコンサートホールソサエティ盤に時々顔を見せていた指揮者で少しマイナーな地味な感じがしたのですがEMIからブルックナー交響曲第8,9番が出てそのブルックナー音楽との相性の良さが分かり始めたというのが私の実態で決して大層な音楽作りはしないけれど本質はちゃんと教えてくれる彼の演奏が気に入った次第です。本盤第1楽章の最後圧倒的クライマックス、最終楽章も然り・・・先に書き込まれた東京の方のおっしゃる通りですがこのような演奏をCCOから引き出す凄い実力者であることも再認識しました。しかしSRSOとの演奏も忘れられないことも本音・・・。

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     2009/09/08

    シューリヒトのブルックナー交響曲第7番は古いところでは1938年BPO、そして1950年代で1953年SRSO、1954年NDRSO、本盤1956年CCOそして1964年のHPOその他と収録種類は割りと多いです。シューリヒトと言うと昔通販の様な販売でコンサートホールソサエティ盤に時々顔を見せていた指揮者で少しマイナーな地味な感じがしたのですがEMIからブルックナー交響曲第8,9番が出てそのブルックナー音楽との相性の良さが分かり始めたというのが私の実態で決して大層な音楽作りはしないけれど本質はちゃんと教えてくれる彼の演奏が気に入った次第です。本盤第1楽章の最後圧倒的クライマックス、最終楽章も然り・・・先に書き込まれた東京の方のおっしゃる通りですがこのような演奏をCCOから引き出す凄い実力者であることも再認識しました。しかしSRSOとの演奏も忘れられないことも本音・・・。

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     2009/09/08

    ヘンシェルQはメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全六曲を2002〜2004年に収録していずれも質の高い演奏をしています。メンデルスゾーン生誕200年の年ということで何かと本作曲家の作品が紹介されていますが私は彼の室内楽で弦楽四重奏を結構聴いたりしました。六曲の作品は半分ずつ三曲ずつ長調、短調作品となってバランス良く配分されています。本盤第4番第1楽章探るような重苦しい動機でスタート、中ほどは実に充実、続く楽章は明るい舞曲風、第3楽章伸びやかな中にも思索性が垣間見られ最後の章緊迫感をはらませ最後は堂々と終わる・・・約26分間をヘンシェルQは緊密な連携の下に分り易い表現を展開しております・・・メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集アルバムは現在10種類近く出ており全集は少し重いナと思われる方は本番のようなバラでしかも短調、長調がパッケージされたものが適しているなと感じた次第です・・・・素晴らしい盤です。

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     2009/09/07

    リリングのバッハ・カンタータ全集の一つで特にこのCDは三曲目とも200曲以上あるカンタータの中でも粒のそろったものが偶々連番で続いている盤です。各曲をもっと漁るともっと個性豊かな演奏が見当たります。例えば私の印象に残っているのはBWV106ではリヒター盤、BWV107ではヘルヴィッヒ盤、BWV108でもテレフンケンのリヒター盤などですがこのリリングのものはおっとりとした演奏で曲目によっては正直食い足らぬものを感じるのですが平均点としては高く何よりも三曲一枚で聴けることがメリットかと思います。私自身リリングは長調カンタータと相性が良い様に捉えておりその意味ではBWV108はもう少し厳しさを求めたくなりました。

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     2009/09/07

    クライスラーという1900年代第1四半世紀を中心に活躍した偉大なヴァイオリラストの名前や自身作曲の小品集(録音盤も含めて)は知っていても協奏曲を収録した盤にはそんなに接してはおりませんでした。1930年代後半に録音したベートーヴェン、メンデルスゾーンのCDをHMVで昨年購入してようやく何とか挽回しようとしております。さて、本盤のベートーヴェン協奏曲演奏収録分は音源が今述べたCDと同じであり第1楽章現在のセンスからすればややテンポは速いかもしれませんが当時の偉大な演奏記録が聴ける「ある幸せ」を感じます。本盤も演奏自体は多分そうと思います。一方ソナタの方はクライスラーが小品集を収録している共演のルップのピアノ伴奏で安心して聴けるものです。これらの演奏に先立つこと約十年前の収録でよりクライスラーの味わいがつまりより若い頃の19世紀風ロマントーンが表出しているといわれるCDも又別に有り、余裕があればいつか聴き比べをしたいとは思っております。演奏本位では本番は素晴らしいランクとします。

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     2009/09/07

    クライスラーという1900年代第1四半世紀を中心に活躍した偉大なヴァイオリラストの名前や自身作曲の小品集(録音盤も含めて)は知っていても協奏曲を収録した盤にはそんなに接してはおりませんでした。1930年代後半に録音したベートーヴェン、メンデルスゾーンのCDをHMVで昨年購入してようやく何とか挽回しようとしております。さて、本盤の演奏収録分はそんなに聴いたわけではありませんが主に1920年代後半・・・私が聴いているCDとは約十年前の収録でよりクライスラーの味わいがつまりより若い頃の19世紀風ロマントーンが表出していると期待されます、余裕があればいつか聴き比べをしたいとは思っておりますが当面この盤の存在価値も踏まえてOK以上ランクとさせて下さい。ブラームスの協奏曲にも注目したいしバッハのダブルコンチェルトも今日スタイルとの違いも味わいたいものですね。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/09/06

    バッハの無伴奏や協奏曲で好演したハーンのバッハの宗教曲中ヴァイオリン・オブリガートの付いたソプラノ及びバリトンアリアのピックアップ2009年録音分でハーンの出しゃばりそうで出しゃばらないが聴きものです。マァ、企画物なので各曲気張らないで演奏をしているし聴く方も肩肘張らず聴けるというものでしょう。懐かしかったのはカンタータBWV58から第3曲のソプラノアリアで私はこのカンタータをリリング指揮のCD盤で聴いており他の演奏を聴いた事がなかったので違った雰囲気での演奏を楽しみました。本盤、最後は勿論と言っても差し支えないでしょう・・・マタイパッションの第39曲のアリアをソプラノが歌ったものであの物悲しいヴァイオリン・オブリガートは単独で聴く分、美しい曲と割り切れるでしょう。業務用かバッハ宗教曲にこれから親しもうかと思われる方には適した盤と申せましょう。

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