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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2018/12/11
自信過多の夫と取り立てて取り柄のない控えめな妻。結婚12年めの夫婦。ある日、妻がバリ人である他の男の子供を身籠る。夫婦どちらにも共感出来ない。 ましてやその子供を生みたいと言い出す妻には。そして30年後、日本人離れしたプロレスラーが脚光を浴びる。ふたつの時間軸がラストで交わる感じが見事。
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風太郎、悟浄、バベルと最近の万城目さんの作品は少し湿っぽさがあるのが続いたけど、今作は万城目らしいポップなファンタジーで 楽しかった。主人公はオチャメな縁結びの神様。恋愛成就にノルマがあったり昇進だったりと神様の裏の世界を覗けた感じ。 さすがの設定とテンポの良さはさすがでした。
最近地上波でウォーキングデッドを放送してくれてるので、またシーズン1から見れて嬉しいって事で ゾンビ繋がりで初めての羽田さん。 著者自身が小説家として体験してきた葛藤や怒りなどが皮肉を込めてぞんぶんに詰め込まれた文章は ゾンビと言うフォーマットを借りて書かれた風刺小説みたい。 個人的には後半の文脈的なお話より前半の今から何が起こるんだろう的な話の方が好みでした。
ちょっとした出来心でオレオレ詐欺を働いた1人の男。その日を境に、俺が増殖されていく。 同僚、友人、他人、そのほとんどの人間が俺で侵されていく。 俺、俺、俺、俺、俺、俺だらけの世界。石田徹也のカバーイラストがしっくりくるカオスで奇妙な異空間。
高齢化社会による医療費や保険制度が行き詰まり、その打開策として施行される「七十歳死亡法案」。 誰しもが七十歳を迎えると死ななければならない。タイトルだけを見るとショッキングだけど 低賃金や少子高齢化や老々介護など、今の日本の課題をまんま物語に落とし込んでいて 将来を考えさせられる一冊。
主人公である高校生それを取り巻く人達、それぞれの視点で描かれたお話。 テーマとしては「生」と「性」。前半部分は「性」が中心に描かれているので、読み進めるのに難航したが 後半に向けての疾走感と助産師さんの話の部分にすごく光を感じた。 出て来る人達、それぞれがどうしようもなく救いようのない人達。間違いと正解を繰り返しもがき苦しむ。 それがすごくリアルだし重く切ない。
裕介から世界観になるまでの決してサクセスストーリーではなく、数あまたいる売れないバンドマンの リアルな日常。インディーズの頃からクリープハイプとして成功してもなお一貫して、皮肉や怒りや 斜め上から表現する歌詞が変わらない。ロックバンドとしてのあるべき姿。
中学生になる息子が同級生を殺害してしまった。この話は主人公は加害者の父親。友達だった二人がなぜ被害者と加害者になってしまったのか。 いじめられた事が原因で殺人を犯してしまった息子の”心を殺すのは許されるのに、どうして体を殺しちゃいけないの?”この問いがこの本のすべてだと思う。
結婚詐欺連続不審死事件を起こした木嶋佳苗の事件をモチーフにした小説。 .女性関係のドロっとした感情やヒリヒリする緊張感などの表現が抜群。 この小説を知った木嶋佳苗が激怒し「私は「BUTTER」の梶井真奈子とは違うので サンヨーの桃缶ではなくピンク色の和紙に包まれた金色の桃缶を食べています。」と 日記に書いたみたいやけどこの文章こそが”らしい”なぁって思った。 相変わらず柚木さんは料理の描写が上手くそのハイカロリーな料理と人間関係と ページ数でどっぷり疲れた。
世界中で知られている真実。ゴッホが自分の耳を切ったと言う出来事。その事件の真相を知ろうと 著者があらゆる資料に目を通し調べ上げる事で見えてきたもの。 ゴッホの狂気的な部分、そして人間的な部分。その両方が垣間見れる。
学生時代から最近の事まで、小説のこと、奥さんの事、京都の事、スランプの事など14年分の森見登美彦が詰まったエッセイ集。
旅の始まりは今まで史上、最悪と言うべき出来事の連続やけど、 それでも心が折れずに相手の懐に飛び込んで行く姿は流石のたかのてるこ。 そしてこの旅をきっかけについにOLを卒業し本格的に旅人となった。
大阪市内は平野の為、起伏がほとんど存在しない。そんな中、寺町となっている 上町台地周辺には多くの坂がある。その坂の代表的なのが天王寺七坂。 その7つの坂を舞台に描く、ほんのり怖い怪談集。
火花同様、ジメッとした閉塞感が全体を占める。売れない劇団の売れない脚本家の主人公が とにかくクズ。本人も薄々気づいていても、それを隠すように理論武装して自尊心を保つ。 それを甲斐甲斐しく寄り添う彼女とのちょっと歪な恋愛小説。
応援していた地下アイドルが殺人容疑で捕まる。模倣する事によって自分に容疑を向けようとする 男子高生。なんのためらもなく日常的に殺人を重ねていく狂気的な怖さ。 死と青春が隣り合わせで共存する 詩人ならではの特異な文体で躍動感があり不安定な17歳の心情や葛藤が生々しく描く。
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