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トップ > My ページ > greyfalcon さんのレビュー一覧
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4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/03/12
演奏には何も言うことはないですね。典雅この上ない優美なモーツァルト。ワルターしか成し得ない、未来永劫人類の至宝です。ただ、交響曲のステレオ録音については、ハイ上がりの音質という意見に同意します。マーラーは素晴らしい音質だったのに残念です。モーツァルトだけに、もう少し柔らかな音にしてもらいたかったなぁ。硬いとまでは言えないが、最高音域がキンキンするのが残念でならない。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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6人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/03/11
マスタリングに驚きました。クリーブランド管の音はビロードのように柔らかいものだったそうですが、CBS傘下のEPICの録音が硬く乾いた潤いのないものだったので、来日公演で初めて実際に聴いた人々は仰天したといいます。このマスタリングは本来のクリーブランド管の音を彷彿させる潤いのあるもので、従来の音質からは一変してます。セルの厳しい古典美はその分後退したようにも聞こえますが、私はこの優美さを増した音質には大賛成です。これが本来の音に近いんですから、当然です。このシリーズで全部出してくれないかなーと思っているくらいです。この瑞々しい音質で聴くセルの端正な古典美あふれるベートーベンは素晴らしいの一言です。
6人の方が、このレビューに「共感」しています。
6人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/03/07
室内楽がみな聞き物です。シェリング、フルニエとの共演は当然として、期待していなかったガルネリSQとの共演も、こってり濃密なブラームスを満喫でき、思わぬ掘り出し物で得した気分。協奏曲はライナーとの1番が、さもありなんという秀演。独奏曲も佳演で、お腹一杯になれますよ。piano trio だけは持ってましたが、もちろん音は非常に良くなってました。ブラームス好きなら、絶対買いです!
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/03/06
リマスターで音質向上を期待しての買い直し。非常に柔らかなアナログ的な音質で蘇っており、今までで最高の音質だと思います。ダイナミックレンジを広大にとっているので、全体的にカッティングレベルが低いが、マスターテープのダイナミックレンジをそのままに近い形でCDに刻んだもので、LP時代には不可能だったことです。ボリュームを上げれば良いだけのことだから、歓迎すべきでしょう。古いモノラル録音が驚異的な音質で蘇っているのには本当に驚きました。これが一番の収穫かもしれないです。ワルターファンのみなさん、なくなる前に早く買いましょう。私も3ヶ月待ちで諦めかけていたところでした。完売は近いと思いますよ。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/02/28
10年以上前の国内盤から音質向上を狙っての買い直し。素晴らしく鮮明な音質になっている。楽譜をめくる音はもとより、いろんな物音まではっきり聞こえる(ヘッドフォンで聴いた時)。ただ鮮明すぎて多少聴き疲れがするかも。LIVING STEREO シリーズと同じマスタリングにしてくれたら良かったのになぁ(ジャケットはオリジナルデザインだから同じだけど)。 演奏は豪快なミュンシュ節が炸裂した名演だ。速いテンポでグイグイたたみかけるその迫力はやっぱり大したもの。超ラテン的に晴れ渡ったすがすがしいベートーベンが聴ける。迫力だけでなく旋律を歌わせるときの瑞々しさも特筆もの。第九は2回続けては聴けない曲だが、ミュンシュのはお代わり3杯はいけるから不思議。同じような演奏ばかりじゃつまらない。ラテン的ではあっても重量級の演奏は少ないから貴重です。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/02/15
地味と言えばこれほど地味な演奏はないだろう。見得を切ったりこれ見よがしなことは一切しないで、ただひたすらバッハに全てを捧げて誠実に弾いていく。ズスケの人柄そのものだ。ちょい聴きには生ぬるく聞こえたとしても無理はない。とにかくこの畢生の大作を演奏するという気負いさえもない。この人はそんなことはどうでもいいのだ。聞き手を全く意識せず、ただ作品とだけ対峙する、というのはプロの演奏家としては極めて異例だろう。誠実とか真摯とかに価値を見いださない人はこの演奏に何の価値も見いだせないだろう。キング盤は暖かいアナログ的な音作りでこれまた地味な音だが、実はハイファイである。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/02/15
ドヴォルザークの弦楽六重奏曲、弦楽五重奏曲 /ウィーン八重奏団 のCDレビューでこのレーベルのマスタリングを酷評してしまったが、あれはCD1はともかくCD2を聴くとそれほど酷いわけでもなかった。だが、このLPでさんざん聴いた演奏を聴いても、何か情報が欠落したマスタリングだという印象がぬぐえないのだ。演奏自体は、どこまでも柔らかく甘くウットリする程たおやかに歌い込まれた、もはや絶滅したウイーンスタイルを記録した名盤だと思うのだが、どうしても昔日の感動が得られないのが悲しい。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
8人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/02/15
これは初めて聴く演奏だが、まず、 mejiさんのレビューの通り音がいい!オケもヘルシンキ盤より編成が大きくスケール感がある。とはいえ、透明感や寂寥感はヘルシンキ盤がまさり、聴いた後に残る充実感もやはりヘルシンキ盤の方が上だ。でも、廉価版1枚分で買えるんですから、シベリウス好きなら買っておいて損はない立派な全集であることは間違いないです。
8人の方が、このレビューに「共感」しています。
10数年前の国内盤からの買い換え。音がすばらしく鮮明になっていて大満足。最近のリマスタリング技術はほんとに素晴らしい。が、広島のパヴァンヌさんのおっしゃる通り4番は高域がすっぽり抜け落ちたような帯域バランスになっている。これは録音時のマイク等の機材の関係か、セッティングミスによるものだと思われる。だとすれば、リマスタリング技術者はフラットにすれば良くなることが分かっていても、オリジナルマスターを尊重するあまり、いじる勇気がないであろう。絵画の修復でも退色した色を足したりはできないのと同じだ。帯域バランスをいじるのは音の根幹に関わるものだから良心的な技術者ほど躊躇すると思う。文化遺産に安易に修正を加えることは許されないという意識が働くからだ。これはこれで我慢するしかないのかな。私はイコライザーはおろか、アンプにはトーンコントロールも付いてないし・・・頭で補正するしかない・・・ 演奏はミュンシュらしいカラッとした男性的なブラームスです。こってり濃密なブラームスももちろん好きだが、たまにはこういうブラームスもありですよ。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/10/26
私の持っているのは Mercury の Living Presence 盤だが、音が生々しくケルテス盤よりずっと音が良い。このオペラの異常な緊張感を見事に表現しきったすばらしい名演だと思う。一瞬の弛緩もないドラティの棒のもと歌手の二人も熱唱しており、一気に聞き終えてしまう。私見ではこれがベストだ。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/10/05
私の一番の愛聴盤はロスアンヘレスだが、その次はテカナワとアップショーだ。アップショーの歌唱は美しいが、曲想に対してやや知的に過ぎ、表情づけが過剰なのが気になる。テカナワは発声法が今一気に入らないが、美声で表情づけも濃すぎないところが良い。この Double Decca 盤は随分前のマスタリングだが、音は今でも十分良い。
6人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/07/10
手持ちが80年代の古い盤ばかりだったので買い直した。音が柔らかくふくよかになって格段に良くなっている。このCBSのセッションは出た時から音が悪く(最初期デジタルの硬い薄っぺらな音か、アナログは逆に抜けの悪いこもった音で)録音年からすると水準以下の音に変わりはないが、これでなんとか聴ける音になったと思う。クーベリックはライブとセッションの乖離が甚だしい。(おかげで海賊版をしこたま買わされてしまったが、音以外の演奏面でハズレをつかんだことはない。)セッションがつまらないとはいえ、これだけの巨匠だから、凡百の指揮者とはやはり格が違う。モーツァルトはゆったりめで恰幅が良い。少し予定調和に過ぎるかもしれないが、立派な演奏。シューマンは馥郁たるロマンが香り立ち、爽やかで若々しい。見通しが良く、もたれず晦渋さはない。名演の部類に入れても良いと思う。ブルックナーはセッションなので抑えめに進めていくが、やはり次第に熱気を帯びてきてライブの時の片鱗をちらりと覗かせる。こうして良くなった音で聴き直してみると、今まで思っていた以上に立派な演奏だと改めて気づかされる。癌にさえならなければ全集録音になっていたであろうに、返す返すも残念だ。というわけでセッション録音にもクーベリックの凄さはちゃんと入っていたのだった。
6人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/07/04
Beethoven などと比べると Chopin は数段落ちると感じていた私の認識を変えてくれたのがマガロフだ。15年くらい前ノクターンを聴いたとき余りの美しさに絶句。マガロフの Chopin は神々しいまでの美しい音色で、純音楽的に楽譜通りに弾いていく。なのに哀しみが曲の隅々まで染み通っているのだ。純粋で透明な清らかな哀しみに満たされて、心が洗われていく至福の時。聴き手にに媚びたり、ひけらかしたりというあざといことは一切しない。こんなに格調高い Chopin はマガロフ以外には聴けない。エチュードやソナタなどのテクニックを要する曲でも破綻はない。若い頃はかなりのテクニシャンだったはずだ。そりゃポリーニのエチュードは凄いが、私はマガロフのテクに不満はない。よくぞこんな全集を遺してくれたものだ。神に感謝したいくらいだ。音楽評論でマガロフはほとんど取り上げられないが、私はマガロフの Chopin を評価しない評論家などは絶対に信用しない。Chopin が孤高の独立峰であることを証明する歴史的名盤と言える。ニュートンは初めて買うレーベルだったので音が心配だったが、音はかなり良い。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/06/23
30年位前だったか、クルト・トーマスのことは何も知らずに聴いたこの140番が、最初の出会いだった。カンタータ自体それ程聴いていた訳でもなく、ただ、グリュンマーとギーベル目当てにたどり着いた盤だった。心に染み入る演奏だったので、カンタータも結構いいじゃないか、ということで他にも聴き漁りだしたが、感動するような演奏にはめったに当たらなかった。トーマスの盤は外れは1枚もなくどれも素晴らしかったが、世評には全く上がってなかったので怒りさえ覚えたものだ。 このCDはかなり前のものだが、音は鮮明でまずまず。が、いいかげんリマスターしてくれよな。だが、未だに廃盤になってないところをみると、世の中には目利きも多少はいる、捨てたものではない、ということか。しかし、トーマスほどの実力者が西側に亡命後さっぱり日の目を見なくなったのは残念としか言いようがない。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/06/16
もう30数年前に初めてこの演奏を聴いたときの衝撃は忘れられない。さんざん「下手くそ、音が汚い」という悪評を聞いていたので、おそるおそる針を落とした3秒後には居住まいを正していた。真剣の切っ先のような気迫が音にみなぎって迫ってくるのだ。 そもそもヴァイオリンを聞くのは美しい音色に魂を癒されたいからだ。美しくないヴァイオリンなど「萎れて枯れた花」であって商品価値はないはずだ。が、たどたどしくよろよろと弾いていく汚い音からほとばしる異常な気迫が、「嘘や飾りのない剥き出しの真実」を突きつけてくるのだ。峻厳な精神の追求の果てにたどり着いた孤高の境地が、こんなボロボロの外観でしか提供されないとはとても涙なくしては聴けないではないか。こんなに崇高で気高い無伴奏は他には聴けない。唯一無二の他をもって代え難い名演だと思う。もちろんグリュミオーを始めとする名だたる美音家の無伴奏も愛聴しているが、この演奏が無伴奏の一つの最高峰であることに変わりはない。
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