Top 100 Japanese pops Artists - No.80
2003年9月12日 (金)
永遠の若大将こと加山雄三。ここでは、映画スターとしての彼の歴史ではなく、音楽家としての彼の歴史をクローズアップしています。
加山雄三は1937年、4月11日神奈川県横浜市幸ヶ谷に生まれる。
8歳には、叔母の弾いていた"バイエルンの75番"を、指の動きだけを見てオルガンで弾けるようになる。この頃から音楽に興味を持ち出していたようです。赤ん坊の時に、デキシーランド・ジャズやジョー・ダ二オルスのドラム・ソ口を子守唄に眠ったというエピソードも、今考えると、戦前の日本の家庭で、こうした音楽が溢れていたという、奇跡的ともいえる環境が、彼のオ能を豊かなものにさせた―因であったことを再認識させられる。
中学生時代、通学路の途中に有名なピアニストのレオニード・クロイツァーさんの家があり、いつも立ち止まっていた。その偶然が発展し、クロイツァーさんに紹介してもらった女性にピアノを習いにいく。同時に処女作「夜空の星」を作曲。
17歳では、友人達とスキーで志賀高原に行き、その中の一人がもってきたウクレレを聞き興味を持ち、一時間くらいコーチをしてもらい基礎をマスターした。その後その友人の影響でギターも手にするようになった。
20歳になり、6人編成のカントリー・クロッブスという学生バンドを結成。サイド・ギターとボーカルを担当。パンドのレパートリーはウェスタンとロカビリーがほとんどであったようだ。主な演奏場所は銀座の貸しダンス・ホールや学生パーテイー、米軍横田基地といったところで、この頃の加山の実体験が東宝入社後の"若大将シリース"のスクリ―ン上で見車に再現され興味深い。
当時のエピソードにこういったものがある。
1957年11月、茅ヶ崎に越してきた加瀬邦彦は慶應高校の1年だった。
ある日、加瀬はアメフト部の先輩から俳優・上原謙のクリスマス・パーティに誘われ、生まれて初めてスーツにネクタイ姿をして上原家を訪ねた。そこで当時慶應義塾大学2年生、あとの加山雄三に出会うのである。1957年12月23日、その日から加瀬邦彦のザ・ワイルド・ワンズの歴史がスタートしたということである。
加瀬は加山のことを兄のように慕い、加山からサーフィン、ヨット、そしてウクレレ、ギターなどを教わった。その付き合いは、その後40年以上にもわたったようである。
1960年、映画「男対男」にてデビュー。
東宝入社後の61年に、東宝創立30周年の祝賀パーテイーのために、加山は藤本プロデューサーの命を受けて東宝の俳優仲間とバンドを結成している。ギター、ヴオーカルの加山と二瓶正也(ドラム)、津田 彰(ギター)、佐竹弘行(ベース)、白石剛敏(ぺダル・ステイール)というラインナップで、幅広いレパートリーを演奏したようだ。バンド名を、加山が好きな船が進水する(Lunch)という意味でザ・ランチヤーズと命名された。
さらに、数々の映画にもの凄いスピードで主演し、映画『大学の若大将』の公開に合わせて、「大学の若大将/夜の太陽」で東芝レコードより歌手デビュー。さらに翌年にも、映画に合わせて「日本一の若大将/一人ぼっちの恋」をリリース。
当時、アメリカで主流になりつつあったテイーン・ポップのヒット曲に、日本語詞をつけて日本人歌手が歌うカバーの時代の創世期で、空前のエレキ・ブームやグループ・サウンズの大ブームの時代までこうしたポップ・ミュージックが意外に長く流行することになる。学生時代のバンド経験からポピュラー音楽を愛好した加山にも、―見、こうしたカバー・ポップ歌手のイメージがあるが、彼の音楽はあくまで米国の音楽を直接体験して、―切のフイルターを通さずに創造されているところが興味深い。
1962年に映画「日本―の若大将」の宣伝用に、サン出版でフォノシートとしてリリースされた、「ブルー・スウェードシューズ」や「グリーン・フイールズ」等の楽曲で、これらの―部が加山ひとりによる多重録音で制作されていることに驚かされる。
そして1965年、28歳の時にレコード「君といつまでも/夜空の星」をリリース。これが爆発的大ヒットを記録し、レコード大賞特別賞を受賞。翌年には数々のレコードを立て続けにリリースする。
30代になってもリリースを続け、1970年33歳の時に女優松本めぐみとカリフォルニアの教会にて結婚式をあげる。その後も映画からテレビ方面に露出は変更しながらも、音楽家としての作品を続々とリリース。
1986年にNHKテレビではじまった「加山雄三ショー」では、多彩なゲストが毎回出演して話題となったが、久しぶりに加瀬邦彦らワイルドワンズのメンバーをバックにエレキ・ギターを演奏する姿も見られるようになり、"エレキの若大将"の復活も予感させたのだった。さらに加山の60年代作品の本格的復刻リリースが盛んに行われるようになった。入念なリマスタリングによって、往年の加山作品が新しい感動をもって蘇ることで、すでにレコードを持っている昔からのフアンも復刻CDを買いに走るという現象が起こった。
そしてハイパーランチャーズになった。
子育ても終えて又ギターでも弾こうかなと思っていたときザ・ワイルド・ワンズの島英二氏に「ベンチャーズごっこやりましょう」ともちかけられモズライトを弾き、数人のメンバーを集めたびたび自宅で遊んでいたところ、一度コンサートをやってみようか!となりハイパーランチャーズ結成に至る。1994年2月頃の事である。
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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オン・ステージ〜ザ・ランチャーズと共に
加山雄三
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Top 100 Japanese pops Artists The List So Far....
- 1. Southern All Stars
- 2. YMO
- 3. Yumi Matsutoya
- 4. Happy End
- 5. Hibari Misora
- 6. Tatsuro Yamashita
- 7. Momoe Yamaguchi
- 8. Yosui Inoue
- 9. Eiichi Otaki
- 10. Seiko Matsuda
- 11. Ryuichi Sakamoto
- 12. Keisuke Kuwata
- 13. Motoharu Sano
- 14. Eikichi Yazawa
- 15. Flippers Guitar
- 16. RC Succession
- 17. Kenji Sawada
- 18. Kyu Sakamoto
- 19. Blue Hearts
- 20. Miyuki Nakajima
- 21. Tetsuya Komuro
- 22. Boowy
- 23. Yutaka Ozaki
- 24. Hikaru Utada
- 25. Tamio Okuda
- 26. Mariya Takeuchi
- 27. Mr Children
- 28. Kazumasa Oda
- 29. Spitz
- 30. B'z
- 31. Pizzicato Five
- 32. Off Course
- 33. Murahachibu
- 34. Pink Lady
- 35. Tulip
- 36. Ringo Shiina
- 37. Toshinobu Kubota
- 38. Char
- 39. Godiego
- 40. X Japan
- 41. Yujiro Ishihara
- 42. Ayumi Hamasaki
- 43. Cornelius
- 44. Haruomi Hosono
- 45. Dreams Come True
- 46. Takuro Yoshida
- 47. Anzenchitai
- 48. Checkers
- 49. Candies
- 50. Yasuyuki Okamura
- 51. Misia
- 52. Minako Yoshida
- 53. Namie Amuro
- 54. Taeko Onuki
- 55. Akina Nakamori
- 56. Tsuyoshi Nagabuchi
- 57. Alice
- 58. L'Arc〜en〜Ciel
- 59. Shogo Hamada
- 60. Tatsuya Ishii
- 61. Unicorn
- 62. Chage & Aska
- 63. Dragon Ash
- 64. Hi-standard
- 65. Glay
- 66. Masayoshi Yamazaki
- 67. Akiko Wada
- 68. Moon Riders
- 69. Smap
- 70. Tomoyasu Hotei
- 71. Tokyo Ska Paradaise Orchestra
- 72. Lisa Ono
- 73. Blankey Jet City
- 74. quruli
- 75. Roosters
- 76. Kyosuke Himuro
- 77. Michelle Gun Elephant
- 78. Denki Groove
- 79. Kenji Ozawa
- 80. Yuzo Kayama
- 81. Yellow Monkey
- 82. Jacks
- 83. Fishmans
- 84. Noriyuki Makihara
- 85. Ken Hirai
- 86. Yonin Bayashi
- 87. Rip Slyme
- 88. Princess Princess
- 89. Original Love
- 90. Luna Sea
- 91. Mute Beat
- 92. Alfee
- 93. Hiroshi Fujiwara
- 94. Sadistic Mika Band
- 95. Mondo Grosso
- 96. Judy And Mary
- 97. Zeebra
- 98. Crazy Ken Band
- 99. Ua
- 100. Begin