アンジェラ・ヒューイットのフォーレ

2013年7月1日 (月)

ヒューイットのフレンチ・プログラム！
ラヴェル、シャブリエ、ドビュッシーに続くヒューイットのフランス音楽

ラヴェル、シャブリエ、ドビュッシー、バロックのラモーやクープラン。世界中で最大級の称賛を受けてきたアンジェラ・ヒューイットのフレンチ・レパートリーに新たに加わるのは、ガブリエル・フォーレ。
　フォーレの創作期第２期の傑作であり、ピアノ作品の代表作でもある1895年に50歳で作曲された『主題と変奏』、『ヴァルス・カプリス』と『夜想曲』からのセレクション、そして師であるサン＝サーンスに捧げられた1879年作曲の初期の名作『バラード』。シャブリエやドビュッシーでも披露してくれた、いつもながらの見事なプログラム構成、ヒューイットの両手から生まれる１音１音からは、シリアスで内省的、時に優雅な表情だけでなく、その奥に光る「愉悦」が聴こえてきます。
　アンジェラ・ヒューイットのピアニズム、イタリアの銘器ファツィオーリの響きが、未だ見ぬフォーレの世界への招待状となることでしょう。（東京エムプラス）

【収録情報】
フォーレ：
・主題と変奏 嬰ハ短調 Op.73
・ヴァルス・カプリス第1番イ長調 Op.30
・ヴァルス・カプリス第2番変ニ長調 Op.38
・夜想曲第5番変ロ長調 Op.37
・夜想曲第6番変ニ長調 Op.63
・夜想曲第13番ロ短調 Op.119
・バラード 嬰ヘ長調 Op.19

　アンジェラ・ヒューイット（ピアノ／ファツィオーリ）

　録音時期：2012年8月11-14日
　録音場所：ベルリン、イエス・キリスト教会
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）