CD

ヴァイオリン&ヴォイス ヒラリー・ハーン(vn)、シェーファー(S)、ゲルネ(Br)、他

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCG1466
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

バッハ:ヴァイオリン&ヴォイス
ヒラリー・ハーンの美しきオブリガート

クリスティーネ・シェーファーとマティアス・ゲルネの歌、ヒラリー・ハーンのヴァイオリンの3人が主役となったユニークなバッハ・アルバムの登場。

【バッハのオブリガート】
バッハの声楽作品の特徴のひとつとして、主旋律に絡みあうオブリガート旋律の美しく表情豊かなことが挙げられます。楽器はさまざまですが、特にヴァイオリンが受け持つオブリガートは質・量共に充実しており、声と器楽伴奏の織りなすテクスチュアに絶妙な色合いを加えて、作品をより魅力的なものにしているのがポイントです。

【ヒラリー・ハーンのバッハ】
現代屈指の超絶技巧の持ち主、ヒラリー・ハーンは、日頃からバッハの音楽への傾倒ぶりを語っており、これまでにリリースされたアルバムでもその現代的なアプローチによる心地よい演奏が多くの聴き手を魅了してきました。
 ハーンのバッハ演奏は、抜群のリズム感と完全な技巧がもたらす精緻な造形に、ポジティヴで洗練された音楽性が備わった見事なものです。そこでは、深く気持ちを込める場面でも決して情緒過剰に陥ることがなく、バッハの音楽に求められる求心力が常に堅持されているのが印象的です。
 そんなハーンだけに、声楽にヴァイオリン・オブリガートが絡み合う曲を集めたこのユニークなアルバムでも、決して出しゃばることなくバッハの助奏旋律の美しさを刻印してゆくのですが、その演奏があまりにも見事なために、気がつくとヴァイオリンに耳が傾いてしまっているという場面もしばしばです。
 もちろん、それはもともとバッハの書いた旋律が美しいものだったからにほかならないと思われるのですが、やはりハーンの絶妙な歌い口についつられてしまっているというのが実情かもしれません。

【ユニークな選曲】
楽曲はマタイ受難曲からの2曲に、ロ短調ミサからの1曲のほか、カンタータから9曲が選ばれており、シリアスな情感表現から日常的な感謝の気持ち、明るい気分の表出に至るまで、スムーズな音楽の流れが形成されるよう工夫された配置になっています。

【豊かな表現力を持つ演奏】
そうした音楽の流れが気持ち良く感じられるのは、やはり演奏が優れているからでしょう。シェーファーにゲルネというきわめて強い個性を持った二人の歌手によるここでの歌は、美声や滑らかさよりも、表情や明暗の起伏に富んだ性格のもので、その人間的な歌いまわしと、ハーンのヴァイオリンの天上的な響きの絡み合いは、これらの作品のほとんどが宗教音楽であるという当たり前の事実を改めて思い起こさせてくれるのです。

【収録情報】
J.S.バッハ:
・マタイ受難曲 BWV244から第51曲 アリア「私のイエスを返してくれ!」
・カンタータ第140番『目覚めよ、とわれらに声が呼びかける』BWV140から第3曲 二重唱「いつ来てくださるのですか、私の救いよ」
・カンタータ第204番『私は自分の中で満ち足りている』BWV204から第4曲 アリア「この広い大地の宝が」
・カンタータ第32番『慕わしいイエス、私の願いよ』BWV32から第3曲 アリア「ここ、父の住み家に」
・カンタータ第205番『破れ、砕け、こぼて墓穴を』BWV205から第9曲 アリア「心地よい西風よ」
・ミサ曲ロ短調 BWV232から「私たちはあなたを讃美します」
・カンタータ第157番『あなたを離しません、祝福してくださらなければ』BWV157から第4曲 アリア「そうだとも、私はイエスに固くすがる」
・カンタータ第59番『私を愛する人は、私の言葉を守るだろう』BWV59から第4曲 アリア「すべての王国をもつ世も」
・カンタータ第58番『ああ神よ、いかに多き胸の悩み』BWV58から第3曲 アリア「私は苦難の中でも満ち足りている」
・カンタータ第117番『讃美と栄光がいと高き宝にあるように』BWV117から第6曲 アリア「慰めと助けは、いつかは必ず欠ける」
・カンタータ第158番『平安がお前にあるように』BWV158から第2曲 アリアとコラール「世よさらば、私はお前に疲れた」
・マタイ受難曲 BWV244から第39曲 アリア「憐れんでください」(メンデルスゾーン版)
 ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
 クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
 マティアス・ゲルネ(バリトン)
 北谷直樹(チェンバロ&オルガン)
 ロザリオ・コンテ(テオルボ)
 クリスティン・フォン・デル・ゴルツ(チェロ)
 ヘンリク・ヴィーズ(フラウト・トラヴェルソ)
 ミュンヘン室内管弦楽団
 指揮:アレクサンダー・リープライヒ

 録音時期:2009年4月
 録音場所:ミュンヘン

内容詳細

カンタータや受難曲から素材を集めた、ちょっと変わったバッハ・オムニバス。編成するのにずいぶんと時間がかかったのだろうと予想されるが、豪華メンバーによる演奏内容はまったく文句の付けようがない。特にハーンの独奏はあきれるほどうまい。(白)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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やっと輸入盤が出て手に入れようとしてます...

投稿日:2009/11/11 (水)

やっと輸入盤が出て手に入れようとしてます。日本国内先行販売は不要!はやくよい音楽を聴きたいということに反するし、音楽愛好家をばかにしている点で文化破壊だ。

AntiJASRAC さん | 長野県 | 不明

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すばらしい企画。オブリガードヴァイオリン...

投稿日:2009/11/05 (木)

すばらしい企画。オブリガードヴァイオリンをヒラリー・ハーンが演奏とは! バッハの声楽曲も楽しめるし、ハーンのヴァイオリン中心に聴いても楽しめる。こういうひねりのあるアルバムを他社もどんどん出していってほしい。

カトタイ さん | 埼玉県 | 不明

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バッハの無伴奏や協奏曲で好演したハーンの...

投稿日:2009/09/06 (日)

バッハの無伴奏や協奏曲で好演したハーンのバッハの宗教曲中ヴァイオリン・オブリガートの付いたソプラノ及びバリトンアリアのピックアップ2009年録音分でハーンの出しゃばりそうで出しゃばらないが聴きものです。マァ、企画物なので各曲気張らないで演奏をしているし聴く方も肩肘張らず聴けるというものでしょう。懐かしかったのはカンタータBWV58から第3曲のソプラノアリアで私はこのカンタータをリリング指揮のCD盤で聴いており他の演奏を聴いた事がなかったので違った雰囲気での演奏を楽しみました。本盤、最後は勿論と言っても差し支えないでしょう・・・マタイパッションの第39曲のアリアをソプラノが歌ったものであの物悲しいヴァイオリン・オブリガートは単独で聴く分、美しい曲と割り切れるでしょう。業務用かバッハ宗教曲にこれから親しもうかと思われる方には適した盤と申せましょう。

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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